「癒し」とは?

2020.09.25 Friday

(Photo by Xie Okajima)

 

「癒し」と言いますよね。

 

あまりにふつうで、深く考えたことはなかったのですが、ふと、「癒しって、なんだろう?」と、思うことありました。

 

ほっとしたり、リラックスできたり、緊張が緩んだり、そんなイメージですよね。それって、何が起きているのでしょう。

 

なんとなくですが、自分の真ん中に戻ることだと思うのです。

 

気が舞い上がっているときは、真ん中から外れて、ふわっと上に幽体離脱して、幽霊みたいな感じです。大地に足が着いていなければ、この世を現実的に進むことも、難しいでしょう。

 

気が落ち込んでいるときは、本来の大きさよりも、極端に小さく、硬くなっている感じです。


弱い自分を守るために、縮こまることもある気がするので、必要なときもあるかもしれません。防衛本能のひとつとして、です。

 

でも、これがずっと続くと、締め切ったドアのように、開け方を忘れてしまったり、開けて外に出ることが怖くなりそうですよね。見ている方も、辛いでしょう。

 

自分の真ん中に戻るとは、本来の自分として生きることです。

 

わたしはどんなことが好きで

どんな特性があって

この世でどんなことがしたいのか

 

わかっていて、行動できる状態です。

 

人それぞれですから、花にたとえるなら、赤や黄色、白、いろんな色や形があります。赤い花は、白に憧れても、白にはなれません。

 

最初は、自分がどんな花なのか、わかりません。あれこれ経験して、「これは好き」「これは嫌い」と知っていくうちに、「そうか、わたしは赤い花なのだ」と気づいていくのだと思います。それに必要な時間も、人それぞれですよね。

 

赤い花が、堂々と赤い花を咲かせたら、白や黄色の花も喜びますよね。世界は色とりどりになり、その美しさに、そこにいる存在みんなが喜びます。

 

こんな風に、宇宙には、それぞれ自分だけのスペースがあるような気がします。

 

自分が真ん中に戻ると、宇宙パズルの”自分ピース”にぴたっと合って、

 

宇宙と繋がって、動き始めるような気がします。

 

すると、大きなものに繋がっている、絶対的な安心感も、感じられるかもしれません。

そして個としてちまちま動くより、宇宙の動きと同期してしまうほうが、ずっとダイナミックに、楽に動けますよね。

 

こう書くと、「何もしない」みたいに聞こえるかもしれませんが、それは違います。

 

宇宙のダイナミックな動きに助けられながら、のびのび自分が動けて、個を生きる、みたいな感じです。

 

自然とは、日が昇って沈んだり、季節が移り変わるように、変化し続けることです。人間は、自分の足で立って、歩いて、動く生きものですから、自分の意思で行動することは、自然なことだと思います。

 

そのとき、自分の真ん中にいれば、潜在意識というのか、深いところにある本当の願いと繋がりやすくなり、選択する行動も、それに沿ったものになりやすい気がします。

 

それがすべて、今の社会の体制の中で、”うまく行く”わけではないと思いますが、自分の本当の願いに沿って起こした行動の結果は、どうなっても、自分で責任を持てる気がします。後悔しない、とかね。

 

流れに乗るというのも、これじゃないのかな、と思っています。宇宙と共に、ダイナミックに動きますが、その中で人間は、人それぞれの願いに沿って、自由な意思で選択して、行動していく感じです。

 

良さげじゃないですか?楽しそうじゃありませんか?


あれ?癒されたら動くの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんよね。癒す→休息、眠る、イメージ、ありますものね。


本当の願いの中には、「今は、休みたい」もありますよね。


頑張り屋さんだと、自分が疲労していることに気づかない場合もありますし、


頑張らなきゃ!と思っているときは、気づきたくなかったりします。


真ん中に戻ると、覆い隠された疲労に気づいて、寝てしまうのだと思っています。こういうときは、ぐっすり眠れます。

 

じゃあ、どうやって真ん中に戻るのでしょうか?方法は、いろいろありますよね。

 

広くて豊かな自然に出かけて、身をゆだねてぼーっとすると、戻ってこられる感じ、ありますよね。常に中心から外れることのない自然の姿が、お手本になったり、その大きな力を借りやすいのかもしれません。

 

他にも、居心地のいい音楽や、絵や、映画や、本や、あれこれ芸術に触れることでも、戻ってこられたりします。それを生み出した人が、自分の真ん中にいる状態で、純粋に生み出したものは、他の人を真ん中に戻すことも、助けてくれる気がします。

 

助けてもらえるものがあるなら、どんどん助けてもらったらいい、と思います。

 

もう具体的に人の助けを借りる方法もあります。体や心が硬くなったときに、マッサージやトリートメント、セラピーなどを受けることです。たとえば、ストレスがたまるとお腹や頭が硬くなります。そこをほぐすことで、中心に戻るきっけにもなると思います。

 

人の助けを借りるときでも大切なのは、自分に対する責任を持っていることだと感じます。違う言葉で言うなら、自分の状態を、それなりに把握できる力をつけておくことは、大切だと思っています。それは、自分でするところです。

 

責任を持つというと、なんだか厳しい感じですが、それは義務ではなく、自分への愛だと思います。

 

では、どうするか。

 

まずは、外れた状態がわかるところから始まると思います。

 

体感的には、体の無駄な緊張があることや、心がきゅっと縮こまって辛いとき、苦しいときは、外れています。

 

そういうものも、「自分の願いから外れている」と気づくための体験なので、無駄ではないのだと思いますが、ずっと続くと疲弊しますよね。他の多くの人が大丈夫でも、自分はダメなこともあります。今のタイミングではダメ、ということも含めてです。

 

外れていることに気づいたら、自分で戻方す法もあります。

 

わたしは、太極拳や站椿功で戻ろうとしますが、人ぞれぞれ、いろいろな方法があると思います。ひとつは、もしくはいくつか、その手段は持っている方がいいです。いろんな場面で、必ず自分を助けてくれるからです。

 

その上で「これは専門家の手を借りよう」と思うなら、そうすればいいですよね。自分への責任を持ったまま、人の手を借りたら、体の治りも早いような気がするのです。外からの刺激で、詰まりをちょんっとつつかれたとき、「あ!これだ!」と、自分でも長そうとする自己治癒力が働く気がします(というのが、わたしが整体を受けているときの感覚です。)

 

自分で戻そうとするとき、自然の力やアートの力を借りてもいいわけですよね。自然の中で太極拳や站椿功をするのも、音楽を聴きながらするのも、そのひとつです。楽しいですしね。

 

 

自分の真ん中に戻るとは、0地点に戻る感じでもありますが、そこはすでに、とっても豊かです。

 

経験を積んだことによる豊かさもあると思いますが、

 

生まれたばかりの赤ちゃんが嬉しそうに笑うように、これまでに何かをしたからではなく、何もしていなくても、豊かさは、あるような気がします。

 

そして、自分の真ん中に戻ることは、癒しだけではなく、成長や発展にもつながりますよね。0地点に戻ったときには、すでに行動する趨勢が生まれているからです。

 

もちろん、十分に休んでから、ですけどね。

 

 

もうひとつ、とってもいいことがあります。

 

自分の中心に戻っている人は、他の人を中心に戻す力があると思っています。上に書いた、音楽とか絵とかの芸術の力も、そうですよね。

 

人は変えられない、と言いますが、「その人が、本来のその人に戻る」場合は、人は変えられると思います。

 

変えるのではなく、戻るだけですから。

 

太極拳は、武術ですので、攻防の連続技ですが、闘争のためではなく、起きてしまった争いを止めるためのものです。太極拳の技は、中心から外れてしまった人を、戻すためのものだと感じています。

 

それを体と心で、実際に体験してみられるところが、太極拳のいいところです。人生の、疑似体験ですね。

 

どこかで体験して、経験しておけたら、現実の日常でも、それを活かせるときがありますからね。

 

 

10年くらい前、あれこれ悩んでいたわたしに、「あなたは、自分がご機嫌でいたら、それだけでいい」と言ってくれた人がいます。

 

当時は、「ご機嫌でいるだけじゃダメでしょ」と思いましたが、ご機嫌とは、自分の中心にいることだと思うのです。

それだけで、周りも戻って、豊かさやしあわせが広がる可能性がありますよね。

 

自分が本来の自分でいることは、自分だけのためではないのだと思います。

 

 

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「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

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