静かに深く立つ

2020.09.07 Monday

 

(Photo by Xie Okajima)

 

9月1日から「21日間チャレンジ:やさしく立てば やさしくなれる♪体をゆるめて立ってみよう(立禅)」というプログラムを走らせています。

 

Facebookにプライベート(非公開)グループを作り、そこで毎日、楽に立つためのポイントを投稿しながら、みなさんに、それぞれのペースで、それぞれの場所で取り組んでもらうものです。

 

今日で7日目、1/3が過ぎました。今回は、21日間かけて積み重ねていくプログラムで、これまでにポイントを説明したのは足のパーツのみです。頭を含めた上半身は、まだこれからです。

 

一つひとつを丁寧に感じて、それを足していったときにどう感覚が変わるか味わってほしくて、みなさんにも「感じたことや疑問を投稿してね」とお願いしています。いろいろで、読むのがとっても楽しいです。

 

自分を表現することが苦手な人、やりたくない人もいらっしゃるとは思いますが、感じたことをそのまま表現することで、他の人が何かを感じたり、動き始めることがありますよね。そんなことも感じてもらえたらいいな、と思っています。

 

プログラムでは、わかりやすいかなと思って「立禅」としていますが、これは、わたしがずっと続けてきた站椿功です。

 

站椿功は、杭を打つように(椿)立つ(站)、という意味で、腕のカタチは、いろいろです。通常、わたしは腕を上げて木を抱えるような形にする站椿功をしているのですが、今回のプログラムは、もっと基本的な、腕を下すタイプです。

 

違いは、1つだけです。

腕を下すタイプは、縦に伸びる力を働かせます。

腕を上にあげるタイプは、縦に伸びる力に加えて、横に伸びる力を働かせることで、四方八方に広がる力が働き始めます。

 

縦に伸びる力がないと、横に伸びる力は働きません。縦に伸びる力の感覚をつかむことは、とっても大切で、そこに時間をかける価値は、十分あります。21日では、足りないくらいです。

 

今回、みなさんには腕を下げるタイプに取り組んでもらいながら、わたしはいつも通り、腕を上げるタイプをしようと思っていました。縦に伸びる力と横に伸びる力、両方を育てる方がいい、と思っていたからです。

 

そうは言っても、自分が伝えたことを自分でも確認したくて、自分の声のガイドを聞きながら、腕を下げて立ってみました。

 

自分の声に沿ってやってみるというのは、なかなかない体験ですが、これが、とっても良かったのです。

 

縦に伸びる力を働かせることだけでも、まだまだできることがある、と思いました。まだまだ足りない、とも言えます。

 

気づくことはたくさんあるのですが、昨日、今日と、大きかったのは、背中の上の方にある小さな緊張でした。後ろ側は「ふわっと開く」といつも言っているのですが、そこがちょっとだけ硬くなっているのに気づきました。まだまだ手放せるものが、ありました。

 

「縦と横とじゃないと」なんて思い込み、ダメですね。

 

立つことは、大地に足をしっかりつけることです。縦に伸びる力を働かせるためには、ほんの少し、足で地面を押します。ぼーっと立つのではなく、少し積極的に立つ感じになります。

 

このとき、「足の裏から地球の真ん中に届くくらい、長い根っこを生やす」という表現を、よく使います。中国で習っているとき、そう言われたことはないのですが、なんとなく好きで、自分が教えるときには、よく使います。

 

昨日も、このイメージを持ちながら、立ってみていました。

 

すると、大地に守られている、ものすごい安心感を感じました。ぽろっと、泣けてきました。

 

 

「立つ」って、自分の意思で立つ、と思っていませんか?

 

でも本当は、大地がなかったら立てません。重力があって、大地があるから、立っていられます。

 

それに気づくと、自分が、とっても小さく思えます。自分ができることなんて、本当に小さいのだ、と思います。

 

違う見方をすると、ひとりで立っていても、ひとりではありません。必ず大地が共にいてくれるし、守ってくれています。そして、大きな力を貸してくれています。

 

地球の真ん中に届くくらい、長い根っこをはると、地球と一緒に動き始める感じがします。地球と一緒に動くことは、宇宙とも一緒に動くことになります。そうなると自然と、天との繋がりも生まれてきます。

 

地上で、小さな体で、ちまちま動くよりも、ずっとダイナミックに動けるわけです。しかも労せずして、です。すごくないですか。

 

イメージですが、これを「流れに乗る」と言うのだと思っています。

 

アインシュタインの名言の一つに、「人生最大の選択は、宇宙を自分の味方だと思うか、敵だと思うか」が、ある、と教えてもらったことがあります。(うる覚えなので、一語一句は正確ではないかもしれませんが。)

 

いい言葉だな、と思っていましたが、

 

こうやって、大地に守られて立つ経験をしていると、それは選択ではなくて、真実なのだと感じられます。

 

「だって、そうだもの」みたいな感じです。

 

わたしたちは、絶対的に、守られています。

 

この世のことに「絶対」はない、と思っているのですが、なんとなく、こういうことは、絶対と言ってもいい気がします。

 

大地にしっかり根をはって、でも、ふわふわと宇宙に浮くみたいに天に向かって伸びていきながら、安心感を感じると、

 

いろいろ大丈夫、と思えてきます。

 

それをいつも覚えていられたらいいのだけれども、忘れてしまってアワアワすることもあるから、そのためにも、

 

日々、立つことを続けるのだと思います。

 

立つって、すばらしいのですよ。

 

 

 

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「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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