大きな心を受け止める 強い体

2020.06.13 Saturday

(形意拳) Photo by Xie Okajima

 

おとといの「一期一会」という記事で、「またね」は二度と来ないこともある、と書いた後も、「またね」と言う機会がたくさんありました。

 

予定していた屋外のお稽古が雨でなくなったとき、誘ってもらった会に参加できないとき、メールでのやりとりでも、そうです。

 

これまで、その先の機会はあると思って、軽く「またね」と言ってきたのですが、二度と来ないと実感したばかりだと、その言葉を口にするたびに、心がきゅっとなります。

 

「こんな調子では、体がもたない」と思いました。

 

もたないから、感覚を麻痺させていることもあるのかもしれません。

 

麻痺させることで、たくさんのことができる面もありますが、そこは自分がどんな生き方をしたいか、だと思います。

 

わたしは、器用貧乏に見えるときもあるかもしれませんが、実際は不器用です。ひとつのことをするのに時間がかかりますし、同時にたくさんのことは、できません。

 

旅行に行っても、1日のメインイベントは1つで充分ですし、景色がいいところなら、1日中ぼーっとしているだけで満足です。

 

ルーティーンを決めて、毎日同じようにこなすことも、苦手です。站椿功のように、毎日やると決めているものもありますが、それは、その体験が毎日違うからできるだけです。

 

その瞬間を感じながら進みたいのでしょう。たくさんではなく、少しでいいから、そのときの感覚を受け止めながら生きたいのだと思います。

 

それならば、いちいち震える心を受け止められるだけ、体がしっかりしていなければなりません。

 

だからわたしは、太極拳をしているところもあるのかな、と思いました。

 

おかしな話かもしれませんが、どうして太極拳をしたいのか、よくわかっていないところもあるのです。

 

もちろん、やりたいからやっているわけですし、続けているうちにわかってきたこともたくさんあるのですが、

今だに、なぜやりたいのか、「はて?」と思うのは、まだ、ぼんやりしているところもあるのだと思います。

 

「やりたい」を優先させることが大事で、理由なんてどうでもいいと思っています。大事なことは、タイミングが来たときに、わかるからです。

 

たとえば、剣などの武器を使うとき、「はて?なんでこれが好きなんだろう?」と不思議に感じていたこともあるのですが、あるとき、それなりに腑に落ちました。(詳しくは「アメリカン・インディアンの教えと、タオと、カンフーとわたし(2020年1月26日)」

 

こういうときは、カンみたいな感覚が先で、頭がついてきていないのかもしれません。

 

 

体は正直なので、指針になります。

 

訓練は必要ですが、誰でも体の無駄な緊張に気づいて、それを手放していくことができます。

 

天地の間に自分の軸を立てて、楽に、やさしく立って動くことができるようになれば、まわりに翻弄されて自分を見失うことも少なくなり、心もやさしく、まわりの世界もやさしくなります。

 

心が硬くなったとき、そのこわばりは体の緊張として現れます。そこから心の課題に気づけることもあります。

 

無駄な緊張に気づいて手放すことも大事ですが、しっかり立つために鍛えるべきところもあります。たとえば、上半身と下半身をつなぐ大腰筋とか、ハムストリングスは、育てる必要があります。内側にあるので、外は、柔らかいですけどね。

 

どうやら内側がしっかりすると、外側は柔らかくなる、ということも、あるようです。

 

全く緊張がなければ、人は、ぺしゃんとつぶれてしまいます。太極拳でいう「放松(ファンソン)」という状態が、適度にリラックスして、適度に緊張しているのは、そのためです。

 

この「適度に」は、頭では絶対に理解できないところで、体を使って感覚でつかんでいくしかありません。その過程で感覚も育ち、自分の体や心の状態を把握する力も、あがります。

 

体を育てながら、心を受け止める力もつけている、ということなのかしらね。

 

 

「健全な精神は、健全な肉体に宿る」と言いますよね。

 

わたしなりの解釈では、大きな心を受け止めるためには、器が大きく、しっかり、すこやかでないと、ということかな、と感じています。

 

 

今年の初めに書いた、「強くなりたい(2020年1月10日)」の中で、器が大きくすこやかで、心が大きな師匠たちの話を書きました。

 

その目標は、まだまだ続行中です。生きている限りは、続くような気がします。

 

これから先、今よりも、大きな心を受け止められるような強さが持てたら、いいな。

 

そうしたら、どんな風になっていくのかしらね。

 

 

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