クラスはみんなで作るもの

2015.09.13 Sunday



月に1〜2回、愛知県の豊橋に出張お稽古に行っています。
その名も、「なかよし太極拳クラブ」。
生徒さんがつけてくださったクラブ名です。

友人でもある生徒さんと、ほぼプライベートレッスンで始めたのが
約1年半前のことです。
最初は生徒さんお二人で始めたお稽古も、もうお二人増えて、にぎやかになってきました。

そんな「なかよし太極拳クラブ」の新たな挑戦が。。。
なんと、お稽古でお借りしている施設のイベントに出演しようか、というたくらみがあるのです。

半年ほど前、別の施設でイベントが開催されているのを見たときに、
「知っていたら、出演しちゃったりしたかもね(笑)」という冗談交じりの話から
「目標があったほうが、頑張って練習する!」という生徒さんの声もあり、
「機会があったら、出るのもいいね。」と言っていたのです。

そんなときにひょっこり出てきた、今回の施設のイベント。
エントリーは本日ということで、日程を確認して、その場でほぼ決めてしまいました(笑)。

すごいと思うのは、わたしが「出ようね」とお勧めした話ではないのです。
生徒さんのアイディアなのです。

「どうせみんな、中央の先生を見るから大丈夫」という生徒さんに、
「えっ?太極扇は、わたしは出ません。見てます」と、わたし。
「えーっ!!!」

最初からお稽古している生徒さんお二人の希望で、教え始めたのが武当太極扇です。
お稽古を始める前に「扇を開けないと動きの練習に入れないから、それぞれ練習しておいてね」と
扇を渡したところ、最初のお稽古にはちゃんと、開けるようになってきたのです。

これは、本当に偉いことなのです。
扇は、手首をほとんど振らずにお腹の力を伝えて開きます。バラバラと音を立てるのもダメで
「1」というタイミングで開かないといけません。
指もリラックスしていないと、扇を開くのを途中で止めてしまいますし、開いたら今度は指で固定しないと
バラバラしてしまいます。
近くに指導してくれる人もいない中で、ちゃんと開けるようになっていたことは
本当にすごかったです。

そこから約半年で動きをほぼ覚えて、その後は体をやわらかく使って、安定して動けるようになるために、
太極拳を中心に練習し、ときどき扇の練習に戻ってみる、ということを続けてきました。
この練習方法は、わたしの中国の先生のアドバイスでもあるのですが、
ときどき扇に戻って練習してみると、前よりも上達しているのがわかります。

一生懸命、まじめに、そして何よりも「楽しい〜」とお稽古してくださることが、
本当にうれしいです。
クラブ名のとおり、なかよく続けてこられていることにも、すごく感謝しています。

中国の武当山でお稽古していたときに、、先生がおっしゃっていた言葉があります。
「まず、自分が楽しくて気持ち良いのが一番。そして見る人も楽しく、気持ちよくなるものが良い太極拳」。

今まではクラブの中や、知り合いの前でしかやってみたことがなかったものを、
今度は知らない人々の前でやってみることになります。

楽しい、という気持ちを大切にして、それを体で表現する演武は、コミュニケーションのひとつです。
わたしは観てくださる人々との交流も、とても好きなのです。
はじめて会った方と笑顔で交流できたり、笑顔の人の輪が広がることが、好きなのです。

イベントまであと2か月。お稽古は2回です。
掲示スペースもあるらしいので、武当山の紹介なども考えています。

新しい生徒さんお二人には、まだお話していないのですが(笑)、
お二人にもどこかで出演できるように、できる限りサポートしようと思っています。
お祭りのようなものですし、みんなで楽しめるのが一番です。

クラブは、先生だけではなく、みんなで作るものだと思っています。
集まってくださる方によって、変わっていきます。
そんな変化を一緒に経験させていただくことには、感謝という言葉しかありません。

本当にいつも、ありがとうございます。
 

からだにおいしいごはんを食べる

2015.09.06 Sunday


(汁なし担担麺の具を入れたところ。この上に麺をいれて混ぜていただきます)

太極拳をきっかけに、興味をもって始めたことがいくつかあります。
そのうちのひとつ、今のわたしにとても大切なことが、
「からだにおいしいごはんを食べること」です。

わたしたお稽古に行っている中国の武当山は、漢方もさかんです。
4年前にお稽古から帰ってきて、「今度は漢方も勉強したいな」という話を
知人にしたところ、「薬膳料理の方がおすすめ。毎日の生活に取り入れやすいし、
おいしくてからだにも良いから」というアドバイスをいただきました。

それからほぼ毎月1回のペースで、お稽古に通っています。
どの季節に何を食べるか、どんな食べ方をするかを学んでいくことで、
わたしのからだはずいぶん、元気になりました。

元気なからだのためには、太極拳のように体を動かして、不必要な緊張を取り、
必要な筋肉をつけていくことも大切です。筋力、特に足の筋肉は、
下半身に6割あると言われている血液を心臓までおくるポンプの役割をしてくれて、
心臓に負担がかかりすぎないように助けてくれます。
無駄な緊張が取れれば、横隔膜がやわらかく上下運動して内臓のマッサージにもなるため、
内臓を活性化の助けにもなります。

でも体を動かすだけでは足りません。
エネルギーになるための、水分、栄養分をとっていくことも大切です。

薬膳は、病気になりにくいからだを作るために役立ちます。
ポイントは、自分の体質にあったものを食べる、旬の食材をとる、バランス良く食べることです。

最初の体質にあったものについては、自分で探っていくしかありません。
何を食べた後に調子が悪くなったのか、何を食べていると良いのか、
自分の様子を観察して学んでいきます。

あとの二つ、旬の食材を取ることと、バランス良く食べることは、共通しています。
まずバランスは、1日の中で五色(緑、赤、黄、白、黒)と五味(酸味、苦味、甘味、辛味、塩味)
を取ることを心がけます。
五味五色を基本とし、さらにそれぞれの季節に関連する色と味を、多めにとります。

春: 緑、酸味 ー肝臓
夏: 赤、苦味 −心臓
土用:黄、甘味 −胃、消化器系
秋: 白、辛味 −肺
冬: 黒、塩味 −腎臓

右に書いた臓器は、それぞれの季節にダメージを受けやすい場所です。
なお土用は、四季の変わり目にはすべて存在するのですが、夏から秋にかけての
変化が一番厳しいため、立秋までの18日間をちょっと特別扱いしています。
日本でも土用の丑の日があるのは、同じような理由だと思います。

今は秋ですので、白を多めなのですが、実際には前の季節の色も意識して、
黄色、白を多めにます。
今の時期、夏の暑さが体内にこもりやすく、体の内部や血管が熱によるダメージ
を受けやすくなります。咳が止まらなかったり、鼻水が出るのは、その影響である
可能性が強いそうです。
この状態で肺が弱りやすい秋に入っていくと、咳がとまらなかったり、肺関係の病気に
つながってしまうこともあります。
黄色い食べ物は粘膜を修復する作用もありますし、さらに白で肺をケアします。

薬膳というと、漢方を想像する場合もありますが、漢方薬は基本、薬ですので、
毎日の生活では取りません。いざというときに効かなくなってしまうこともありますし、
未病(病気にならない)からだを保ち続けるためであれば、普通の食材でも十分です。
(病気があったり、体質によって、お医者さんから薬や漢方をすすめられている場合は別です。)

しかも漢方薬はたいてい、「おいしい」味ではないと思います。
毎日、旬のものをバランスよく、おいしく食べることが、大切です。
30歳を過ぎている人なら「おいしい」と感じるものはからだが必要としているもの、とも言われています。
(それより若い人や子供の場合、自分に必要な要素がわかるほど育っていないそうです。)

ちなみに、白の例は、かぶ、大根、白菜、じゃがいも、サトイモ、長芋、レンコン、もやし、です。
なすは、中身が白、外が黒です。

今、食べるものが、3か月後のからだをつくります。そして、3年後のからだにもつながります。

ちょっとした知識をつけることで、毎日を元気に過ごす人が増えることを願って、
自由が丘の教室では、会場の都合が許す限りですが、
お稽古後に「ワンコイン(500円)ランチ」をしています。
メニューはささやかですが、できるだけ手作りで、
生徒さんにも準備やお片付けをお手伝いいただきながら、
季節の食べ物や食べ方のご紹介もしています。

料理教室ではありませんし、座学ほど大げさでもありません。
食べながら、ちょっとしたポイントが記憶に残っていくといいな、と思っています。

何よりも、一緒に食べるごはんは、おいしいです^^。
こんな小さいところから、人とのつながりも育っていくと思っています。

わたしに薬膳を教えてくださっているパン・ウェイ先生には、感謝をこめて。
わたしは先生の、食に対する丁寧な向き合い方を、とても尊敬しています。

(参考文献:「薬膳料理教室の体においしいごはん」パン・ウェイ著 成美堂出版)












(汁なし担担麺、麺を混ぜたところ。8月29日のメニューです)












(水餃子。生徒さんが包んでくださいました。9月6日のメニューです)


(自由が丘教室の会場、シェア奥沢です。ここは食、アートなど
共通の関心をもとに人々が集う場所です。イベント時には、参加された方が
軽食や食事を一緒にされることも多いです。)
 

ゆっくり動ければ、早く動ける

2015.09.02 Wednesday



太極拳は、ゆっくり動きます。
そのためか「ゆっくりだから誰でもできるよね。運動が苦手な人も、お年寄りでも。」と
言われることもあります。
ゆっくり=簡単、早い=難しい、というイメージがあるのかもしれません。

確かに、ゆっくりだから誰でもはじめやすいというのは、あると思います。
でも実は、早く動けるようになるために、ゆっくり動く練習をするという面もあるのです。

誰よりもゆっくり動ける人は、誰よりも早く動けます。

中国武術では、体を放松(Fàngsōng)という状態にします。
リラックスや脱力、と訳す場合もありますが、本当にリラックスしたり脱力すると、
人間は立っていられません。
立つことは、下に向かう重力に対して、上に向かう力が働いているからです。
そのため、立つために必要な筋力は使って、必要ないところはリラックスさせます。
例を挙げると、足は頑張りますが、肩(僧帽筋)や腕はリラックスさせます。

中国武術は、気(エネルギー)の流れを大切にします。
そもそも中国の文化は気の流れの文化とも言われます。
中医学から始まり、中国武術も、古琴などの音楽も、
みんな気が滞りなく流れることを目指します。
それが自分も気持ち良く(健康にもよく)、周りの人も気持ち良い状態、と言われています。

もし立っているときに腕や必要のないところに力が入っていると、
気がスムーズに流れず、滞ってしまいます。
そもそも緊張が強い状態では血液の流れも滞りがちになり、冷え症にもなりかねません。
血も気も流れなければ、力も出ません。

ゆっくり動く練習をする理由は、ここにあります。
ひとつひとつの動作で、無駄に緊張しているところがないか、確認しながら動くのです。
緊張があることに気づいたら抜いて、の繰り返しです。
慣れるまでには時間がかかります。

さらに、ゆっくり動くことは、ごまかしがききません。
わたしはためしに上着をゆっくり着てみたことがあります。
どの筋肉が動くのか、確認しながら着るのです。
ものすごく時間がかかり、さらにどうやって着ればいいのかわからなくなりました(笑)。
でも、外から見ていた人には、とても優雅に見えたそうです。
丁寧に動いているからだと思います。

無意識に上着を着られることは、忙しい生活では必要なのかもしれませんが、
ゆっくりやってみることで、自分の体をもっと細かく、丁寧に使えるようになります。
ゆっくり動くためには、そこそこの筋肉も必要です。勢いでカバーできないからです。
ですから、必要な筋肉も鍛えられます。
「鍛えたいときにはその筋肉を意識してする」というのと同じことです。

こんな練習をゆっくりやっているからこそ、いざというときには誰よりも早く動けるようになります。
筋肉で動きを遮断することなく、体の末端まで力が通るからです。

ゆっくりした練習をせずに早い動きをすると、勢いでやる雑な動きになったり、
筋肉で”頑張って”動かそうとする動きになり、本人も大変です。

本来は、頑張らなくても、頑張らないほうが、早く力強く動けるのです。

さらに、放松の説明で書いた「上に向かって伸びる力が働いている」ことも、
早く動くための大切なポイントです。
冒頭の写真は、仆歩(pubu)といい、重心は主に曲げた脚にかけますが、座りません。
座ってしまうと、より重力に身を任せるのに近い状態になり、すぐに次の動作に行けないからです。
このように、どんな動きをするときにでも、上に向かって伸びていることを意識することが大切です。
それは、ひざを痛めることの防止にもなります。

やることはたくさんあります。時間もかかります。
でも、良いことは、誰にでもできることです。それなりの行程をへて、時間をかければ、です。
慢慢学(Màn man xué)、ゆっくり学んでいきましょう(と、当然、自分にも言っております)。
















(中国、武当山の夏)








 

丹田で読んで、丹田で話す

2015.08.29 Saturday


(信州で出会った、おとぼけウェルカムポストくん)

わたしは結構、せっかちです。

本を読むのも早く、”ななめ読み”もします。
人の話は半分くらいで「わかった」つもりになり、
早合点してしまうこともあります(失礼な話です。ごめんなさい)。
そこそこ弁も立つので、ぺらぺらと、どんどん言葉がでてくることもあります。

でもこの状態が居心地がよいかというと、そうではありません。
頭だけがくるくる回っている状態なので、首から下が置いてきぼりになっているのです。

最近、丹田で読む、丹田で話す、という経験をしました。

わたしが”せっかち”であることを知っている方が、「本を読むときはね、丹田で読むの」と教えて
くださったのです。姿勢は、きちんと座るか、もしくくは寝そべるなど完全にリラックスするかの
どちらかです。両極端に見えますが、どちらも深く呼吸ができる姿勢です。
そして、一文ずつ、丁寧に文字を追って、呼吸をしながら”腹”に落とし込んでいきます。
言葉が伝えてくること、目に見えない行間から伝わる感覚を、丹田に落としていきます。
そうすると、わたしは感じ方が変わる気がしました。

せっかちに読んでいるときは、頭のアンテナで情報をキャッチしているような気がします。
でも、丹田に落とし込んで読むときは、頭ではなくて、体の感覚として反応が起きます。
心の琴線が触れるところにくるとじわっと涙が出たりします。
すごくゆっくりしか読めませんが、とても味わい深い読み方になります。

そしてその翌日、友人を訪ねて行った信州では、”お腹から話す”経験をしました。
のんびり旅行で、話したいときに話す、ぼーっとしていたいときにはぼーっとするという、
とてもリラックスした環境で、気づいたら、ゆっくり、お腹から声を出して話していました。

お腹から声を出す、というのは、大きな声を出すのとは違うのです。
自分のペースで呼吸して、その呼吸に自分の声を乗せて話している感覚です。
無理することなく、心の底から上がってくる思いを、そのまま言葉にして出しているともいえます。
「こういう話し方、最近していなかったな」と思いました。

普段、太極拳のクラスでは、「自分のペースで呼吸することが大事です。話し方が早くなるのは、
呼吸が早くなっているサインで、それはストレスがかかっているからです」とお話しているのですが、
わたしも、気づかずにちょっとペースが狂っていました。

これが、わたしの居心地の良いペースです。

念のため、わたしは速読や早く話すことを否定しているわけではないのです。
適材適所で、それが必要なときには、そうすればよいと思っています。
ただ、どれが今の自分にとって居心地が良いのかを、わかっていることは大事だと思うのです。
せっかちになりがちなわたしの場合、ゆっくり読んで話すこと、丹田で読んで話す状態が、
良い加減、というだけのことです。
そうすると、自分の中に入ってくるものも、出ていくものも、より繊細で細かいものになる気がします。

日常生活の中で、丁寧に生きること。
まだまだ、できていないことも多いですが、
「道」を外れていることに気づいたら、また戻る、の繰り返しです。
今はこれが、一番の修業かな、と思っています。


(入笠山の頂上で出会った淡いブルーの蝶)

武術大会に出ること

2015.08.24 Monday


(2012年 世界伝統武術大会にて(中国、安徽省))

太極拳は、人に見せるものか、自分のためにやることか、いろいろな考え方があります。
わたしは自分がどうしていきたいのかわからず、悩んでいた時期がありました。

2010年にはじめて中国で武術大会に出た2年後、再び大会に出るかどうか、迷っていました。
金メダルは取っていましたし、何よりも前回、大会のピリピリした雰囲気に疲労してしまったからです。
「好きでやっているもので、そもそも人と争うようなものではない」という気持ちもありました。
今度はどんな結果が出るのか、怖かったのかもしれません。

出るか、出ないか。
迷いながら出ると決めて、中国にいる師匠のひとり、虚谷師父に伝えました。

「大会に参加するのは良いことです。大会に出ることは良い順位や名誉のためではありません。
さまざまな人々との交流で、それはすごく貴重な機会です。それぞれの強みや弱みがわかるし、
どこをもっとやっていったらよいかもわかります。大会では、あなたがより自分らしく、
自分自身であってほしいと願ってます。」

「大会を単にスタジアムで行われる試合として見るのではなく、
空に向かって自由に舞い上がる、交流の場だと思っています。あなたが好きなもの、学んで得たものを
表現することを楽しめたらそれでよい。あなたは本当にこれが好きだと、あなたのボディランゲージで
表現すれば、観ている人に伝わります。あなたはきっとリラックスして試合に臨めるし、
疲れるなんてことはありません。」

この言葉で、すっきりして試合に臨めました。
結果として、2012年の大会では、個人で銅メダル2つでした(太極拳、太極扇)。

それなりに気持ちを決めて出場したものの、この後も自分はどうしていきたいのか、迷い続けます。
大会に出る前、腰や足を痛めそうになる不安と戦いながら練習していた自分にも疑問を感じましたし、
大会用として割り切って”見栄え良く”やる、ということにも納得しきれていませんでした。
”競争”にとらわれていたこともあります。
さらに「お世話になった先生たちへの恩返しとして、メダルを取りたい」とも思っていたのですが、
今から思えば、これは「結果を出さないわたしには価値がない」という、
自分への信頼のなさの現れだったと思います。

そんなわたしの迷いは、当時に習い始めた気功の先生に見抜かれており、
「太極拳は、人と比べるものでも、見せるものでもない。あなたもこれから、これをどうやっていくのか、
ちゃんと決めなさい」と言われました。

それから2年ほど経ち、独立して、教えるようになりました。
今は「大会に出る出ないの問題ではない」と思っています。
出場するタイミングが来たら出ればよいし、そうでなければでなくても良いのです。
出ても出なくても、それよりも大切なことがあります。

太極拳は、わたしにとって、大切で、大好きなコミュニケーション手段です。
自分が好きなことを体で表現して、人と交流することが、好きです。
虚谷師父から言われた言葉が、わたしの中でしっかり育っていったと思います。

見た人がいろんなことを自由に感じてくださること、一瞬の笑顔につながること、
そしてその人たちの何かのきっかけになるかもしれないこと、そういう可能性も全部含めて、
人に見せる機会を楽しんでいますし、大切にしています。

中国武術(太極拳は、中国武術のひとつです)は、「外で人が見ている前では大きく動くが、
練習するときはドアを閉めた部屋の中、誰にも見せずに、小さく動く」とも言います。
わかりやすく大きく動いたら、相手に自分の動きを察知させるきっかけを作ってしまうことにも
なりかねません。ですので、大会用に大きめに動くことは、本来のものではない、という考え方も
あります。

でも、大きく動いて練習しておくことで、小さく動けるようにもなる、という考え方もあります。
慣れないうち、自然に動けるようになるまでは、大きめに意識的に練習することも必要だと思っています。
ですので、これも、大きい、小さい、の話ではないと思っています。

今はこんな考えですが、続けていくうちに、また変わるのかもしれません。

いろんな体験をしたからこそ、迷うことはあっても、今のわたしの道はこれだ、と言えるように
なっていると思います。そんな経験のきっかけを作ってくださったすべての人、環境に、感謝します。

大切な指針をくれた、虚谷師父との出会いの話は、こちらから↓
http://blog.minminkung-fu.com/?eid=75




(2012年 世界伝統武術大会 武当太極扇)
 


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