「感覚で動く」から、それを言語化できるまで

2019.01.07 Monday

 

新しい年があけて7日目、今日で松も明けますね。お正月気分から、だんだん日常に戻っていきます。

 

わたしの場合、一般に言うオンとオフは、ほぼありません。

 

まとまった時間が持てるお正月には、資料のまとめや作成などをしていました。そんな時間も楽しく過ごせたことは、ありがたいと感じます。

 

 

中国の武当山にお稽古に行くようになって、10年が経ちました。

 

早いですね。あっという間だった気がします。

 

武道をする者としては、10年は、まだ”ひよっこ”です。知らないこともたくさんありますが、それでも年々、基盤がしっかりしてきた気がします。

 

上手く言えないのですが、何か疑問が出たときでも、「こうではないだろうか?」と、考えられる力がついてきました。

 

そして昔は”部分”を動かしていたところも、だんだん全身が連動して、自然に動くようになってきました。

 

たとえば、”ここでお腹を回す”と動かしていたところも、全身が協調して動くようになってくると、自然にお腹が回るようになりました。

 

同じ套路でも、昔とは体の使い方が、まったく違います。その変化は新鮮で、ものすごく嬉しかったりします。つくづく「オタクだなぁ」と思いますが、好きとは、そういうことですよね。

 

 

武当山でお稽古してきて良かったと思うひとつは、先生や兄弟子の動作を見ているとき、「何か、自分と違う」と感じる瞬間があることです。

 

違うのはわかるのですが、どうやっても同じようにならないものもあります。それが何年か経って「これだ!」とわかる時が来るのも、ものすごく嬉しいのです。

 

たとえば下記の写真は2012年の春、習っていた太極扇です。

 

 

 

「大きく開く」と、先生が教えてくださっているところなのですが、見てのとおり、下の先生に比べて、上のわたしは小さく、縮こまっています。

 

もちろん努力してはいます。ですが、いま見たら、体の緊張が強すぎて、これでは大きく広がりようがありません。

 

ちょうどこの数日後、この先生が帰省することになり、兄弟弟子に教わることになりました。そのとき「あなたの動きは、外見はきれいだけれど、内側の体の緊張が強すぎて、全然だめ」と、ばっさり言われました。

 

体の緊張が強ければ、部分的に動かすしかありません。それでは全身からの力など、出るわけがありません。

 

「体の緊張を取るための練習を教えるから」と、教えてくれたものが、武当五行六合功です。

 

これは、ひとつの大きな転換期でした。

 

 

さて、上の写真に戻ると、「大きく開くとは、これだ!」とわかったのは、なんと6年後の昨年、剣を習っているときでした。

 

体の緊張がとれて、力が出る体の使い方がわかってきてという、積み重ねの延長で、わかるタイミングがきたとも言えますし、先生の説明がわかりやすくなったことも、あると思います。

 

自分が教えていてもそうなのですが、経験を積んでくると、何が違うのか、どうすればいいのかなどを、言語化するのが上手くなってきます。

 

自分がそれなりにできて、感覚としては掴んでいても、言葉にできるまでわかっていないときって、あるのです。

 

でも続けていくうちに、その感覚を言葉に変えることができるようになり、説明ができるようになってきます。

 

それは、とってもうれしいことです。

 

今年の初稽古でも、今までことばにできなかったポイントを、言語化できるようになったところがありました。そうしたら、生徒さんたちの動きが見違えるほど変わりました。すごくうれしかったです。

 

 

太極拳のお稽古とは、無意識を意識できるようにしていくことでもあります。ことばにできる、ということは、意識できていることでもありますからね。

 

ことばだけの、頭だけの理解では足りませんし、

感覚で、体が動くことが大事です。

さらにその次、その動きをことばで解説できたら、もっといいです。再現率が高くなりますよね。自分も、そして他の人も。

 

今年は、さらにお稽古で体感を深めつつ、それをわかりやすい言葉で説明して、みなさんに体感していただくようなクラスを作っていきたいと思います。

 

今年も、どうぞよろしくお願いします。

 

それにしても、上の文章、「嬉しい」ばかりですね(笑)。

そう、太極拳のお稽古を続けることって、嬉しいことばかりなのですよ。ありがたいです。

 

 

 

【1月の特別クラス】

1月14日(月・祝)14:00-15:30は「やさしい站椿功第3回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

1月27日  (日)13:00-15:00は、「麗屋 弘鈴庵の『立って、歩いて、太極拳」です。詳細とご応募方法はこちらから。

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...☆...

 

いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

ブログ: みんみんの陽だまり太極道日記(http://blog.minminkung-fu.com/)

「太極拳、あるある、ないない話」Facebookページで毎日更新:こちらから

「すきなもの」Instagramでほぼ毎日更新:Instagram(@mayuminmin927)


コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM