「書く」こと

2019.02.01 Friday

(南紀白浜 アドベンチャーワールド。寝ているのは双子のパンダ、桜浜、桃浜のどちらか)

 

ときどき「文章が上手」とお褒めいただくことがあります。ありがたいことです。

 

「書く」ことは、好きな表現方法のひとつです。読んでくださる方がいて、何か伝わるものがあるのなら、うれしいです。

 

好きなことは、みんな違います。みんなが「書く」ことが好きだったり、得意だったりする必要はないと思っています。

 

でももしかしたら、書きたいけれども「なかなか書けない」方にとって、参考になるかもしれないと思い、影響を受けたことや大切にしてることを、書いてみることにしました。

 

コツというほどではありませんが、心にとめている5つです。

 

 

☀影響を受けたこと

 

最初になりたかった職業は、新聞記者でした。かないませんでしたが、時代の流れのおかげもあり、今、こうして書くことができているのですから、わからないものですね。(詳しくは、過去のブログ「夢はかなう」。)

 

きっかけは、友人の新聞記者がいたことです。

 

世の中で起きている出来事について話していたとき、友人のアツい思いも、いろいろと聞いていました。あるとき、そのひとつが記事になったとき、すごく不思議な感じがしたのです。「あれ?いつも言っていたように、書いていない」と。透明というか、さらっとしていて、いつものアツさは微塵も表現されていませんでした。

 

「なぜ、この前話していたみたいに書かないの?」とたずねてみると、

 

「記事は、事実を客観的に書くだけ。それをどう感じるかは、読者の自由だから。」

 

そうか、そうなのか、と思いました。確かに、「こんなことが起きた」と書いてあれば、「おかしい」と思ったり、「そういうものじゃないかしら」と思ったり、それぞれ自由に感じることができますよね。でも「こんなことが起きて、それはおかしい」と書かれてしまうと、視点がひとつに強制されてしまうようで、なんとも窮屈です。

 

感情は沸き起こるもので、強制されるものではありませんものね。

 

今、わたしは自分の思いや考えも、書いています。記事とは種類が違いますが、感情的になったり、押し付けにならないようにという点は、このときにもらった視点が役に立っています。

 

 

☀知らないことは、書けない

 

同じ頃、入社試験対策で。「○○について1000字で述べよ」という小論文を書く練習をしていました。でも話題によっては、まったく筆が進まないのです。それなりの知識がないと、何も書けないのだと知りました。

 

ニュースで聞いて知っているつもりでも、実は何もわかっていないこと、あるのですね。

 

「わかったふりなど、できるわけがない」という体験ができて、よかったです。

 

 

☀断言しない

 

「知っていることを書く」と書きましたが、実際には知らないことの方が多いですよね。違う意見もあるでしょうし、将来、自分の考えも変わるかもしれません。どこか余白を持っておいたり、疑いを持っておくことも、忘れないようにしています。

 

そして、どなたが読むかわからないため、その方の状況や状態によっては、受け取れない話もあると思っています。口頭だと相手を選べば話せることでも、文章では避ける話題もあります。悪気はなくても、無邪気に誰かを傷つけることは、出来る限り避けたいからです。

 

それでも、もしそういうことがあれば、ごめんなさい。

 

 

☀正直に書く

 

話すとき、教えるときと同様、「盛らず、卑下せず」正直に書くことを、何よりも大切にしています。

 

正直ではないときは、体の感覚に出ます。居心地が悪かったり、半分くらい幽体離脱しているような感覚、言い換えると地に足がついていない感覚になることも、あります。そうではなく、等身大のまま、出てくることばを書きたいと思っています。

 

これ、いい訓練にもなるのですよ。嘘をつかないことは、自分が何が好きで、何が嫌で、何をもとめているのか、わかりやすくなります。

 

そもそも「これがカッコいいよね」と書いたとしても、そう思うのは自分だけかもしれませんしね。それでは、まるで裸の王様です。

 

自分が正直に思っていることであれば、自分しかそう思っていなかったとしても、それでいいじゃないですか(と思っています)。

 

そして、今はこんなことを言っていますが、10代の頃は「思っていることをそのまま教えたりなんて、絶対にしないもんね」と思っていました。正直は正義ではありませんし、正直になれるタイミングも、人によってあるかもしれません。

 

 

☀きちんとした日本語を使う

 

特に強烈なキャラではないこともあり、できるだけ丁寧な日本語を心がけています。英語をカタカナで使うこともできる限り避けて、日本語で表現できるものは日本語で書きます。

 

英語のときは英語、日本語のときは日本語で、は、自分の中では守りたいルールです。

 

(...こんな項目なのに、「キャラ」と書いてしまい、さっそくすみません。)

 

 

☀それでも、ことばには限界がある

 

実際に誰かと一緒に何かを食べて、「これ、おいしいね」と言うとき、そこにある空気感とか雰囲気とか、含まれているあれこれは、文章では表現しきれないと思っています。

 

もし全部ことばにしようとすると、どんどん「それ」から外れていく気がするのです。冒頭の写真のパンダも、この存在をことばで表現しきることなど、とうていできません。

 

そんなことばでも、何かが誰かに伝わったときは、本当にうれしいです。行間まで感じてくださることも、あるのかもしれませんね。

 

 

読んでくださって、ありがとうございます。これからも、いつもそのときのタイミングで、書きたいことを正直に書いていきたいと思っています。

 

 

【特別クラスのご案内】

2月  3日(日)14:00-16:00は「やさしい站椿功第4回)」です。詳細とご応募方法はこちら

2月10日(日)14:00-16:30は「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」第1回 進化は背骨に現れる です。詳細とご応募方法はこちら

2月16日(土)14:00-16:00 は「しあわせひきよせ ハッピーウォーク」です。詳細とご応募はこちら

2月17日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇(第18回)」です。詳細とご応募方法はこちら

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

ブログ: みんみんの陽だまり太極道日記(http://blog.minminkung-fu.com/)

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【講座のお知らせ】2月のお稽古

2019.01.26 Saturday

 

2019年2月の「みんみんカンフー」お稽古予定です。どなたでも、どのクラスでもご参加いただけます。

 

お申込みは、minminkungfu★gmail.com(★を@に変えてください)、もしくは口頭やFBメッセージでお願いします。FBイベントがあるものは、参加ボタンを押していただいてもOKです。

 

 

【2019年2月】

 

 

 

 

 

 

 

 

1

 

2 10:00 Park

 

3 10:00 Park

☆14:00 站椿功

4

 

5

 

6

 

7:30 吉祥寺
 19:30 九品仏

8

 

9 10:00自由が丘

   (シェア奥沢)

10 10:00 Park

魚からの進化

11

 

 

12

 

 

1319:00 
池尻大橋

 

14 7:30 吉祥寺
 19:30 九品仏

 

15

 

 

16 10:00自由が丘

   (シェア奥沢)

☆14:00 Hppy Walk

17 10:00 Park

☆14:00 太極扇

 

18

 

19
 

20

 

217:30 吉祥寺
 19:30 九品仏
22
 

23 10:00 Park

 

24 

 

25

 

26

 

2719:00 
池尻大橋

287:30 吉祥寺
 19:30 九品仏

 

 

 

 

 

 

☆は特別クラスです。

 

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【クラスのご紹介】

☀「体と心が目覚める太極拳」シェア奥沢(自由が丘)第2・3土曜日の午前中          

武当太極拳のほか、天地とつながる立ち方、やさしい歩法、呼吸法、太極拳の基本となる気功など、お稽古します。

 

☀「とっても自由なパークタイチー」(代々木公園):屋外。土日の午前中(不定期)

光を風を感じながら、童心にかえって遊ぶように、体と心をほぐしていきます。武当太極拳のほか、天地とつながる立ち方、やさしい歩法、呼吸法、太極拳の基本となる気功などお稽古します。

※「青空太極拳教室」から名称変更しました

 

☀「体と心のデトックス:基本功」(自由が丘・九品仏):毎週木曜日 夜 

ゆるゆる準備運動、スワイショウ、やさしい立ち方、歩き方、気功、站椿功(立禅)、瞑想など、体と心を緩ませていきます。太極拳はしませんが、太極拳の基本となる体の使い方を修得できます。週の半ばのリフレッシュにも。

※「太極拳・基本功」から名称変更しました。

 

☀「おはよう☀パークタイチー」(吉祥寺の公園):毎週木曜日 朝 

光と風を感じて、ゆっくり体と心を目覚めさせていきます。ゆるゆる準備運動、スワイショウ、気功、やさしい歩き方、武当太極拳をお稽古します。

※「朝の青空太極拳」から名称変更しました。

 

〜武当太極拳〜

武当太極拳は、太極発祥の地とも言われている道教の聖地、武当山(湖北省)で伝えられてきた伝統太極拳です。お稽古する十三式武当太極拳(武当玄武派)は、水が流れるように自然に動き、陰陽のバランスで力が生まれてくる、”太極拳のひみつ”がギュッと詰まっています。円を描いてしなやかに伸びる動きが美しく、初心者でも経験者でも、また年齢を問わず、おすすめです。

 

 

≪太極拳以外のクラス ≫

☀「タオを生きることば」(池尻大橋):水曜日(月2回) ※老子「道徳経」を1章ずつ読みながら、タオのあり方を体感していきます。後半は体を動かしますが、お着替えいただく必要はありません。

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【2月の特別クラス】

2月3日(土)14:00-16:00は「しあわせを呼ぶ7つのステップ:やさしい站椿功第4回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

2月10日(日)14:00-16:30「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」 第1回 進化は背骨に現れる です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

2月16日(土)14:00-16:00は「しあわせひきよせ ハッピーウォーク」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

2月 17日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇(第18回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

 

※個人レッスンもできます。1時間半、10,000円)。

武当64式太極拳、武当64式太極剣、武当丹剣、武当太極扇、武当逍遥掌、形意拳、気功、站椿功などのほか、体や膝に負担のかからない立ち方・歩き方も指導します。詳しくはご相談ください。

※10日前からキャンセル料2000円がかかります。

 

※出張グループレッスンもできます。

5名以上の出張グループレッスンも可能です。詳しくはご相談ください。

 

※講演会もお受けします。

「みんなが知らない太極拳のひみつ」など、講演もお受けしています。ご相談ください。

 

 

【お稽古時間とお稽古代】※朝の青空太極拳(吉祥寺)、特別クラスを除く

1時間半、回数券1回分(4回10,000円/9回20,000円、いずれも2か月間有効)、現金の場合は3,500円。

 

 

【服装】

動きやすい服装でお越しください(長袖Tシャツ、ストレッチのきいたトレーニングパンツ、靴下、底の浅い靴)

※シェア奥沢(自由が丘)は、靴下でもできます。

※九品仏は和室ですので、靴は不要です。

※公園(屋外)のお稽古は、寒い季節には防寒をしっかりお支度ください。(ダウン、帽子、マフラー、手袋など。)

 

詳細は、下記をご参照ください。

 


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☀「体と心が目覚める太極拳」

 

【土曜開催】10:00-11:30 

・2月   9日(土):シェア奥沢 (自由が丘)

・2月 16日(土):シェア奥沢 (自由が丘)

※シェア奥沢は15分前開場、終了後にお茶の時間があります。

 

≪シェア奥沢≫(自由が丘)

※シェア奥沢は、映画、食事、音楽、絵画など共通の”好きなこと”に人が集う、あたたかい触れ合いのある場所です。

自由が丘駅南口改札を出て、左に進み、突き当りを右に曲がります。この通りが自由通りです。緑道を越え、世田谷区の看板を過ぎると、左に入る道があります。ここを左に曲がるとき、目印として右手に赤いアルソアの看板があります。道なりを進み、3つ目の十字路の右奥の民家が、シェア奥沢です。

 

(シェア奥沢)

 

 

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☀「とっても自由なパークタイチー」(代々木公園)

青空の下、風や木々の香りを感じながらの太極拳です。中国でも、早朝から公園で太極拳をする姿がたくさん見られます。童心にかえってのびのび体を動かして、体と心をほぐしてから、太極拳をやってみましょう。

 

【週末クラス】10:00-11:30  

         2月   2日  (土

     2月   3日  (日) 

       2月 10日  (日) 

         2月 17日  (日)  

         2月 23日  (土

※雨天の場合は、静かにお休みです。ご参加予定者には、朝8時をめどに個別にご連絡します。

※寒くなってきましたので、暖かい服装(ダウン、マフラー、手袋、帽子など)でお越しください。

 

場所:代々木公園 ※待ち合わせ場所は、南門です。初めての方は、開始10分前にお越しください。南門から入って、梅の園、丘の広場の前あたりでお稽古します。

 

   

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☀「体と心のデトックス:基本功」(自由が丘/九品仏)

広々とした和室で、基本功をゆっくり丁寧に練習するクラスです。站椿功、太極歩、武当五行六合功、六字訣、呼吸法、瞑想など。週の半ばに、自分の体と心と向き合って、きれいさっぱりデトックスしていきましょう。

(クラスについて、詳しくはこちら

 

日時:毎週木曜日 19:30-21:00 (2月7, 14, 21, 28日)

   ※19時から中国茶をご用意してお待ちしています。

 

場所:九品仏駅近くの和室 ※九品仏駅徒歩2分、自由が丘駅徒歩9分(詳しくはご参加の方にお知らせします)

 

 

 

☀「おはよう☀パークタイチー」(吉祥寺の公園)

ちょっと早起きして、ゆったり呼吸してゆっくり動き、全身を目覚めさせます。心と体を整え、1日をさわやかにはじめましょう。

 

日時:毎週木曜日 7:30-8:30  (2月7, 14, 21, 28日)

   ※屋外での開催です。雨天の場合、静かにお休みです。

 

場所:吉祥寺駅付近の公園(詳しくは、ご参加希望の方にお知らせします)

 

料金:1回1,500円(特別価格)

 

 

 

☀タオを生きることば 

2,000年以上前に書かれた「老子(道徳経)」は、武当功夫をする人たちを含むタオイスト(道士)の間でも大切にされており、修行者たちは「読み続ければ、いつかはわかる」と信じています。そこには、しあわせに生きるヒントがたくさんつまっています。

 

毎回1〜2章ずつ取り上げます。前半はお話と対話、後半は体感できるようなワークを、太極拳・気功・基本功・瞑想から選んでやってみます。(※お着替えいただく必要はありません。)

 

日時:2月  13日(水)19:00-20:30   第23章

   2月  27日(水)19:00-20:30   第24章        ※開場は18:45です。

 

場所:池尻大橋駅近くの和室 ※池尻大橋駅から徒歩約7分 (詳しくはご参加の方にお知らせします)

 

 

みなさまのご参加をお待ちしています^^

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

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違和感をなくしていくこと

2019.01.24 Thursday

 

「ありのままで」とか、「自分とつながる」とか、聞きますよね。

 

裏を返せば、本来の自分がわからなくて、探し求めるというのは、広く共通の願いなのだと感じます。

 

わたしも、これは幼少の頃から、違和感という感覚でやってきたように思います。

 

 

覚えている中での最初は、幼稚園に入る前です。

 

いつもトイレに入っているときだったのですが、「これが自分なのかなあ」と、ぼんやり宙を見ながら、違和感を感じていました。

 

これ、という肉体が、自分であることが、不思議なのです。

 

大人になってからその話をすると、「魂だった頃の記憶がまだ残っている頃だからじゃない?魂は、いつでも自由にどこでも行けるでしょう。でも肉体に入ると、そうはいかなくて、制限がある。それに慣れていないのじゃないかしら。」と言ってくれた人がいました。

 

この世に生まれてきたことに、まだ馴染んでいなかった頃なのかもしれません。

 

 

もうちょっと大きくなって成人したとき、今度は外国語に違和感を覚えました。英語で話すとき、自分から発せられている感覚がないのです。

 

大学生になって、授業の半分が英語になって、そこそこ英語を使う環境になったおかげで、それなりにコミュニケーションがとれるくらいにはなったのですが(こういうとき、日本の高等教育の底力を感じます)、

 

それでも「でぃす いず あんな あぽー (This is an apple.)」という言葉を発しても、まるで実感がないわけです。

 

当時は英文学を専攻していて、「これは文化だ。実感がないまま勉強してもダメだ」と思い、海外に進学することにしました。英語で日常生活を送って、文化や習慣にどっぷりつかれば、自分が発する言葉に実感が出るかもしれない、と思ったのです。

 

果たしてそれは、その通りになりました。

 

面白かったのは、感情表現は、日本語でも英語でも、似たような感じになることです。たとえば、心が痛いは、aching heartですよね。「感じたとおりに、そのまま言えばいいのだ」と思ったことを覚えています。

 

外国語を話すときに自分ではないみたい、という感覚は、その後、中国語を習うようになったときには、レベルはさておきですが、もう感じません。言語の種類はどうであれ、自分と言葉を結ぶ回路が、開通したのかもしれません。

 

 

もっと最近になって感じた違和感は、話すとき、書くとき、歌うときです。

 

話す、書く、については、以前もブログに書いたことがあるとおり、ここ3年くらい「盛らず、卑下せず、等身大で」を心がけています。話すペースは、自分のありのままの呼吸に合っていれば、心地よく話すことができます。

 

昔は、緊張すると早口になって、酸欠状態になっていました。しかもそれを「一生懸命やっているからだ」と、勘違いしていたのです。あるときそう話したら「でもさ、それ絶対、体に悪いよね」と言われて、ちーんと撃沈したわけです。あほですね。

 

歌については、ごく最近です。

 

昨年末、すごく久しぶりに人前で歌う機会がありました。アカペラ、マイクなしです。「歌えるのだろうか」とドキドキしながらやってみたら、けっこう気持ち良かったのです。

 

もっと歌いたくなって、先日「たまうた」の会に参加しました。魂と繋がる歌の唄い方、を略して、たまうた、です。

 

発声や歌唱指導ではないですし、上手い下手、自信のある、なしは、関係ありません。

 

深くその趣旨を理解して参加を決めたわけではありませんが、「自分として違和感なく歌いたいから」と選んだものとしては、良かったと思います。

 

2週間くらい前に参加を決め、歌いたい歌も決めました。歌いたいと思った二曲、「ジュピター」と「瞳をとじて」です。

 

どちらも、いわゆる持ち歌ではなく、歌ったこともありません。歌詞も覚えていないのに、準備を始めたのは4日前です。

 

最初は、音源に音程を合わせ、歌詞を覚えるところからです。進んでくると、その歌手(平原綾香さんと平井堅さん)を真似をしようとしている自分に気づきます。

 

「いやいや、そうではないのだ。わたしはわたしの歌を歌いたいのだ」と振り切り、できるだけ素直に歌うことを心がけました。

 

歌うとき、特に高音部のところには、ずっと違和感がありました。そこにくると、自分から外れる気がするのです。響く位置が、頭の上の方になってくるかもしれません。

 

「そうではなく、全身で歌いたいのだ。自分から外れずに歌いたいのだ。」

 

つまり、違和感なく、自分が歌っていると、感じたいのです。

 

さらにいえば、ときどき見る夢、「全然覚えていないのに、本番がきちゃったー」といのがあるのですが、今回は、「それでも堂々と歌うのだ。できることしか、できないのだから」と開き直りました。お客さんにお金を払っていただくものではありませんしね。

 

さて当日になり、体をほぐしたり、心を落ち着けた後に、いよいよ一人ずつ歌う時間がやってきます。

 

歌うたびに、ガイドしてくださる方が、いろいろアドバイスしてくださいます。

 

最初の印象は「体に合わない服を着ているような感じ」だったようで、

 

「もっと大きいから、お相撲さんみたいに、しこを踏みながら歌って」というのです。実際に手を横に広げて、しこふみです(笑)。やってみると、声が変わりました。

 

ひとつやると「もうちょっとやるね」と、次々にアドバイスがきます。

 

「次はもっと、意識を遠くまで広げてみて」

「体の内側を感じてみて」

「体の表面も感じてみて」

 

などなど。そのたびに、声が変わります。「へえ、こんな声が出るんだ」と、自分でも驚いたり、高い声も、きゅっとなることなく、自分から意識が飛び出ることなく、そのまま全身で出せた気がします。

 

 

自分のことは、自分ではわからないものです。太極拳は、自分を感じるものなので、普段から鍛錬を積んでいるとは思っていますが、それでもわからないものです。だから、他人の助けは、ありがたいです。

 

わたしの場合、「素直なのかな、どんどん変わる」と言われたのですが、もしかしたら普段から自分を感じようとしていると、アドバイスをもらったときに、するっと受け入れやすいのかもしれません。

 

自分がないままアドバイスされると、それにぶんぶんと振り回されたり、怖さで抵抗したりするかもしれないと思うのです。そうだとしたら、それはそれで必要なプロセスですけれどもね。

 

 

自分の存在にしても、言葉にしても、歌にしても、ありのままの自分とぴたっと合ったときは、世界を構成するパーツのひとつであるわたしが、世界にぴたっと合うときのような感じがします。それは、太極拳をしているときにも、やってくる感覚です。

 

こうなると、自分とつながるだけではなく、世界ともつながることになります。

 

宇宙とともに動き始めます。

 

意識が広がれば、日常のこまごまとした不安も気にならなくなります。至福感も、広がります。

 

そういえば、「瞳をとじて」を歌ったとき、「幸せそう」という感想もいただきました。あの歌は、悲しいことがあった歌だと思うのですが、生きる希望とか強さとかも感じさせてくれるから、それは、しあわせなのかもしれません。

 

内にも外にも、可能性は無限大。

違和感がなくなって、もっともっと自分に期待できるのはいいな、と思います。年を重ねていってもね。

 

 

※たまうたをガイドしてくれたのは、お友達のまえだはるこさんです。

 

 

 

【特別クラスのご案内】

1月27日  (日)13:00-15:00は、「麗屋 弘鈴庵の『立って、歩いて、太極拳」です。詳細とご応募方法はこちらから。

2月  3日(日)14:00-16:00は「やさしい站椿功第4回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

2月10日(日)14:00-16:30「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」 第1回 進化は背骨に現れる です。詳細とご応募方法はこちらから。

2月17日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇(第18回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

 

☀「陽だまり」とは

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安心安全な場所

2019.01.23 Wednesday

 

2008年から毎年、中国の武当山にお稽古に行っています。

 

昨年の秋に行くときに、友人に「そこはみんみん(わたしのことです)にとって、安心安全な場所なんだろうね」と言われました。

 

はて?

 

考えたこともありませんでした。

 

行き慣れている場所ではあります。先生もずっと知っている方ですし、お弟子さんやお稽古仲間、お店や近所の方々も、顔見知りが多いです。みなさんに、とっても助けてもらってきました。

 

それでも、そこは海外です。文化も習慣も違いますし、言葉も不自由です。だから毎回、すごく慎重になります。場所として、安心安全かというと、そうではないような気がします。

 

安心安全な場があるとすれば、それはむしろ、自分から出てくるものじゃないのかな、と、ふと思いました。

 

 

人の課題や悩み事など、繊細な話題を扱うワークショップに行くと、この「安心安全な場」というのは、とても大切にされます。

 

開催者やリーダーは、そこに心を配りますし、参加者にも守秘義務の話をして、同意を得てからはじめます。安心して発言したり行動できるように、ここでのことは本人の許可がない限りは口外しない、というものですね。

 

たとえば、他人を優先しすぎて、自分の本当の気持ちを話すのが苦手な人の場合、まずは安心できる場所で練習してから、現実でもできるようになっていくというのは、順番としてありだと思います。

 

 

でもあるとき、そういうことを飛ばしてグループワークを開催しようとした人に、出会いました。

 

内容は、家族のちょっと繊細な問題です。

 

「守秘義務の話とか、最初にしないの?」と聞いてみたら、「外で話せないような話を、してほしくないから」というような返事だったと思います。

 

上手く説明できませんが、それは決して、軽い問題だけ扱いたい、という意図ではなかったと思います。

 

自分が「まずは守秘義務ね」という固定観念に縛られていたかもしれないと、反省しました。

 

 

アインシュタインの、あることばを教えてもらったことがあります。

 

人生でもっとも大切な決断は、宇宙を敵とみなすか、味方とみなすか、というようなものだったと思います。

 

決断ですから、自分で決められるわけです。

 

自分で「宇宙は味方だ」と決めれば、自ずと自分のまわりに広がる世界は、安心安全になるのではないでしょうか。

 

それは、周りから整えてもらうのではなく、自分で決めることなのではないでしょうか。

 

 

そして、「宇宙は味方である」と信じることは、とっても力が湧いてくるのですよ。

 

 

【特別クラスのご案内】

1月27日  (日)13:00-15:00は、「麗屋 弘鈴庵の『立って、歩いて、太極拳」です。詳細とご応募方法はこちらから。

2月  3日(日)14:00-16:00は「やさしい站椿功第4回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

2月10日(日)14:00-16:30「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」 第1回 進化は背骨に現れる です。詳細とご応募方法はこちらから。

2月17日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇(第18回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

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2月17日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇(第18回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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コンプレックス

2019.01.18 Friday

 

2月から、新しいプログラムを始めます。「内なる自分に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」です。

 

卵→魚→へび→ワニ→チーター→ゴリラ→人間という進化は、背骨の変遷でもあります。魚として背骨だけで大海原を悠々と泳いでいた能力は、今のわたしたちのDNAにも伝わっています。

 

でも、現代に生きる人たちの背中は硬く、一枚の板のようです。

 

ほんとうは、背中はもっと柔かく、龍のようにしなやかに動きます。自分の中に備わっている力を取り戻せたら、今まで想像できなかった可能性や世界が広がるはずです。

 

......というのは、一般向けのご案内です。もちろん、この思いにウソはありません。

 

でも、もっと個人的な思いもあります。

 

背骨のコンプレックスです。

 

わたしは13歳のときに、若年性の突発性側弯症と診断されました。

 

側弯症の発症では、一番多いケースに入るようです。全体の8〜9割が成長期である小学校高学年から中学校に発症し、さらに女子の発症は男子の5〜7倍のようです。

 

当然、病院通いが始まります。それと同時にカイロプラクチックの施術も受け始めました。

 

子供で骨が柔かいこともあったのか、カイロプラクチックの施術は、すごく効きました。歪みは大幅に改善し、そのスピードには病院のお医者さんも驚くほどでした。

 

でも、施術には通い続けられなかったのです。

 

なぜか。

 

どうしても、そうやって人に体を触られることが、嫌だったのです。

 

もちろん何かがあったわけではなく、施術士さんのせいではありません。家族もお世話になっていた方で、おじいちゃんと言えるようなお年の、優しい笑顔の方だったことは、記憶にあります。

 

でも、とにかく嫌だったのです。

 

頑固だったわたしは、どれだけ母に言われても、断固拒否しているうちに、ゆがみは、また戻ってしまいました。今度は無理やり母に連れていかれましたが、頑なに拒否するわたしを、施術できるわけがありません。今度は先生の方が「勘弁してください」とおっしゃいました。当然ですよね。

 

病院で「コルセットはした方がいい」と言われても、そちらも拒否。なぜそんなに素直じゃないのだ、と、今のわたしなら、あきれながら言うでしょう。

 

こんな調子で、側弯症と一緒に生きていくことになりました。

 

側弯症の中には、どんどん歪み続けるものもあるようです。イギリスのユージェニー王女も、同じ若年性の突発性側弯症だったと告白されていましましたが、彼女の場合、ゆがみ続けるのを止めるために手術してボルトを入れたようです。

 

その手術跡を見せてのウェディングドレス姿は、その思いや人柄がにじみ出ているようで、とても美しかったです。

 

幸いわたしは、背骨がまっすぐになることはないものの、悪化することもなく、成人しました。

 

整体やカイロプラクチックに行くことに、抵抗はなくなりました。良いと言われるところを探して行きましたが、言われることは、同じです。

 

「このくらいの背骨のゆがみなら、問題ではありません。ただ、その影響で回りの筋肉が固まりやすいので、ほぐすことを心がけて。」

 

この程度は問題ではないと言われることに、ほっ、としつつ、「治らないんだ」という暗い気持ちも、心に、張り付くようにありました。

 

太極拳を始めても、わたしの側弯症に気づく人は、先生を含めて、あまりいませんでした。でも誰よりも、自分がいちばんよく知っています。湾曲が強いところ、左の腰の筋肉は、いつも硬いのですから。肩の高さが違うのも、その影響です。

 

「あの人の体は、太極拳に向いているよね」みたいな話題になるたびに、うらやましく思っていました。

 

今となっては、太極拳に向いている体というのが、あるとは思っていないのですけれども。あの頃は、何しろコンプレックスでしたからね。

 

あの頃のウエストは、右のくびれはあっても、左のくびれはなかったのです。

 

ストレッチで緩めようとしても、これだけ硬いと、ひきつるような、ちょっと特殊な痛みが出ます。単純に硬いのとは違います。それでもあきらめず、「少しずつ、少しずつ」とやり続けました。

 

いちばん辛かったのは、一生懸命に練習すればするほど、歪みが強くなることでした。

 

いい先生にお会いできて、毎朝、公園に通って教えていただいたことがあります。先生が大好きで、楽しくて、一生懸命に練習していたのですが、歪みがある場合、たくさんすればするほど大きくなっていきやすいのです。あの頃は、歪みを出さないようにするやり方も、知りませんでした。

 

(2013年の冬に出会った李先生。四節八極拳という珍しい中国武術を伝えています。この先生の、しなやかで龍のような、ぐるんぐるん動く体、柔かい心、子供のように楽しそうにお稽古される姿に、とても影響を受けました。)

 

こういう経験を重ねていると、だんだん基本に意識が向くようになるのかもしれません。どれだけ太極拳の套路(型)を覚えても、歪みが大きくなっては、本末転倒です。もともと太極拳自体、無駄なものをそぎ落としていくものですから、当時のやりかたでは、「何か方向性が、ちょっと違う」と思ったのかもしれません。

 

基本中の基本、「ちゃんと立って、ちゃんと歩きたい」と、ご縁があったボディワークの先生に、泣きながらお願いしました。

 

なんとその先生、わたしに向かって、「あなたの心がまっすぐになったら、背骨はまっすぐになるわよ。」とおっしゃるのです。

 

医学的には、東洋医学も含めて、「歪みは治らない」と言われ続けた背骨ですが、この先生は違いました。

 

青天の霹靂というのか、世界が一瞬で変わったというのか、それは自分の可能性を信じ直す、きっかけになりました。

 

奇跡は、起こるのですよ。

 

そして体と心、両方からアプローチした結果なのか、実際に背骨の状態はずいぶん変りました。くびれのなかった左のウェストにも、ちゃんとくびれがよみがえりました。

 

まだコリはありますが、ひきつるような痛みは、もうありません。

 

今はもう、コンプレックスではなく、わたしの今の特徴のひとつという感覚です。もうちょっと楽になれると思っていますが、そこに悲しみや辛さは、ありません。

 

そして、背骨を活かす可能性は、もっとあると思っています。

 

わたしに最初に、背骨の可能性を見せてくれたものは、太極拳でした。中国の先生たちの背中は、龍のようにしなやかに柔かく動くのです。今から思えば、背骨にコンプレックスがあった分、憧れを感じたのかもしれませんし、「これだ」と思ったのは、本能で、背骨の問題が関係していたのかもしれません。

 

(2011年に教わった田理陽師父。武当玄武派第十五代伝人。厳しい方ですが、大きな笑顔のやさしい先生です。太極拳を始めると、まわりの空気が一瞬で変わります。この先生が「あなたはよくやっている」と言い続けてくださったことが、どれだけ力になったかわかりません、)

 

(今の先生、明月師父。武当玄武派第儒六代伝人。広く穏やかな心、やわらかい体、取り組み姿勢、面白さも、すべてを尊敬しています。)

 

 

そして背骨の可能性を、よりはっきり見せてくれたのが、アニマル進化体操(R)です。今回のプログラムのベースになっているものです。

 

卵から始まり、魚、ヘビ、ワニ、チーター、ゴリラの体の使い方を真似していきます。真似していくというよりは、自分の中にある魚を呼び戻したり、チーターの能力を取り戻す、という感覚です。

 

使えていないだけで、その能力は、誰の体にも備わっているからです。

 

魚は背骨をゆらゆらさせます。つい、腰で振ってしまうところ、先生から「魚には腰はありませんよー。」という声が飛びます。「腰はないのだ、ないのだ」と自分に言い聞かせながら探っていく過程は、面白く、楽しく、上手くいかなくても、笑いが溢れます。

 

ワークをした後は、わたしの感覚ですが、まず背骨がしっかり認識できるようになります。「これ」という感覚です。

 

そして自然に、柔かく動くようになります。

 

このワークは、医師で人類学者のレーモンド・ダート博士(1893年〜1988年)の研究成果であるダート・プロシージャーをもとにしています。息子さんが脊椎側弯症で、その治療方法をもとめてアレクサンダーテクニークに出会い、そこからのご縁でこのワークにつながっていったようです。

 

それを知ったとき、「子供だった頃のわたしが、このワークに出会っていたら」と思いました。

 

先生のサポートは入りますが、人に施術してもらうのではなく、基本は自分でやるワークです。「これならできたかもしれない。あの辛い思いは、しなくても済んだかもしれない。」

 

今、わたしと同じような状態になった人に、この選択肢があったら、きっといい、と思うのです。

 

自分で何でもできるとは思っていないため、お医者さんや施術士など、人や専門家の手は、必要ならいつでも借りようと思っています。ただ、自分の心身は自分で面倒を見る心意気は、大切だと思っています。

 

整体に通うとしても、一時的にサポートしてもらうためで、それが自分の人生の一部として組み込まれたくはないのです。

 

このあたりの望みは、人によって違いますよね。ですから通うことがダメだとは思っていません。ただわたしが、それを望まないだけです。

 

もしかしたら、13歳のわたしは、人に触られるのが嫌だったというより、人に自分の体を動かされるのが嫌だったのかもしれません。

 

コンプレックスは、ないに越したことはありません。その原因をつくるものも、ない方がいいと思います。

 

でも、望まなくても(少なくとも、表層意識では望んでいなくても)、側弯症にはかかります。

 

でも、それがあるから、痛みや辛さがわかったり、なんとかしようとします。わたしの場合はそれが、自分の願いや、したいことにつながっています。

 

病気やコンプレックスに「ありがとう」と言えるかと聞かれれば、そうは言えません。でも、それは、わたしが無駄なものをそぎ落として、本来の自分として生きようとするためには、大切な経験だったと思います。まぎれもなく、今のわたしの一部です。

 

コンプレックスがあったからこそ、「一生懸命やる人に、歪みが起きるような思いをさせないように」を、強く心がけるようになりました。ひきつるような痛みを感じる人がいることも理解できますし、自分が経験していない辛さを感じる人もいるだろうと、思いをはせることもあります。歪みを取りながら、その先を積み重ねていく方法も、いろいろ研究するようになりました。

 

そして、頑固なまでに嫌がった13歳のわたしのような人が目の前に現れたとしたら、「なぜそんなに素直ではないのだ」と言うのではなく、そこには何か、大切にしたいものがあるのかもしれないと、裏まで読み取ろうとすると思います。

 

これらは、わたしが対人で教えるときの、根幹にもなっています。

 

なお、今回のプログラムは、側弯症に悩む人に特化したものではなく、誰でもご参加いただけます。側弯症であろうと、なかろうと、ほとんどの方が、背骨の本来の力を活かせていないように見えます。

 

これは、もしかしたら、それぞれの方が抱えている悩みに、光を射してくれるかもしれません。

 

単発参加も可能ですし、最初の卵からしなくても、チーターだけ、とかでも大丈夫です。タイミングがあう方のご参加、お待ちしています。

 

 

「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」 第1回 進化は背骨に現れる は、2月10日(日)14:00-16:30です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

【特別クラスのご案内】

1月27日  (日)13:00-15:00は、「麗屋 弘鈴庵の『立って、歩いて、太極拳」です。詳細とご応募方法はこちらから。

2月  3日(日)14:00-16:00は「やさしい站椿功第4回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

2月17日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇(第18回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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