考えることと、感じること

2018.01.30 Tuesday

 

数年前、痒疹(ようしん)という湿疹に悩んでいたとき、何人かのお医者さんにお会いしました。

 

一度良くなり、再度悪化したとき、セカンドオピニオンを求めて訪ねたお医者さんが、「治りますよ。でもその前に、なぜこれが起きているかをお話しないとね。」と言って説明してくれたのが、上の図です。

 

「頭と心と体のバランスが取れていたら、まぁるいニコちゃんマークになるけれども、あなたの場合、頭でっかちだから、つぶれてこんな悲しい顔になっています。」

 

「例えて言うなら、青信号は進めだけど、赤信号は、止まれでしょう。あなたは赤信号でも無理やり渡ろうとしています。それは無理でしょ。」

 

とってもわかりやすかったです。この先生のおかげで、痒疹はどんどん回復しました。再度問題になることは、今に至るまでありません。

 

それ以前の自分を思うと、一生懸命なのだけれども、猪突猛進だったり、”木を見て森を見ず”だったと思います。赤信号で渡る人は、怖いですよね。そして、他人にもそれを求めていたような気がします。当然といえば、当然ですね。(ひどいですが。)

 

そんなわたしに「あなたの言うことは正論だけど、そうできないこともある」と怒ったり、「あなたみたいに、なんでもできません」と言う人もいました。それを努力しない人の言い訳だと、思っていたのです。わたしだって、なんでもできるわけではなく、努力しているのだと、思っていました。(ひどいですね。)

 

そんな風に、赤信号でも無理やり渡り続けていれば、湿疹が出るのも無理ありません。上のお医者さんにアドバイスされてから、自分の考え方や、習慣を変えようとしてみました。最初は、東京でそれまで通りの生活をしながら、なんとかしようとしました。なかなかうまくいかず、それなら思い切って「環境を変えよう」と、しばらく武当山に行くことにしました。

 

武当山での日々は、週に5日は午前、午後とクラスがあります。ほぼ毎日、朝から晩まで、体を動かすわけです。頭でっかちのクセを変えるために、「考えず、とにかく動く」生活をしよう、としました。

 

最初の1か月は、平和に過ぎました。心も穏やかで、体も健康でした。「東京に帰っても、こんな風に毎日過ごすことができるはず」と、明るい希望を持ちました。

 

でも、それは”旅行者”という立場での、”非日常”がうまく作用していただけだったのかもしれません。1か月を過ぎた頃から、だんだん武当山の生活が日常になってくるにつれて、イライラすることも増え、人とのトラブルも起きました。人と言い争いになったときは、「ここに何しに来たんだろう」と、自分を失いかけることもありました。

 

そんなときでも、「考えずに、体を動かそう」から外れることはありませんでした。そして、ひたすら練習を続けました。

 

結果、気づいたことがあります。考えることは、人間らしさのひとつですし、それ自体に問題があるわけではありません。ただ、以前とは順番が変わりました。”考えて動く”だったのが、”動いて感じてから、考える”、となりました。そしてそれは、今の自分のベースにもなっています。

 

太極拳を続ける中で、太極拳に関するもの、体に関するものなどなど、本や情報も、たくさん読みます。専門家の話も、聞いてみます。それは自分の感覚や経験と照らし合わせていくという形で、とても役に立っています。

 

だからかもしれませんが、読んでも、まったくピンとこない本もあります。そして1年後、同じ本を読んで、「すばらしい!」と感動することもあるのです。ピンとくるまでには、年月と経験が必要だったのかもしれません。

 

新たな視点をもらうこともあります。そしてそこから、体での経験を積んでいくこともあります。

 

ちゃんと自分の体で感じること、そしてそれを言葉にしたり表現すること、それができているときは、とっても居心地よいのです。それが、ありのままの自分の表現なのだと感じます。

 

こういうことは、人それぞれですので、違う道をたどる方もいらっしゃると思います。それでも、この世で生きることは、この体を持っていることであり、亡くなるときは、体が機能しなくなるのだ、と思うと、体を使って感じることは、多かれ少なかれ、大切なのではないかと思います。

 

ちょっと不思議なのは、以前の頭でっかちのわたしでも、太極拳については、理屈をこねたり、頭で考えてからやるようなことは、最初からほとんどありませんでした。

 

やり方もよくわからず、ひたすら真似したり、ひたすらやり続けるものも多かったのです。同じことをやっても、昨日はよい感じだったものが、今日はぴんとこないこともしょっちゅうありましたが、「今日は、そうなのだ」とあまり気にしなかったのです。今の自分を感じることに、二度と同じ瞬間はなく、それをどこかでわかっていたのかもしれません。

 

今、教える立場になって、生徒さんにも言うことがあります。「上手くできる、できない、は、ある意味ではどっちでもいい。それを感じることが大事。」

 

だから、続けているなら、常に発展中なのですよ。行き詰っているように見えたりしても。”感じる”という体験は、積み重ねることはできても、差し引くことは、できないのですから。

 

感じてみたら、「なんでもできない自分」が、よくわかってきました。それで、いいのだ。不得意なものは、得意な人にお任せする方法もありますしね。

 

 

【2月の特別クラス】

2月11日(日)14:00-16:30は「太極扇を体験しよう(第3回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

(Photo by Xie Okajima)

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、キリリとした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 


気とは?

2017.12.22 Friday

 

先日、明治神宮の夜間参拝に参加しました。1年の締めくくりの大祓を、講座として開催してくださったのです。

 

日の出、日の入りに合わせて開門、閉門している明治神宮、今の時期は午後4時に閉門します。暗い夜、ひっそりとした中での参拝に、いつもとは違う雰囲気も味わえました。みんなで足並みをそろえて本殿に行くときには、足音が揃う一体感も感じられました。良い経験をさせてもらいました。

 

大祓は、年に2回、6月と12月の末に罪穢(つみけがれ)を祓って清めるものです。穢とは、”気枯れ”、つまり、気が枯れることです。清めるとは、”気をよみがえらせる”こと、気力、生命力の再生です。

 

ここで出てくる”気”、太極拳でも気功でも、出てきます。「気を練る」と言ったりします。ではその気とは、なんでしょうか?

 

”気”がつくことば、日本語にはたくさんありますよね。元気、気がつく、気配、気持ち良い、気力、やる気、など。目に見えるものではありませんが、雰囲気的に、あるとよさそうですよね。

 

逆に、気がふれるとか、気違い、など、どうやらずれが生じるとだめそうです。

 

中国でも”気”は昔から語られてきました。2000年以上前に書かれた養生書、「黄帝内経(こうていだいけい)」には、「百病は、気より生ずるを知るなり(余知百病生於気也)」と書かれています(素問 第39 挙痛論篇)。

 

「黄帝内経」は、黄帝という帝王と、その師である岐伯(きはく)との問答です。「昔の人は100歳を超えても衰えることはないと聞いたが、なぜ今の人は50歳くらいでみな衰えてしまうのか」から始まり、人と自然、宇宙のつながりの大切さ、つまり自然に生きる大切さが書かれています。

 

「不自然なことをするから早死にする、自然に従って生きれば100歳でもぴんぴんしていられる」ということですね。夜、スマートフォンや、パソコン、テレビを観るのを止めたら、ぐっすり眠れるようになったという経験、ありませんか?朝が来たら起きて(交感神経優位)、夜が来れば寝る(副交感神経優位)というサイクルが、スマートフォンなどを見ることで、体が「あれ?また朝?」と誤解し、リズムが崩れてしまうのです。

 

「黄帝内経」では、病気は、気の変調により起こる、と言っています。そして気の変調を起こす原因として、6つの感情と、3つの環境をあげています。

 

6つの感情は、怒る、喜ぶ、悲しむ、恐れる、驚く、思う(=悩む)です。これに”うれい(悲しむ+思う)”を足して、七情といいます。3つの環境は、暑さ、寒さ、そして労働です。

 

これらの要因自体が問題なのではなく、程度によって、突然、激しく、長く続くと、気を損ねかねません。労働を例にとると、「労すればすなわち気耗し(労則気耗)」、労働が大きすぎて気を消耗すると過労死につながりかねないのです。

 

この”気”も、”元気”とか”生きる気力”とかに置き換えると、なんとなくわかりますよね。

 

さて、どうやら気が満ちていることは大切そうですが、では、どうすればよいのでしょうか?

 

ひとつは、感情を穏やかに保つことです。突然、激しく、長く続くことは、避けた方がよさそうです。ただし、無理に我慢するとかえって負担になりますので、感情を無理に我慢しないことも大切です。

 

太極拳や気功も、気を練るのに、気を巡らすのに良いでしょうか?

 

そう感じます。でも、どうやって練ったり、巡らせたりするのでしょうか?目に見えないものだけに、わかりにくいですよね。それもあって、わたしはお稽古中、”気”について触れることは、ほとんどありません。中国でお稽古しているときも、先生が気について具体的に指摘することは、ほぼありません。

 

それでも、太極拳や気功では、”気”は大切です。でも、気が巡るのは結果であって、そこに至るまでに何をするかの方が大事だと思っています。

 

たとえば、”站桩歌诀(站椿歌決)”という、站椿功(立禅)についての詩があります。その冒頭は、

 

头顶脚踩身空灵(頭は天に向かって伸び、足は大地を踏みしめ、体にはスペースができて自由に変化できる)
身松意緊气绵绵(体は余計な力が抜け、意識がしっかりしていると、気は長く続いていく)

 

となっています。つまり、足は大地を踏み、頭が天に向かって伸び(背骨の隙間がのびて、体にスペースができます)、体は無駄な筋力を使わず、「こうする」という意志(意図)はしっかり持つ、をしていけば、結果として気は巡ります。

 

”血が巡ると気が巡る。気が巡れば血が巡るのを応援する”という表現もあります。要するに、血流を促せばよいのです。上記に書かれた体の使い方をすれば、その助けになります。

 

「気を巡らせるぞ」と意気込んでも、そこに至るまでのプロセスを通らなければ、なかなかそれは難しいでしょう。確かに、感覚として感じるものはいろいろありますし、それは楽しいのですが、あまり気にせず、「今日はこんな感じ」程度にとどめ、結果にはあまり執着していません。それよりも、”何をするか”を大切にしています。

 

さて、大祓の話に戻ります。大祓詞には意味があり、その解説もしてくださったのですが、講座の最後には、「でも、そんな意味をいちいち考えたら、いくら唱えても祓えは行われない。メモを取った人、残念ですね。」と笑いながらおっしゃるのです。

 

話とは、単に言葉を音に出すのではなく、心を放つことで、それが空気の振動となったものなのだそうです。普通の言葉では無理ですが、神様からの言葉である大祓詞を唱えると、その言葉の力で罪穢が祓われるのだとか。

 

それを、いちいち意味を考えたら、いくら唱えても祓いは行われないのだそうです。理屈のない神様の世界を、人間の作った理屈で解釈しようとしても、出来るわけがない、というのです。

 

いただいた資料の最後には、「現在の人々はあまりに理屈が多すぎますが、これで、理屈を言う人がちょっとでも減ったら、罪穢も祓われて、日本は幸せになるのではないでしょうか。」と、書かれていました。

 

メモを取ってしまったわたしは、あらまぁ、ダメですね(笑)。

 

気のはなしは、もうちょっと書きたいこともあります。それはまた次の機会に書きますね。

(高野山のお化粧地蔵)

 

 

☀「陽だまり」とは

ブログタイトル「みんみんの陽だまり太極道日記」の「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると素晴らしく居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、どことなくキリリとした印象もあります。太極拳を通して、こんな時間と空間を創っていきたい、陽だまりにつつまれて暮らす人、心身ともにゆとりある人を増やしたい、と思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

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あこがれ

2017.12.01 Friday

(Photo by Xie Okajima)

 

太極拳を続けてきたのは「好きだから」と言っていますが、もうちょっと言うと、「こうなりたい」という憧れがあるからです。

 

わたしがお稽古している武当功夫(内家拳)は、太極拳、八卦掌、形意拳と、気功や瞑想、基本功などがあります。

 

太極拳にも流派がたくさんあり、それぞれです。その中で、武当功夫に出会ったのは偶然ですが、それを続けたいと思っているのは、この人たちの動きやあり方に、憧れているからです。

 

体で言うならば、今よりもっと、

 

体重を感じさせず、忍者のように、龍のように

 

動きたいのです。

 

わたしの先生(武当玄武派第十五代伝人 明月師父)は、大きな体をしています。体重も、90キロ以上あります。でも歩く姿は軽く、バタバタと足音も立てません。

 

先生やお弟子さんたちは、高いところから飛び降りても、大きな足音が出ません。

 

八卦掌の歩法をすると、足裏が大地に吸い付くようで、まるで忍者のようです(足は地面を擦ってはいません)。

 

背中は龍のように柔かく動き、直線の骨があるはずの腕も、縄のようにしなって動きます。

 

その心の在り方は、自然を愛し、穏やかで、おおらかで、よく笑います。

 

武当山にお稽古に来る人は、みんな穏やかな表情になり、健やかな体になって、しあわせそうに帰っていきます。

 

体の動き、心の在り方、こんなところに憧れます。

 

子供のころから寄宿状態で毎日お稽古してきた先生たちと違い、わたしは大人になってから、そして体力的には下り坂に差し掛かるような年齢から、始めました。10代の子供とは、出来ることが違います。

 

この先、年齢はさらに増えていきます。それでもまだ、ちょっとでも近づきたいと思っています。

 

そして、ちょっとでも「これだ!」と思う瞬間がやってきたときには、とんでもなくうれしいのです。その中には憧れたものもありますが、思ってもみなかったものも、たくさんあります。

 

今の自分がダメなわけではなく、わたしも含めてみんな、今の自分で、今は充分です。でも、このままで良いわけではありません。憧れが続く限り、これからも楽しく頑張ります。

 

 

 

【12月の特別クラスのご案内】

12月17日(日)の午後は、Bouquet(逗子・葉山)身体とこころのその先へ 〜本当の思いに触れに行く太極拳〜」(第4回:みんなが知らない太極拳ひみつ4 陰陽五行にみる体と心のつながり)です。詳細とご応募はこちらから。

 

12月23日(土)14:00-16:30は「みんみんの陽だまり時間:オレンジポマンダーを作ろう!」(自由が丘・九品仏)です。参加費は、おひとり3,500円(材料費込、ハーブティー&おやつ付)。詳細と応募方法はこちらから。(太極拳クラスではありません)

 

 

(武当山にて。兄弟子のひとり)

 

 

☀「陽だまり」とは

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「太極扇を体験してみよう」を開催しました

2017.11.29 Wednesday

 

先日の日曜日、太極扇の体験クラスを開催しました。

 

はじめて扇を手にする方、「開閉ができない」という方、すでに個人レッスンで套路を教えた方、様々なレベルの方が参加されました。

 

レベルが違う人たちでも、一緒にお稽古できるのです。はじめての人も、経験者も、みんなそれぞれのレベルで「もうちょっと」を目指すところが、太極拳の良いところです。

 

その中で「扇のお稽古は、太極拳をひととおり習ってからの方が良いのでしょうか?」というご質問がありました。

 

わたしが習ったときは「武器を持つ前に太極拳を習ってから」と言われましたが、今はどっちでも良いと思っています。

 

確かに、手に武器を持つ場合、持っているものに気を取られすぎることがあります。ぶんぶん振り回してしまったり、逆に振り回されたり、モノと自分が別々に動いてしまいます。

 

基本的な体の使い方、立ち方、歩法、全身がつながって動くことなどに、意識が回らなくなります。

 

「最初に太極拳を習ってから」というのは、上記のようにならないために、何も持たないところから始めた方が良いということです。

 

でも太極拳の套路(型)をひとつ覚えたといっても、「基本的な体の使い方ができる」という保証には、なりません。習得度は、人それぞれです。それなら、やりたいのなら、同時にやっていけばよいと思っています。

 

武器は、剣であっても、扇であっても、腕の延長です。

 

武器にも重さがあります。扇は軽いですが、それでも重さがあります。その重さを尊重することは、その存在、命を尊重するような感覚があります。

 

力で無理やり動かしたり、無駄な緊張があると、そのものの動きがとまり、命を止めてしまいます。

 

武器を持つことのメリットのひとつは、自分が力まかせに動いたり、無駄な緊張があることを、武器の様子が教えてくれることです。

 

お互いを尊重するというプロセスは、自分と外部とのつながりのはじまりでもあります。それは、「すべてのものはひとつ、大いなる源」という太極につながる道でもあり、意識の拡大にも、つながります。

 

こんな理由で、扇を習うのは、初心者でも構わないと思っています。ただし、習っていく先の過程では、個人によって、何をすべきかが変わってきます。

 

初心者が習うときも、扇だけ習うのではなく、同時に基本的な体の使い方を習うことは必要です。その進み具合によっては、しばらく基本練習に集中するほうがよいこともあります。基本が育っていかないと、型をひととおり覚えたとしても、そこからの進歩は望めないからです。

 

太極拳は、ここまでやったら終わり、というのはありません。ひととおり形を覚えたという段階はありますが、ひとつの節目でしかありません。覚えた段階での修得具合は、人によって違います。型をなぞるだけの人から、見えないところまで理解して動ける人まで、様々です。良い悪いではなく、そこから「もうちょっと」を進めて行けばよいのです。

 

真剣にお稽古することを、大切にしています。でも同時に、楽しくお稽古することも大切です。参加された方々が、「楽しい〜」と最後に言ってくださったことは、何よりもうれしいです。

 

「太極扇を体験してみよう」、次回は、新年1月14日(日)の午後、自由が丘で開催します。今回参加された方も、はじめての方も、みなさんいらしてくださいね。

 

☀日時:2018年1月14日(日)14:00-16:00 (13:30開場)

        ※終了後30分程度、中国茶のお時間があります(16:30終了予定)。

 

☀場所:自由が丘・九品仏駅近くの会場の和室(詳細は、お申込みいただいた方にお知らせします)

 

☀内容:武当太極扇

   ・扇の開き方、基本の扱い方

   ・武当太極扇の套路の練習

 

☀費用:4,000円(チケットご利用の方は、1チケット+1500円でもご参加いただけます)

    ※当日、お支払ください。

 

☀服装と持ち物:ストレッチのきいたパンツ、Tシャツ(長袖、半袖)、靴下(和室ですので、靴は不要です)、

    太極拳用の扇、タオル、飲み物

    ※お着替えいただけるスペースもあります。

    ※扇の貸し出し(おひとり500円)もあります。数には限りがあります。ご希望の方は、お申込み時にお知らせください。

 

☀お申込み方法:minminkungfu☆gmail.com(☆を@に変えてください)あてに、お名前、ご連絡先(お電話番号、メールアドレス)をメールでお送りください。口頭やメッセージなどで、直接お申込みいただくことも可能です。

 

 

【こんな方におすすめです】

・太極扇をやってみたい方

・扇を開くとき、バラバラと音が出てしまう方

・手で扇を開いてしまう方

・体と扇の一体感が感じられない方

・太極拳に行き詰まりを感じている方

※11月のクラスに参加された方も、はじめての方も、ご参加いただけます。

 

 

 

【12月の特別クラスのご案内】

12月17日(日)の午後は、Bouquet(逗子・葉山)身体とこころのその先へ 〜本当の思いに触れに行く太極拳〜」(第4回:みんなが知らない太極拳ひみつ4 陰陽五行にみる体と心のつながり)です。詳細とご応募はこちらから。

 

12月23日(土)14:00-16:30は「みんみんの陽だまり時間:オレンジポマンダーを作ろう!」(自由が丘・九品仏)です。参加費は、おひとり3,500円(材料費込、ハーブティー&おやつ付)。詳細と応募方法はこちらから。(太極拳クラスではありません)

 

 

☀「陽だまり」とは

ブログタイトル「みんみんの陽だまり太極道日記」の「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると素晴らしく居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、どことなくキリリとした印象もあります。太極拳を通して、こんな時間と空間を創っていきたい、陽だまりにつつまれて暮らす人、心身ともにゆとりある人を増やしたい、と思っています。

 

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大切な指針「自分も、見る人も気持ちよいのが、良い太極拳」

2017.11.12 Sunday

(Photo by Hirohisa Tajima)

 

どのクラスでも、よくする練習として、太極拳の基本功、と呼んでいるものがあります。

 

短くて単純な構成で、太極拳の大切な要素がたくさん入っており、体ものびのび、スペースが広がっていきます。

 

いきなり太極拳の套路(型)を全部覚えるのは大変ですが、これならだいぶハードルは下がります。それでもやっぱり「覚えられない」という声も、よく聞きます。

 

わたしが習う環境とはずいぶん違うので、覚えられないのも無理ないな、と思うのです。

 

わたしが習うときは、中国で、毎日やるのです。一度に10回とか15回、繰り返します。覚えよう、という意志は持ちますが、覚えやすいのは当然ですよね。

 

今日も、「覚えられない」と生徒さんがおっしゃるので、「ビデオを撮りますか?」という話になりました。限られた時間の中で習うときには、こんな工夫も必要です。何よりも、「おうちでやろう」という気持ちを、大切にしたいと思っています。

 

撮り終わった後、「体が伸びていくのを見ていると、一緒に自分も伸びていくよう。」というような感想を話してくださいました。

 

嬉しかったです。

 

太極拳をするときに、いくつか大切にしている指針があります。習う中で、先生からの言葉として聞いたことばかりです。その中のひとつに、”自分も気持ち良く、見ている人も気持ち良いのが、良い太極拳”があります。

 

太極拳には表演と呼ばれるように、人前でショーのように見せるものもあります。大会もあります。

 

一方で、「太極拳は、自分のためにするもので、人に見せるものではない」と言う人もいます。中国にも「本物は、6つの耳で聞くものではない」(「法不传六耳」)ということわざがあり、本当に伝えようとするときは、師匠と弟子の1対1、ふたりきりで部屋にこもり、誰にも見せずにお稽古する、という話もあります。

 

どれがあっているとか、間違っているという話ではなく、自分がどうやっていきたいか、だと思うのです。

 

4-5年前、当時、日本で習っていた先生に、「あなたもそろそろ、自分がどうやっていきたいかを決めるときです。」と言われたことがあります。

 

すぐに答を見つけられるものではありませんが、このときに問いをいただいたことは、とってもありがたいことだったと思います。

 

今のわたしにとっては、先生の言葉でもある、「自分も気持ちよく、見る人も気持ち良いのが、良い太極拳」という言葉が、しっくりきます。

 

太極拳をするときは、内だけに意識をむけるのではなく、外だけに意識をむけるのでもありません。内と外という境界線が、だんだんと曖昧になってくる感覚があります。内を大切にしながら、外にも意識が広がっていく感じです。

 

内と外も含めたいろいろな”バランス”の先に、”ひとつ”、という感覚にもつながります。

 

人に見せるためのものとは言えませんが、外に向かうエネルギーを人に感じてもらわないのは、もったいないと思うのです。これは、言葉とは違う形の、コミュニケーションだと思っています。

 

人はみんな、自分なりの表現をして生きています。わたしは、この表現方法が、好きです。

 

見ている人もそうですが、見ていない人にも、自然界の生きるものすべてに、波動で伝わっていくと思っています。それは、しあわせなことですよね。

 

 

【11月の特別クラスのご案内】

11月19日(日)14:00-17:00

Bouquet(逗子・葉山)「身体とこころのその先へ 〜本当の思いに触れに行く太極拳〜」(第3回:みんなが知らない太極拳ひみつ3 自然に学ぶ)です。詳細とご応募はこちらから。

 

11月26日 14:00〜16:30

特別クラス「太極扇を体験してみよう」(自由が丘・九品仏)です。詳細はこちらから

 

 

☀「陽だまり」とは

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