1/25(土)・2/8(土)【特別クラス】 やさしい站椿功:しあわせを呼ぶ7つのステップ 

2019.12.16 Monday

 

站椿功(たんとうこう)とは、ひたすら”立つ”お稽古です。

 

やればやるほど、活力を与えてくれて、心身ともに健康を促してくれます。

 

心静かに立ち続けていると、日常のあれやこれやの悩み事も、「ま、いいか」と思えるようになります。

 

とはいっても、「腕が痛くて続けられない」とか、「足がしびれてくる」とか、「集中力が持たない」など、苦手意識の強い方もいらっしゃるでしょう。

 

站椿功には、いくつかコツがあります。それを7つのステップでお伝えしていきます。

 

立つこと、站椿功は、本当はとっても人に”やさしい”のです。

このクラスに参加された方は、終了時、とってもしあわせそうに、柔かい笑顔を見せてくださいます。

 

こんな風にたてたら、毎日がとってもしあわせになるのではないでしょうか?

 

コツをお話しながら、一緒に体験してみましょう。ひとりでは難しくても、みんなでやれば、できるかもしれません。

 

これまでに参加された方も、はじめての方も、ぜひどうぞ。

 

 

 

※第1回目の様子は、こちらから→「やさしい站椿功」を、初開催しました。

 

※第2回目の様子は、こちらから→「やさしく立てたら、やさしくなれる:やさしい站椿功」

 

 

〜こんな方におすすめです〜

 

・站椿功に苦手意識がある方

・やってみたいけれども、二の足を踏み続けている方

・站椿功は、苦行だと思っている方

・楽な立ち方のコツを知りたい方

・体のコリや硬さに悩む方

・階段を登るのがつらい方

・過去の後悔や、将来への心配ばかりしてしまう方

・ソワソワして落ち着きがない方、心の静め方を知りたい方

・中国古来の養生法を、体験したい方

・しあわせを感じたい方

 

......................................................................

 

やさしい站椿功: しあわせを呼ぶ7つのステップ

 

日時と場所:

・1月25日(土)14:00−16:30 ※15分前開場

 東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩約7分  ※詳細はお申込みくださった方にお知らせします。

 

・2月8日(土)14:00−16:30 ※15分前開場

 東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩約7分 ※詳細はお申込みくださった方にお知らせします。

 

内容:・站椿功のおはなし(どんなもの?どんなことが起きるの?站椿功のコツとは?)

    ・体と心を緩める準備体操

    ・実際に、站椿功をやってみましょう

 

服装:ストレッチのきいたパンツとTシャツ、靴下 、(10月は床ですので、室内履きを履きたい方はお持ちください)

   ※会場でお着替えいただくこともできます。

 

持ち物:飲み物、タオル

 

参加費:4000円(チケットをお持ちの方は、1回分+1500円)

 

お申込み:minminkungfu☆gmail.com(☆を@にかえてください)あてに、お名前とご連絡先、「やさしい站椿功」に参加希望とお書き添えの上、メールでご連絡ください。

 

教える人:いしい まゆみ(道号:静慧)

太極道家

第4回世界伝統武術大会 太極拳部門 金メダリスト(中国・湖北省)

2008年から毎年、中国の武当山で稽古を重ね、現在は武当玄武派第十六代伝人明月師父のもとで武当功夫(内家拳:太極拳、形意拳、八卦掌)を学んでいる。自身が太極拳を通して学んだもの、すこやかでしなやかな体と心と、そこから生まれる円満な人間関係を広めようと、教室を開催している。

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

ブログ: みんみんの陽だまり太極道日記(http://blog.minminkung-fu.com/)


いま、この瞬間にいないとき

2019.12.16 Monday

 

(武当山)

 

前回のブログで、「太極拳とは瞬間芸のようなものだ」と書きました。

 

今、この瞬間を感じて、それに反応していくもので、鍛錬を続けることで、「今」の捉え方がより細かくなっていく、と。

 

「今、ここにいる」ために、自分の体を感じるのがいいという通り、太極拳を始めたことで、ここはずいぶん成長したようです。

 

以前は「あの人に、どう思われているのだろうか」とか、妄想する時間も長く、悩んでいることも多かったと思います。

 

今なら「そんなに気になるなら、直接聞いたら?」と言いたいところです。

 

今でも、なかなかそういかないこともありますけれど、「想像していたって、わからないよね」と知っていることで、妄想グルグルにはまることは、避けやすくなっています。

 

「今、ここにいる」率は上がっているとはいえ、外れているときにも気づきやすくなりました。

 

例えば料理中です。

 

いちばん外れなさそうなときですよね。包丁を持っているととか、火を扱っているので、危険ですし。

 

でも、あります。

 

お塩ケースが、いつものところない、とか、

バターが冷蔵庫から消えた、とか、

 

定位置のある定番ものが、そこにないことが、ときどきあります。

 

あれ?と思うと、お塩のケースが冷蔵庫に入っていたり、バターは冷凍庫に入っていたりするわけです。

生モノが保管庫(冷蔵装置のない)に入っていたら、それは大問題ですが、今のところ、それはありません。

 

たぶん、しまうときに、次のことを考え始めているのではないでしょうか。

 

似たようなケースで、あり得ないものが外出時のバッグの中から見つかるときや、(これは、めったにありません)、「あ、あれ!」と探そうとして、一瞬後に「はて、何をしようとしていたのだっけ?」と思うときも、そうじゃないからしら。

 

間抜けです。

 

間抜けの「間」は、もともと時間的な間隔の間だそうです。つまりはその瞬間に生きていなくて、間が抜けていることでもありますよね。

 

これ、「効率がいいのが、いい」みたいな思い込みから、来ているのかもしれないと思うのです。

 

今はもっとぽけーっとしていますが、以前は、「この作業がどれだけ速くできるか」に挑戦(?)することが、楽しかったりしたのです。

 

単純な作業、たとえばコピー取りでも、1分1秒でも早くするには、と考えたり、

料理中でも、洗い物は途中でどんどん進めて、料理が出来たときには、ほぼ洗い終わっていることが好きだったり、

 

ダラダラと作業することが嫌いで、残り仕事がたくさんあるのも嫌だったから、というのも、ありますが、

 

いちばんは、それがいいことだと思っていました。

 

もちろん、瞬間で切り替えていることもあるでしょうが、「ながら」作業みたいに、いくつも同時進行していることもあります。

 

そうなると、「今、ここにいないとき」も、出てきます。

 

昔、「狭い日本、そんなに急いでどこに行く」というフレーズがありました。

 

作業も、仕事も、料理も、ある面ではその通りです。別に、プラス5分とか15分かかったとしても、何も問題ないのではないかしらね。

 

さて、「今、ここにいない」ために、最近、ちょっとした災難がありました。

 

先週の金曜日、駅の階段で1段踏み外して、転びました。「いったーい」と声が出てしまったほどで、右足首を、ひねって打撲したようですが、幸いじん帯は伸びておらず、冷やした処置も良かったようで、怪我から3日たち、ほぼ回復してきました。

(あのとき横を通った方が「大丈夫ですか?」と声をかけてくださったことが、とてもありがたかったです。)

 

なぜそうなったかというと、階段を下りながら、「あ、そういえば」と、スマホを見ようとしたのです。

 

同情の余地はありません。すごく反省しました。

 

そんな話をしていたら、「でもそれ、器用だからできることですよね。わたしはひとつしかできないから、歩きながらスマホはできないし、水も飲めない。必ず止まります。」とおっしゃる方が。

 

それはそれで、「なんで水飲むために止まるの?」と言われたりするらしいですが、いえいえ、そんなことありません。この方こそ、目指すべきロールモデルです。

 

今年も残り半月となったところでのメッセージは、「そんなに、あわてなくてもいいのだよ」なのかしらね。

 

さて翌日、怪我はひどくなることもなく、このまま治りそうな気もしましたが、しろうと判断は禁物です。「念のために整形外科に行って、必要ならレントゲンを撮ってもらおう」と思いました。

 

でも行けるのは、土曜日の夕方です。ほとんど閉まっている中、近くで開いているところを探してみました。今度はちゃんと座っているときに、スマホで、です。

 

ちょうど帰り道に通る駅から3分のところが見つかり、行ってみることにしました。地図を見て「この辺を歩いていけばあるはずなのだけれども、あれ?」と思っていたら、目の前に、開いているところがあるではありませんか!

 

目的のところではなかったのですが、こだわる理由もなく、「きっと巡り合わせだ」と、入ってみました。

 

入った途端に、「なんだか......様子が違う?」

 

レントゲンとか、ありそうにありません。

 

でも患者さんも多く、雰囲気も良かったので、とりあえず診ていただくことにしました。

 

結局とても良い先生で、結果オーライなのですが、なんとそこは「整骨院」だったのです。

 

またもや、今にいなかったようです。整形外科と、整骨院、けっこう違いますけどね。「整」の字しか見ていなかったようです。

 

トホホな結果ですが、このくらいの誤差?は、よい結果に導かれることもある......のかもしれませんし、ないかもしれません。

 

とにかく、歩きスマホは、もうやめます。

 

 

【これからの特別クラス】

12月22日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(自由が丘)詳細とお申込み方法はこちら

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらからどうぞ。

 


1/26(日)・2/23(日)【特別クラス】ホントにはじめての武当太極拳・気功

2019.12.16 Monday

 

太極拳をしている人は、20年たっても同じ体、と言われます。実際、わたしが知る70代の方は、お肌もツヤツヤ、背筋もぴんっ、とってもお元気です。

 

それは偶然ではなく、魔法でもありません。コツがあるだけです。自分の意識と体の使い方次第で、誰にでもできます。

 

でも、そうやって自分を整えていても、日常生活ではいろいろなことが起こります。大事な人とのいさかい、行き違い、憤りなど、「ああ、今日もやってしまった」「なんであの人はああなのか」と思うことも、あるでしょう。

 

太極拳は、そんな日々起こる攻防を認識しつつ、その先にある調和を求めます。いつまでも若々しく、楽しく仲良く、穏やかに生きるコツが、たくさん詰まっています。

 

このクラスでは、「太極」の意味、そこから生まれる陰陽の世界、大宇宙である自然と小宇宙の人とのつながりから、円満な人間関係までつながる”太極拳のひみつを、体を動かしながら体験していただきます。

 

日々、心身をととのえるためにおすすめの動き(基本功)もお伝えしますので、受講後も日々、ご自身で心身を整えていくこともできます。

 

太極拳がはじめての方、ご経験者でも武当太極拳がはじめての方、最近お稽古に悩み始めたご経験者、などなど、どなたでもぴんときた方、お待ちしています。

 

 

≪こんな方にお勧めです≫

・太極拳をやってみたい方

・20年たっても同じカラダを保つコツを知りたい方

・武当太極拳を体験してみたい方

・体がガチガチで悩んでいる方

・人間関係に悩んでいる方

・新しい自分に出会いたい方

 

 

≪武当太極拳とは?≫

太極拳発祥の地という伝説もある中国の湖北省、武当山で育まれてきた伝統太極拳です。道教の聖地のひとつでもあるこの地には、太極拳にまつわる伝説が伝えられています。その昔、張三豊という道士(道教の修行者)が、庭先で鶴と蛇が争っているところに遭遇します。鶴は羽を広げて旋回し、蛇はしっぽを首の動きにあわせてくるくると回りながら攻防していました。その様子から、柔が剛を制する原理を悟り、太極拳を編み出したと言われています。

 

人が天地とつながり、水が高い所から低いところに流れるように自然に動き、陰陽のバランスで少ない労力で大きな力を出す武当太極拳は、丸く円を描く動きも美しく、攻防を超えた先にある調和を重んじ、柔が剛を制する生き方を体現しています。

 

※初回開催の様子は、こちらから。

 

日時と場所

・1 月26日(日)14:00−16:30 (15分前開場)

 東急大井町線 九品仏駅から徒歩約3分(床部屋)(詳しくは、お申込みくださった方にお知らせします)

 

・2月23日(日)14:00−16:30 (15分前開場)

 東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩約7分(和室)(詳しくは、お申込みくださった方にお知らせします)

 

内容:

【お話すること】

・太極拳の”太極”の意味

・太極と陰陽とは?

・自然と人のつながり(大宇宙と小宇宙)

・太極拳のある人生って、どんなもの?

   

【やってみること】

・武当気功 撑字訣(体をのびのび開いていく気功)

・陰と陽、てこの原理で動くコツ

・争いを止める太極拳

・天地人:天地と繋がって立つ

 など

 

服装・持ち物:

動きやすい服装(Tシャツ、ストレッチのきいたトレーニングパンツ、靴下)、飲みもの、タオル

※1月の会場は床部屋です。靴下でもできますが、寒さが気になる方は靴をお持ちください。

※飲み物は、こちらでもご用意します。

 

参加費:5000円(当日現金でお支払ください)

 

ご案内する人:

いしい まゆみ(道号:静慧/みんみん)

太極道家  第4回世界伝統武術大会 金メダリスト(太極拳)(中国、湖北省)

2008年から毎年、中国の武当山で稽古を重ね、現在は武当玄武派第十六代伝人明月師父のもとで武当功夫(内家拳:太極拳、形意拳、八卦掌)を学んでいる。すこやかでしなやかな体と心、そこから生まれる円満な人間関係を広めようと、太極拳をはじめとする体と心の教室を開催している

HP:体と心が目覚める太極拳 http://minminkung-fu.com 

 

お申込み:

minminkungfu☆gmail.com(☆を@に変えてください)宛てにお名前、連絡先(電話番号とメールアドレス)、参加希望日時をお知らせください。

 

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。


点がつながって線になる

2019.12.12 Thursday

(武当山にて。2013年頃、動きがカクカクしていた頃。手前が先生、太極拳を習っています)

 

「点がつながって線になる」とき、点が細かく打たれないと、線にはならないですよね。

 

1センチごとに打たれていたら、線にはなりません。無理やりつないでも、カクカクした線にしかなりません。

 

この点の間隔は、太極拳をはじめたばかりの人と、鍛錬を積んだ人の違いに現れるような気がしています。

 

この前、太極拳を習い始めて2年目くらいの自分の動きを見ました。

心は落ち着いていたし(これはとても大事です)、よく覚えたなあ、とは思いますが、動きはカタく、ぎくしゃくしていました。

 

動作のつなぎが弱く(もしくは、なく)まさに点を1センチごとに打って、無理やりそれをつないだような感じです。

 

カクカクの要因は、いろいろあります。

 

まずひとつは、体をバネのように使えていないことです。

 

バネ(縦に伸びる力)が働いていないと、腰を落としたときに、ゴーンと体重が下に落ちてしまいます。

 

当時も「ゆっくり、ふわんとしながら沈む」イメージは持っていましたが、具体的な方法やコツを知りませんでした。作為的に、筋力で支えるようにして急激に落ちるのを抑えるのでは、体は大変ですし、緊張を引き起こすだけです。

 

バネのように縦に伸びる力は、足で地面を押して、頭が天に向かってぐんぐん伸びていきます。体には無駄な緊張がなく、全身がつながっています。バネって、そういうものですよね。腰を落とすときも、バネを縮めるように、頭が上に向かう力が保たれます。だから、低い姿勢になったときは、パワーがあるのです。

 

水の中にいるように、体はふわりと浮き、軽やかに動きます。歩くときも、腰を落とすときも、自然とスローモーションになります。筋力で制御しなくても、バネが効いているので大丈夫です。これ、とっても気持ちよいのですよ。

(※詳しくは、「空間で、ふわりと浮くように、立って動く」(2019年11月22日のブログ))

 

動きがカクカクしてしまう要因に戻ります。もうひとつは、感覚の発達が関係している気がします。

 

感覚って、なんでしょうね。瞬間をとらえる力と、それに反応する力、みたいなものではないでしょうか。

 

ここで言う力は、「力づく」ではないため、「能力」と言った方がよさそうです。

 

太極拳は、反復練習の結果、動きを習得してスムーズになる、というよりは、瞬間をとらえて反応する力が、より細かくなっていくものだと感じます。

 

つまり、準備して出来るのではなく、瞬間芸です。常に「今」をとらえて、反応します。

 

まさに「今を生きる」ですよね。

 

その「今」の捉え方が、より細かくなっていくのが、鍛錬の成果でもあると思っています。

 

最初の点の打ち方のたとえで言うなら、習い始めた頃は、1センチごとに捉えて、それに反応していたものが、

 

鍛錬が進むにつれて、1ミリごと、0.1ミリごとに捉えて反応していけるようになる感じです。現状をとらえて、反応するまでのタイムラグもなくなってきます。

 

わたしの先生(武当玄武派第十六代伝人 明月師父)は、この前、太極拳を習ったとき、「準備をしたら、準備ができていない」と表現されていました。ちょうどそんな感じです。

 

「準備する」ことは、今、この瞬間に反応しているわけではないですものね。

 

「今」この瞬間に捉えるものは、自分の体の様子です。全身に無駄な緊張がないか、バランスが取れているかなどを、とらえていきます。バランスが取れていないと、無駄な緊張を生みますし、体のめぐりは悪くなります。

 

ゆっくり動くのは、感覚が育っていないうちに早く動くと、雑になったり、ごまかしてしまったり、勢いで押し通してしまいがちだからでもあります。

 

感覚が育っていけば、捉える点の細かさも増し、雑にならずに速く動くこともできるようになります。ですから、誰よりもゆっくり動ける人は、誰もよりも速く動ける、とも言えます。

 

これは、「自分を知る」よい方法でもあります。

 

心の緊張も、体の緊張として現れます。体がきゅっと縮こまったとき、それは、何かしら心が動いた現れでもあります。何か嫌だったり、大切なものが雑に扱われていたり、などです。

 

感覚を育てていくときにも、套路(型)があることは、役立ちます。

 

套路は、それ自体が体の無駄な緊張をなくしていく要素が含まれていたり、なんだかとっても上手くできていると思っています。わたしは、その良さを全てことばで表現できるわけではなく、まだまだ知らないことがあると思っていますが、これが何にいいのかわかりきっていなくても、昔の人の智慧の恩恵を受けられるところが、よいところです。

 

そして、型があることは、自分の変化の「ものさし」があるようなものでもあります。

 

この動作をするときに、これだとキツイけれど、これだとスムーズにできる、とか、

これはぎくしゃくするけれど、これは心地よい、とか、

 

変化を感じやすくなります。

 

套路は、広大な草原に踏み石を置いて「こっちに行けば、もっと楽だよ」と、道案内をしてくれるものでもあり、

同じ道を通ることで、見えてくる景色の変化や、細かい違いにも気付けるものでもあります。

 

型があると、「覚えなきゃ」と窮屈なイメージもあるかもしれませんが、そうではありません。

 

感覚を育て、自分を解放し、より自由にしてくれるものだと思っています。

 

そしてだんだん点がつながって、しなやかな線になっていきます。それって、なんだか、すてきじゃありませんか?

 

 

 

【これからの特別クラス】

12月14日(土)14:00-16:30 「ホントにはじめての武当太極拳・気功(自由が丘)詳細とお申込方法はこちら

 

12月15日(日)15:00-17:30「たのしい太極扇」(池ノ上)詳細とお申込み方法はこちら

 

12月22日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(自由が丘)詳細とお申込み方法はこちら

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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コップに半分はいった水

2019.12.05 Thursday

 

「コップに半分はいった水を見て、『半分しかない』と見るか、『半分も入っている』と見るか」

 

よく聞くたとえ話ですよね。

 

無い部分を見て嘆くのではなく、ある部分を大切にしようという考えは、ある状況、たとえば自分に厳しすぎる人には、効くと思います。

 

でも、この解釈を聞くと、「うん?ちょっと待て?」と思うのです。

 

なぜ空っぽの部分を嘆く必要があるのだろうか、と。

 

違う見方をすれば、それは余力で、可能性だからです。

 

器は、空洞があるから役に立ちます。全部埋められていたら、モノを入れるという素敵な展開は起こりません。

 

満たされていないところがあるからこそ、「まだまだできることがある」というのも、自分に力を与えてくれる解釈だと思います。

 

でもさらに、そもそも「なぜキミはコップという枠を指定するのだ?」と思ってしまいます。

 

それは完成を想定しているのではないでしょうか?

 

それも、人の能力や可能性を、頭打ちにしていることにならないかしら。

 

「大器晩成」という言葉があります。老子「道徳経」の第41章に出てくることばです。

 

ゆっくり成長する人や、大物は遅れてやってくる、みたいなときに使われますよね。

 

実は、「道徳経」には原本とされるものがいくつかあり、別の原本では「大器免成」と書かれているのです。

 

「大器晩成」は、7世紀、唐の時代に道教の布教の一環として、各地に建てられた石碑に彫られていたものです。長い間、これが原本とされてきました。

 

20世紀に入って、それとは別に、絹にかかれた原本らしきものが発見されました。大部分は同じですが、ところどころ、漢字が違っていたり、単語が抜けたり、あったりしたりと、違いがあります。こちらに「大器免成」と書かれていたそうです。

 

「大器免成」となると、大きな器は完成しない、となります。才能豊かな人は成長が止まることがない、決して完成してしまうことがない、という意味です。

 

わたしとしては、後者の方が老子らしい気がしますが、真相はわかりません。(そもそも、老子という人が実在しているのか、誰なのかも、そんなにはっきりしているわけではありませんし。)

 

そして、どちらも結局、同じような意味にも取れます。

 

「大器晩成」も、大物はゆっくり成長する、と、完成に重きを置かずに読むこともできます。

 

道士(道教の修行者たち)が、難解を言われる「道徳経」を、「読み続ければ、いつかはわかる」という心意気で読むのも、同じようなことだと思うのです。いつかはわかる、と言っても、完成を目指しているわけではないのだと思っています。

 

「道徳経」は、玉虫色みたいなもので、いろいろ解釈できます。これまで生きてきた経験などに照らし合わせたり、今の自分として読むことで、解釈は変わってきます。

 

答えはひとつではないところが難解とも言えますが、「どれも、またよし」と言われているような感じがして、懐が深いと感じます。

 

何ごとも、答えはひとつではなく、「わかった!」と思っても、それは次の瞬間、もしくは数年後には、また変ってしまう可能性もありますものね。

 

さて、「大器免成」に話を戻してみると、大きな器は完成しないのですから、コップという限界は想定していません。底なし沼でもあり、常に膨張している、とも言えます。

 

宇宙みたいですよね。存在しているし、すごく大きいけれども、どこまであるのかわからないし、膨張しているとも言われています。だからこそ夢やロマンを感じたりしませんか?「あそこには、何かがある。いろいろある。まだまだある」みたいな。

 

ちょっと劣性になってきた(かもしれない)コップの水だって、負けていません(勝ち負けではありませんが。)

 

半分しか入っていないところに、少しずつ満たしていくと、満杯になり、表面張力でぷくっと膨れた後に、ざーっと一気に外に流れ出しますよね。

 

自分を満たせば、自然と外に流れ出て行く、という感じかしらね。時期がくれば、ちゃんと外に出るのだから、自分を満たすべき時期に焦ることはないわけです。しかも、半分入っている水をすくい出すより、自然と流れ出るほうが、よほど勢いも、広がりもあります。

 

みんなの意識がちょっとずつ集まってきて、大きな流れを生み出す感じにもなりますよね。モノが流行るときは、こんな感じではないでしょうか。最初はポツポツだったのが、ある一定数を超えると一気に広がることもあります。

 

ひとつの事実も、解釈はいろいろです。

 

その解釈をしているのは、自分ですよね。事実は変りませんが、受け止め方は、自分次第で変わってきます。

 

どれが合っていて、どれが間違っていることも、ありませんよね。そのときの自分に力を与えてくれるもの、元気になるものがいいと思います。

 

それと同時に、その見方が唯一絶対のものではないことも、いつも感じていたいと思っています。

 

 

【これからの特別クラス】

12月7日(土)14:00-16:00  「じんわり温まる温灸メガネを作りましょう」(自由が丘)詳細とお申込み方法はこちら

 

12月8日(日)14:30-16:30「はじめての形意拳」 詳細とお申込方法はこちら

 

12月14日(土)14:00-16:30 「ホントにはじめての武当太極拳・気功(自由が丘)詳細とお申込方法はこちら

 

12月15日(日)15:00-17:30「たのしい太極扇」(池ノ上)詳細とお申込み方法はこちら

 

12月22日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(自由が丘)詳細とお申込み方法はこちら

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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