ニューイヤーコンサートと、辻井伸行さんと、站椿功

2020.01.02 Thursday

(武当山)

 

明けましておめでとうございます。

 

新年を、賑やかに迎えた方、静かに迎えた方、忙しく迎える方、嬉しい方も、寂しい方も、いろいろあるでしょうが、どなたにとっても、新しい年が優しく豊かでありますように。

 

いろいろあっても、人生は捨てたものではないのだ、もうちょっと生きてみようと、思えたらいいな、と思っています。

 

さて、新年といえば、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートがありますね。

 

今年の指揮者は、まだお若いアンドリス・ネルソンスさんでした。

 

2部が始まってから見始めたのですが、ネルソンスさん、とてつもなくチャーミングで、どんどん魅せられてしまいました。恒例のバレエのシーンも、もちろん楽しかったですが、「わたしは、指揮者とオケが見たいのだ。そっちを映してくれ」と思ってしまうほどでした。

 

大きな体が軽やかに揺れて、表情豊かに、全身から楽しさや喜びが伝わってくるようです。あんな姿を見せられたら、ひとめで好きになってしまいます。

 

すごく楽しかったです。

 

ネルソンスさん、性格も謙虚な方のようです。ウィーンフィルを前に、「わたしは小さな存在ですから」とおっしゃったこともあるとか。

 

そんなところも、素敵です。これからも楽しみです。

 

アンコールの最後、お決まりのラデツキー行進曲は、今年から楽譜が新しくなったそうです。

 

これまではナチスに入党した作曲家が編曲したものを使っていたようですが(といっても、その後ウィーンフィルの中であれこれ変更されてきたらしいです)、それを見直し、ナチスの色をすべて取り除いて一新したのだとか。

 

聴いていてわかるほどの違いはなかったように思うのですが、今年はひときわ、意味のある演奏だったのですね。

 

”毎年おなじ”は、うれしいけれど、”おなじ”を続けていくには、変化もあるわけですね。

 

 

続いて、ピアニストの辻井伸行さんの特集番組があったので、そちらに。

 

こちらも途中からになってしまいましたが、ちょうどショパンの「ピアノ協奏曲1番」が始まるところで、3楽章までたっぷり聴くことができました。

 

この方ほんと、天使のようです。

 

強い音も、速い音も、軽やかで天に届くような音だと思うのです。ものすごく美しいです。

 

弾いていないときの体の揺さぶり方まで、なんだか、とてもいいのです。音楽とぴったり。

 

すでに有名なのに、「もっとピアノも、ピアノ以外も勉強して、歴史に名前が残るピアニストになりたいです」とおっしゃるのですよ。

 

ニコニコと笑いながら、です。すっかり魅了されました。

 

 

軽やかな人って、いますよね。体の大きさとか重さとかに関わらず、足取りが軽やかだったり、鳴らす音が軽やかな方は、いらっしゃいます。

 

わたしの先生(武当玄武派第十六代伝人 明月師父)は、体も大きく、体重は90キロくらいあります。

 

でも、大きな体が、本当に軽やかに動くのですよ。知っていても、いつも見とれてしまいます。

 

そして、とても楽しそうに笑います。ちょっと特徴のある笑い声で、「あの笑い声が好き」と言ったら、友人が「あの声は、みんなに愛されている」と。

 

一方、体は小さく、体重も少ないのに、重たい人もいます。

 

ずっと昔の、わたしです。

 

ぺったん、ぺったんと歩いていたようで、「足音で、来るのがわかる!」と言われていました。30歳頃、まだカンフーを始める前のことです。

 

当時はわからなかったのですが、体重がボンッと下に落ちていたのですね。一歩一歩、地面とケンカするように歩いていたとも言えます。

 

 

中国語では「天地人」という言い方があります。中国文化にある概念で、

 

お茶も、蓋碗 (がいわん)という茶器は、茶卓(受け皿?)が地、蓋が天を表し、その間の杯が人、と言われています。

 

天と地の間に人がいて、人が天地をつなぐ、という感覚です。

 

それをじっくり感じられるものが、站椿功です。站椿功は、杭を打つように立つ、という意味です。

 

天地をいっぺんに感じる、というよりは、わたしの感覚では、まず現実に接している大地とのつながりからでした。

 

天とのつながりは、後からやってきました。先生方や、いろいろな人の話を聞いても、それはわたしだけではないようです。

 

縦に伸びる力が効き、バネのように体が使えるようになってくると、頭が天に向かってぐんぐん伸び続ける感じが出てきます。

 

それが進むと、現実の重さに関わらず、軽やかに動けるようになってきます。

 

 

さて、天使のような辻井さんの音が体に残っているまま、站椿功をやってみました。「ふわっと、ふわっと、浮くような感じね」と思いながら。

 

腕を木を抱えるように前にあげるタイプの站椿功は、腕が痛くなってきたり、根性モノになるときもあるのですが、

 

その日は、なんだかとても、ふんわり、いい感じに続けることができました。

 

きっと、辻井さんのおかげです。

 

いい年明けになりました。

 

 

今年も、心を震わせながら、ご機嫌で、自分の命を生きたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

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「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

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