太極拳のお稽古で、願っていること

2018.03.16 Friday

(足は根をはり、手は天に向かって高く。天地人、人は天と地を結ぶと思っています)

 

太極拳のお稽古を通して、この先どうなりたいのか、考えることがあります。自分自身も、そして生徒さんにも。

 

はじめた頃には、「頭で考えすぎるクセをなくしたい」という目標がありました。「考えるより、体を動かそう」と決めて、悩み事があっても、それは横に置いてお稽古する、と決めていた時期があります。

 

しばらく続けた結果、「やっぱり人は考えるんだな」と思いました。でも前とは違って、体験して、感じて、それをもとに考える、という順番になりました。

 

太極拳のお稽古は、基本的な体のチカラを育てるほかに、感覚を育てると思っています。体の緊張、負担や無理がかかるような姿勢や動きは、始めた頃には、「これで普通」と思っていました。それをひとつずつ、「ここ、緊張しているよ」と先生から指摘してもらい、意識を内にむけて気づくことを繰り返し、だんだんと、ほぐれて楽な姿勢や動きに変えていけるようになります。

 

外にばかり向きがちな意識を内に向けるために、体の状態を見るのは、よい導入方法だと思います。導入と言っても、何年かでマスターして終わりというものではなく、ずっと続くものではありますが。

 

意識を内に向けていくことには、さらにその先があります。

 

映画「PLANETARY プラネタリー」の冒頭には、ある神話が紹介されています。

 

人間にはかつて、神の頭がついていました。でも、神様はそれを外してしまいます。そしてその神の頭をどこに隠そうかと考えます。海の底に隠そうとしましたが、人間はきっとそこまで来て見つけるだろうと、やめます。天に隠そうとしましたが、そこもきっと人間は見つけるだろうと、やめました。そして、人間の内側に隠すことにしたのです。そこなら、すぐには見つからないだろう、と。

 

瞑想で、自分の内側を見にいく意味は、ここにあります。

 

個として、競争の中で、孤独を感じて生きる”幻想”から目覚めて、わたしたちは惑星の一部なのだと思いだし、つながりを取り戻すこと。それを、HOME、というような表現もしていたと思います。「おうちに帰ろう」という響き、温かい気持ちになりませんか?

 

わたしが今、自分のお稽古でも、生徒さんのお稽古でも願っていることは、まず、静かに自分の内側を見て、気づいていく時間を持つことです。

 

そしてその先に、内側から外に向けて広がっていくもの、つながりを感じる時間を持つことです。

 

太極拳は、風船が外に向かって膨らんでいくように、自分の内側から外に向けて、四方八方に向けて力が広がっていきます。意識は、自分の体の大きさをはるかに超えて、遠くまで広がっていきます。

 

個として生きるときには、皮膚が、自分の内側と外側を隔てている境界になります。太極拳の内から外に広がるというプロセスでは、自分が緩み、皮膚という境界が曖昧になり、内側と外側の区別が曖昧になってきます。内と外がつながりはじめます。

 

そこから先に、何を感じるか、どんな行動をするかは、人それぞれだと思っています。人はみんな、違いますものね。

 

自分の内側に意識をむけること、そしてそこから外に向かって広がっていくこと、そんな時間になることを願って、その助けになるような練習をしたり、クラスをしていきたいと思っています。

 

太極拳は、動く瞑想とも言われます。この表現、わかりやすいようなわかりにくいような、なので、実はあまり好きではないのですが、今日の話の流れでいくと、ちょうど良くはまる気がします。

 

もちろん、太極拳だけがこのプロセスを応援する方法だと言いたいわけではありません。世の中にはいろんな方法があると思っています。その中で、自分ができること、やりたいこと、共有したいことを、やっていこうと思っています。

 

 

【特別クラスのお知らせ】

3月27日(火)19:00-20:30は「みんみんの陽だまり時間:老子のことば」です。詳細はこちらから。

4月14日(土)18:30-20:30は「太極扇を体験しよう(第5回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

4月15日(日)14:00-16:30は、新講座「みんなが知らない太極拳のひみつ(1)天地とつながる立ち方」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、キリリとした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 

 

 


フィオーレの森で新講座「みんなが知らない太極拳のひみつ」を始めます

2018.03.13 Tuesday

 

4月から新しく、フィオーレの森にある森のスタジオ(溝の口)で「みんなが知らない太極拳のひみつ」を開催します。これは昨年、逗子・葉山のブーケで開催したプログラム「体と心のその先へ〜本当の思いに触れに行く太極拳」の発展版です。

 

毎月1回、第2または第3日曜の午後( 14:00−16:30)、5回シリーズです。

前半は、おはなしの時間です。中国茶を飲みながら、その日のテーマをお話します。

後半は、体を動かしながら、前半の内容を体験していきます。

 

 

【こんな方にお勧めです】

・「太極拳ってどんなもの?」と知りたい方に。入門講座にぴったりです。

 

・「いきなり太極拳では、ついていけないかも」と心配な方に。

 お話に沿って、基本の動きを体験していきますので、体力的にも心配なくご参加いただけます。

 

・すでに太極拳をされている方に。

 根底にある哲学に触れることにより、さらに深めるきっかけになると思います。

 

・生き方や、人間関係に悩んでいる方に。

 昔の人の智慧を、頭だけではなく、体でも体験できます。

 

・のんびりと、陽だまり時間を過ごしたい方に。

 陽だまりのお部屋で、おいしい中国茶を飲みながらの、ゆったりほぐれる時間です。

 

 

男女とも、ご参加いただけます。5回シリーズですが、単発参加も可能です。すべて出席された方には、修了証とプレゼントがあります。

 

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みんなが知らない太極拳のひみつ

(体と心のその先へ 〜本当の思いに触れにいく太極拳)

 

知っているようで、意外と知らない自分。体も心も、自分が思っているより、はるかにバラバラです。

 

体は心の、心は体の求めるところを知らず、それぞれが好きなように、または習慣に従って無意識に動いているからです。

 

伝統的に受け継がれてきた太極拳は、元気で幸せに生きる”生き方”を教えてくれる先人の智慧です。健康を促し、自分を守り、他人を守り、すべてを守ります。現代の人は、ほとんど知られていない”太極拳のひみつ”を学び、なぞっていくことで、無意識にバラバラに動いている体と心を意識できるようになります。まず自分の体を感じ、心を感じ、心身のつながりを取り戻していきます。自分の心身がつながると、人や自然ともつながれるようになります。

 

その先には、自分の本当の思いが現れます。「わたしが本当にしたいこと」に触れ、直感で動いて流れに乗りやすくなります。それでも人生には困ったことも起きますが、自分を見失うことなく、常に信頼して人生の舵取りをしやすくなります。楽々、おおらかに、大海原を進んでいけるようになります。

 

このコースは、おはなしと実習の2部構成です。前半は、陰陽五行や体と心の関係、健康促進や老化防止の秘訣、太極拳から学べる日常生活への活かし方など、お話します。後半は、前半で学んだことを、体を動かして体験します。武当太極拳、基本功(太極拳の基本となるようなワーク)、呼吸法、気功などを体験していきます。

 

 

日時:毎月第2または3日曜日 14:00−16:30

 

第1回:4月15日(日)〜天地とつながる立ち方〜

二足歩行で失ったもの、得たものは何でしょうか?その特徴を活かして楽に立てば、体も人生も変わります。ポイントは、自分軸です。自分軸がある立ち方は、周囲に振り回されない心と体を育てます。

(実習:緩んでしっかり楽に立つコツ、太極拳)

Facebookイベントページはこちら(参加ボタンを押すことで、お申込みいただけます)

 

第2回:5月13日(日)〜太極と陰陽

太極の意味、知っていますか?陰陽とはどんなものでしょうか?陰陽のリズムとバランスを活かして体を使うことが、健康促進、心身の安定につながります。”これぞ太極拳”という奥義を体験します。

(実習:陰陽バランスで動くワーク、太極拳)

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第3回:6月10日(日)〜自然に学ぶ

太極拳というと、公園でやる姿を思い浮かべる方も多いでしょう。自然を大宇宙、人間を小宇宙として対応させ、大自然に身を置くことで、そのあり方を学び、自分を見つめるためです。昔の人は、自然や動物から多くを学び、その智慧を太極拳に残しています。”太極拳の歩き方”で、その智慧をなぞっていきましょう。

(実習:動物に学ぶ太極拳の歩き方、太極拳)

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第4回:7月15日(日)〜陰陽五行にみる体と心のつながり〜

「病は気から」といいます。病気の7〜8割は、ウィルス性のものではなく、心身によるものだそうです。「怒ると肝臓に負担がかかる」など、心のあり方は、体に大きく影響します。体と心の関係を陰陽五行の視点から理解し、五臓をきれいにする中国古来の養生法、六字訣(ろくじけつ)を体験します。

(実習:六字訣、太極拳)

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第5回:8月19日(日)〜争いを止める太極拳〜

あまり知られていないことですが、太極拳は武術です。それは相手を倒すためではなく、争いを止めて、円満に共存していくための術です。武術であることが、健康促進の秘訣でもあります。対立から共存へ、円満な人間関係を導く太極拳の本質を体験します。

(実習:対立と共存を感じるワーク、太極拳

Facebookイベントページはこちら(参加ボタンを押すことで、お申込みいただけます)

 

 

場所:フィオーレの森「森のスタジオ」 MAP  神奈川県川崎市高津区久本1-16-30 メゾン・ド・リラ2F

   森のスタジオHPは、こちら

 

溝の口駅の南口を出て、左方向にひたすらまっすぐ歩きます。久本神社の信号を渡り、左方向へ。すぐ右手にDiazという美容室がでてきます。そこを右折するとフィオーレの森です。フィオーレの森のライオンが二頭お迎えしてくれる正面入り口の中に入り、すぐ右手の建物リラ館の2階に「森のスタジオ」があります。 

 

 

参加費:5,000円(1回につき) 

※当日現金でお支払ください。

※お稽古チケット(4回分10,000円、2か月有効)をお持ちの方は2チケット分です。

※再受講の方(逗子・葉山の bouquet ブーケで同内容を受講された方)は、1回につき500円割引します。(1回4,500円)

 

 

服装:動きやすい服装(ストレッチのきいたパンツ、Tシャツ、靴下など)

 

 

お申込み:Facebookイベントページの参加ボタンをおしていただくか、minminkungfu☆gmail.com(☆を@に変えてください)宛てにお名前、連絡先(電話番号とメールアドレス)、参加希望日時をお知らせください。メッセージや口頭でも、お受けしています。

 

 

みなさまのご参加、お待ちしています。

 

(フィオーレの森「森のスタジオ」)

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、キリリとした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 

 


やればやるほど、基本が大事

2018.03.13 Tuesday

(旅行中、みんなを待っている間に、歩法の練習。寒いから、手はポッケの中。)

 

教えていて嬉しいことはたくさんありますが、そのひとつは、生徒さんの”気づき”です。

 

先日、太極拳の套路(型)を練習しているとき、生徒さんが「やればやるほど、基本に戻りますね」というような話をされました。

 

そう!そうなのですよ。このときは、足の出し方の説明をしていたのですが、結局は、太極拳の歩法という基本なのです。足の出る方向は、前後左右、いろいろですし、幅もいろいろですが、動作の基本構造は同じです。

 

”立つ”、”歩く”ことは、実はとっても奥深いのです。ここに、太極拳のひみつ、コツがあります。

 

普段の生活では、無意識に立って、無意識に歩いています。立ち方によっては、軸がない立ち方になっていたり、重力に流されてだんだん背骨が縮んで、背中が丸く、硬くなってくることもあります。

 

歩き方は、「転ぶように歩く」という言葉もある通り、前のめりで転ぶ寸前に前足でとめる、という歩き方が多いと思います。

 

でも、それよりももっと体に負担をかけず、健康を促す立ち方、歩き方、があります。太極拳の練習は、それを身につけて、日常に活かすためのものだと思っています。

 

まずは自分がどんな状態か、どこがどう動いているかを、意識できるようにしていきます。そして「こうする」という意図を持って、立つ、歩く、動く、を練習します。

 

最初は、意図したとおりに体が動かないこともあります。体と心は、思っているよりもはるかにバラバラです。本来は通じ合っている心と体がバラバラでは、心身ともに安定、安心とは程遠い状態なのではないでしょうか。

 

こうしてだんだん、無意識でやっていたことを、意識する力がついてきます。つまり、”感覚”が育ちます。

 

感覚を育てることは、型ができるよりもずっと大事です。そして必ず、自分で体験しないと身につきません。生徒さんが自分でやるところです。

 

「毎回、やるたびに違う発見がある」と言ってくださった生徒さんもいます。同じところを練習していても、気づくこと、感じることは、違うのです。こんな感想を言われると、「そうなの!」とすごくうれしくなります。

 

先日の太極扇のお稽古のときのことです。扇のクラスですので、基本を丁寧に練習する時間は少ないのですが、参加2回目の生徒さんが、「最初の足を横に開くところは、どうすればいいのですか?」と質問してきたのです。

 

そうそう、そこ、とっても大事なのですよ。単純な動作ですが、これも歩法の応用で、太極拳ならではのコツが含まれていて、膝に負担がかからない方法なのです。

 

ここに疑問を感じるって、すごいなあと思うのです。良いタイミングなので、少し基本の歩き方の練習をしたところ、「膝に負担がかからない。面白い〜」と、ずっとうれしそうに歩き続けていました。

 

この歩く練習、地味に見えますが、好きだとおっしゃる生徒さんは、多いです。

 

歩くことって、こんな風に、楽しいことなのですよ。

 

日常の動き、立つ、歩く、動く、が、こんな風になったら、毎日が変わるような気がしませんか?絶対的な安心感とか、嬉しさとか、いろんなものが、自分にやってくるような気がします。

 

基本は概念としてはシンプルですが、実践する中で経験できること、感じることは、おそらく無限大です。だから、「これで完璧!」ということはなく、わたしもまだまだ発展途上です。

 

やればやるほど、基本が大事。それを共有できる人たちがいることは、何よりも、うれしいことです。

 

 

【特別クラスのお知らせ】

4月14日(土)18:30-20:30は「太極扇を体験しよう(第5回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

4月15日(日)14:00-16:30は、新講座「みんなが知らない太極拳のひみつ(1)天地とつながる立ち方」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

(高野山で、うきうきとお守りを選ぶ。自分を超える存在を信じているから、お守りは大事。)

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、キリリとした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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特別クラス:5/5(土)太極扇を体験しよう(第6回)

2018.03.13 Tuesday

 

太極拳には、剣や扇など、武器を使うものもあります。

 

武当太極扇をはじめて習ったのは2011年です。手を使わず、丹田で扇を開くことからはじまり、扇と全身が一体となって動くことを体感させてくれた、思い入れのあるものです。

 

武当太極扇は、ゆっくりした動き(陰)と早い動き(陽)が交互にやってきます。くるくる回る、しなやかな動きは人目を引き、扇を開く音も耳に心地よく、見る人を笑顔にします。

 

5月5日(土)の午後、この武当太極扇の体験クラスを開催します。

扇の基本的な使い方と、套路(太極拳の一連の型)を順次、練習していきます。

 

太極拳・太極扇がはじめての方も、すでに扇をお稽古されている方も、どちらも大歓迎です。(これまでに参加された方、はじめての方、どちらでもご参加いただけます。)

 

 

☀日時:5月5日(土)14:00-16:30 (13:30開場)
 

☀場所:九品仏・自由が丘駅 近くの会場の和室(詳細は、お申込みいただいた方にお知らせします)

 

☀内容:武当太極扇 体験クラス

   ・扇の開き方、基本の扱い方

   ・武当太極扇の套路の練習

 

☀費用:4,000円(チケットご利用の方は、1チケット+1500円でもご参加いただけます)

    ※当日、お支払ください。

 

☀服装と持ち物:ストレッチのきいたパンツ、Tシャツ(長袖、半袖)、靴下(和室ですので、靴は不要です)、

    太極拳用の扇、タオル、飲み物

    ※お着替えいただけるスペースもあります。

    ※扇の貸し出し(おひとり500円)もあります。数には限りがあります。ご希望の方は、お申込み時にお知らせください。

 

☀お申込み方法:minminkungfu☆gmail.com(☆を@に変えてください)あてに、お名前、ご連絡先(お電話番号、メールアドレス)をメールでお送りください。口頭やメッセージなどで、直接お申込みいただくことも可能です。

 

 

【こんな方におすすめです】

・太極扇をやってみたい方

・扇を開くとき、バラバラと音が出てしまう方

・手で扇を開いてしまう方

・体と扇の一体感が感じられない方

 

なお、第7回は5月20日(日)午後、第8回は6月17日(日)の午後を予定しています。

 

みなさまのご参加、お待ちしています。

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、キリリとした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 


気とは?(3):站椿功で感じる”気”

2018.03.09 Friday

(站椿功)

 

これまで「気とは?」について、思うところを書いてみました。

 

(過去の記事はこちら: 「気とは?」(2017年12月22日)/ 「気とは?(2):中医学から見る”気”」(2018年3月8日))

 

続いて今日は、站椿功で感じる”気”です。

 

太極拳では、「気を練ることが大切」と言います。それを”内功”と言ったり、気をためて循環させる、と言ったりします。

 

でもわたし自身は、お稽古のときに「気を練りましょう」とは言いません。練りましょう、と言われたら、「さて、どうやって練ればいいのかしら?」となりませんか?

 

それよりは体の使い方、意識の持ち方、自分の心の状態など、具体的に”すること”を、お伝えします。それをやっていけば、結果として気はめぐります。

 

それでもひとつだけ、はっきり、「これだ」とわかるときがあります。それが、站椿功です。

 

2009年に中国の武当山に行ったとき、師父(先生)が、太子洞という場所に連れて行ってくださいました。洞窟の中に御堂(と言っていいのかどうかわかりませんが)があり、道士(道教の修行僧)がその場所を守っています。

 

ご挨拶した後、そこから少し下ったところで師父が、「ここは、武当山の中でも、すごく気がいいところだよ」と言い、その場で站椿功を練習することになりました。

 

冒頭の写真のように、腕で木を抱えるようにする型をつくり、そのまましばらくじっとしています。このように動かないものを、静功と言います。

 

そのときに師父が、わたしの腕の内側に手を入れて、「気は、この内側をこういう風に回るんだよ」と教えてくれました。左回りでした。

 

そのときは、「そうなんだ」という知識だけで、実感はありませんでした。

 

その後、2011年になる頃、集中的に站椿功をやり始めたときがあります。「なんとなく、それをやるときだと思う」というだけの理由で、誰かに言われたわけでもなく、やり方を教えてもらったわけでもなく、ただひたすら腕を上げて、30分そのままじっとすることをやってみました。

 

当時は会社員だったため、仕事から帰ってから近所の公園に行き、良さげな樹の前に立ってやっていました。始めたばかりだと、腕や背中、肩のあたりは痛くなり、苦しいのですが、アラームをセットして、とにかく頑張ります。

 

体の使い方が”よい具合”にならないと、どうやっても痛くて苦しいだけです。站椿功は、よく30分など、それなりの時間続けなさいと言われますがその理由は、楽に続けられる”よい具合”のポジションを探るためでもある、と思っています。

 

根性、そしてたぶん、「これをやり続けるしかない」という、わけのわからない信念だけでやっていたある日、腕の内側でぐるんぐるん、まわるものを感じました。

 

洗濯機の中の水が、ぐるぐる回って洗濯器の壁に当たるような感じです。一定の圧ではなく、強弱があって、ためて押し出されて、ためて押し出されて、を繰り返しながら、腕の内側をぐるぐるとまわります。

 

「けっこう、重いんだな」と、感じました。

 

力が外に押し出されて腕の内側に当たる感覚が、ぐっと、しっかりくるからです。

 

これ、時計回りと逆の、左回りなのですよ。2009年に教えてもらった通りでした。

 

站椿功を練習するとき、ときどき、この”気”が回る話をするのですが、そのときに「なぜ左回り?」と聞かれたことがあります。わかりません。わかっていたのは、とにかく「時計まわりではない」、というだけでした。

 

最近、生徒さんが「台風は、左回りですよね」と話すのを聞いて、「あれ?站椿功と同じ?」と気づいたのです。台風は、中心から外に向けて力を広げますよね。站椿功も、同じです。

 

腕は「樹を抱えるように」と言いますが、実際には外から内に抱えるのではなく、内から外に向かって膨らんでいくのです。手の甲は、外へと向かい、肩やお腹は、後ろへ下がる形で、中心から外側に向かって風船が膨らみ続けるような感じです。

 

太極拳も、同じです。中心から、外に向かって風船が膨らむように広がっていくのです。体も、そして意識も。

 

外向きに拡大するものは、左回りなのかしらね。逆に、内側に押し込むもの、例えば、ビンの蓋を閉めるときや、ネジを締めるときは、時計まわり(右回り)です。

 

なお、このぐるぐる、毎回感じられるものでもありません。わたしは、あればよし、なければダメ、とは思っていなくて、「そういうこともある」くらいに捉えています。最初に言ったように、ぐるぐるも、ひとつの結果です。それよりも大切にしているのは、何をするか、何を意識するか、どんな心の状態にするか、です。

 

ちなみに、台風が左回りなのは、北半球の話らしいです。中国も日本も北半球ですが、南半球で站椿功をやってみたら、どうなるのでしょうね。

 

もうひとつ、「”気”がまわったことが証拠として目に見える」、と教えてもらった現象があります。これは中医師(中医学の医師)でもある気功の先生に教えてもらいました。

 

「(気功や太極拳をした後は)血がめぐるから手のひらが赤くなるでしょう。そこに、白い斑がぼつぼつと浮かんできたら、それが気がめぐった証拠だよ。」

 

終わった直後に見ると、白い斑模様がぼつぼつ浮かんでいるとき、確かにあります。(ただし、すぐに消えます)。

 

「練功(お稽古)終わって、ちらっと見て、これが出ていたら、自分で「よし」。ちょっとした自己満足だね。」出ていたらよし、出ていなかったらダメ、という判断基準ではなく、ちょっとした自己満足、というところがポイントです。

 

大切なのは、結果ではなくて、プロセスだなあ、と思います。そこで何を意図するか、です。その経緯をじっくり味わった後に、何かの結果が出ます。結果はその後の参考にはなりますし、大事でないわけではありませんが、太極拳や站椿功をやっていると、一番好きなのは、その経過過程だな、と思います。

 

でもね、こんな結果が出ることもあるよ、という情報は、あってもいいですよね。特に、一般的には目に見えない”気”のようなものに感しては。

 

 

【3月の特別クラスのお知らせ】

3月11日(日)14:00-16:30は「太極扇を体験しよう(第3回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

(上の站椿功の形になる直前の動き。ここから、肩、胸、お腹は後ろに膨らみ、手の甲は外に向かって広がります)

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、キリリとした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

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