体は自然にバランスを取る

2019.07.04 Thursday

 

太極拳をやっている人の、よくある悩みとして、

 

「『ここを緩めて』と、よく言われる」があります。

 

「言われる」ということは、緩んでいないことになりますが、「よく言われる」ということは、緩め方がわかっていない可能性があります。

 

そのために、「『緩めて』と言われるたびに、苦しくなる」と言う方もいらっしゃいました。

 

人は誰でも、ベストを尽くしています。ただし、そのときの自分が知っている範囲でのベストなので、その中には解決の糸口がないこともあります。

 

ベストをつくしてなお指摘されたら、それは辛いですよね。

 

肩が緩んでいない場合、たとえば、

 

ひざを固めてしまっている場合もありますし、

あごが上がって、首が縮んでいることもあります。

 

この場合、ひざも、首も、緊張している、と言います。

 

原因は人によって違うので、本来は、それぞれの様子を見てアドバイスするものですので、これはほんの一例です。肩が緩まない原因は、肩にはないこともあります。

 

「よく言われる」という方の場合、肩だけに注目しすぎかもしれません。もちろん、肩をどうにかするだけで改善することもありますが、原因が他にある場合は、それだけでは緩みません。

 

人の体は、よくも悪くもバランスを取ろうとします。

 

首が縮んでいると(たいていの人の首は、本来の長さよりも短いです)、相対して肩も上がります。両方が中心に向かって縮むような感じです。

 

あごを引いて、首の後ろ側が伸びるようにすると、自然に肩は、しゅーっと下がります。

 

自分だと「伸びているよ」としらっと思ってしまいがちですので(これもベストを尽くしているからです)、人にやってもらう方がおすすめです。耳の後ろの骨のあたりを、にゅーっと上に向けて押すのです。

 

ひざと肩の組み合わせも、ひざが固まるとバランスを取るように肩も緊張して固まります。

 

わたしが実践している、ひざを緩ませる方法は、上下の骨(大腿骨と脛骨)が合わさる部分の真ん中をイメージして、それがお互いに押し合えるところを探ります。これが、足がまっすぐな状態です。このとき、ひざ裏には緩みがあるはずです。

 

これ、ひざ裏を緩ませる方からアプローチしても、特に慣れていない人の場合は、同じ結果にはなりにくいと思います。注意してくださいね。

 

もちろん、この組み合わせが全てなのではなく、たとえば肩の緊張の原因は、いろいろあります。ひとつ解決しても、他の要因がまだあるかもしれません。

 

でも少なくともひとつ、別の場所からアプローチすることで、何か気づくことがあるかもしれません。

 

そうやって少しずつ、つなげて意識できる範囲を広げて、全身、さらにはその先の空間まで広げていけば、だんだんと緩みやすい体になっていくのではないでしょうか。

 

自然にバランスを取るのは、人に備わったすごい機能だと思っています。でもそれが、上手く働く場合と、上記のように、緊張が緊張を呼ぶように働く場合と、両方あります。

 

良くも悪くも、ですが、それでも、このバランスを取る機能は、人の不思議というか、すごさのひとつです。もともとは調和している(太極)と思えば、当然と言えば当然なのですが、その当然が何か、わからなくなっていますものね。

 

もうひとつ、緩まない原因として、「まだ緩めたくない」と無意識に思っている場合もあります。心から来る緊張ですね。そういう場合に、無理やりほぐそうとすると、体が危機感を感じて、さらに固めにかかる場合もあります。

 

鼻息荒く、一気にすべてをなんとかしようとするのではなく、タイミングが来るまで待つというおおらかさも、大切だと思っています。

 

ちょっとずつで、いいのです。人生、長いですしね。

 

そして、「まだ緩めたくない」と思っている場合も、何かに対してバランスを取って固めているかもしれません。怖いから、とか、自分がしっかりしないといけないから、とか。

 

この場合も、無理は禁物です。タイミングが来たら、自分で気づいてほぐれていくものだと思っています。

 

ただし何もしないままだと、いつまでたってもタイミングが来ないこともあります。わたしにとっての太極拳は、タイミングが来たら、起きるべきことが起きるようにするための、ベースにもなっている気がします。

 

最初から、そんなこと期待して始めたわけではなく、やってきた感想として、感じていることですけれどもね。

 

 

 

 

【7月の特別クラス】

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☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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八郷での「はじめての武当太極拳」を開催しました

2019.07.03 Wednesday

 

 

6月最後の土曜日、茨城県の八郷(やさと)と呼ばれる地で、「はじめての武当太極拳」を初開催しました。

 

ここは昔、「八郷町」だったそうですが、2005年10月に石岡市と合併され、石岡市になりました。それでもこの土地のみなさんは、「やさと」という馴染みのある名前を、今も通称として使っているそうです。

 

八郷町は、昭和30年1月に1町7村が合併して誕生したところです。この名前は近隣の「8つの郷」に由来しているとか。日本の里100選にも選ばれています。筑波山のおひざ元で、日本有数のスカイスポーツのエリアでもあります。わたしが伺った日は、あいにくの雨模様でしたが、お天気の日にはパラグライダーも見られるそうです。

 

野菜や果物も豊富で、今はいちごが終わり、桃を待つばかりとか。近くの直売所にも行けたのですが、ピカピカ新鮮で、お手頃価格のお野菜や果物がたっぷりでした。

 

よいところですね。

 

さてクラスはというと、霧雨のため、屋根のある屋外で開始しました。

 

太極拳は、はじめての方ばかりでしたので、まず、みなさんの太極拳のイメージとか、参加のきっかけなどを伺って、それに答えながらはじめていきました。

 

わたしは話しはじめると、止まりません。話がとんで、「あれ?なんでこの話に?」なんてこともあります。

 

頭で考えすぎてしまうのをお休みして、体の感覚に意識を向け、心の声を聞くのが、太極拳のいいところのひとつではありますが、

 

知能のある人間は、頭でわかると、体が反応して使えるようになる面もあります。

 

このあたりはバランスですが、知恵も使いつつ、でも思考優位にならないように、体感や感覚でとらえてもらえるように、と思っています。

 

まずは体をほぐすところからです。怪我しないように準備するだけではなく、自分の体と向き合う、大切な時間でもあります。

 

ほぐすためには、方法があります。太極拳は、まず心です。心が意識を誘導して、意識が動きを生み出します。この準備体操も、意識の持ち方で、結果は変ってきます。何を意識するのかを伝えながら、丁寧にやってきます。

 

途中で雨が止んだため、近くの広場に移動しました。

 

主催してくださった(株)グリーンリーフのおおそねさんが、「気がいいから、ぜひここで」と考えてくださったところで、正面に筑波山を望み、緑の平地には梅の木がポンポンと立っています。

 

そこで、気功「撑字訣」の最初を、ゆっくり練習してみました。

 

最初は、立ち方です。

 

まず何も説明せずに、ふつうに立ってもらいます。横から軽く押してみると、グラグラ、よろけてしまいます。これでは、天地とのつながりはありません。

 

そこで、

・足はぺったり地面につけ、かかとの骨(踵骨)が地面から離れないようにし、(注:重心を乗せるのではありません)

・膝は上下の骨(大腿骨と脛骨)がお互いに押し合えるところを探り、

・腰(ウェストの後ろ)が反らないよう、胸を張らず、お腹を収めて、腰を緩め、

・顎を引いて、首の後ろを長くし、

 

さらに

・足の裏から地球の真ん中まで根っこを張るイメージを持ち、

・それとバランスを取るように、頭のてっぺんから天に向けて伸びていくのをイメージしてもらいます。

 

すると、

 

横から押されても、ふらつきません。体重をかけるように寄りかかっても、まっすぐしっかり立てています。

 

軸がしっかりあるか、ないかは、ちょっとコツの違いなのです。

 

さらに「撑字訣」の動きを続けながら、膝を痛めない腰の落とし方も、やってみます。

 

これもコツがあり、バランスを取りながらの、けっこう繊細な動作です。一人ずつ確認していき、ちょっと後ろを振り返ると、

 

ずーっと腰を落としたままの方が。

 

わかります。これ、膝に負担がかからず、とっても楽なのです。ずっとやり続けても苦しくないためか、どのクラスでも、ずーっとそのままの姿勢でいる方、結構いらっしゃるのです。「そのまま続けて」と言わなくても、自ら進んでやり続けてくださるのは、いいですよね。

 

などなど、動きは単純ですが、基本になるところを、じっくりやってみました。

 

終わったあとの感想も、とても素敵でした。

 

「筑波山を遠くに見ているのに、手前のものもはっきり見えて、意識がぼーっとしてきた」という感想は、わたしが太極拳をしているときの感覚にも似ている気がします。

 

ぼんやり夢の中にいるような感じですが、意識は覚醒していて、視界は広く、意識も広く、内にも外にも広がっています。

 

「悩んでいたことが、どうでもよくなった」という声もあり、

 

これも、太極拳や站椿功、気功などで意識が拡大していくと、日々の悩み事がとっても小さなことに思える経験に、似ている気がします。

 

嬉しかったのは、わたしがそれを話すのではなく、みなさんご自身で感じてくださったことです。すごいですよね。

 

わたしも、話しすぎることなく、みなさんの感じるままに任せた方がいいところが、もっとあるのかもしれません。

 

面白かったのは、「太極拳の先生なのですか?」と聞かれたことです。

 

なぜこの質問になったかというと、想像していた「太極拳のクラス」とは違ったからだそうです。とにかく体を動かすのだと思っていたらしいのですが(もちろん、それも大事です)、実際に受けてみたら、日々の生活のあれこれに結びつくこがいろいろあったからだとか。

 

わたしは、太極拳を教えていますが、自分でも「太極拳講師」は、しっくりきません。自分でもそう思っているのですから、生徒さんのこの質問は、するどいですよね。

 

していきたいことは、太極拳の知恵を活かして、ラクに楽しく生きる道を探っていくことです。そのためのひとつとして、「教える」も入っていますし、今のところ、大きな割合を占めています。

 

 

八郷での太極拳は「八郷のやさしい太極拳」という名称で、次回は8月24日(土)15:00−16:30に開催します。やさしい環境の中、自分にやさしく、人にもやさしく、ゆっくり育てていけたらいいな、と思っています。

 

ご参加のみなさま、ありがとうございました。

 

また、このご縁は、他のクラスに参加してくださった生徒さんからのご紹介で、始まったものです。そんなつながりも、とってもありがたいです。ありがとうございます。

 

腕をつかまれたときに、どうするか?の実践中。ニコニコしていますが、わたしが悪い人役です。

 

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八郷のやさしい太極拳」

 

日時:  8月24日(土)15:00−16:00

 

場所:  八郷(茨城県石岡市柿岡) ※屋外。雨天の場合は室内に変更します。

 

内容:  からだをゆるめる準備体操、気功、武当太極拳など

 

服装など:ストレッチのきいたトレーニングパンツなど動きやすい服装、タオル、飲み物

 

参加費: 4000円(当日お支払ください)

 

講師:  いしい まゆみ(道号:静慧)

      太極道家・第4回世界伝統武術大会(中国)太極拳 金メダリスト

              中国、武当山で武当功夫(太極拳、形意拳、八卦掌、気功)を学ぶ。

      すこやかな体と心、円満な人間関係で、楽しく生きる道として、教室を開催。

      好きなことばは、「笑う門には福来る」

      HP:http://minminkung-fu.com (体と心が目覚める太極拳)

 

お申込み:つくばハーブかふぇROOT(おおそね様) Tel: 029-893-4694

                mitiru.5422☆gmail.com(☆を@に変えてください)

 

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太極拳で使う武器:力を手にしたときに芽生えるもの

2019.06.26 Wednesday

 

老子「道徳経」の第31章は、武器についての話がでてきます。

 

そもそも武器とは、不吉な道具である。

人々は、たいがいそれが嫌いだ。

だから道を得たものは、武器を使う立場に立たない。

 

武器とは不吉な道具で、不幸を招くものだから、悟りを得たもの(老子のいう「道を得たもの」)は、武器を使うようなことはしない、という意味です。

 

太極拳には、武器を使うものがあります。

 

太極拳とは、和を求めるものですう。そもそも争いを起こさないことを最良とし、やむを得ない場合でも力を持って制することなく、自分にも相手にもダメージを与えることなく、起きてしまった争いを終わらせる、と理解してきたのですが、

 

ふと、「そんな太極拳に武器があるのはなぜだろう?」と、思いました。

 

太極拳は、老子「道徳経」を体現化したものだと感じており、その「道徳経」でも、武器を使うようなことはしない、と言っているわけですし。

 

もちろん太極拳は、伝統的に武術です。その意味で、武器があるのは当然のことです。

 

わたしは、武器としては剣と扇を使いますが、どちらも練習していて感じることは、自分の様子を武器が教えてくれることです。

 

武器には、重さがあります。

 

重さにとらわれ過ぎて、力づくでなんとか動かそうとすると、上手くいきません。つまり、太極拳が目指す体の使い方(全身が連動して楽に大きな力が出せる)ができてないと、重さのある武器を持ったときに、「重い、大変」となってしまうのです。

 

武器の重さは、命のようだと感じます。その命を尊重しながら、自分とつながりを持って動いていきます。

武器の命を尊重せず、自分がコントロールしようとしすぎると、上手くいきません。

 

自分の心身が緊張していると、一体感は得られません。

武器を持った分、体は大きくなる(武器は、体の延長と考えます)ため、緊張も、見た目に大きく現れやすいのです。

 

武器の様子から、自分の心身の状態を知ることができます。

 

体や心に無駄な緊張がなく、静かな状態にあるとき、武器は、その重さを命として動き始めるような気がします。そういうとき、ちょっと言葉では表現できないような感覚になります。

 

言葉にはなりませんが、いい感じです。

 

穏やかで、動きがあって、変化し続けて、つながりがあって、

 

余計なことは、思考にも、体の動きにも入ってこない(もしくは、きにくい)ところも、いいところかもしれません。

 

ずっとこんな感じで、武器とは言っても、それで何かを倒すイメージで練習したことはないのです。

 

「道徳経」では、さらに

 

武器は、不吉な道具であり、君主が使う道具ではない。

やむを得ず用いる場合には、あっさりと使うのが最上である。

 

勝ってもそれを賛美はしない。

もし賛美するならば、それは人殺しを楽しむことである。

いったい、人殺しを楽しむならば、自分の志を天下に果たすことなどできないのだ。

 

と続きます。

 

老子は現実的なので、武器を使うことを全否定していません。ただし、もしやむを得ず使うならば「あっさりと」使い、勝っても賛美しない、と言います。

 

武器を持つことは、攻撃力を得ることです。力を持つと、使いたくなりがちですよね。使わなくてもいい場面で使ったり、行きすぎたりすることもあるでしょう。

 

武器の力で、制してしまおうと、思うこともあるでしょう。

 

だからこそ、静かな心を保つことが大切なのだと、感じます。

 

武器は、物理的なものの他にも、権力や言葉、力関係、いろいろ広げて考えられますよね。そう思うと、誰にとっても日常の中で起こり得ることかもしれません。

 

太極拳で大切にしている「和の心」や「共生」、は、どんな状況でも、心身ともに静かな状態でいることで、成し遂げられます。

 

誰かが誰かを力で抑えつけて表面的な平穏を保つことではなく、誰も無理したり我慢したりせず、大らかでいられる方が、いいですよね。

 

そんな日常を生きるために、武器という力を手にしたときの自分を見つめるための、よい機会かもしれないと思っています。

 

(参考:「老子」蜂屋邦夫訳注 岩波文庫 /  「老子 あるがままに生きる」 安冨 歩 編訳 ディスカバートウェンティワン)

 

 

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武当山日記:ここには、いろんな人が来る

2019.06.23 Sunday

(武館「明月道院」の門)

 

武当山の武館(カンフーの学校)というと、日々、武術にいそしむような人たちしかいない、というイメージを持つ方がいらっしゃるようです。

 

わかります。わたしも初めて行くときには、「どうしよう、毎日が体育の授業みたいな学校に、わたしみたいに運動オンチで大丈夫だろうか。」と、不安に思ったものです。

 

実際、当時のわたしの体は弱くて、練習初日に山の頂上まで登ることになり(片道4時間くらいです)、ひねってもいないのに、足首が腫れてしまったほどです。

 

そんな人でも行ったのですから、誰が行っても大丈夫です。

 

今回も、いろんな人たちに出会いました。外国人がいるときもありますが、今回はみんな中国人でした。

 

映画でスタントマンをしているという男性とも一緒になりました。筋骨しっかり、よい体をしているのですが、筋力頼りになりがちのためか動きが硬く、武当功夫特有の、しなやかな強さには、苦戦しているようでした。でもだからこそ、来ているのかもしれませんね。時間は必要ですが、それは誰にとっても同じことです。

 

息子さんが日本に留学しているという(おそらく)40代の男性は、はじめてのカンフー体験でした。体も硬く、準備運動をするだけでも息がハアハアと上がります。でも、いつも一生懸命で、何度も何度も繰り返し練習していました。日がたつにつれて、少しずつ前進する様子に、とにかく続けることって大事だと、改めて感じました。

 

心身を健康にしたいという20代の女性もいました。とっても明るくてかわいい人なのですが、本人いわく、「口を開くと不満ばかり」とか。

 

わたしも頭で考えてしまうクセを治したくて、ここに来たことがあることを、思い出したりしました。

 

まじめで、站椿功や気功を、ひたすらやり続ける力があります。ただ、集中すると自分だけの世界に入ってしまうのか、「次、〇〇するよ」と声をかけても、その声が聞こえないようなときもありました。周りが目に入らなくなってしまうこと、わたしも身に覚えがあります。

 

ある期間、普段の生活から離れて、体と向き合うことは、誰にとっても貴重な体験になります。

 

日常から離れて、自然の中で、シンプルな生活をして、体と心と向き合っていると、そのときの自分の課題が浮き彫りになってきやすいです。

 

見たくない自分も、しっかり見えてしまいますが、それは非日常だからこそでもあります。

 

団体さんもいます。武当山に初めて来たというグループは、5日くらいの滞在で、半日お稽古、半日は観光というスケジュールでした。武当山と言えば、道教寺院が世界遺産に指定されている観光名所ですから、初めてだったら、いろいろ行きたい気持ちもわかりいます。

 

そういう人たちがいる場合は、近くの風光明媚なところや、道教寺院に出かけて練習することもあります。先生は、いい雰囲気で気持ちよく練習できることも、大切にされています。そういうところ、いいですよね。気分や雰囲気は、大切です。

 

わたしのように何度も来ている生徒とか、普段からいる生徒だけの場合は、どこにもお出かけしないで学校の敷地内でお稽古します。今はどこにもいかなくても、この静かな場所で十分満足ですが、わたしも初めてのときは、山頂に登ったり、道教寺院の境内でお稽古させてもらいました。それは良い意味で、特別感を演出してくれて、すんなりとお稽古する環境に入れたと思っています。

 

企業研修できている方たちもいました。総勢27人です。武当山のある湖北省の企業で、そんなに若い人はいなかったので、マネージャー研修だったのでしょうか。

 

モニターにプレゼンを映してみんなで会議していたり、小さなグループにわかれて話し合っていたり、そうかと思えば、「けんけんぱ」とか、足でける羽根遊びをやっていたり(会社の研修って、こういうのもありますよね)、なかなか興味深かったです。

 

もちろんここは武当山ですから、太極拳とか気功の練習も入ります。みんなお揃いのお稽古着で、なかなか気合いが入っています。

 

一緒にお稽古することはなく、それほど接点はありませんでしたが、和気あいあいとしていて、同じ場を共有していても楽しかったです。

 

(企業研修の団体さんの、朝稽古)

 

いろんな人がいるでしょう?

 

「武術、やってます!」みたいな人たちではなく、結構ふつうの人たちですよね。

 

武館は、来た人たちが居心地良く過ごせるように、元気になって帰れるように、いろいろと心を配ってくれます。

 

先生の奥様は、武館の管理のような役割も果たしているのですが、わたしが到着してから何日かした頃、顔を見て「あ、元気になったね」と言っていました。

 

先生もそうですが、そういうところは、とってもよく見ているのです。

 

太極拳は、心身ともに健康に、しあわせに生きるためにあるものだ、と思っています。

 

他人との競争ではなく、自分との競争でもありません。昨日よりも今日、できなくなることがあったとしても、それはそれです。その日、そのときに、心も体もすこやかにいられたら、いいと思っています。

 

ここは特別なところではありますが、特別な人のための場所ではなく、誰にとっても、居場所があります。

 

居場所があると感じられることも、大切なことじゃないかしらね。

 

 

 

 

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7月のお稽古

2019.06.22 Saturday

 

 

***6月のお稽古はこちらから***

 

2019年7月の「みんみんカンフー」お稽古予定です。どなたでも、どのクラスでもご参加いただけます。はじめての方も大歓迎です。

 

お申込みは、minminkungfu★gmail.com(★を@に変えてください)、もしくは口頭やFBメッセージでお願いします。FBイベントがあるものは、参加ボタンを押していただいてもOKです。

 

 

【2019年7月】

1

 

2

 

3

 

47:30 吉祥寺
 19:30 九品仏

5

 

6 

☆13:00 小見川

7 10:00 Park

14:00 太極扇

8

 

9

 

10 19:00 
池尻大橋

11  7:30 吉祥寺
 19:30 九品仏

12

 

13 

 

14 

 

15

 

 

 

16

 

 

 

17

 

 

 

18 

 

 

 

19

 

 

 

20 10:00自由が丘

   (シェア奥沢)

☆14:00はじめての

    武当太極拳

21 10:00 Park

14:00 ヒト

 

 

22

 

23
 

2419:00 
池尻大橋

257:30 吉祥寺
 19:30 九品仏
26
 

27 10:00 Park

☆14:00 形意拳

28 10:00 池尻

 ☆14:00站椿功

29

 

30

 

31

 

 

 

 

 

 

 

☆は特別クラスです。

※7月13日〜19日までは、夏休みをいただきます。

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【クラスのご紹介】

☀「体と心が目覚める太極拳」シェア奥沢(自由が丘)第2・3土曜日の午前中 他 (7月は28日(日)も別会場で開催します) 

武当太極拳のほか、天地とつながる立ち方、やさしい歩法、呼吸法、太極拳の基本となる気功など、お稽古します。

 

☀「とっても自由なパークタイチー」(代々木公園):屋外。土日の午前中(不定期)

光を風を感じながら、童心にかえって遊ぶように、体と心をほぐしていきます。武当太極拳のほか、天地とつながる立ち方、やさしい歩法、呼吸法、太極拳の基本となる気功などお稽古します。

 

☀「体と心のデトックス:基本功(気功・瞑想・站椿功)」(自由が丘・九品仏):毎週木曜日 夜 

ゆるゆる準備運動、スワイショウ、やさしい立ち方、歩き方、気功、站椿功(立禅)、瞑想など、体と心を緩ませていきます。太極拳はしませんが、太極拳の基本となる体の使い方を修得できます。週の半ばのリフレッシュにも。

 

☀「おはよう☀パークタイチー」(吉祥寺の公園):毎週木曜日 朝 

光と風を感じて、ゆっくり体と心を目覚めさせていきます。ゆるゆる準備運動、スワイショウ、気功、やさしい歩き方、武当太極拳をお稽古します。

 

〜武当太極拳〜

武当太極拳は、太極発祥の地とも言われている道教の聖地、武当山(湖北省)で伝えられてきた伝統太極拳です。お稽古する十三式武当太極拳(武当玄武派)は、水が流れるように自然に動き、陰陽のバランスで力が生まれてくる、”太極拳のひみつ”がギュッと詰まっています。円を描いてしなやかに伸びる動きが美しく、初心者でも経験者でも、また年齢を問わず、おすすめです。

 

 

≪太極拳以外のクラス ≫

☀「タオを生きることば」(池尻大橋):水曜日(月2回) ※老子「道徳経」を1章ずつ読みながら、タオのあり方を体感していきます。後半は体を動かしますが、お着替えいただく必要はありません。

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【7月の特別クラス】

7月6日(土)13:00-15:00  「麗屋 弘鈴庵の 立って、歩いて、太極拳」 詳細とお申込み方法はこちら

 

7月7日(日)14:00-16:30  「たのしい太極扇」 詳細とお申込み方法はこちら

 

7月20日(日)14:00-16:30  「ー20歳のカラダ❤ホントにはじめての武当太極拳」 詳細とお申込みはこちら

 

7月21日(日)14:00-16:30「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」 〜より遠く、人間になって高くジャンプ〜 詳細とお申込み方法はこちら

 

7月27日(土)14:00-16:00「はじめての形意拳」 詳細とお申込方法は、こちら


7月28日(日)14:00-16:30「やさしい站椿功」 詳細とご申込み方法はこちら

 

 

※個人レッスン1時間半、10,000円)。

武当64式太極拳、武当64式太極剣、武当丹剣、武当太極扇、武当逍遥掌、形意拳、気功、站椿功などのほか、体や膝に負担のかからない立ち方・歩き方も指導します。詳しくはご相談ください。

※10日前からキャンセル料2000円がかかります。

 

※出張グループレッスン

5名以上の出張グループレッスンも可能です。詳しくはご相談ください。

 

※講演会など

「みんなが知らない太極拳のひみつ」など、講演もお受けしています。ご相談ください。

 

 

【お稽古時間とお稽古代】※朝の青空太極拳(吉祥寺)、特別クラスを除く

1時間半、回数券1回分(4回10,000円/9回20,000円、いずれも2か月間有効)、現金の場合は3,500円。

 

 

【服装】

動きやすい服装でお越しください(長袖Tシャツ、ストレッチのきいたトレーニングパンツ、靴下、底の浅い靴)

※公園(屋外)のお稽古は、天候によって寒い日もあります。しっかり防寒してください。

 

詳細は、下記をご参照ください。


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☀「体と心が目覚める太極拳」

 

【土曜日曜開催】10:00-11:30 

7月20日(土):シェア奥沢 (自由が丘)

・7月28日(日):池尻大橋駅近くの会場 ※詳細はご参加者にお知らせします

※シェア奥沢は15分前開場、終了後にお茶の時間があります。

 

≪シェア奥沢≫(自由が丘)

※シェア奥沢は、映画、食事、音楽、絵画など共通の”好きなこと”に人が集う、あたたかい触れ合いのある場所です。

自由が丘駅南口改札を出て、左に進み、突き当りを右に曲がります。この通りが自由通りです。緑道を越え、世田谷区の看板を過ぎると、左に入る道があります。ここを左に曲がるとき、目印として右手に赤いアルソアの看板があります。道なりを進み、3つ目の十字路の右奥の民家が、シェア奥沢です。

 

(シェア奥沢)

 

 

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☀「とっても自由なパークタイチー」(代々木公園)

青空の下、風や木々の香りを感じながらの太極拳です。中国でも、早朝から公園で太極拳をする姿がたくさん見られます。童心にかえってのびのび体を動かして、体と心をほぐしてから、太極拳をやってみましょう。

 

【週末クラス】10:00-11:30   

・ 7月  7日(日)

・ 7月21日(日)

・ 7月27日  (土)  

※雨天の場合は、静かにお休みです。ご参加予定者には、朝8時をめどに個別にご連絡します。

 

場所:代々木公園 ※待ち合わせ場所は、南門です。初めての方は、開始10分前にお越しください。南門から入って、梅の園、丘の広場の前あたりでお稽古します。

 

   

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☀「体と心のデトックス:基本功(気功・瞑想・站椿功)」(自由が丘/九品仏)

広々とした和室で、基本功をゆっくり丁寧に練習するクラスです。站椿功、太極歩、武当五行六合功、六字訣、呼吸法、瞑想など。週の半ばに、自分の体と心と向き合って、きれいさっぱりデトックスしていきましょう。

(クラスについて、詳しくはこちら

 

日時:毎週木曜日 19:30-21:00 (7月4, 11, 25日)

   ※19時から中国茶をご用意してお待ちしています。

         ※7月18日(木)はお休みです。

 

場所:九品仏駅近くの和室 ※九品仏駅徒歩2分、自由が丘駅徒歩9分(詳しくはご参加の方にお知らせします)

 

 

 

☀「おはよう☀パークタイチー」(吉祥寺の公園)

ちょっと早起きして、ゆったり呼吸してゆっくり動き、全身を目覚めさせます。心と体を整え、1日をさわやかにはじめましょう。

 

日時:毎週木曜日 7:30-8:30  (7月4, 11, 25日)

   ※屋外での開催です。雨天の場合、静かにお休みです。

   ※7月18日(木)はお休みです。

 

場所:吉祥寺駅付近の公園(詳しくは、ご参加希望の方にお知らせします)

 

料金:1回1,500円(特別価格)

 

 

 

☀タオを生きることば 

2,000年以上前に書かれた「老子(道徳経)」は、武当功夫をする人たちを含むタオイスト(道士)の間でも大切にされており、修行者たちは「読み続ければ、いつかはわかる」と信じています。そこには、しあわせに生きるヒントがたくさんつまっています。

 

毎回1〜2章ずつ取り上げます。前半はお話と対話、後半は体感できるようなワークを、太極拳・気功・基本功・瞑想から選んでやってみます。(※お着替えいただく必要はありません。)

 

日時 7月10日(水)19:00-20:30   第32章    

         7月24日(水)19:00-20:30   第33章    

※開場は18:45です。

 

場所:池尻大橋駅近くの和室  ※詳しくはご参加の方にお知らせします

 

 

みなさまのご参加をお待ちしています^^

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

ブログ: みんみんの陽だまり太極道日記(http://blog.minminkung-fu.com/)

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「すきなもの」Instagram:Instagram(@mayuminmin927)



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