毎日、あきらめないという選択をする

2020.05.20 Wednesday

(Photo by Xie Okajima)

 

ちょっと前に、映画「ファインディング・ジョー(英雄の法則)」を観ました。

 

これは2013年頃、いろいろ悩んでいたときに、泣きながら観たものです。短い期間に3回観て、「自分だけの道を進もう」と、とても勇気づけられました。

 

アメリカの神話学者、ジョーゼフ・キャンベル(1904年〜1987年)が、世界中の神話を研究して、そこに共通の法則があると気づいたことが、もとになっています。

 

主人公は、ありきたりだったり、さえなかったり、ダメな人だったりしますが、ある日、冒険に出て試練に向き合い、乗り越えて、豊かさや幸せを手にする、というパターンです。

 

ハリウッド映画のパターンでもありますよね。

 

みんなが好きなのは、これが真実だからなのかもしれません。

 

冒険や試練の道は、まだ誰も歩いたことのない道です。誰かが歩いた道は、そこを歩いた人のものであり、自分の道ではありません。誰もがみんな、オリジナルですものね。

 

映画の中では、プロスポーツ選手や冒険家、作家、脚本家など、著名な人々が、自分の体験を語っています。

 

先日、数年ぶりに観たときには、「うん、うん、知っている」と、すんなり進んでいったのですが、

 

最後の方で、脚本家が言った「毎日、あきらめないという選択をする」という言葉に、ぐっときました。

 

これ、すごく大切にしていることなのです。

 

すべてにおいてあきらめないのではなく、自分にとって大切なことだけです。

 

たとえば、今のわたしで言えば、站椿功(立禅)です。

 

常にバランスを取りながら、最低30分、立ち続けるだけですが、楽なときもあれば、辛いときもあります。

 

そういうとき、「あきらめるのは簡単だから、もうちょっと頑張ってみよう」と思うのです。

 

すると、すっと楽になるときもあります。(ならないときも、あります。)

 

やり方はありますので、それは大切にしていますが、言葉で伝えられるやり方を、自分なりに体で解釈して実現していく過程は大切で、それは試行錯誤するしかありません。

 

やり方がずれると、体の不具合として現れます。ちょっとやりすぎたり、とかです。軽傷のうちに修正します。そうやって加減を知っていくことも、すごく大切です。

 

それ以外の、調子が良いとか悪いとかは、いちいち気にしません。

 

わたしはせっかちなところもありますが、なぜかカンフーに関しては、ほんと、せっかちではないのですよ。

 

いい感じのときが良くて、いまいちなときが悪い、というのは、その時点での自分の感想です。もっと大きな視点で見るなら、「いまいち」が悪いとは限りませんよね。

 

世の中、知らないことが、ほとんどですから。

 

続けるのは、もっと上手くなりたいからですし、もっと深く理解したいからです。

 

站椿功を続けると、たとえば太極拳は上達します。3週間くらいで、はっきり違いが感じられます。

 

それでも、まだまだ行ける、と思っています。自分に期待できるって、いいですよね。

 

それだけではなく、日々の生活の中で「めんどうだな」と思っていたことが、全く嫌でなくなったり。自然と丁寧な生活になっていくような気がします。

 

因果関係は、わかりませんが、わからなくてもいいんじゃないかしらね。

 

 

何をするにしても、自分が大切にしたいことを、あきらめないことは、大切だと思っています。

 

だから、あきらめない人が好きです。

 

中国にいらっしゃるわたしの先生も、あきらめない人です。昨年10月に行ったときには、生徒みんなに、腕を上げるタイプの站椿功を30分×2回〜4回させていて、「チャレンジャーだなあ」と思いました。はじめてやる人にも、です。

 

でも、それは生徒の可能性を信じていることでもあると思っています。「初心者だから、このくらいね」というのは、親切そうに見えますが、実際には軽んじているような気がするのです。

 

先生を見ていると、あきらめない勇気が出ます。だからわたしも、クラスで站椿功をやります。短いクラスの中では10分になりますが、それでも続けていくと、変化が見られます。

 

あきらめないことは、それを引っ張ってくれる人の存在も大切ですよね。

 

なぜなら、ここって、ほんのちょっとの違いだったりするからです。

 

たとえば何かを始めたとき、最初は新鮮で、気分も盛り上がります。でも、しばらくすると、最初ほどの刺激がなく、盛り上がったものが、しゅるしゅるとしぼんでいったりします。

 

ここでやめてしまう人も、多いですよね。

 

その選択は、本人の自由なのですが、わかっていない中での選択は、もったいないです。

 

上に書いた、あきらめない先生の存在は、わかっていない選択をさせないひとつの方法ですが、そのほかにも「すぐやめる」防止の工夫がされているものもあります。

 

習い事やボディワークで、最初から10回コースになっていて、気分がしぼんだところでやめない仕組みになっていたり、「始める前に3回は見学に来てください」と、本気度を高めてから始めてもらうようになっていたり、です。

 

習慣化するために、21日間続ける方法もあります。

 

21日、3週間です。途中で1日忘れたら、ふりだしに戻ります。つまり19日目に忘れたら、また1日目から再スタートです。うまくできていて、ちょうどこのあたりで、ふっと抜けてしまったりするのです。

 

それを乗り越えて21日続けると、それなりに定着しますし、成果も感じられるでしょう。

 

その後、続けるかどうかは、自由です。もういいや、と思ったらやめてもいいし、これはいい、と思ったら、続ければいいですよね。この先は、自分で「やる」という選択を、しやすくなります。

 

こうやって「続ける」体験していくと、その後は自然と、「毎日、あきらめない選択をする」ことが、ふつうになってくるのではないでしょうか。

 

 

あきらめないことは、現状に満足しないこととは違います。

 

「今日はこれで精一杯、よくやった」としても、これで終わりではなく、明日はきっと、もっとできる、もっとしたい、みたいな感じです。

 

常に成長する、と、カッコよく言う方もいらっしゃるかもしれませんが、それはわたしには荷が重いです。成長しなければダメだ、と追い詰められているような感じになりませんか?

 

自然というのは、常に変化します。

 

太陽は、朝昇って、夕方になると沈みます。季節は、めぐります。人の細胞だって、どんどん入れ替わります。

それと同じで、何一つとして、同じところにとどまることは、ありません。

 

進化するのは自然で、同じところにとどまる方が、不自然です。

 

そう思ったら、「今日は、これでいい。でも明日はまた明日。」となるのではないでしょうか。

 

わたしの場合、自然と流れるように変化していくときの方が調子良くて、同じところにとどまろうとすると、上手くいかなくて辛い、という経験があるから、なおさらなのかもしれませんが。

 

毎日、というのも、いいですよね。

 

ずっとあきらめない、と決めると、ヘタレには荷が重いです。

 

どんな選択でもできる自由がある中、毎日、あきらめないことを選ぶのであれば、気楽に行けそうじゃないですか?

 

 

「ファインディング・ジョー」では、ヒーローは、最後に元の場所に戻る、と言っています。それは、あきらめない選択をした自分の体験を、人々にシェアすることでもあります。

 

「こんなことが起きた」「こんなことができた」という、あきらめなかった人の体験談は、他の人の心を動かし、勇気づけ、行動を起こさせます。

 

そして、「わたしは何をしたいだろうか」と、自分で動き始めます。誰も通ったことのない、オリジナルな道を進み始めます。

 

これ、すごくないですか?そういう人って、キラキラしていますよね。

 

ここには、優劣はありません。人の評価も、気になりません(ちょっと気になるかもしれませんが、それが絶対の評価ではなくなります。)

 

それって、しあわせに生きるコツじゃないかしらね。

 

さ、今日も、あきらめない選択をしよう。

 

大げさなことではなく、小さなことでもいいんですよ。それが、自分にとって、大切なことであれば。

 

 

※ファインディング・ジョー(英雄の法則)のサイトは、こちらから。

 

 

オンラインでの動画レッスン始めました。

 

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「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。人が集って、一緒にお茶でも飲んでなにげない話をして、ほっとする場所でもあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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