空気感

2019.08.13 Tuesday

 

(ツェンケル温泉のツーリストキャンプ)

 

先月、モンゴルに旅行したときのことです。

 

郊外のツェンケル温泉で、ゲルに宿泊した翌朝、青空の下で太極拳をしてみました。

 

行く前から、ちょっと楽しみだったのですよ。どんな感じなのだろう、と。

 

実際にやってみると、気持ち良いといえば良いのですが、なんだか軽いのです。いい悪いではなく、とにかくさらっとしていて、こういう感覚は、あまり覚えがありません。

 

そういえば、ゴビ砂漠の東部にあるエネルギーセンターに行ったときも、同じような感じでした。ここは世界のエネルギーの中心で、最強パワースポット、火山の赤い砂地に寝転がると、体にエネルギーを集めることができると言われています。

 

ここでも、ふつうに気持ち良かったです。感覚は、さらっと軽く、ずしっとくるようなものは、感じませんでした。

 

後日ネットで調べてみたら、ずんずん感じる人、そうでもない人、いろいろでした。

 

(エネルギーセンター)

 

標高が高いこともあるかもしれません。ウランバートル(標高 約1350m)に到着したときから、体がふわっ、としていました。

 

そして、ツェンケル温泉もエネルギーセンターも、有名な観光地です。人が多く訪れるところは、なんとなく「場所が疲れている」感じがあります。しかも、強い願いや期待をもって訪れる人も、多いですしね。そんなこともあるかもしれません。

 

標高は、いつもお稽古に行く中国の武当山も、たいして変わりません。武当山は標高1600mくらいで、いつもお稽古している場所も、1000mは超えていると思います。武当山で体がふわふわしたことはないですし、お稽古のときも、もうちょっと、しっかり感覚があります。

 

どうしてなのかな、と思っていたら、ヨーロッパに旅行している友人が、面白いことを言っていました。

 

人は、空気中の水分を介して外の世界と繋がっていて、日本人が感じあうことに長けているのは、水分量が多いからなのかもしれない、と。

 

気候とか空気の感じが、人に与える影響は大きい気がします。

 

旅行先で食べておいしかったものを、日本で食べると、「?」となること、ありませんか?海外の食べ物が日本に入ってくるときに、ちょっと味を変えることもありますよね。

 

日本人の味の好みもありますが、違う環境、違う空気で食べると、重さや軽さ、味わいの感じが、変ってきませんか?

 

昔、イギリスに約1年間滞在していたとき、半年を過ぎた頃に、食べ物の好みが変わりました。最初はお砂糖のアイシング衣のケーキは、ちょっとずつしか食べられず、油で揚げた衣たっぷりのフィッシュ&チップスも、衣を外して白身だけ食べていました。

 

それが、いつの間にか「おいしい!」と、どちらもパクパク食べるようになっていました。

 

乾燥した気候には、こんな食べ物が合っているのかな、と思いました。最初の頃に食べられなかったのは、わたしの体が、まだ日本仕様だったからかな、と。

 

さて、話をモンゴルに戻すと、人も、さらっとしているような気がしました。表情豊かに話すというより、淡々と表情を変えずに話す印象です。あまりニコニコ笑ったりもしません。

 

でも、とても親切なのです。さらっと、さりげなく、助けてくれます。

 

現地に駐在している方も、「モンゴル人と飲みに行くと、酔っぱらっても助けてくれるという安心感がある」と話していました。もちろん、この方の愛されるお人柄もあると思いますが、それだけではない気がします。おおむね、親切なのです。

 

それなのに(というのもおかしいですが)、この淡々とした感じは、このカラッと乾燥した気候と無関係ではないような気がしました。

 

太極拳をしたときの、さらっと軽い感覚は、わたしの体がこの土地に馴染んでいなかったからかもしれません。

 

水分量を通して外の世界と繋がる、と考えるなら、乾燥した水分量の少ないところでは、軽い感覚になるかもしれませんよね。それはたぶん、つながりが弱いというわけではないのです。

 

飛行機のおかげで、数時間で遙か遠くの異国に行けるようになりましたが、体は、そのスピードについて行けないのかもしれません。体は移動できても、感覚はもとの場所の空気感のままだとしたら、それも面白いですよね。

 

そして、もしわたしが半年とか1年とか滞在したら、違う感覚がやってくるかもしれません。

 

ひとつ付け加えておくと、わたしは太極拳や気功、站椿功などをするとき、しっかりした感覚があることが良い、とは思っていません。軽いとき、強くずっしりくるとき、いろいろですが、「今日はこんな感じ」というだけで、それに、いい悪いをつけることは、しないのです。

 

そういうものではない、という気がするからです。

 

だから、モンゴルでの太極拳や、エネルギーセンターで、かるーい感じがしても、それはそれだと思っています。

 

体験したことは、なくなるわけではありませんものね。

 

(ツェンケル温泉の朝)

 

 

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☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

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