広島・長崎原爆と、終戦記念日に思うこと

2020.08.10 Monday

(Photo by Xie Okajima)

 

8月は、6日が広島原爆の日、9日が長崎原爆の日、そして15日に終戦記念日ですね。今年は75年目になります。

 

戦争を知らない世代ではありますが、武道をする者として、思うことがあります。

 

もともと、この世は調和に満ちた世界でした。

 

もともと、とは言っても、たとえて言うなら、アダムとイブが知恵の実のリンゴを食べる前くらいのイメージです。

 

宇宙の根源(=太極)は、すべてがひとつで、調和がとれています。そこから生まれたこの世も、はじまりは、調和がとれていたのだと思います。

 

でも、ある欲望を持った人が、闘争の手段を考えて、世界には、搾取する側とされる側が生まれました。

 

社会の不平等は、この世の始まりからあったものではなく、人為的で不自然です。

 

失われた調和を取り戻して、自然(自ずと然り)に戻る修行法として受け継がれてきたものが、武道です。

 

武は、「戈を止める」と書くように、戦うためではなく、終わらせるためのものです。

 

日本でも、もともと兵法は平法であり、平和や調和を模索するためのものだったそうです。

 

平時、つまり日常と、戦時とを区別することなく、平時はもちろん、戦時でも常に調和を模索します。

 

それはちょうど、宮崎駿監督の映画「もののけ姫」で、アシタカが、争う人たちに「共に生きる道はないのか?」と問い続けることと、同じです。

 

どちらかが勝利したら、一時的に平和は訪れるように見えるかもしれませんが、それは搾取する側が、搾取される側を抑えただけで、調和ではありません。いつか立場が逆転するときも、きます。

 

欲望があるのが人間で、それが引き起こす争いは、完全になくすのは難しく、

 

大きなものの前に、個人の力など微々たるもので、絶望的な気持ちになったり、流されそうになったり、あきらめそうになることもありますが、

 

それでも、共に生きる道を模索しようとすることが、希望の光になる気がします。

 

そして、個が平和を取り戻せば、まわりの、そして国の、世界の安泰につながります。

 

まずは、自分の平和から。

 

言うは易し、行うは難し、あっという間に、ちょっとしたきっかけで外れてしまうから、お稽古は、ずっと続きます。

 

自分の体を感じて、生きる喜びを感じること。

でも、その体は、ちょっとしたことに反応して、硬く閉じること。

その体で、人を傷つけてしまうこともできること。

何かを恐れて、自分を守ために心を閉ざして、人との間に溝を作ってしまうこと。

武道をしていると、そんな自分を知ることになります。

 

深く静かな状態に入っていくと、個を超えた広がりと調和があることに気づきます。

それは、自分の内にあることも、知っていきます。

 

小さな自分が、大きなものにつながっていることも、知ります。

 

天地と繋がる自分の中心軸を守り、

体を緩めて心を開けば、

人との溝をなくすこともできます。

 

時間がかかることもありますが、

共存への道を探ることも、できます。

 

小さな自分でも、体を持って生きる限り、できることはあります。

 

平和のために祈ることは、大切です。

忘れないことも、大切です。

 

でも祈るだけ、忘れないだけではなく、人には行動としてできることがあります。武道は、その行動のひとつになり、自分の基盤を作ってくれます。基盤は、自分への信頼になります。

 

これからのために、日々、コツコツと続けることが、平和を守力になると信じています。

 

 

参考図書:「老子と太極拳」清水豊著 BNP出版

このブログは、第53章を読んでいて共感したことをもとに、書きました。

 

 

【おうちで過ごそう!応援企画】

すきま時間にできる、カンタン体操を動画でご紹介しています。リフレッシュにも。こちらから。

 

 

オンラインでの動画レッスン始めました。
 
≪入門編≫
     立ち方、歩き方の≪基本編 ≫と、太極拳の動作の練習としてもおすすめの≪武当五行六合功編≫のセットです。詳しくは
こちら
 
≪武当太極拳編≫
     武当三十六式太極拳をいくつかに分けてご紹介します。「その1」は、
     第1式〜第10式です。詳しくは
こちら
 
≪立ち方編≫
     地に足をつけて、自分らしく生きるための基盤を作ります。≪入門編≫の「基本編」第1講の単発講座。太極拳をしない方にも。詳しくは
こちら

 

 

【8月の特別クラス】

  8月16日(日)14:00-16:30「たのしい太極扇」(九品仏)詳細とお申込み方法はこちら

 

  8月23日(日)14:00-16:30 「ホントにはじめての武当太極拳・気功(池尻大橋)詳細とお申込方法はこちら

 

  8月30日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(池尻大橋)詳細とお申込み方法はこちら

 

 

「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

..☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...

 

いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらから

 


0
    コメント
    コメントする








       

    calendar

    S M T W T F S
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
    << October 2020 >>

    selected entries

    categories

    archives

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM