名前のわけ

2020.09.30 Wednesday

(箱根 九頭竜神社)

 

昨日、おでかけした先で、かわいらしい1歳半の女の子に出会いました。

 

名前を聞いたとき「ひらがなじゃないかな」という気がして、聞いてみたら、そうでした。

 

はなちゃん、と言います。そんな雰囲気の女の子でした。

 

なぜ聞いたのかというと、わたしの名前もひらがなで、それがとても好きだからです。

 

「わたしもひらがなで、まゆみといいます」と話したら、そこに居た方が、「わかる、そういう顔している」と言ってくださいました。

 

子どもの頃から今に至るまで、ときどき、そんな風に言われることがあります。たくさん人がいて、みんな名前を書いているとき、「あなたが、まゆみちゃんでしょ?そういう顔している」と言われることもありました。

 

不思議ですが、そういうことって、ありますよね。

 

名づけたのは、父です。理由を聞いてみたことがあるのですが、「かわいいから」だそうです。

 

名づけるとき、意味をこめたり、画数で選んだりすることもありますよね。それも親心でいいな、と思います。

 

でもわたしの場合、大した期待を持たず、「かわいいから」だけで名づけられたことを、とてもうれしく思っています。

 

なかなか上手くいかない時期でも「生きていれば、存在しているだけでも十分」と思うことを助けてくれた気がしますし、

 

何にもとらわれず、自由に生きるという、おそらくわたしが一番大切にしていることも、この名前は持っているような気がします。

 

「まゆみ」という名前の漢字はいくつかありますが、「壇」の訓読みも、そのひとつです。姓で持つ人はいても、名前で持っている人にはお会いしたこと、ありませんけどね。

 

ニシキギ科の落葉低木、白檀などの香木の総称だそうです。箱根の九頭竜神社に行ったとき、出会ったことがあります。

 

父は「かわいいから」で名づけてくれましたが、「壇」も「まゆみ」と読むのだと知ったとき、意外とたくましい音なのだと思い、わりと度胸があったり、勇敢なところがあるのは、こっちかな、と、ひそかに思っています。

 

 

「名は体を表す」と言いますよね。この人、この名前ぴったりだな、と感じることも、ときどきあります。

 

赤ちゃんは、生まれる前から波動があって、それを感じて名づけるのだと聞いたことがあります。なるほど、ですよね。

 

余談ですが、ご両親がご健在な方は、自分が生まれてきたときの状況と、名付けた経緯を、聞いてみるといいですよ。(詳しくは、「生まれてきたときのこと(2020年7月20日))

 

 

わたしには、もうひとつ名前があります。

 

道号という道教の修行者の名前です。静慧(Jing hui)と言います。

 

2011年、中国の武当山に2か月間お稽古に行ったとき、そのときの師匠である田理陽師父(武当玄武派第十五代伝人)から、いただきました。

 

道号は、儀式を行って弟子につけるものですが、場合によってはニックネームのようにつけることもあります。

 

道号をつけることは、わたしの考えの中には全くありませんでしたが、当時、日本で教えていただいていた師匠から、「道号をもらって帰ってきなさい」とアドバイスされ、

 

「そんな恐ろしいこと、頼めない」と躊躇しながら、帰国の1週間前に心を決めて、お願いしました。

 

師匠は「普通は外国人には付けないのだけれど、これも何かの縁だから、ちょっと考えてみる」と言ってくださいました。

 

そして数日後、きれいな手書きで、この名前を付けてくださいました。

 

「あなたには、”静”と”智慧”というふたつの要素を感じる。心身が深く静かな状態に入ると、智慧が出てくる、という意味だ」と、話してくださいました。

 

当時は、明るくよく笑う自分は、静よりは動の性質だと思っていたので、この名前をいただいたときは、不思議な感じがしました。

 

師匠たちの人を見る目や洞察力には、驚かされます。

 

太極拳では、”入静”という言葉があります。体も心も落ち着いて、深く静かな状態に入っていくことで、これはとても大切なことです。

 

わたしは、太極拳よりは、ただひたすら立つ站椿功の方が、この状態の入りやすく、

 

その後は、日常で気になるあれこれが、取るに足らないもののように思えたり、

「次、これやってみよう」と自然に思えたり、

悩んでいたことの答えがやってきたり、

大切にしたいことや思いが浮上してくることも、あります。

 

これが、智慧だと思うのです。

 

名前をいただいた頃のわたしは、頭でっかちで、目標を決めたら、それに向けて「まず、これをして、次にこれをして」と計画を立てて実行するタイプでした。

 

行動こそが全てで、行動しなければ、何も手に入らないと、本気で思っていました。

 

それがダメなわけではないのですが、わたしの場合は行き過ぎて、現実に無理なことも、なんとかしようとしていました。

 

皮膚疾患を抱えてお医者さんに相談したとき、「頭と心のバランスが取れていなくて、頭が突出しすぎてニコちゃんマークがつぶれている状態」と言い当ててくださいました。「赤信号でも無理やり渡ろうとしているけれども、赤は、止まれですからね」とも言ってくださいました。すばらしくわかりやすかったです。

 

 

それでも、「経験したことを元に、人はやっぱり、考えるものなのね」という結論(あの時点での、です)には至りましたが、

 

考えてから動く、という順番が、心の赴くままに動いて、その体験をもとに考える、という順番に変わったことは、ものすごく大きな出来事でした。

 

そんな変化の時期にいたわたしを、師匠はちゃんと見てくださっていたと思うと、ただ、すごいとしか思えません。

 

あれから10年近くたって、時を重ねるごとに、「この名前を生きている」感覚があります。

 

それは、いつもわたしに寄り添って、静かに励ましてくれているような気がします。

 

名前って、大事ですね。

 

名づけてもらって、生かされるおかげで、その名前を生きるような気がします。これからも大切にしていこうと思います。

 

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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