からだにおいしいごはんを食べる

2015.09.06 Sunday


(汁なし担担麺の具を入れたところ。この上に麺をいれて混ぜていただきます)

太極拳をきっかけに、興味をもって始めたことがいくつかあります。
そのうちのひとつ、今のわたしにとても大切なことが、
「からだにおいしいごはんを食べること」です。

わたしたお稽古に行っている中国の武当山は、漢方もさかんです。
4年前にお稽古から帰ってきて、「今度は漢方も勉強したいな」という話を
知人にしたところ、「薬膳料理の方がおすすめ。毎日の生活に取り入れやすいし、
おいしくてからだにも良いから」というアドバイスをいただきました。

それからほぼ毎月1回のペースで、お稽古に通っています。
どの季節に何を食べるか、どんな食べ方をするかを学んでいくことで、
わたしのからだはずいぶん、元気になりました。

元気なからだのためには、太極拳のように体を動かして、不必要な緊張を取り、
必要な筋肉をつけていくことも大切です。筋力、特に足の筋肉は、
下半身に6割あると言われている血液を心臓までおくるポンプの役割をしてくれて、
心臓に負担がかかりすぎないように助けてくれます。
無駄な緊張が取れれば、横隔膜がやわらかく上下運動して内臓のマッサージにもなるため、
内臓を活性化の助けにもなります。

でも体を動かすだけでは足りません。
エネルギーになるための、水分、栄養分をとっていくことも大切です。

薬膳は、病気になりにくいからだを作るために役立ちます。
ポイントは、自分の体質にあったものを食べる、旬の食材をとる、バランス良く食べることです。

最初の体質にあったものについては、自分で探っていくしかありません。
何を食べた後に調子が悪くなったのか、何を食べていると良いのか、
自分の様子を観察して学んでいきます。

あとの二つ、旬の食材を取ることと、バランス良く食べることは、共通しています。
まずバランスは、1日の中で五色(緑、赤、黄、白、黒)と五味(酸味、苦味、甘味、辛味、塩味)
を取ることを心がけます。
五味五色を基本とし、さらにそれぞれの季節に関連する色と味を、多めにとります。

春: 緑、酸味 ー肝臓
夏: 赤、苦味 −心臓
土用:黄、甘味 −胃、消化器系
秋: 白、辛味 −肺
冬: 黒、塩味 −腎臓

右に書いた臓器は、それぞれの季節にダメージを受けやすい場所です。
なお土用は、四季の変わり目にはすべて存在するのですが、夏から秋にかけての
変化が一番厳しいため、立秋までの18日間をちょっと特別扱いしています。
日本でも土用の丑の日があるのは、同じような理由だと思います。

今は秋ですので、白を多めなのですが、実際には前の季節の色も意識して、
黄色、白を多めにます。
今の時期、夏の暑さが体内にこもりやすく、体の内部や血管が熱によるダメージ
を受けやすくなります。咳が止まらなかったり、鼻水が出るのは、その影響である
可能性が強いそうです。
この状態で肺が弱りやすい秋に入っていくと、咳がとまらなかったり、肺関係の病気に
つながってしまうこともあります。
黄色い食べ物は粘膜を修復する作用もありますし、さらに白で肺をケアします。

薬膳というと、漢方を想像する場合もありますが、漢方薬は基本、薬ですので、
毎日の生活では取りません。いざというときに効かなくなってしまうこともありますし、
未病(病気にならない)からだを保ち続けるためであれば、普通の食材でも十分です。
(病気があったり、体質によって、お医者さんから薬や漢方をすすめられている場合は別です。)

しかも漢方薬はたいてい、「おいしい」味ではないと思います。
毎日、旬のものをバランスよく、おいしく食べることが、大切です。
30歳を過ぎている人なら「おいしい」と感じるものはからだが必要としているもの、とも言われています。
(それより若い人や子供の場合、自分に必要な要素がわかるほど育っていないそうです。)

ちなみに、白の例は、かぶ、大根、白菜、じゃがいも、サトイモ、長芋、レンコン、もやし、です。
なすは、中身が白、外が黒です。

今、食べるものが、3か月後のからだをつくります。そして、3年後のからだにもつながります。

ちょっとした知識をつけることで、毎日を元気に過ごす人が増えることを願って、
自由が丘の教室では、会場の都合が許す限りですが、
お稽古後に「ワンコイン(500円)ランチ」をしています。
メニューはささやかですが、できるだけ手作りで、
生徒さんにも準備やお片付けをお手伝いいただきながら、
季節の食べ物や食べ方のご紹介もしています。

料理教室ではありませんし、座学ほど大げさでもありません。
食べながら、ちょっとしたポイントが記憶に残っていくといいな、と思っています。

何よりも、一緒に食べるごはんは、おいしいです^^。
こんな小さいところから、人とのつながりも育っていくと思っています。

わたしに薬膳を教えてくださっているパン・ウェイ先生には、感謝をこめて。
わたしは先生の、食に対する丁寧な向き合い方を、とても尊敬しています。

(参考文献:「薬膳料理教室の体においしいごはん」パン・ウェイ著 成美堂出版)












(汁なし担担麺、麺を混ぜたところ。8月29日のメニューです)












(水餃子。生徒さんが包んでくださいました。9月6日のメニューです)


(自由が丘教室の会場、シェア奥沢です。ここは食、アートなど
共通の関心をもとに人々が集う場所です。イベント時には、参加された方が
軽食や食事を一緒にされることも多いです。)
 


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