月のパワー

2019.06.19 Wednesday

(5月19日、武当山で見た満月)

 

7月17日(月)は満月でしたね。

 

ストロベリームーンと言うロマンチックな名前は、アメリカの先住民たちが、イチゴの収穫時期であることから、つけたようです。実際には、現実的なのですね。

 

インターネットでもたくさんの方が、満月を楽しんだり、きれいな写真を投稿されていました。

 

わたしはというと、ものすごく眠くて、ぐったりぐっすり寝ていました。

 

もともと月の満ち欠けには影響を受けやすいようで、新月はひたすら眠く、満月は、オカミが吠えるように”沸き立つ”感じになります。

 

月の満ち欠けは、海の潮の満ち引きに関係していると思うと、満月のときは、海が引っ張られるように、体の中の血もひっぱられているのかもしれないな、と感じますが、

 

本当のところは理由などはどうでもよく、自分の感覚の方が大切だと思っています。

 

今回は満月にもかかわらず、ものすごく眠く、月を愛でる気分にもならず、ぐうぐう寝ていました。

 

眠いとき、ぐったりしているときは、眠るに限りますす。

 

ぐったりしてしまうと、体調管理ができていないとか、自分を”ぐうたら”だと思ったり、責めてしまったりしませんか?

 

見渡せば、はつらつと活動している人がいるのに、どうして自分は動けないのだろうと、サボっているように感じるかもしれません。

 

でも、しっかり休むことは、動くためには必要です。陰陽から見ても、「動く(陽)ためには、しっかり休む(陰)」ですしね。

 

植物だって、種の間じっとしているからこそ、時期がくれば、ぐんぐんと成長し始めます。

 

クマだって、冬眠します。エサが少なくて体温が下がる冬を乗り越えるために、代謝を下げて省エネモードにするのです。

 

それぞれの生物には、それぞれのリズムがあります。

 

人間の場合、もともとが自然のリズムから離れやすいためか、四季のリズムや昼夜のリズムからの影響だけではなく、個体差が出やすいかもしれません。

 

ですから自分のことは、自分にしかわかりません。

 

昔、わたしが会社を休職したとき、上司が「職務上の立場はとりあえず置いておいて、自分が休まなければ、と思ったときは、そうすべきだ。なぜなら、何かあったとき、会社は何もできないからだ。」と言ってくださいました。

 

制度としての補償はあっても、それで病を負った人が治るとは限りません。大変なのは、本人です。おそらく、そんな例をたくさん見てきたであろう上司の言葉は、今でもしっかり覚えています。

 

子供の場合、電池が切れたようにパタッと寝るなど、自然な反応をしますが、大人は理性とか責任感とか世間体とか、いろいろなものがあって、休むためには勇気が必要なこともあります。

 

そんな勇気、本当は、おかしいですけれどもね。

 

太極拳をはじめてから得た大きなことのひとつは、「休むこと、無理をしないこと」です。

 

自分はそんなに強くないし、強くなくてもいい。なんでも完璧にできるわけでもないし、できなくてもいい。

 

疲労に気づくことも大切です。周りが元気でも、自分がくたびれていることは、あるでしょう。自分の体調を、周りと比較しても意味がありません。

 

自分を見ても、他の方を見ていても、意外と”頑張る”ことは得意なのです。

 

お稽古でもやりすぎていることもあり(こういう場合、充実感があります(笑))、そんなときはよく、「もっと楽に、力を抜いて」と言われます。

 

すると、「こんなのでいいの?」くらい軽く、サボっているような感覚にさえなるのですが、「そうそう!それ」と声がかかります。

 

がんばっている感じ、充実感が満載のときは、やりすぎている可能性も高いのです。

 

そんなことの繰り返しで、わたしはだんだん、”やりすぎないこと”を覚えてきた気がします。

 

やりすぎなくても、何もやっていない感じでも、実は充分できているのです。

 

そして何もやっていない感じのほうがよく動けますし、ちゃんと休んだ後のほうがよく動けます。

 

中国の武当山でも、わたしの先生は、いつでも元気ハツラツなわけではありません。「今日は具合が悪いから、明日教えるね」と言われることも、あります。

 

ダメなときはダメだと言える正直さも、いいなあと思うのです。

 

今でも覚えているのは、2011年の春、先生が結婚されたときのことです。結婚式が終わってしばらくしてから、学校に戻ってきた先生(その頃はまだ、その上の先生の学校のコーチでした)は、1週間くらい、ぼーっと、していたのです。

 

ぼんやり庭を歩いて、草木をぼーっと眺めていたり、という日々が続いて、みんなで「どうしちゃったのか、魂が抜けてしまったようだ」と話していました。

 

そんなある日の夕方、突然、「今日はキック練習をしたい気分だ」と言い出し、弟弟子にミット(防具です)をつけてもらい、次々とキック、パンチをし始めました。それはそれはものすごい勢いで、翌日から、通常通り教える仕事にも戻っていました。

 

結婚式、家族も巻き込む一大イベントですからね。あのぼーっとする時間は、必要な時間だったのかもしれません。

 

大事なのは、自分に正直であること、嘘をつかないこと、かしらね。

 

翌日、火曜日には大きな地震がありましたね。不安な状態、気持ちで過ごされた方も、多いことでしょう。自然災害の前には、なすすべはありませんが、昨日は直後からいっせいに津波への注意が呼び掛けられ続けていて、今の時代だからこそできることは、あるのだとも感じました。

 

被災された方、心配された方、お仕事で働いてくださった方、どなたも、必要なだけ、少しでもゆっくり休めますように。

 

 

 

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☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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