2020.05.22 Friday

(葉山の海で、友達が撮ってくれた写真。友達が撮る写真は、いいですよね。)

 

この2日間、数時間おきに、絞るような涙があふれてきます。

 

一昨日の夜、最初に太極拳を教わった恩師の訃報を聞いてから、ずっとです。

 

目もぽんぽんに腫れて、二重まぶたの幅は普段の2〜3倍ですが、ちょうどよくSTAY HOMEが続いているため、そのままです。

 

喪失感でもなく、なぜこんなに涙が出るのか、わかりません。

 

涙は浄化、と言いますよね。

 

それならば、止めずにそのまま流してしまおう、と思っています。

 

涙というと、思い出すことばがあります。

 

24歳くらいのときに、母の知り合いのお医者さんが、「涙が出るメカニズムは、今もわかっていないんだよね」と、突然、おっしゃいました。

 

なぜ、そんな話になったのか、わかりません。

 

「これがわかったら、ノーベル賞モノだと思うんだよね。なんとなく、響くんじゃないか、と思っているんだけど。」と、つぶやくようにおっしゃいました。

 

すごく印象的なシーンで、今でも、そのときの表情が思い浮かびます。

 

人間は、水がないと生きていけませんが、水の中では生きていけません。

 

脊椎動物の人間の祖先は、海からやってきました。

 

最初の脊椎動物は、約5億年前、ひれを持たず、あごのない円い口を開いたまま、海底を這うように進んでいました。開けた口に海水が自然に流れ込み、それを一本のまっすぐな消化管でろ過して、中に含まれる小さな食物を取り込んでいたようです。

 

その後、ひれ と あご のある魚が生まれます。

 

それから地殻変動により、同じ場所が陸になったり、海になったりして、肺を持ち、水陸両方の呼吸にそなえる肺魚が誕生します。

 

その中で陸に上がると決めたものが、両生類になり、爬虫類に進化していきます。

 

一方、海に還ると決めた肺魚の子孫が、今の魚です。えら呼吸の魚にうきぶくろがあるのは、肺のなごりだそうです。

 

爬虫類の「爬」には、地を這うという意味があるように、ワニの足は、体の横についています。

 

四つ足動物になるときに、足の向きが変化します。さらにゴリラになると、前足を手のように使い始めます。そして人間になると直立して、二足歩行になります。

 

人の体には、脊椎動物の進化の歴史が刻まれています。

 

進化を繰り返すとき、スピードは速くなります。5億年くらいかけて進化した脊椎動物の過程を、赤ちゃんは、生まれてから1〜1年半で経験します。

 

さらにさかのぼると、生まれる前は、羊水というお水の中で生きています。受胎から32日目くらいの胎児はの目は横についていて、まるで魚のようです。ここから1週間くらいで、1億年をついやした脊椎動物の上陸を再現しているそうです。

 

胎児は、肺の袋にごくごくと羊水を吸い込むという、羊水呼吸をします。えら呼吸のようですよね。

 

進化の過程で陸に上がると決めたように、赤ちゃんは、羊水という海から生まれてきます。そのときに、水から離れてしまうのではなく、体内に内包する形で、持ってきます。

 

血をなめるとしょっぱい、というのも、海水を思わせますよね。

 

体内の水分量は、地球の海の割合と似ています。地球の海の割合は7割くらい、人間の場合、年齢によって違い、こどもは7割、成人は60〜65%くらい、老年になると50〜55%くらいのようです。

 

こんなふうに人間は、もとをたどれば水(海)から生まれていますが、海の中では生きていけません。

 

母なる海とか、海=産むという意味があったり、やってきた場所、還る場所、という感じがあります。

 

なんとなく、海は「あの世」につながる場所だと思っています。

 

子どもの頃、海は好きだったのですが、同時に怖くもありました。泳ぎを覚えたのがプールだったからだと思っていたのですが、もしかしたら「あの世」につながる場所だから、死んでしまうかもしれないと感じていたのかもしれない、と今は、思います。

 

海に浮くときは、ほわーんと、気持ちよいのですけどね。

重力から少し解放されることも、ちょっとあの世が近くなる感じです。

 

さて、涙に戻ると、涙もしょっぱいですよね。

 

こまかく言うと、うれしい涙は水っぽく、悲しい涙はしょっぱいとか、感情によって違うようですが、涙は血液から出来ており、血と同じように、しょっぱいです。

 

目から出ることも、気になります。

 

「目は心の窓」とか、「目は口ほどにものを言う」と言いますよね。「目の色が変わる」とも言います。

 

人の目の色が変わる瞬間、見たことありますか?例えば瞬間的に怒りのスイッチが入ったりしたとき、ガラッと変わります。あとは、いわゆる平常心を失っているときも、そうです。

 

本来の自分から離れてしまい、何かに乗っ取られたような状態だと思っているのですが、

 

こういうとき、「どうしたの?わたしが知っているあなたじゃないよ」と、すごく冷静に伝えると、その人が戻ってくることもあります。

 

結構、大事なときなので、相手が親しい人であれば、ですが、個人的には、この瞬間を見逃してはならないと思っています。

 

怒りとか負の感情ではなくても、目は変わります。

 

1週間くらい前の朝、眉毛を描こうと鏡を見たとき、自分の目を見て、「誰?」「こんな目だっけ?」と思ったことがあります。

 

自粛生活の中、自分の内に深く入る時間が多く、気づきも多く、それが関係しているのかもしれないな、と思っています。その瞬間だけで、今はもう、わかりませんけどね。

 

涙は、そんな心を映し出すような、目から出てきます。

 

いろんな涙があるのかもしれませんが、なぜかわからないのに泣いているのは、「あの世」につながって、大切なことを思い出したときなのかな、と感じています。

 

すべてがひとつにつながっていて、すべてわかっている「あの世」に対し、この世は、個に分かれていて、わかっていないことばかりです。対立もあります。

 

人は、生まれてくるときに、「今回は、こういう時代に生きて、こう生きよう」と決めてくるらしいのですが、この世に生まれると、それも忘れてしまいます。

 

思い出す、という過程を経ることが大切だと思うので、それでいいのですけどね。

 

すべてわかっていて平和しかない、愛しかない「あの世」の価値は、不調和を経験するからこそ、わかるからです。

 

「あの世」が伝えてくることは、この世に生きる人は、誰でもみんな深く愛されている、だと思っています。

 

涙が流れて、水に流されるように浄化していくのは、それが愛だからじゃないのかしらね。

 

そうだとすれば、必要なときは、どんどん流したらいいですよね。止めたりしないで。

 

「泣き顔は美しい。隠さずに世界に見せるんだ」と言った人がいますが、それが愛なら、堂々と世界に表現したらいいですよね。

 

 

さて、昨日から泣いてばかりですが、体は絶好調です。今朝の站椿功(立禅)は、すこぶる調子よく、前にあげた腕が落ちる気がしませんでした。

 

浮かんだイメージは、月明かりに照らされた海で、そこにふわふわと漂うような感じでした。

 

もうちょっと経つと、ふわりと宇宙に浮かんでいるみたいな感じでもありました。

 

海と宇宙は、つながっているかしらね。

 

ものすごく気持ちよかったです。

 

調子よいので、30分と言わず、1時間やってみました。最後の10分くらいは、左肩あたりが痛くなってきましたが、ここはわたしの弱いところなので、何かの癒着とか、滞りが現れてきているのかもしれません。

 

なんとなく、これは危険な痛みではないと感じるので、そのまま続けます。そのうち、解消されていくような気がします。

 

そして、涙が出るメカニズムは、これからも、わからないままで、いいのではないかしらね。

 

本当は、わかっているかもしれないですし。

 

この世に生まれた存在は、みんな愛されていることを忘れずに、命がある限り、泣いて笑って、精いっぱい、しあわせに生きようと思います。

 

 

※この記事は、「山と海と、この世とあの世(その1:山)」(2020年4月4日)の続きの、「その2:海」でもあります。ずっと書こうと思いながら、書けなかったことを、ようやく書くことができました。これも、涙のおかげです。

 

 

オンラインでの動画レッスン始めました。

 

≪入門編≫

立ち方、歩き方の≪基本編 ≫と、太極拳の動作の練習としてもおすすめの≪武当五行六合功編≫のセットです。詳しくはこちら

 

≪武当太極拳編≫

武当三十六式太極拳をいくつかに分けてご紹介します。「その1」は、

第1式〜第10式です。詳しくはこちら

 

≪立ち方編≫

地に足をつけて、自分らしく生きるための基盤を作ります。≪入門編≫の「基本編」第1講の単発講座。太極拳をしない方にも。詳しくはこちら

 

 

【6月の特別クラス】

 ≪新規≫6月 7日(日)10:00-11:30「みんみんの ぽかぽか陽だまり太極拳」(茅ヶ崎)詳細とお申込み方法はこちら

 

6月14日(日)14:00-16:30  「やさしい站椿功」(屋外・代々木公園)詳細とお申込み方法はこちら

 

6月21日(日)14:00-16:30「たのしい太極扇」(池ノ上)詳細とお申込み方法はこちら

 

6月27日(土)13:00-15:00 「麗屋 弘鈴庵の 立って、歩いて、太極拳(千葉県香取市)詳細とお申込方法はこちら

 

6月28日(日)15:00-17:00はじめての形意拳」(池ノ上)詳細とお申込方法はこちら

 

 

「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...

 

いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらから


コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM