4/26(日)・5/31(日)【特別クラス】はじめての形意拳

2020.03.04 Wednesday

 

形意拳とは、内家拳である武当功夫(太極拳、形意拳、八卦掌)のひとつです。

 

見た目にはハードで、直線的に進み、打法も早いスピードで繰り出されます。これは、「勁」を学ぶために、体得するために有効です。

 

「勁」とは、中国武術特有の用語で、ざっくり言うと「力」とも言えるのですが、一般に思う「力」とは異なります。

 

「力」とは、もともとの筋力、そして筋力強化のトレーニングによって生み出されるもので、

「勁」とは、全身の合理的な協調運動によって生み出される力、少ない労力で合理的、かつ最大限に発揮する力、です。

 

形意拳を習いたてのころは、「力づく」でやろうとしがちです。でも力むと緊張が生まれるため、スピードも遅くなり、威力も出ません。そもそも、体が持ちません。「これでは、やっていられない、どうにかしないと」と、だんだん無駄な力みに気づいては抜いて、を繰り返していきます。

 

そのうち、少しずつコツがつかめてきて、楽に動けるようになってきます。

 

形意拳の練習は、太極拳にも役立ちます。このふたつは、次のように対比されることがあるのです。

 

太極拳は、見た目には柔らかいけれども、中身は強く、

形意拳は、見た目にはハードだけれども、中身は柔らかい。

 

太極拳は、見た目がゆっくりで柔かいためか、中の強さがないまま、練習されている場合が見受けられます。また、中の強さがないために、外側が緊張して硬くなる場合もあるようです。

 

形意拳を、体の内側が柔かいまま、スピードのある直線的な強い動きができるようになると、

太極拳は、体の内に強さを持ち、見た目はゆったり柔かい動きができるようになります。

 

さらには、形意拳の体の使い方は、中国語で「阻力」という、武当功夫特有の力の出し方の練習にもなります。「阻力」とは、直訳するなら抵抗力ですが、わたしの感覚では、反発力です。

 

形意拳には、三体式という站椿功(静功)、基本の五行拳、そして12の動物の形の套路があります。このクラスでは、基本の五行拳のひとつと、三体式、そして基本の歩法を練習していきます。

 

初心者でも、経験者でも、どなたでも大歓迎です。みなさまのご参加、お待ちしています。

 

【こんな方におすすめです】

・形意拳やってみたい方

・太極拳の練習に行き詰っている方

・爆発力のような力の出し方に、触れてみたい方

・体の緊張やこわばりに悩んでいる方

・体をスパッと動かして、すっきりしたい方

・しなやかで強い体に憧れる方

 

≪参考ブログ≫

※形意拳に関するブログは、こちらから(太極十年不出門、形意一年打死人)

※今年の5月に武当山にお稽古に行ったとき、早朝の練習は形意拳でした。そのお話は、こちらから。

 

 

日時と場所

・4月26日(日)14:30-16:30 

 京王井の頭線 池ノ上駅から徒歩約7分(詳細は申し込まれた方にお知らせします)

・5月31日(日)14:30-16:30 

 京王井の頭線 池ノ上駅から徒歩約7分(詳細は申し込まれた方にお知らせします)

 

内容:形意拳の基本クラス

   ・三体式(形意拳の基本練習・站椿功)

   ・五行拳(5つの基本形)

   ・歩法 など

 

費用:4,000円(チケットご利用の方は、1チケット+1500円でもご参加いただけます)

    ※当日、お支払ください。

 

服装と持ち物:ストレッチのきいたパンツ、Tシャツ(長袖、半袖)、靴下、室内履き、タオル、飲み物

 

お申込み方法:minminkungfu☆gmail.com(☆を@に変えてください)あてに、お名前、ご連絡先(お電話番号、メールアドレス)をメールでお送りください。口頭やメッセージなどで、直接お申込みいただくことも可能です。

 

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

ブログ: みんみんの陽だまり太極道日記(http://blog.minminkung-fu.com/)

日々の好きなものを投稿するInstagram:Instagram(@mayuminmin927)


4/19(日)・5/17(日)【特別クラス】たのしい太極扇 

2020.03.04 Wednesday

 

太極拳には、剣や扇など、武器を使うものもあります。

 

武当太極扇をはじめて習ったのは2011年です。手を使わず、丹田で扇を開くことからはじまり、扇と全身が一体となって動くことを体感させてくれた、思い入れのあるものです。

 

武当太極扇は、ゆっくりした動き(陰)と早い動き(陽)が交互にやってきます。くるくる回る、しなやかな動きは人目を引き、扇を開く音も耳に心地よく、見る人を笑顔にします。

 

この武当太極扇のクラスを開催します。扇の基本的な使い方と、套路(太極拳の一連の型)を順次、練習していきます。

 

これまでは「太極扇を体験しよう!」でしたが、続けてくださる方もいらっしゃいますので、今回から「たのしい太極扇」に名称を変更します。なぜなら、楽しいのですもの。

 

太極拳・太極扇がはじめての方も、すでに扇をお稽古されている方も、大歓迎です。(これまでに参加された方、はじめての方、どちらでもご参加いただけます。)

 

※みんみんカンフーの通常クラスに参加されていない方は、太極扇の套路の練習の他に、基本練習を入れる場合もあります。

 

 

☀日時:  

・4月19日(日)15:00-17:30 (5分前開場)会場:東急大井町線 九品仏駅近くの会場

・5月17日(日)14:00-16:30 (5分前開場)会場:東急大井町線 九品仏駅近くの会場

※詳細はお申込みいただいた方にお知らせします。

 

☀内容:武当太極扇 体験クラス

   ・扇の開き方、基本の扱い方

   ・武当太極扇の套路の練習

 

☀費用:4,000円(チケットご利用の方は、1チケット+1500円でもご参加いただけます)

    ※当日、お支払ください。

 

☀服装と持ち物:ストレッチのきいたパンツ、Tシャツ(長袖、半袖)、靴下、靴

    太極拳用の扇、タオル、飲み物

    ※お着替えいただけるスペースもあります。

    ※扇の貸し出し(おひとり500円)もあります。数には限りがあります。ご希望の方は、お申込み時にお知らせください。

 

☀お申込み方法:minminkungfu☆gmail.com(☆を@に変えてください)あてに、お名前、ご連絡先(お電話番号、メールアドレス)をメールでお送りください。口頭やメッセージなどで、直接お申込みいただくことも可能です。

 

 

【こんな方におすすめです】

・太極扇をやってみたい方

・扇を開くとき、バラバラと音が出てしまう方

・手で扇を開いてしまう方

・体と扇の一体感が感じられない方

 

 

みなさまのご参加、お待ちしています。

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、キリリとした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 


4/18(土)・5/30(土)【特別クラス】 やさしい站椿功:しあわせを呼ぶ7つのステップ 

2020.03.04 Wednesday

 

站椿功(たんとうこう)とは、ひたすら”立つ”お稽古です。

 

やればやるほど、活力を与えてくれて、心身ともに健康を促してくれます。

 

心静かに立ち続けていると、日常のあれやこれやの悩み事も、「ま、いいか」と思えるようになります。

 

とはいっても、「腕が痛くて続けられない」とか、「足がしびれてくる」とか、「集中力が持たない」など、苦手意識の強い方もいらっしゃるでしょう。

 

站椿功には、いくつかコツがあります。それを7つのステップでお伝えしていきます。

 

立つこと、站椿功は、本当はとっても人に”やさしい”のです。

このクラスに参加された方は、終了時、とってもしあわせそうに、柔かい笑顔を見せてくださいます。

 

こんな風にたてたら、毎日がとってもしあわせになるのではないでしょうか?

 

コツをお話しながら、一緒に体験してみましょう。ひとりでは難しくても、みんなでやれば、できるかもしれません。

 

これまでに参加された方も、はじめての方も、ぜひどうぞ。

 

 

 

※第1回目の様子は、こちらから→「やさしい站椿功」を、初開催しました。

 

※第2回目の様子は、こちらから→「やさしく立てたら、やさしくなれる:やさしい站椿功」

 

 

〜こんな方におすすめです〜

 

・站椿功に苦手意識がある方

・やってみたいけれども、二の足を踏み続けている方

・站椿功は、苦行だと思っている方

・楽な立ち方のコツを知りたい方

・体のコリや硬さに悩む方

・階段を登るのがつらい方

・過去の後悔や、将来への心配ばかりしてしまう方

・ソワソワして落ち着きがない方、心の静め方を知りたい方

・中国古来の養生法を、体験したい方

・しあわせを感じたい方

 

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やさしい站椿功: しあわせを呼ぶ7つのステップ

 

日時と場所: (注:3月29日(日)は、新型コロナウィルス感染拡大の状況により、中止します)

・4月18日(土)14:00−16:30 ※15分前開場

 東急大井町線 九品仏駅から徒歩約2分  ※詳細はお申込みくださった方にお知らせします。

 

・5月30日(土)14:00−16:30 ※15分前開場

 東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩約7分 ※詳細はお申込みくださった方にお知らせします。

 

内容:・站椿功のおはなし(どんなもの?どんなことが起きるの?站椿功のコツとは?)

    ・体と心を緩める準備体操

    ・実際に、站椿功をやってみましょう

 

服装:ストレッチのきいたパンツとTシャツ、靴下 、(10月は床ですので、室内履きを履きたい方はお持ちください)

   ※会場でお着替えいただくこともできます。

 

持ち物:飲み物、タオル

 

参加費:4000円(チケットをお持ちの方は、1回分+1500円)

 

お申込み:minminkungfu☆gmail.com(☆を@にかえてください)あてに、お名前とご連絡先、「やさしい站椿功」に参加希望とお書き添えの上、メールでご連絡ください。

 

教える人:いしい まゆみ(道号:静慧)

太極道家

第4回世界伝統武術大会 太極拳部門 金メダリスト(中国・湖北省)

2008年から毎年、中国の武当山で稽古を重ね、現在は武当玄武派第十六代伝人明月師父のもとで武当功夫(内家拳:太極拳、形意拳、八卦掌)を学んでいる。自身が太極拳を通して学んだもの、すこやかでしなやかな体と心と、そこから生まれる円満な人間関係を広めようと、教室を開催している。

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

ブログ: みんみんの陽だまり太極道日記(http://blog.minminkung-fu.com/)


4/29(水・祝)・5/4(月・祝)【特別クラス】ホントにはじめての武当太極拳・気功

2020.03.04 Wednesday

 

太極拳をしている人は、20年たっても同じ体、と言われます。実際、わたしが知る70代の方は、お肌もツヤツヤ、背筋もぴんっ、とってもお元気です。

 

それは偶然ではなく、魔法でもありません。コツがあるだけです。自分の意識と体の使い方次第で、誰にでもできます。

 

でも、そうやって自分を整えていても、日常生活ではいろいろなことが起こります。大事な人とのいさかい、行き違い、憤りなど、「ああ、今日もやってしまった」「なんであの人はああなのか」と思うことも、あるでしょう。

 

太極拳は、そんな日々起こる攻防を認識しつつ、その先にある調和を求めます。いつまでも若々しく、楽しく仲良く、穏やかに生きるコツが、たくさん詰まっています。

 

このクラスでは、「太極」の意味、そこから生まれる陰陽の世界、大宇宙である自然と小宇宙の人とのつながりから、円満な人間関係までつながる”太極拳のひみつを、体を動かしながら体験していただきます。

 

日々、心身をととのえるためにおすすめの動き(基本功)もお伝えしますので、受講後も日々、ご自身で心身を整えていくこともできます。

 

太極拳がはじめての方、ご経験者でも武当太極拳がはじめての方、最近お稽古に悩み始めたご経験者、などなど、どなたでもぴんときた方、お待ちしています。

 

 

≪こんな方にお勧めです≫

・太極拳をやってみたい方

・20年たっても同じカラダを保つコツを知りたい方

・武当太極拳を体験してみたい方

・体がガチガチで悩んでいる方

・人間関係に悩んでいる方

・新しい自分に出会いたい方

 

 

≪武当太極拳とは?≫

太極拳発祥の地という伝説もある中国の湖北省、武当山で育まれてきた伝統太極拳です。道教の聖地のひとつでもあるこの地には、太極拳にまつわる伝説が伝えられています。その昔、張三豊という道士(道教の修行者)が、庭先で鶴と蛇が争っているところに遭遇します。鶴は羽を広げて旋回し、蛇はしっぽを首の動きにあわせてくるくると回りながら攻防していました。その様子から、柔が剛を制する原理を悟り、太極拳を編み出したと言われています。

 

人が天地とつながり、水が高い所から低いところに流れるように自然に動き、陰陽のバランスで少ない労力で大きな力を出す武当太極拳は、丸く円を描く動きも美しく、攻防を超えた先にある調和を重んじ、柔が剛を制する生き方を体現しています。

 

※初回開催の様子は、こちらから。

 

日時と場所 (注:3月28日(土)は、新型コロナウィルス感染拡大により、中止します)

・4月29日(水・祝)14:00−16:30 (15分前開場)

 東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩約7分(和室)(詳しくは、お申込みくださった方にお知らせします)

 

・5月4日(月・祝)14:00−16:30 (15分前開場)

 東急大井町線 九品仏駅から徒歩約3分(和室)(詳しくは、お申込みくださった方にお知らせします)

 

内容:

【お話すること】

・太極拳の”太極”の意味

・太極と陰陽とは?

・自然と人のつながり(大宇宙と小宇宙)

・太極拳のある人生って、どんなもの?

   

【やってみること】

・武当気功 撑字訣(体をのびのび開いていく気功)

・陰と陽、てこの原理で動くコツ

・争いを止める太極拳

・天地人:天地と繋がって立つ

 など

 

服装・持ち物:

動きやすい服装(Tシャツ、ストレッチのきいたトレーニングパンツ、靴下)、飲みもの、タオル

※飲み物は、こちらでもご用意します。

 

参加費:5000円(当日現金でお支払ください)

 

ご案内する人:

いしい まゆみ(道号:静慧/みんみん)

太極道家  第4回世界伝統武術大会 金メダリスト(太極拳)(中国、湖北省)

2008年から毎年、中国の武当山で稽古を重ね、現在は武当玄武派第十六代伝人明月師父のもとで武当功夫(内家拳:太極拳、形意拳、八卦掌)を学んでいる。すこやかでしなやかな体と心、そこから生まれる円満な人間関係を広めようと、太極拳をはじめとする体と心の教室を開催している

HP:体と心が目覚める太極拳 http://minminkung-fu.com 

 

お申込み:

minminkungfu☆gmail.com(☆を@に変えてください)宛てにお名前、連絡先(電話番号とメールアドレス)、参加希望日時をお知らせください。

 

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。


次に進むために

2020.02.28 Friday

(Photo by Xie Okajima)

 

最近聞いた話の中で、「恋愛の最初の高揚感は、『これを経験したらここまでいけるよ』を、最初に見せてくれるからだ」というのがありました。

 

実際に経験していく道は、いつも楽しいわけでもなく、ときには苦しかったり、大変だったり、最初の高揚感なんてとんでもない!くらいのことも起きるわけですが、

 

それをちゃんと乗り越えたときには成長した自分がいる、という話でした。

 

言われてみたら確かに、好きになる人は、そのときの自分の課題に関係していたり、可能性を広げてくれるような気がします。

 

そして、これって恋愛だけではなく、出会う人やモノにも言えるような気がします。

 

理由もわからず、「これ、いい!」と思うこと、ありますよね。

 

わたしにとっての太極拳も、そうでした。

 

始めるその日まで興味を持ったことはなく、きっかけも知人が習っていたから、だけでした。でも行った先の先生を見て、「すごい!この人には、わたしにできないことができて、わたしにわからないことがわかる」と思い、始めようと決めたのです。

 

何がすごいのか、知識もないのにわかるわけもないのですが、何か、感じたのですよね。

 

武当太極拳に出会ったときも、そうでした。

 

太極拳を習い始めたものの、ぴんと来ることもなく、うまくなる感じもなく、やめようとは思いませんでしたが、「なんだかなあ」と思っていたところ、武当太極拳を習う機会がありました。

 

このときも、知識もないのに、「これは、シンプルでいい気がする。やりたい。」と思ったのです。

 

武当山という場所も、同じです。

 

初めて行ったときではなく、2回目にひとりで行ったときのことです。早朝、ひとりでランニングとストレッチをしていると、理由もなく涙がこぼれて止まらないことが、何度もありました。

 

悲しいわけでもなく、なぜ涙が出るのかわかりませんでしたが、そのときになんとなく、「もうだめだと思ったときでも、ここに来たら、またやり直そうと思える気がする」と、思ったのです。

 

どれも、何の根拠もありません。

 

でも人は、そうやって、自分に必要なものをかぎつける力があるのではないかしらね。

 

そのときには、”自分に必要なもの”が何か、具体的にわからなかいのですけれどもね。

 

さて、「これ、いい」から始めた太極拳も、武当太極拳だけで12年目に入りました。

 

5年前にホームページを立ち上げたときに、「太極拳とは、自分の人生を生きること」という言葉が出てきたとおり、誰か別の人になろうとするのではなく、素直に自分らしく生きる道を教えてくれていると感じています。

 

「これ、いい気がする」というカンは、続けていくうちに、具体的な成果としてやってきました。それは、始めたときには想像できなかったものばかりでした。

 

途中、どうしていいかわからずに悩んだこともありましたが、そんな経験も含めて、良かったと思います。

 

心身ともに得たものはいろいろありますが、その一つが、体です。

 

最近お世話になった整骨院の先生が、「あなたは自分で自分の体を治してきたね」と言ってくださいました。

 

まったく自分だけでというわけではなく、太極拳の先生たちや、ほかにもいろいろな助けがありましたが、基本は、自分で治したと思います。

 

問題を教えてもらっても、それを自覚するのは自分です。やり方を教えてもらっても、それを実行するのは、自分しかいませんし、その様子を観察できるのも、自分しかいません。自分に治そうという気持ちがあり、そのために行動できることが、大切だと思います。

 

わたしは子供のころに側弯症を発症して、そのまま大人になりました。「これは長いから、骨がまっすぐになることはない」と、専門家も含めて多くの人が言い、長いことわたしのコンプレックスでした。

 

でもあるとき、「あなたの心がまっすぐになったら、背骨はまっすぐになる」と言われたことをきっかけとして、「治る」という選択肢が、自分の中に生まれました。

 

それからあれこれ「これはよさそうだ」と思うことを試しているうちに、少しずつ成果が出てきて、気づいたら、今ではかなり改善し、もはや「これって、コンプレックスたっけ?」と思えるようになりました。

 

他人から見たら、「へえ」くらいに思えるかもしれませんが、この変化は、ほんとうに大きな出来事でした。奇跡みたいです。

 

何もあきらめることなんて、ないのですよ。

 

太極拳をやったら良くなった、という単純な話でもなく、途中、一生懸命に練習したら、かえってゆがみがひどくなってしまったという、悲しい出来事もありました。

 

でも、その経験から「正しいやり方でやる」ことへの意識が高まったと思えば、貴重な経験をしたと言えます。

 

体が整ってきた今、なんとなくここで、一区切りついたような気がしています。

 

太極拳は、その人の体の詰まっているところ、緊張しているところを気づかせてくれます。その詰まりを取れば、巡りはよくなります。体の詰まりは、体からくることもありますが、心からくることもあります。「こんなところが緊張している」とか、「こんな時に緊張する」とかに気づいては取り去ることを、繰り返していきます。

 

その過程で発達するのが、感覚です。

 

人って、意外と鈍いのです。何か問題を抱えていて、「これをやったらいいよ」とアドバイスされても、なかなか実施できないこと、ありますよね。そういう人がなぜ多いのかと言えば、その問題の重大性に気づいていないからだと思うのです。

 

口では「問題だ」と言っていても、ほんとうに腑に落ちているわけではなく、当然、真剣に取り組む気持ちにはなりませんよね。

 

これを表面的に見たら、「やらないのが悪い」なのですが、ほんとうの問題は、「それが大きな問題だと、認識できるだけの感覚が育っていないこと」だと思うのです。

 

それでは、自分の人生を生きることはできませんし、場合によっては、命とりになりかねません。

 

わたしが太極拳を人に伝えているのは、太極拳が、生き抜くために必要な体と心を育て、感覚を育ててくれると実感しているからです。

 

成果の現れ方は、人それぞれです。ほとんどの人が、具体的な目的をもって始めたわけではないのですが、続けていたら、ある日、人生で大切な選択ができるようになったり、治らないと言われた体が治ったり、いろいろなことが起きます。

 

正しい方法で習うことは大切ですが、行動するのは本人です。続けた人にしか、成果はやってきません。

 

ですから、そういうものを見せてもらうたびに、「よく頑張った!」と大きな拍手を送りたいですし、うれしくて泣きそうになります。

 

これを選んでやってきて、しあわせだな、と思えます。

 

そんな今は今で、じゅうぶんなのですが、まだ先があるような気がします。先というのは、今の延長というより、まだ想像できていない何かです。

 

それが何かは、今のところはわかりませんが。

 

今、熱心に站椿功をやっているのは、そこに行きたいからです。

 

去年の10月から、毎日の習慣にするようになり、体の面では、成果も出てきました。頭で考えるよりも体が先に動くようなことが、太極拳の套路だけではなく、日常生活でも起きるようになっています。

 

そんなことが起きるとは、想像していませんでした。

 

ハムストリングスが強くなっているので、大腰筋も強くなっていると思います。(ハムストリングスを使うときは、大腰筋も使われています。)大腰筋は、上半身と下半身をつなぐインナーマッスルで、意識して使うというよりは、発達すれば使えるようになる、という筋肉だと思っています。

 

自分の体で生きるためには、強い大腰筋は大切なのですよ。

 

「太極拳は中腰で」というのは、この大腰筋を育てたいからだと思うのですが、中腰の認識を間違えるとまったく育たないという悲劇に見舞われることもあり得ます。

 

これも、続けてみないと、わからないことでした。

 

でも、まだありそうな気がします。

 

武当山で修行する道士たちの中には、「続けていれば、いつかはわかる」という考えがあります。これ、好きなのです。

 

いつかはわかる、というのは、永遠に正解には行きつかない、とも言えますが、その時々で、「こうじゃないかしら」とわかることがあって、それがずっと続いていくことでもあります。

 

それって、楽しいじゃないですか。

 

正しい方法で、とにかく続けてみること。

そして、あとは神さまに「助けてください」とお願いすること。

 

そうすれば、何かはやってくるような気がします。

 

朝がくれば日が昇り、夜がくれば沈み、どんなに暑い夏でも終わりがきて冬がくるように、自然とは、変化し続けることです。

 

人も同じで、自然であるなら、変化し続けるし、成長し続けると思っています。それを信じて、あとは自分に合う正しい方法を選ぶ、ということろかしらね。

 

わたしは、もう10年くらい、迷ったときにはとにかく站椿功という感覚があり、集中的にやった時期も、何度もあります。中には、「あのやり方、今思えば違っていたな」というものもありますが、それでも必ず次に進む力になってくれました。

 

ブログでは、ことばで表現するしかありませんが、実際には、ことばで言い切れないものを、たくさん感じてきました。

 

こんなに書いた後に、ですが、ほんとうに大切なことは、ことばでは表現できないのです。それは、自分がわかればいいし、それを経験している人たちは、ことばを超えて分かり合えるものがある、と思っています。

 

 

【3月の特別クラス】

☀ 3月 1日(日)13:00-15:00 「麗屋 弘鈴庵の 立って、歩いて、太極拳(千葉県香取市)詳細とお申込方法はこちら

 

3月8日(日)14:30-16:30「はじめての形意拳」(九品仏)詳細とお申込方法はこちら

 

3月15日(日)14:00-16:30「たのしい太極扇」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

 

3月28日(土)14:00-16:30 「ホントにはじめての武当太極拳・気功(池尻大橋)詳細とお申込方法はこちら

 

3月29日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

 

 

「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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