ちょこっとワーク(4)腕振り運動(スワイショウ)

2017.05.19 Friday

 

すきま時間にできるちょこっとワーク。今回は、腕振り運動です。

 

”スワイショウ”とも言い、中国語では”甩手”(Shuǎishǒu、意味は手を前後に振ること)と言います。気功でもあり、動く瞑想と表現されることもあります。

 

では、やり方です。

 

 

1.両足を肩幅くらいに開き、足先をまっすぐ平行にして立ちます。(足の内側が平行になるように)。

 

2.足裏は柔かく地面を押して地球の中心に向かって根を下ろすように、頭のてっぺんは天に向かって伸びるように、立ちます。

  膝はつっぱらず(伸ばしすぎて緊張しない)、緩みがある程度に。

 

3.肘を曲げず両腕を脱力させ、前後に振ります。両手の平は内側にむけ、指は自然に伸ばします。高さの目安は45度くらいです。

 

腕を振るときには、無理は禁物です。気楽に振子のように振り続けてください。そして、自分の体の様子を観察してみましょう。呼吸は、止まらなければ大丈夫です(一生懸命になりすぎると、呼吸は止まりがちになります。注意してくださいね。)

 

微妙ですが、足裏には重心移動があります。腕を前に振るときは踵の方に、後ろに振るときにはつま先の方に移動します。無理やり移動しようとせず、なすがままにしておくことが大切です。力が抜けていれば、自然に移動します。

 

回数は100回くらいから始めればよいのですが、おすすめは1,000回です。

 

時間の目安は、10分で600回くらいですので、1,000回だと16〜7分くらいです。「長い......」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、1日24時間の中での16分と思えば、あっという間ですよね。

 

わたし個人の感覚ですが、5分(300回)だと大きな変化はなく、10分(600回)あたりからちょっと変わってくる感じがします。それで1,000回をおすすめしていますが、いろいろな個人差(体の状態、忍耐力、心身の余裕など)がありますので、無理なくできる回数から始めたらよいと思います。続けてみることが、大切です。

 

楽しくできるコツとして、わたしはお気に入りの砂時計を使います。5分砂時計ですので、途中で2回ひっくり返して、最後はプラス100回で、合計1,000回です。

 

1,000回終わると、体内でぐるんぐるん、めぐる感覚が強くあります。血液はぐるぐる、まわっています。この後に気功や太極拳の練習をすると、とても良いのです。たとえば太極拳の最初のところ、腕を左右に開いてあげていくところなどは、腕が自動で上がっていく感覚が普段よりも強くでます。伸び方も、ぐうーん、と伸びて、より関節の隙間が空いてます。

 

血がめぐれば体温は上がります。赤ちゃんには冷え症がいないように、あたたかさは生命力の象徴です。そして、老化は”縮む、硬くなる”傾向があるため、関節の隙間が空くことは、老化とは逆行していることになります。

 

上記はわたしの感覚ですので、実際の効果は、人それぞれです。お酒をたくさん飲んだあと、寝る前に10分(約600回)やると次の日に酔いが残らない、とおっしゃる方もいらっしゃいます。ネットで調べると「○○が治った、○○が改善した」という実績がたくさん出てきており、自分の問題があるところが改善する、という形で出てくるようです。

 

でも、○○に良いからやる、というよりは、これだけ長く伝えられてきた先人の智慧、とにかくやってみましょう。何か変化が出てくるにちがいありません。くれぐれも無理やり力を込めてやらないように、気楽に、続けることがコツです。

 

やり続けたらこんな変化があった!というお話があれば、ぜひお聞かせくださいませ。わたしもご報告します。

 

 

☀「陽だまり」とは

ブログタイトル「みんみんの陽だまり太極道日記」の「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると素晴らしく居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、どことなくキリリとした印象もあります。太極拳を通して、こんな時間と空間を創っていきたい、陽だまりにつつまれて暮らす人、心身ともにゆとりある人を増やしたい、と思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

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本当の願いに気づくこと:お稽古の回数は、どのくらいが良いのか?

2017.05.18 Thursday

 

お稽古について、わたしがずっと大切にしてきたことがあります。

 

「あまり来られなくても、来られるときに来たら良いよ。間が空いても、気にせず来てね」というものです。

 

これは自分の体験から来ているものなのです。自分が習っていたときは、多いときで週3日、4.5クラスを入れてお稽古していました。たいていのことよりはお稽古を優先させていたのですが、それは強制されたわけではなく、やりたかったからです。

 

それでも、時々は何かの理由で行けないことがあります。そんなとき、「来なかったから、○○を経験するチャンスを逃した」というような言われ方をしたことが、何度かありました。

 

”お稽古にたくさん通うのが良い、回数が少ないのはダメ”というような、感覚が生まれていました。

 

お稽古という面で見たら、言われたことはそのとおりです。でも、もっと広い視点で見たら、違う経験をしたのだから、それはそれで良いのではないかしらと、モヤモヤと思っていました。

 

そんなこともあり、自分でクラスを始めるときには、誰にとっても来やすい場所、それぞれが自分のタイミングで来られる場所にしたい、という思いが強くあり、それで冒頭のようなことをずっと言っていたのです。

 

でも実はこれ、大切なことを大切にしていたつもりが、別の大事なことを無視してきてしまっていたのです。

 

今年に入って、週2回通い始めた生徒さんが、メキメキと上達し始めました。身体の使い方、套路の覚えのスピードなどなど、それまでとは全然違います。何よりも、意識や向き合い方も、大きく変わりました。それまでは「○○をやりたい、○○もやりたい」と言っていたのが、「丁寧に、今やっているものをできるようになりたい」と、どんどん他のものをやりたいと言わなくなりました。これは、大きな変化でした。

 

その生徒さんが、ぽそっとおっしゃったのです。「もっと早く週2日にすればよかった」と。

 

それは、わたしのせいなのです。わたしがその違いを伝えていなかったのです。

 

この話を友人にしたとき、「みんみんにとって、週3お稽古に通うとか、毎日お稽古するということが、あまりにも普通すぎて、きっとわざわざ言うことではなかったのだよね。でも他の人からみたら、言わないとわからなかったと、今、わかったということだね」と言われました。

 

身体を使うものは、頻度が多いほど受け取れるものは大きくなります。週1回と週2回は、単純に倍になるわけではなく、自分と周りの傾向をみていると、それをはるかに超える結果を導きだしてくれます。

 

体を使う場合によく言うことは、「結果を出したいのであれば、本当は週3日やるのが良い。無理であれば週2日」です。自分でウォーキングをしていたときには、2日空けずにやる(つまり週3回ペース)を心がけて、周りに明らかにわかるほど、すっきりと痩せました(カンフーを始める前のことです)。ほかの種類のトレーニングをしている方も、同じようなことをおっしゃいます。

 

週1回では意味がない、というのではありません。ただ、状態でいうと、毎回ふりだしに戻って始めるような感じに近く、「套路が覚えられない」というのは、当然といえば当然なのかもしれません。

 

わたしが武当カンフーを始める前に習っていたときは、月に3回のお稽古で、週1回に満たないペースでした。先生はとっても良いと感じたのに、自分はいつまでたってもピンと来なかったのは、もしかしたら頻度が大きく影響していただけかもしれない、とも思うのです。

 

繰り返しになりますが、頻度が少ないことがダメと言いたいわけではありません。”やる”という選択をしてやることは、自分だけの経験になることは間違いありません。それによって、何かに気づいたり、感覚が育ったり、何かのきかっけになったりする可能性はたくさんあります。

 

ただ、カンフーで結果を出していきたい、体なり心なり、何かを変えていきたい、というのであれば、週2回以上やるほうがいいことは確かです。週1回でも、間、自分で練習する、という方法もあります。

 

それは、やっていない人にはわからないことです。経験している人が言わないといけないことだったと感じます。

 

その一方で、タイミングがあうときに自分のペースで来たら良い、というのも、これまで通り大切にしたいと思っています。矛盾するようですが、意味が違うので、わたしの中では比べるようなものではないのです。

 

どちらにしても、せっかく始めるのであれば、長く続けていくことが大切です。それがもたらしてくれるものは、はじめたばかりの人には、まだわかりません。得られるものは人それぞれですので、”こんな風になる”という確証もありませんが、どの方向になるにしても、自分の可能性をより信じられるようになったり、自分をもっと好きになれること、尊重できるようになることは、確実に起きてくると思います。

 

自分をもっと好きになれて、尊重できて、「もっとできるんだ」という可能性が信じられたら、素敵じゃないですか?

 

本当に大切なことを大切にするためには、とにかくやってみることだと思います。やってみてはじめて、わたしの今回の場合のように、「あれ?」と気づくこともあります。気づいたら、修正して、またやってみることですね。

 

そんなことなので、これからはちゃんと言います。「上達したいのであれば、週2回ペースのお稽古がおすすめですよ。」と。

 

なお、冒頭のわたしのモヤモヤに戻ると、当時の先生の発言自体は、それで良いのだと、今のわたしは思うのです。「来なければ上達しない」というのは、ある面では真実ですし。大切なのは、それを自分がどう受け取るか、そしてどう選択するか、だと思います。当時のわたしは、その受け止め方と、選択が、あまり上手ではなかったな、と思います。

 

わたしが生徒さんに向き合うときには、そのあたりも含めてやっていきたいな、と思っています。

 

何ごとも、経験ですね。そして、失敗してもやり直せるところが、すばらしいところです。(ご迷惑をおかけした方には、ごめんなさい、ですが。)

 

 

☀「陽だまり」とは

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映画「プラネタリー」の上映会を開催します(6月17日)

2017.05.17 Wednesday

 

「プラネタリー(Planetary)という映画があります。初めて観たとき、ここにはわたしが忘れたくないこと、自分の中心に持っていたいことが、たくさんつまっていると、感じました。

 

だから、たくさんの方に観ていただきたいと思い、6月17日に上映会を開催します。日本語字幕製作チームの塚田康盛さんをお迎えし、上映後には、映画で感じたことを深めていく対話のお時間も用意しています。

 

映画は、1968年、アポロ8号に乗って月に向かった宇宙飛行士たちが、初めて地球を目にしたところから始まります。青く美しく丸い星はもちろん、宇宙飛行士たちと、地球から見守るたくさんの人々の表情も、とても印象的です。

 

毎日の生活の中での自分の視点をミクロとすると、青い地球を見ているのはマクロの視点です。それは、普段の生活では忘れがちなことを思い出させてくれます。

 

生態系は、毎日100〜300の種が絶滅しています。種の絶滅は、生態系のバランスを崩していきます。この先の子孫の世代が、今と同じように地球に住めかどうかは、わかりません。

 

映画では、危機に瀕しているのは生態系だけではなく、人々の”物語”も危機に瀕している、と言っています。

 

わたしは誰で、地球と、どう関係しているのか。

 

人は地球の”上”に立ち、他の生物の”上”に位置づけてきました。人を中心にして、資源を生成できるスピードよりも早く、多く、消費しているのも、そのひとつの現れでしょう。それは地球と人、他の生物と人、人と人が分断されている感覚につながり、”個”を育て、競争を生みます。これは社会の経済的発展を支えてきたものでもありますが、同時に”孤独”も育ててきました。現代の都会に暮らす人の大きな問題は、分断されていること、孤独であることです。

 

でもマクロの視点から見ると、人は地球という進化し続ける惑星の、変化し続けるシステムの一部で、その流れにくみこまれています。人が主導権を握っているわけではありません。すべてはひとつにつながっています。その”つながり”を思い出すことが、危機に瀕している今の方向性を変えていく鍵になるのだと思うのです。今までの物語は幻想なのだと知り、その夢から覚めていくときです。

 

地球規模のさまざまな困難や危機的状況を知れば知るほど、あまりのスケールに、自分ひとりの行動では変わらないだろうと思ってしまうかもしれません。

 

でも、ベルリンの壁の崩壊や、アパルトヘイトの解放など、過去には想像を超えた現実がいくつも起きています。はじまりはひとりかもしれませんが、同じように行動する人が増えたときには、一気に動きだします。ちょうど、コップに一滴ずつ水がたまっていくときのように、です。少しずつしかたまっていきませんが、あふれるときは一気に、遠くまで流れ出します。

 

この映画は、”ひとり”がひとりではないことを思い出し、”つながり”を取り戻す、ひとつのきっかけになると思っています。

 

映画を観た後にお話をする時間も、きっと味わい深い時間になると思います。まだ観ていない方はぜひ、すでにご覧になった方もぜひ、どうぞ。みなさまのお越しをお待ちしています。



プラネタリー予告編:https://youtu.be/ MVphbThqQcg...
プラネタリーWEBサイト:https:// planetary.localinfo.jp/

 



☆日時:2017年6月17日(土)18:30〜21:30 (15分前開場)

☆場所:森のスタジオ(溝の口、フィオーレの森)
神奈川県川崎市高津区久本1-16-30 メゾン・ド・リラ2F  MAP

☆内容:

 ・ご挨拶
・「プラネタリー」上映会(80分)
・対話のお時間(60分)

☆参加費:無料
※当映画の日本語版の普及のための寄附をお願いしており ます。上映後に寄付を頂けますと有り難いです。

☆参加申し込み: Facebookイベントページの参加ボタンを押すか、こちらから「プラネタリー上映会参加希望」とお書きいただき、ご連絡ください。

 

☆定員:35名さま

☆ご案内する人:
塚田 康盛 さん
NPO法人セブン・ジェネレーションズ前代表理事
1951年兵庫県西宮市生 2006年家業の経営から隠 退。
2009年より、持続可能で公正な社会を築く活動を開始
2011年3月、NPO法人セブン・ジェネレーションズ を仲間と共に設立。
2014年まで代表理事 現在も同法人の運営に携わる。
2016年「プラネタリー」の日本語字幕版を同映画の制 作者の許可を得て制作、上映会を日本各地で開催中

NPO法人セブン・ジェネレーションズWEBサイト:http:// www.sevengenerations.or.jp/

 


☆主催:
いしい まゆみ

 

 

 

☀「陽だまり」とは

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「陽だまりの人」小杉瑞穂さんのインタビューを終えて

2017.05.10 Wednesday

 

 

陽だまりの人Vol.2 小杉瑞穂さんのインタビューは、こちらからどうぞ。

 

曹洞宗の僧侶であり、小杉瑞穂さん(こーさん)主催の「坐禅の会」にはじめて参加したのは、2年半前のことです。昔懐かしい縁側のある民家で行われた会は、みんなでお掃除することからはじめ、食事を作り、いただき、坐禅をする、という流れでした。

 

お掃除の最中、こーさんが繰り返し言っていた言葉があります。「頑張りすぎないように。」その言葉が聞こえるたびに、ふっと緩むのを感じました。言い続けないと、人はつい、頑張ってしまうのですよ。

 

こーさんは、通常は僧侶の卵のみなさんの先生をされていますが、それ以外に、柔かく穏やかな坐禅を広める活動をされています。わたしが参加した会も、そのひとつでした。

 

この会の印象は、”なんでもあり”です。「寝てしまったら、それでもいいのですよ。」疲労しているときにゆっくり眠れたなら、それが一番でしょう、と。

 

体の使い方や、心の在り方など、わたしが大切にしている太極拳にも通じるものがあるように感じて、「一緒にやりましょう」という話になり、昨年の冬に1回目を、今年の春に2回目を開催しました。

 

坐禅は、こーさんが言うように、目的や意味を持たせるものではありません。「こう坐るのです」と説明したら、それで終わりで、あとはただやるだけです。こんな境地になる、という説明もしません。それを「外から何かを付けるというよりも、皮をむいたら中で光っているものに気づいた、というイメージがある」と話していたことがあります。

 

世の中には、「これをやったらこんな効果がある」という説明で溢れています。それを先に示すことで、やってみようかという興味がわくこともあります。忙しい毎日、”選択”して生きる中では、より有効な選択をしたいという気持ちも働くかもしれません。そのための判断材料が欲しいと思うのは、当然のことかもしれません。

 

でもわたしも太極拳をやっていて、明確な達成目標を掲げて目指すのは、何か違う、とよく思うのです。

 

理屈ではなく、何を得るとかそういうことでもなく、それをすることを通じて、「あぁ、いい時間だったなあ」と思ったり、そのときに感じた心地よさが、生きていくうえでのベースになるような気がするのです。そしてそれは「これで終わり」という達成点はありません。一生、続きます。修行とは、そういうものなのでしょう。

 

明快な目標があるわけではないため、一般的にはとっつきにくいという点は、坐禅も太極拳も、共通していると思います。そのままでは、やってみる人は限られてしまいます。もっと広く多くの人に体験してもらいたい、坐禅の未経験者がいないようにしたいという気持ちが、こーさんのこんな活動につながっているのは、とても共感できます。知ってもらう工夫をすることは、それをやっている人の、とても大切な役割なのかもしれないと思っています。

 

そしてその根底にあるのは、「坐禅は、よい」という信念のような信頼、想いのように、感じます。

 

ここで言う「よい」は、「良い、悪い」の良いではなく、自分がやったらよかったから、みんなやったらいいのに、というようなもので、言葉ではうまく表現できません。理屈ではなくて、よいからやってみようよ、というのが近いかもしれません。

 

何を習うかとは別に、誰に習うかも、大きなポイントだと思っています。わたしの場合は、「何」よりも「誰」の比重の方が、はるかに大きい気がします。そのときには、「○○に良いから」という効果ではなく、それをやってきたその人の経験や体験からにじみ出てくるようなものを、どこかで感じているのかもしれない、と思います。

 

インタビューでは、こーさんの坐禅に対する見方の変化や、身体の探究の話も出てきます。でもそれを一つひとつ聞かせてもらわなくても、目の前にいるこーさんの存在から感じることは、たくさんあります。

 

こんな交流は、とっても素敵です。

 

インタビュー中、最初のヨガインストラクターとのコラボでは「坐禅前の体をほぐす時間をヨガでやってもらえるなら、それはとても都合がいい」とおっしゃっていますが、この春、一緒に開催した「青空坐禅と太極拳の会」では、こーさんに体をほぐす時間を担当していただきました。

 

第1回目は、「体をほぐしてからのほうがいいから、太極拳が先ですね」と、太極拳→坐禅という順番でしたが、2回目は、「やってみたことがない順番でやってみたら面白いかも」という話になりました。わたしとしては、ほぐすパートも、こーさんにやっていただけるなら、とっても都合がいい(笑)と思ったのです。コラボならではの特典?です。

 

そんな新たな試みも含めて、楽しく、心地よい時間でした。

 

「今日はよかったな、楽しかったな」とか「またやってみたいな」とか、そんなことをもっと多くの方に感じてもらえるように、またご一緒できたらうれしいです。また次回は、新しい何かが生まれるかもしれません(し、生まれないかもしれません。どっちでも、良いのです。なんでもあり、ですからね。

 

感謝をこめて。

(こーさんのリードで、みなさんが体をほぐしているところ ^^)

 

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「葉山の海辺でこどもに還って遊ぼう!」開催しました(bouquetプレオープンイベント)

2017.05.10 Wednesday

 

5月5日のこどもの日、よく晴れた中、葉山に新しく誕生するbouquet(ブーケ)のプレオープンイベント「自分に還り、自分を生きる葉山の休日」が開催されました。

 

ブーケを立ち上げるのは、株式会社LIBERA seeds代表の吉川美有紀さんです。花の種は、お日様を浴び、水分を吸収してぐんぐん成長し、準備ができたら自分の花を咲かせます。人も、そんな自然の力を備えています。葉山という自然あふれる地で、太陽と海と木々の恵みを存分に受け取って、自分の花を咲かせていく人がたくさん増えていってほしいという願いを、カタチにしようとしています。

 

イベントは5日、6日の2日間で、わたしが担当した「海辺でこどもに還って遊ぼう!」のほかにも、”自分に還る”をテーマに、トークショーや対話会、ヨガの時間などがありました。これからブーケが作っていきたい"場”を、ゆったりじっくり体感していただくような時間になったと思います。

 

この日のために、どんなことをする?という相談を受けたとき、思い浮かんだのは、「思いっきり、こどものように遊ぶ!」でした。こどもの頃は誰でもやっていたはずの、大きな声を出したて走り回ることも、大人になると、なかなか機会がないかもしれません。でも、この日はこどもの日、思う存分、遊びます!

 

最初は体と心をほぐす時間です。ガイコツ体操(別名、ぶらぶら体操)で手足をほぐし、全身軽く動かしてから、”あずきバック投げ”です。あずきが入った布バックを投げて、キャッチしてもらうのですが、このとき「バシッ!」という音が出ないように、柔かくキャッチします。「あずきバックとケンカしないように、優しく受け取ってね。」投げるときも、腕をぐるぐると回したりして、力を入れずにぽーんと投げます。

 

みなさん、すぐに慣れて、投げるのも受け取るのも、とっても上手。人がいないところに投げて「ごめんなさい」と、大人な発言をされる方もいらっしゃいましたが、いえいえ、いいのですよ。遊びですから。

 

体が温まったところで、次は中国式の鬼ごっこです。なかなか手ごわかったのは、ルール説明です。言葉で説明したところ、「わかりません!」という大きな声。それではと、わかった方たちにお手伝いいただいてデモをしたところ.....「わかりません!デモやってください!」という大きな声(笑)。「えっと......これがデモなのですが.....」いえいえ、わかりました、何度でもわかるまで説明しますよ。わからないと素直に言えることは、こどもらしさのひとつです。良い傾向ではありませんか!

 

(説明中)

 

ようやくスタートです。鬼ごっこなので、走る、走る!いつ自分が逃げる番になるか、ドキドキ感も満載です。(注:鬼ひとり、逃げる人ひとり、というゲームです。)反射神経も必要です。鬼がタッチして安心していると、次の鬼にタッチしかえされて、また鬼になってしまうことも。鬼と逃げる人の駆け引きも面白かったです。みなさん、よく笑い、よく走りました。

 

次は、海に向かってラインダンスです!

 

 

みんなで肩を組み、右足10回上げ→左足10回上げを、2セット。もちろん笑顔でやります。ちょっとハードな挑戦も、みんな一緒に笑顔でやれば、乗り切れます。これ、脚の後ろ側を柔かくする効果もあるのです。終わった後の前屈は、最初よりスムーズでした。

 

だいぶ遊んで心と体がほぐれたところで、心と体を感じてつながる”立つ”ワークです。大地に根をはり、天に向かっ真っすぐ伸び、

自分軸を作って、地球の上に立つ安心感を感じていきます。先ほどまでとはガラッと変わり、静かに自分を感じ、自然を感じ、地球を、そしてつながりを感じていきます。

 

最後は、陰陽の理論で動く体験として、太極拳の基本功の体験です。水が上から下に流れるように自然に動けば、無駄な力を使わずに済みます。そしてシーソーの片方を下げれば、もう片方が自然に上がるように、下げる(陰)を作れば、上がる(陽)は自発的に発生します。これが少ないエネルギーで大きな力を出すコツです。

 

シンプルな動きを、陰と陽を意識しながら動きます。そして意識も、大きくひろげていきます。自分の動きで体の周りに球体を作りだしていき、海と山に囲まれた葉山に、そしてもっと広く海の向こうにまで、その球体が広がっていくことも感じてみます。

 

 

遊んだら、お腹がすきました ^^

 

ご参加くださったみなさまからの感想から、一部をご紹介します。

 

楽しかった〜。お天気も良くて身体が軽くなりました。

 

大自然の中で身体をいっぱい使った鬼ごっこや地球を感じる太極拳を体験できて、本当に自然に還ることが出来ました。

 

普段やったことがないことを、みんなで笑いながら楽しくすごせて、お天気にも恵まれ、子どもに還ることが出来ました。

 

鬼ごっこがけっこうハードで面白かったです。地球に立っている感覚がして心が落ち着きました。

 

中医学や陰陽のエネルギーについてもっと知りたいと思っていた時だったので、とても貴重なお話と体験でした。

 

 

このときの”陰陽”の話が、その日の午後のトークイベントにも、つながっていきました。そんな打ち合わせはしていなかったのですが、自然の流れとは面白いものです。

 

プレオープンイベントのテーマでもある「自分に還る」については、午後にもたっぷり感じて話す時間がありました。わたしにとっての「自分に還る」は、笑顔で楽しければ、それでOKです。いつもこんな自分でいられたら満足で、ここからすべてが始まりますし、すべてはここに還ってくるような気がします。

 

葉山の自然とみなさんのおかげで、そんな楽しい経験ができて、とても幸せでした。

 

「楽しい」は、最強です。

 

☀「陽だまり」とは

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