自分を世界に向けて表現する

2020.08.27 Thursday

 

 

5年半前にホームページを立ち上げました。

 

「作ろう!」と思い立ち、デザイナーさんも決め、

 

それなのに、なかなか中身の写真や文章が準備できないという「うだうだ」期が、何回かやってきました。

 

まず、写真を選ぶまでの「うだうだ」、次は文章を作るまでの「うだうだ」です。

 

作業に入ってしまえば、時間はかからずに進むのですが、そのモードに入るまでが長ーいのです。

 

特に最後の文章を作ってアップするまでの「うだうだ」は、かなりのものでした。やりたいと言っておきながら、最後の最後に「行きたくない」と、ダダをこねる子どもみたいでした。

 

そこにあったのは、「こんなわたしが、こんなものを世間に公表してしまって、いいのだろうか」という躊躇です。

 

「この躊躇で、動けない」と、ある人に相談したとき、その人は、ぷっと笑って、「それって、『たいしたわたしだから、たいしたものを作らなければいけない』と思っていない?実は、傲慢なんだよ」とおっしゃるのです。

 

「へっ?ご、ごうまん?」

 

続けて「『たいしたことのないわたしが、これが好きで、いいと思って、やっています』と思えたら、すぐに書けるよ」と話してくださいました。

 

目から鱗とは、このことです。

 

ものすごく納得して、実際、それからすぐに文章を書き、ほどなく、するっとアップすることができました。

 

 

この「うだうだ」期も、大切な時間だったのですけどね。

 

傲慢だった(とは本人、自覚していませんでしたが)わたしは、文章も、「それなりに書かねば」と思っていたようで、あちこちのサイトを見て、どんなことを書こうか考えたりしていました。

 

でも、それは自分の言葉ではありません。幸い、ぴんと来なかったこともあって、無理やりアップすることはありませんでした。


そんなの、わたしじゃないと、わかっていたのかしらね。正直さは、持ち続けていたようです。

 

前述の「たいしたことのないわたしだけれども......」という立場に立ったら、自分の中から、どんどん、言葉が出てきました。

 

それは世間的に見た正解とは違うかもしれませんが(正解なんて、ないような気もしますが)、

 

経験から分かっていることを文章に出来たことは、ものすごくうれしかったです。「今は、これでいい」と思えました。

 

 

何かに取り組むとき、もじもじして、声を出したり、積極的に参加できないこと、ありますよね。

 

積極的がいいと思っているわけではなく、静かに、全体を俯瞰するような立場で参加するのも、いいと思っています。

 

キャラクターの違いとかも、ありますしね。

 

静かにそこにいたい人の立場は尊重したいと思う上で、それでも「自分を世界に向けて表現していくことは、大事だ」と思っています。

 

この言い方は、大げさに見えるかもしれませんね。「自分は表現者ではないし、関係ない」と思う方も、いらっしゃるかもしれません。

 

でも、これは誰にでも当てはまることです。

 

 

7月から21日間やっていた「夏までに頑張る!21日間チャレンジ・ザ・もも上げ」という企画では、わたしが毎日「今日のポイント」を投稿していました。

 

一気にたくさん伝えても流れてしまうことが多いので、1日にひとつだけに絞って、伝えてみました。

 

参加者のみなさんの関わり方は、いろいろでした。積極的に質問や感想を書いてくださる方もいらっしゃれば、静かに参加されている方(オンラインでコメントしない方)もいらっしゃいました。

 

静かに取り組みたい人も尊重したくて、そういう人たちが、声が大きい人たちに圧倒されないように、グループでは「人それぞれの取り組み方でいい」と伝えていました。

 

あまりにおとなしい人は、様子がわからないため、個別にメッセージを送ることもありましたが、投稿は見てそうな人は、そのままにしました。

 

そして21日間終わって、アンケートを読んでいて気づいたことは、満足度の高そうな方は、感想や質問など、コメントを積極的に書いてくださっている方が多かったようです。

 

満足度を5段階で評価してもらったのですが、上に書いた「満足」は、この評価を当てはめたものではありません。

 

満足度の評価基準は個人差があるようで、その結果だけ見ても、あまり役に立ちません。それより、それぞれの質問にどう答えてくださっているか、期間中の様子も含めて全体を見ることで、その方の様子が、なんとなく見えてくる気がしました。

 

コメントを書いてくださると、わたしからも、アドバイスできます。「他の人のコメントを読めたのが良かった」という感想があるように、他の人の役にも立ちます。

 

書いてくださった疑問点をもとに、みなさんに出す「今日のポイント」を書いたこともあるなど、展開も広がります。

 

わたしが一方的に「〇は△です」と21日間書き続けるより、「参加者の〇さんから△という質問がありました。」と答える形で書いていく方が、臨場感も、親近感も、ありますよね。より豊かな場になって、とてもありがたかったです。

 

書くことは、なんでもいいのです。「今日もできました!」だけでも、それが他の方を後押ししてくれることもありますよね。

 

「こういうことが、わからない」とか、「なんだかぴんと来ない」という、ネガティブにとらえられそうな感想も、わたしは歓迎しています。

 

他にも同じように思っている人の、助けになることもありますしね。

 

普段のお稽古でも、わからないときは、どんどんそれを言葉にしてもらうよう伝えています。すると、「この動きは、人間にできるとは思えない」という感想も出てきたり、面白いです。

 

みんなで爆笑しながら、「それなら」と、わたしも工夫していきます。わたしは人間だと証明したいですし(笑)、というのは冗談ですが、こんなきっかけが、みんなの役に立っています。

 

「わからない」でもいい、と言ったのは、まずは、わからないことがわかることに、意味があるからです。わかったつもりより、よっぽどいいです。

 

ただ、「わからない」と言って、逃げてしまう場合もあるので(本人、逃げている自覚はありません)、これが続くときは、「それを言う前に、もう少し興味を持って観察してみて」と伝えます。

 

時間がかかることもありますが、だんだん「わからない」と言わなくなり、感覚が鋭くなってくる方もいらっしゃいます。

 

積極的に参加できないのは、おとなしい性格だったり、気後れしがちだったり、圧倒されていたり、「こんなつまらないこと言えない」だったり、いろいろあると思います。

 

でも、自分の中にあるものを、世界に出したら、何かの動きが始まります。それに他の人が触発されて、気づくこともあったり、

 

なんというのか、世の中を動かす風を起こす、みたいな感じだと思うのです。

 

でもそれを、内にとどめて口を開かなかったら、何も起きません。

 

もちろん、自分の中で熟成させていくことも大切で、なんでも外に出さねばならないわけではありませんが、

 

グループやコミュニティがあって、そこに入ったなら、声を出して関わっていく方が、ずっと得られるものは多くなると感じます。

 

躊躇や、遠慮という名の傲慢さを捨てて、正直に、思っていることや感じていることを言葉にしてみることです。

 

すると、世界は、自分が思っているよりも、ずっと優しいことにも気づけます。これは、わたしの実感です。

 

これまで、そうやって発言して、悲しい思いや恥ずかしい思いをしたこともあるかもしれませんが、それならなおさら、リベンジする機会を持ったらいいと思います。

 

悲しいままで終わったら、嫌じゃありませんか?

 

過去は、今、どう生きるかによって、変えられます。

 

そんなことを言いながら、わたしも圧倒されて、おとなしくなるときもあります。新しい試みを世の中に投げてみるときは、ドキドキしますし、躊躇も出ます。でもだからこそ、「とにかく世に出してみよう」と、思うのです。

 

「えいっ」とね。

 

9月1日から、21日間チャレンジの第2弾として、「やさしく立てたら、やさしくなれる♪体を緩めて、立ってみよう(立禅)」を始めます。

 

今回は、参加するみなさんにどんどんコメントを書いてもらうように、日々、あたたかく、お尻を叩いていこうと思います。

 

現在21人が参加予定ですので、「えいっ」と思うには、よい感じのサイズになるような気がします。まだ募集中ですので、気になる方は、こちらをご覧いただき、お申込みください。

 

 

【9月の特別クラス】

 9月  5日(土)13:00-15:00 「麗屋 弘鈴庵の 立って、歩いて、太極拳(千葉県香取市)詳細とお申込方法はこ  ちら

 

 9月  6日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

 

 9月20日(日)14:00-16:30「たのしい太極扇」(  池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

 

 9月21日(月・祝)14:00-16:30 「  ホントにはじめての武当太極拳・気功(池尻大橋)  詳細とお申込方法はこちら

 

 9月22日(火・祝)14:30-16:30はじめての形意  拳」(池ノ上)詳細とお申込方法はこちら

 

 

【おうちで過ごそう!応援企画】

すきま時間にできる、カンタン体操を動画でご紹介しています。リフレッシュにも。こちらから。

 

オンラインでの動画レッスン始めました。
 
≪入門編≫
      立ち方、歩き方の≪基本編 ≫と、太極拳の動作の練習としてもおすすめの≪武当五行六合功編≫のセットです。詳しくは
こちら
 
≪武当太極拳編≫
      武当三十六式太極拳をいくつかに分けてご紹介します。「その1」は、
      第1式〜第10式です。詳しくは
こちら
 
≪立ち方編≫
      地に足をつけて、自分らしく生きるための基盤を作ります。≪入門編≫の「基本編」第1講の単発講座。太極拳をしない方にも。詳しくは
こちら

 

「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

..☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...

 

いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらから

 

 


0

    謙虚であることと、自分を褒めること

    2020.08.25 Tuesday

     

    (Photo by Xie Okajima)

     

    大学生の夏休み、イギリスに短期留学しました。

     

    英語のクラス分けのテストがあって、上から2番目のクラスに入りました。

     

    同じクラスになったイタリア人の女の子が、にっこり笑って「I am proud of myself (わたしは自分を誇りに思う)」と言ったとき、堂々としていて、いいなあ、と思いました。

     

    日本人は、へりくだる文化があって、「つまらないものですが」とか、「お口汚しに」とか、ふつうに言いますよね。若い世代は、あまり言わないかもしれませんが。(わたしも、あまり言いませんが。)

     

    謙虚さは、奥ゆかしさでもあり、つつましさでもあります。

     

    でもわたしは、それが子どもの頃から肌に合わず、「どうしてそのまま言わないんだろう」と、居心地悪く感じていました。

     

    自分が好きなものだったら、「大好きだから」とおすすめすればいいし、頑張ったら、頑張ったと言えばいいし、やっていなければ、やっていないと言えばいいのに、です。(大好きなものをおすすめしても、みんなが好きなわけでもなく、「好きじゃない」と言われることも、もちろんあります。でもそれは、へりくだることとは、また別のことです。)

     

    大学院に進もうと思ったとき、海外しか考えなかったのは、思ったことをストレートに表現する環境で過ごしたかったことも、大きかったと思います。

     

    そうは言っても、実際に身を置いてみると、あまりに自己主張の強い人たちの中で、まごまご、もごもごすることもありましたし、

     

    裏では噂話が飛び交うことも多く、狭い世界でドロドロするのは同じだな、と思ったりしましたが、

     

    好きなことを堂々と好きと言い、没頭できる時間は、とてもしあわせな時間でした。

     

    それでも長い間、自己評価は低かったように思います。わたしの場合、一見、自分なりのこだわりもあり、好きなようにやっているように見えたと思いますが、

     

    人の気持ちを先読みするようなところもあって、遠慮して言えないことも、結構ありました。

     

    「あなたは自分のことが好きじゃない」と言われたのも、それですよね。でも言われていたときは、どうすればいいのか、本当にわからなかったのですよ。わかれば、やっていますよね。

     

    このころは、自分の生かし方がわかっていなかったと思います。自分がわからないから、生かし方もわからない、活かされ方もわからない、みたいな感じです。

     

    だから、自分に自信はないですし、自分の行動の結果は、人の評価で判断するしかなかったのだと思います。

     

     

    太極拳を始めるようになって、自分の体と向き合うようになって、少しずつ、自分のことを知っていきました。

     

    今は、何をするときでも、教えるときでも、ブログを書くときでも、人と話すときでも、大きく見せることもなく、卑下することもなく、等身大で正直に、素直でいたいと思っています。

     

    自分に正直に、素直であることは、人の意見には耳を傾けますが、全部を取り入れるわけではありません。「なるほど」と思ったものは取り入れ、そのときにぴんと来ないものはスルーします。

     

    それでも、時間が経つと、「あれ、やってみよう」と思うこともありますので、どんな意見でもありがたいですし、オープンでいるのは大切だと思っています。

     

    さて、そんな「これはやる」「これはしない」という選択をするとき、自分が素直な状態かどうかの目安は、わたしの場合は体の様子です。

     

    素直さから外れるときは、体のどこかが緊張したり、硬くなったりします。過小評価するときも、同じです。

     

    心が、内にも外にも、ふわっと開いて、広がっているときは、ありのまま、正直なときです。

     

    硬さに気づいても、そのまま緩められないときもありますが、そのとき緩めたくないなら、仕方ありません。

     

    ただ、そんなどうしようもないときを除いては、心がふんわり広がるような、おおらかな方が、居心地がよく、好きです。

     

     

    そして、正直に、素直に、とは言っても、思ったことを全部言うわけでもありません。人には、受け取れるタイミングがあると思っています。

     

    その場の空気を読むこともありますが、それだけではありません。「今、自分がこのことを言いたい気がしない」というときは、止めておきます。これは、カンでしかないのですが。

     

    それを伝えるのは、将来の自分かもしれませんし、全く別の人かもしれません。こういうことは、いいタイミングで、いちばんふさわしい人の口からでるものだと信じています。無理は禁物、自分に緊張が起きるときは、止めておきます。

     

     

    太極拳をしていると、どうやっても謙虚になるしかありません。

     

    あっという間に変わっていくからです。わたしの例で言うと、同じ套路(型)は、2、3か月経つと、結構、変わります。

     

    お稽古しているうちに、「これは、こういうやる方がいい」と、気づいては、変わっていきます。

     

    これを何度も繰り返していると、「これで完成」はなく、常に「まだ先がある」としか思えません。先は、まだ到達していないので、そこに何があるのか、わかっていないのですけどね。

     

    つまり、何ひとつとして完成したものはありませんが、だからと言って、今の自分をダメだと思っているわけでもありません。

     

    今のように、自分でお稽古しながら、気づいて変わっていけるのは、それだけ積み重ねてきたものがあるからです。先生のおかげでもありますが、自分でもよく頑張ったと思います。

     

    昔は、どうやって練習したらいいのかわからず、ひたすら繰り返すだけでした。あのときは、そういう時期でしたし、それでよかったと思いますけどね。

     

    習得するには方法があり、言葉で説明することもできますが、あるところを超えると、他人から教わることができないものがあるように、感じます。

     

    映画「カンフーパンダ」で、主人公のパンダのポーが、奥義を書いた巻物を手に入れて開いたとき、それが白紙だったのは、言葉で伝えられるものではないからだと、思っています。

     

    先生は、言葉を尽くして教えますが、その言葉をどうとらえるか、どう体現するかは、自分の感覚です。やりすぎでも、やらなさすぎでもうまく行かず、自分で繊細に調整していくしかないと思っています。

     

    できることは、今の時点でのベストを尽くすことで、それができれば「満足」です。でも同時に、もっとまだ知らない先があると、わかっています。

     

     

    ゴールを設定して、それを達成するのは、わかりやすく、満足感を与えてくれますが、

    ゴールを設定できない未知のものに向けて努力することは、自分に期待し続けることでもあります。

     

    わたしのお稽古のほとんどは、「これをやったら何になるのか」よくわかっていなかったりします。もちろん、体をしっかりさせるとか、動きがスムーズになるとか、具体的な目標もありあますが、結果として現れるものは、そういう予測できるものだけではありません。

     

    実際、続けてきたことで、思ってもいなかった未知のことを、たくさん経験させてくれました。

     

    宇宙の大きさの前では、知っていることなんて、ほんのわずかで、できることなんてほんのちょっとです。

     

    でも、そのほんの少ししか知らず、ほんのちょっとしかできない小さな自分を、今、この瞬間に、満喫して生きることはできます。

     

    謙虚に、でも、自分をほめることって、そういうことじゃないかしらね。

     

    そしてそれが、自分を生かすことであり、宇宙の中で、自分を活かしてもらうことでもあると思います。

     

    そして、そんな自分を、好きだと思えます。今は。

     

     

    【9月1日スタートの オンライン新企画

    21日間チャレンジ!やさしく立てたら、やさしくなれる♪体を緩めて、立ってみよう(立禅・站椿功)のご案内は、こちらから。

     

     

    【9月の特別クラス】

     

     9月  5日(土)13:00-15:00 「麗屋 弘鈴庵の 立って、歩いて、太極拳(千葉県香取市)詳細とお申込方法はちら

     

     9月  6日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

     

     9月20日(日)14:00-16:30「たのしい太極扇」池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

     

     9月21日(月・祝)14:00-16:30 ホントにはじめての武当太極拳・気功(池尻大橋) 詳細とお申込方法はこちら

     

     9月22日(火・祝)14:30-16:30はじめての形意 拳」(池ノ上)詳細とお申込方法はこちら

     

    【おうちで過ごそう!応援企画】

    すきま時間にできる、カンタン体操を動画でご紹介しています。リフレッシュにも。こちらから。

     

    オンラインでの動画レッスン始めました。
     
    ≪入門編≫
         立ち方、歩き方の≪基本編 ≫と、太極拳の動作の練習としてもおすすめの≪武当五行六合功編≫のセットです。詳しくは
    こちら
     
    ≪武当太極拳編≫
         武当三十六式太極拳をいくつかに分けてご紹介します。「その1」は、
         第1式〜第10式です。詳しくは
    こちら
     
    ≪立ち方編≫
         地に足をつけて、自分らしく生きるための基盤を作ります。≪入門編≫の「基本編」第1講の単発講座。太極拳をしない方にも。詳しくは
    こちら

     

    「陽だまり」とは

    「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

     

    ..☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...

     

    いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

    太極道家

    講座のご案内は、こちらから

     


    0

      「立つ」ことが与えてくれたもの

      2020.08.24 Monday

       

      9月1日から、Facebookのプライベート(非公開)グループで、「21日間チャレンジ!やさしく立てたら、やさしくなれる♪体を緩めて立ってみよう(立禅)」を始めます。

       

      詳しいご案内は、こちらからご覧ください。

       

      立禅とは、太極拳では站椿功(たんとうこう)といいます。杭を打つように(椿)立つ(站)という意味です。

       

      ただひたすら立つだけの地味なものですが、それは驚くほど豊かです。

      わたしの体験をベースとして、簡単に書いてみようと思います。

       

      站椿功には、腕を前にあげるタイプなどもありますが、ここでは腕を下げたタイプのお話をします。21日間チャレンジでするのも、こちらのタイプです。

       

      順番に、

       

      1.鍛えて

      2.緩めて

      3.軸が立ち

      4.ゆとりが生まれ

      5.めぐり始め

      6.心が深く静かになり

      7.よい呼吸が戻ってきて

      8.本当の願いに触れに行く

       

      です。ひとつずつ、詳しく見てみます。

       

       

      1.鍛える

      人は、立って歩く生物です。でも野山を駆け回っていた古代に比べて、今の生活では、足を使う機会が少ないですよね。

      頭でっかちで重くなる上半身に対して、弱い足は耐えられず、転びやすくなります。アンバランスです。

       

      立つことで足を鍛えるのは、そのアンバランスさを解消するためでもありまます。それは生きる力を得ることでもあります。

       

       

      2.緩める

      たいていの人の体は、必要以上に緊張しています。その積み重ねが、たとえば腰痛や肩こりとして現れます。

      それは、緩めるコツを知らないからです。

      無意識に「緩めたら立っていられない」「生きていけない」と思っている場合もあります。

      すでにある緊張やコリを持ちながら、そしてさらに緊張を作りながら立つのは、苦行です。

       

      苦行する意味なんてありません。もっと楽でいいのです。

       

      緩めるには、2つあります。すでに凝り固まっている部分を、準備運動でほぐしておくこと、

      そして、立つことで緩めていくこと、です。後者は3の「軸を立てる」に関係してきます。

       

       

      3.軸を立てる

      「立つ」ことは、緊張がないわけではありません。全くなかったら、ぺしゃんとつぶれてしまいますよね。

      大切なのは、天と地を結ぶ中心軸を立てることです。家でいうなら、大黒柱をしっかり立てることです。

      柱がしっかり立てば、残りの部分は、緩めても大丈夫です。緩めるためには、頼りにする柱を認識することです。

       

      中心軸は、どっしりと根を生やして、ぐんぐんと上に伸びる樹木のようなものです。

      これがあれば、びゅうびゅう風が吹いても、中心から外れませんよね。

      体がしっかり立てば、心も惑わされにくくなります。あれこれ聞いても、それに流されず、自分で選択しやすくなります。

       

       

      4.ゆとりが生まれる

      年齢が上がると、体が硬くなり、身長が低くなったりしますよね。なぜでしょうか?関節の隙間が詰まってしまうのだと思います。

       

      コツをつかんで、今までとは違う立ち方をすることで、縦に伸びる力を作り出し、関節の隙間を空けていくことができます。

      大地に根をはり(下に伸びる力)、樹木が上に向かって伸びる(上に伸びる力)が働くように、縦に伸びるバネが効いている状態です。

       

      これで関節の隙間を常に開けば、体の中にはゆとりが生まれます。きゅっと狭い場所よりも、ゆとりがある方が、居心地はいいですよね。)

       

       

      5.めぐりはじめる

      (1)足を鍛えることで、下半身から血液をポンプで上に押し出しやすくなります。

      (2)ゆるめば、めぐりを妨げる詰まりや滞りがなくなります。

      そして、(4)ゆとりが生まれることで、血やリンパが流れやすくなります。

      血が流れれば、体温が上がり、体温があることは、生命力があることでもあります。ぐんぐん成長する赤ちゃんは、あたたかいですものね。

       

      めぐりの良い体は、すこやかさを保つ秘訣です。

       

       

      6.心が深く静かになる

      上記1〜5までは、体に関することです。体が整うと、心が整う準備ができます。

      心が落ち着かないときは、意識が体の中から外れて、外に向きがちになります。今にいられず、過去を振り向いて後悔したり、将来に向けて心配したりも、起きてきます。

      それを、体に意識を向けることで、心があちこちに行ってしまうことを防ぎ、だんだん、深く落ち着いていきます。

       

       

      7.よい呼吸が戻ってくる

      体と心が整えば、よい呼吸は自然と戻ってきます。

      生まれたときに、誰にも教わらずに呼吸したように、人は誰でも呼吸の達人です。体から無駄な緊張が取れ、心が落ち着けば、本来の、よい呼吸が戻ってきます。

       

      無理に深い呼吸をしようとする必要は、ありません。楽に続けられるペースで、続けます。だんだんと肺も育ちますので、長く続けていけば、呼吸も自然と深くなっていきます。

       

       

      8.本当の願いに触れに行く

      体と心が整って、よい呼吸が戻ってくると、意識がぼんやり、夢を見ているような状態になってきます。

      これは、睡眠時に夢を見ているときと同じように、潜在意識の領域に入っていくことになります。

       

      顕在意識と潜在意識は、よく氷山にたとえられます。海面から出ている氷山が健在意識、自分で自覚できる意識です。

      海面の下に隠れているところが潜在意識で、普段は自覚できていない部分です。氷山は、海面下の方が、ずっと大きいです。

       

      この潜在意識の方に、本当の自分の願いがあります。この世に生まれてくるときに、どんな願いを持って生まれてきたのか、です。

      自分の生かし方とも言えます。それは、人それぞれです。世間の価値基準とは関係ありません。

       

      「立つ」だけでも、体と心が静かに深くなっていくと、この潜在意識の領域に入っていけることがあります。

       

      天地と繋がり意識が広がっていくと、それまで悩んでいた問題がどうでもよくなったり、自然と次の行動が決まったり、アイディアが浮かぶこともあります。

       

      自分の本当の願いに沿った選択や行動が、できやすくなると感じています。

       

      これを瞑想と呼ぶのだと思いますが、いきなりここに行くのではなく、その前に、体を整え、心を整えることが、大事です。そうすれば、準備ができたときに、この状態はやってくると思います。

       

       

      この1〜7は、わたしがずっとやってきたことで、8は、続けてきた結果として起きたことです。

       

      今回の21日間で、参加される方がどこまでいけるのか、わかりませんが、1〜7までは、ひとつずつやっていけば、ある程度はできると思っています。

       

      これが、「やさしく立つ」です。立つことは難しくない、という意味にもなりますが、無駄な力が抜けたり、背負ってきた荷を下ろすこともできるため、自分に優しくなる意味でもあります。

       

      世界を見る目も変わり、世界がもっと優しいものだと感じられることも、あるでしょう。

       

      8は、自然に任せたいと思います。起きないとは言えませんが、起きるとも言えません。

      意図的にする方法もありますが、今回はそれが目的ではありませんし、わたしの専門外ですので、今回はお伝えしません。

       

       

      どうでしょうか?「立つ」ことって、奥が深いんだな、と、ちょっと思ってもらえたら、うれしいです。

       

      これはひとりでやっても、できることですが、このほかに、今回の企画では、グループでやるからこそのメリットやチャンスも、すごくあります。

       

      それはまた、近いうちに書きますね。

       

      「21日間チャレンジ!やさしく立てたら、やさしくなれる♪体を緩めて立ってみよう(立禅)」の詳細とお申込み方法は、こちらから。

       

       

      【8.9月の特別クラス】

       8月30日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

       

       9月  5日(土)13:00-15:00 「麗屋 弘鈴庵の 立って、歩いて、太極拳(千葉県香取市)詳細とお申込方法はこちら

       

       9月  6日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

       

       9月20日(日)14:00-16:30「たのしい太極扇」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

       

       9月21日(月・祝)14:00-16:30 「ホントにはじめての武当太極拳・気功(池尻大橋)詳細とお申込方法はこちら

       

       9月22日(火・祝)14:30-16:30はじめての形意拳」(池ノ上)詳細とお申込方法はこちら

       

       

      【おうちで過ごそう!応援企画】

      すきま時間にできる、カンタン体操を動画でご紹介しています。リフレッシュにも。こちらから。

       

      オンラインでの動画レッスン始めました。
       
      ≪入門編≫
           立ち方、歩き方の≪基本編 ≫と、太極拳の動作の練習としてもおすすめの≪武当五行六合功編≫のセットです。詳しくは
      こちら
       
      ≪武当太極拳編≫
           武当三十六式太極拳をいくつかに分けてご紹介します。「その1」は、
           第1式〜第10式です。詳しくは
      こちら
       
      ≪立ち方編≫
           地に足をつけて、自分らしく生きるための基盤を作ります。≪入門編≫の「基本編」第1講の単発講座。太極拳をしない方にも。詳しくは
      こちら

       

      「陽だまり」とは

      「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

       

      ..☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...

       

      いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

      太極道家

      講座のご案内は、こちらから

       


      0

        21日間チャレンジ!やさしく立てたら、やさしくなれる♪体を緩めて、立ってみよう(立禅)

        2020.08.22 Saturday

         

         

        9月1日から、”21日間チャレンジ:21日間チャレンジ♪やさしく立てたら、やさしくなれる。体を緩めて、立ってみよう(立禅)♪” を開催します。(※募集は締め切りました。ありがとうございます。)

         

        7月に実施した”夏までにがんばる!21日間チャレンジ・ザ・もも上げ”に続く、21日間シリーズです。

         

        参加を希望される方は、Facebookの非公開グループページにご招待します。21日間、非対面のオンラインではありますが、一緒に続けていきましょう。

         

        ”立つ”ことに、じっくり向き合ったことがある方は、多くないかもしれません。赤ちゃんの頃に立ち上がってから、立つことは、あまりにふつうですものね。

         

        でも、本当にやさしく、楽に、美しく立っている人って、すごく少ないのです。たいていの人は、無駄に緊張を作ってしまい、いちばん楽な立ち方をしていません。もちろん、気づいていないのですけれども。

         

        わたしは「立ち姿がきれい」と言っていただけることも、よくありますが、もとからそうだったわけではありません。

         

        太極拳を始めて5年くらいたったとき、自分がきちんと立っていないことに気づきました。「ちゃんと立って、ちゃんと歩きたい」というのは、切実な願いでした。

         

        それから、いろいろと学んで体験して経験を積んで、”立つ”ことの奥深さを知りました。

         

        二本足で立つって、大変なのです。四つ足の方が楽です。「人間は、なんでこんな大変なことをするんだろう?」と思ったこともあります。

         

        立つことが大変だから知能が発達した、という話もありますが、それよりも好きなのは、「立つことが楽しいから」です。

         

        赤ちゃんは、誰にも強制されないのに、寝返りを打って、ハイハイして、つかまり立ちをして、立ち上がりますよね。お子さんが始めた立ったとき、「ものすごく誇らしそうな顔をした」とおっしゃった方がいらして、すごく印象的でした。嬉しいのではないかしらね。

         

        そういう嬉しさ、大人になっても体験してみたくありませんか?

         

        楽に、やさしく立つことを経験したら、今まで気づかずに背負ってきた荷を、おろすことができます。

        心も優しくなれて、周りの世界も、優しくなります。

         

        站椿功(立禅)のクラスで、この立ち方を体験してもらうと、とってもしあわせそうな表情をされます。「こんな風に毎日をおくれたら、いいなあ」とおっしゃった方もいます。

         

        立つことを見直したら、何か変わりそう、起こりそうじゃありませんか?

         

        やさしく、楽に、美しく立つには、コツがあります。

         

        まずは、≪ポイント1≫ 体が緩んでいることです。

         

        そして、≪ポイント2≫ 骨の構造をうまく使うことです。家に例えたら、柱をしっかり建てるイメージです。

         

        柱がしっかり立てば、他は緩みやすくなります。1が、さらに進みます。

         

        そしてもうひとつ、≪ポイント3≫ 縦に伸びる力を出すことです。「太極拳をする人は、20年たっても同じ体」と言われる秘訣のひとつでもあります。

         

        今回は、いきなり「さあ!立ちましょう!」と始めるのではなく、体を緩める動きや、骨の構造をうまく使うコツに、ひとつずつ取り組んでいき、それを意識しながら立つ体験をしていきます。

         

        日数が進むにつれて、立つためのコツが、足されていくイメージです。

         

        毎日ポイントを動画やイラスト、文章でお伝えしますので、その日は、それだけやってみてください。

         

        1日に必要な時間は、5分〜20分くらいだと思います。その時間は自分のために使うと決めて、取り組んでみましょう。忙しいと、ついつい流されてしまいがちですが、この期間は「言い訳しない!」と決めるのがおすすめです。自分との約束を守ることは、自分への信頼を育てることにもなります。

         

        そして、「やってみたらどんな感じかな?」という問いかけをして、ぜひその感想や質問を、コメント欄に投稿してください。

         

        頭で知っていること、考えたことではなく、自分の体で感じたことを文字にしてみてください。

         

        自分の内側を感じて、それを外の世界に表現していくことは、とっても大事なことだと思います。自分の気づきにもなりますし、他の方の役にも立ちます。

         

        たとえそれが「それは違うよね」ということだったとしても、です。違うとわかることって、大事ですものね。黙っていたら、本当にもったいないです。

         

        ここはひとつ、期間限定で勇気を出してみるのも、いい経験になるのではないでしょうか。

         

         

        21日間は、習慣化するために、よい日数だと思います。

         

        「やるぞ!」と、最初は盛り上がっても、数日で面倒になったり、「進歩がない」と停滞して、やめてしまったこと、ありませんか?

         

        たいていのものは、そこで止めてしまうと、もったいないのです。取り組んでいることの本当の価値を感じる前に、止めてしまうからです。

         

        21日だと、最初の盛り上がり期を過ぎ、停滞期も越えて、なんとなくそれを「試した」と言えるくらい体験できる最少の日数だと感じます。

         

        その後、続ける、続けないは、取り組んだことにもよりますが、続ける場合は、もう誰かに強制されなくても、グループの力を借りなくても、自分でできるはずです。なぜなら、その価値を、自分の体と心が感じ始めているからです。

         

        よさげではありませんか?

         

        心が動いた方、ご参加をお待ちしています。

         

        .................................................................................

         

        プログラム:21日間チャレンジ!やさしく立てたら、やさしくなれる♪体を緩めて、立ってみよう(立禅)

         

        期間:9月1日〜21日(21日間)

         

        場所:Facebookの非公開グループページ(オンライン)

         

        概要:・毎日≪今日のポイント≫として、体の緩め方、骨の構造を活かす立ち方、などなどを動画、絵、テキストで配信します。

           ・前半は主に体を緩め、骨の構造を活かして楽に立つためのコツを、後半は、それをもとに立つ練習をしていきます。

           ・1日に必要な時間の目安は、5〜20分程度です。

           ・ぜひ、やってみた感想を、コメント欄に投稿してください。

           ・非公開グループですので、参加者以外の方は、投稿を見ることはできません。

         

        こんな方に:

           ・やさしく、美しく立ちたい方に

           ・体を緩めるコツを知りたい方に

           ・何かにチャレンジしたい方に

           ・自分を知りたい方に

           ・心を開きたい方に

           ・自分を、もっと好きになりたい方に

           ・みんなで一緒にやりたい方に

         

        参加方法:(※応募は締め切りました。ありがとうございます)

         

        参加費:「ありがとう」の3900円(税別)

         

        お支払い方法:お申込みいただいた方にお知らせします。お振込みか、Paypal決済となります。

         

        .................................................................................

        ≪関連ブログ≫

        ・「立つ」ことが与えてくれたもの(2020年8月24日)は、こちらから。

         

         

        (21日後のイメージは、左から右へ♪です。)

         

        【おうちで過ごそう!応援企画】

        すきま時間にできる、カンタン体操を動画でご紹介しています。リフレッシュにも。こちらから。

         

        オンラインでの動画レッスン始めました。
         
        ≪入門編≫
              立ち方、歩き方の≪基本編 ≫と、太極拳の動作の練習としてもおすすめの≪武当五行六合功編≫のセットです。詳しくは
        こちら
         
        ≪武当太極拳編≫
              武当三十六式太極拳をいくつかに分けてご紹介します。「その1」は、
              第1式〜第10式です。詳しくは
        こちら
         
        ≪立ち方編≫
              地に足をつけて、自分らしく生きるための基盤を作ります。≪入門編≫の「基本編」第1講の単発講座。太極拳をしない方にも。詳しくは
        こちら

         

        「陽だまり」とは

        「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

         

        ..☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...

         

        いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

        太極道家

        講座のご案内は、こちらから

         


        0

          誰かの代わりに泣く

          2020.08.19 Wednesday

           

          (南紀白浜 千畳敷)

           

          子どもの頃から、よく泣きました。

           

          でもその泣き方は、だいぶ変わってきたような気がします。

           

          わりと長い間、泣くときには、喜怒哀楽、何らかの感情が伴っていました。悲しくて泣くのは普通だとして、嬉しくても泣くし、怒るときも泣いていました。

           

          怒るのと泣くのと、どっちかにしたら?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、涙というのは、出てしまうものです。どうしてそうなるのか、わかりませんが、必死に全身で怒ると、そうなるのです。

           

          理不尽だとか、許せないとか、そんなときにも泣いていましたが、年齢が上がるにつれて、いろんな見方ができるようになり、いろんな立場も理解できるようになり、その分、おおらかになって、悔しさで泣くことは少なくなりました。

           

           

          それまでに経験していない泣き方をしたのは、10年前です。

           

          中国の武当山に、ひとりでお稽古に行って、早朝、ひとりで山をランニングしているとき、なぜか涙がぽろぽろ流れるのです。

           

          何も起きていないし、悲しいわけでもないのに、なぜ涙が出るんだろう、と不思議に思いました。

           

          涙の訳はわかりませんでしたが、「この先、もう嫌だと思うことがあっても、ここに来たら、またやり直そうと思えるかもしれない」と思ったことは、覚えています。

           

          後付けになりますが、忘れていた大事なことを思い出すときに泣く、と言います。この時期は、たぶん、そんなときで、自分を取り戻し始めた時期だったのかな、と思います。

           

           

          自分のことではなく、人の感情を自分のことのように感じて、泣いてしまうときもよくありました。

           

          共感性の高い人に起こりやすいことで、自分の感情と、人の感情と、区別がつかなくなってしまうのです。

           

          人の気持ちがわかりやすいのは、いい面もありますが、やっかいな面もあります。「その特性は大事にしたらいいけれど、あまりやりすぎない方がいい。ものすごく、くたびれるから。」と言われたこともあります。

           

          本人でもないのに、うっとおしい面もありますよね。学生時代、同級生のお父様が亡くなったとき、学校の先生が「わたしの親が亡くなったときも、友達はみんな泣いてくれたけれど、ちっとも嬉しくなかった」と言っていたことが、今でも心に残っています。

           

          この混ざってしまう問題は、「これはわたしではなく、人のことだ」と線を引くことで、ずいぶん解消しました。涙が出てきたときに、「これは人の話だ」と思うと、途中で止まるのです。区別ができるようになったことで、ずいぶん楽になりました。

           

           

          站椿功(立禅)をしているときも、涙が出ることは昔からよくあります。それは長いこと、武当山でランニングをしていたときに出る涙と同じような感じだったので、

           

          何か大事なことを思い出しているのだろうと、思っていました。何を思い出したのかは、すぐに具体的にわからないことがほとんどで、時間をかけて気づいていくことが多いのですけどね。

           

           

          最近、站椿功をしているとき、また違う泣き方をするようになりました。

           

          ぽろぽろではなく、静かにほろほろ涙が落ちる感じです。

           

          なんとなく、「これは、わたしの涙じゃない」と感じるのです。泣けない誰かの代わりに泣いているような感じがしました。

           

          泣けない誰かが、誰なのかはわかりません。実在する人なのか、もう体を亡くした存在なのか。

           

          体を亡くした魂は、みんな救われると思っていて、心や感情があるとしても、もう泣きたい気持ちはないのかもしれませんが、

           

          もし泣き足りなかったとしても、体がなければ、もう泣けません。

           

          そんな魂の代わりに泣くことも、あるのかもしれないと思いました。

           

          こういう、ほろほろ泣くときは、自分がくたびれることはありません。泣いて自分がすっきりするのとも、ちょっと違います。

           

          自分ではない何かの浄化の助けになるなら、それもいいな、と思います。それは、人によっては「祈り」と言うかもしれませんよね。

           

           

          日々続けている站椿功は、何のためにやっているのか、よくわからないこともあります。

           

          生きていくために必要な筋力をつけるため、

          心を静めるため、

          体のバランスを取る力を育てるため、

          意識と体を結ぶ感覚の回路を開くため、

           

          というのはありますが、

           

          心身ともに深く静かな状態になり、普段は認識できていない潜在意識や、それよりも深い集合無意識の領域に入っていくとき、そこからどんなメッセージを受け取るのかは、わからないからです。

           

          こういうメッセージを意図的に受け取る方法もありますが、わたしの場合、そこを意図したことはなく、自然に入っていくときに聞こえてくる感じです。そして、いつも聞こえるわけではありません。

           

          聞えても、聞こえなくても、どっちでもいいと思っています。

           

          生きることは、自分を活かすことだと思います。その活かし方は、人それぞれだと思います。

           

          わたしにとっては、「泣く」ことも、いろんな涙を経験していくことで、自分の活かし方を見つけていったような気がします。

           

          そして今は、ときどきやってくるメッセージが、自分の活かし方を教えてくれるような気がしています。

           

          今回のように、誰かの代わりに泣くのも、そのひとつです。

           

          もうそろそろ、自分のために泣かなくてもいいのかもしれません。

           

          「さ、あなたのために泣きますよ」なんて宣言しませんし、誰にも知られないことですが、宇宙の浄化にはなるのかな、と思っています。

           

          宇宙の浄化と、そのメッセージを受け取って、この世で何か形にするために、生きているのかもしれないな、と思うと、生きているって、いいな、と思います。

           

           

          【おうちで過ごそう!応援企画】

          すきま時間にできる、カンタン体操を動画でご紹介しています。リフレッシュにも。こちらから。

           

           

          オンラインでの動画レッスン始めました。
           
          ≪入門編≫
               立ち方、歩き方の≪基本編 ≫と、太極拳の動作の練習としてもおすすめの≪武当五行六合功編≫のセットです。詳しくは
          こちら
           
          ≪武当太極拳編≫
               武当三十六式太極拳をいくつかに分けてご紹介します。「その1」は、
               第1式〜第10式です。詳しくは
          こちら
           
          ≪立ち方編≫
               地に足をつけて、自分らしく生きるための基盤を作ります。≪入門編≫の「基本編」第1講の単発講座。太極拳をしない方にも。詳しくは
          こちら

           

           

          【8月の特別クラス】

            8月23日(日)14:00-16:30 「ホントにはじめての武当太極拳・気功(池尻大橋)詳細とお申込方法はこちら

           

            8月30日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

           

           

          「陽だまり」とは

          「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

           

          ..☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...

           

          いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

          太極道家

          講座のご案内は、こちらから


          0

            calendar

            S M T W T F S
              12345
            6789101112
            13141516171819
            20212223242526
            27282930   
            << September 2020 >>

            selected entries

            categories

            archives

            links

            profile

            search this site.

            others

            mobile

            qrcode

            powered

            無料ブログ作成サービス JUGEM