夏越の大祓:カタチは大事

2018.06.28 Thursday

 

今年も半分が過ぎようとしています。”夏越(なごし)の大祓”の時期ですね。

 

神社に行くと、大きな輪っかが出現していたりしませんか?あれは茅の輪(ちのわ)といい、左、右、左と回って、この半年の罪・穢を祓うのです。

 

穢れを祓う=気枯れを祓う

清める=気をよみがえらせる

 

半年間に、無意識にしてしまった罪と穢れを祓って、元気を取り戻すのですが、”無意識に”、がポイントです。

 

意識できる”罪”は、自分で十分に反省するとして、無意識なところでも、きっと何かをやっています。

 

例えば、混んでいる電車でヒジテツをしてしまった、とか、欲しいものを取ろうとして前の人を押してしまった、とか、他の人が欲しいと思っていた最後のスイカを先に買ってしまった、とか。

 

その他にも、自分の体を大切にせず、無理をかけてしまったことも、入ると思います。

 

そんなつもりもない言葉が、他人を傷つけていたり、とか。気をつけていても、ありそうですよね。

 

悪気はなくても、人は何かとやってしまうものだなあ、という意識を持つと、それなりに謙虚になれそうな気がします。

 

大祓の神事は、6月30日と大晦日に行われます。今年は参加できないため、代わりに大祓詞の写経をしてみました。

 

750文字。所要時間の目安は2−3時間と聞いて、ひるみましたが、「せっかくですから、時間がおありなら、ぜひ」とすすめられ、そのとおりに。

 

実際、緑のきれいなお庭の見える静かな和室で、じっくりと文字と向き合う時間は、とってもよかったです。長くもあり、あっという間でもありました。

 

写経は、経験された方はご存知だと思いますが、見本が下に敷いてあります。この見本のとおりに書くのです。

 

”字を書く”にもいろいろあります。わたしが年初にやっている書初めは、自由に書くことを奨励されます。お手本通りに書くのではなく、自分の創意工夫で、好きに書くのです。それはそれで、楽しい時間です。

 

写経は、やり方を教わったわけではないのですが、今回は、とにかくお手本通りを心がけました。

 

普段の自分の書きグセは封印です。頭を働かせることなく、ただひたすら、その通りに写します。それが、無心、もしくは無心に近い状態になるのに、ちょうどよい気がします。

 

終わった後の心地よさは、”自分”を出さないゆえかもしれません。

 

カタチは、大事だなぁ、と常々思います。

 

去年の年末に大祓詞の話をお聞きする機会があり、神主さんから意味の説明をしていただきました。ひととおり終わった後、「あれこれ説明してきましたが、本当は意味など考える必要はなく、ただそのまま唱えればいいのです」とおっしゃるのです。

 

神さまのことばである大祓詞は、それ自体に力があるので、ただ唱えされすればいいのだそうです。それを人間の理屈でああだ、こうだと理解しようとするなんて、とんでもない、と。

 

理屈(へりくつも含めて)が減ったら、もっと日本は平和になるのではないでしょうか?という言葉が、とっても印象的でした。

 

大祓詞を唱えるときも、写経をするときも、そこに理屈などありません。でも、カタチがあることで、それをなぞることができます。

 

いいですよね。

 

カタチは時に、人を制限しますし、不自由さも感じさせますが、カタチがあるから広まりやすく、それによって恩恵を受けることもあるわけです。

 

そして、太極拳というカタチがあるものをやっているわたしは、自由さとは、カタチを超えたときに出てくる、と感じています。超えようとするのではなく、超えるときが、自然にやってくるのかもしれません。

 

カタチは大事だけれども、でも本当に大事なのはカタチではなく、でもそこに行くためにカタチを大切にする、という感じです。言葉にすると、わかりにくいですよね。

 

何事も、体験してはじめて、わかります。それには、カタチも大切ですね。

 

 

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☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 


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