太極拳は、健康のため、自分を守るため、人を守るため

2018.06.25 Monday

 

 

千葉県の香取市で、新しいクラスを始めました。

 

月1回、2時間ずつの開催です。「立って、歩いて、太極拳」と名付けたとおり、立つ、歩く、という基本をしっかり押さえながら、武当十三式太極拳をお稽古していこうと思っています。

 

昨日、第1回目を開催しました。そのとき、最初にみなさんにお伝えした言葉があります。

 

「太極拳には、3つ目的があります。1.健康のため、2.自分を守るため、3.人を守るためです。これからお稽古を通じて、この言葉の意味を、自分なりに探して、体感していってくださいね。」

 

この3つの目的は、2011年、中国の武当山で、先生(田理陽師父、第十五代武当玄武派伝人)が話してくださった言葉です。シンプルなことばですが、わかるような、わからないような、ですよね。

 

それから7年、わたし自身も、この言葉の意味を探し続けてきました。

 

最初に聞いたとき、1の”健康のため”と、2の”自分を守るため”は、なんとなく理解できましたが、3の”人を守るため”は、さっぱりわかりませんでした。

 

今は3つとも、自分なりの答えはあります(でも、みんなに探していってほしいので、ここではいいませんよ。)でも、これで完成ではなく、これからまた新たな気づきがあったり、変っていくだろうと思います。そこがまた、よいところです。

 

この問いがある意味は、大きいと感じます。

 

話は変わって、先日、別のお稽古で生徒さんが「太極拳は、究極の養生だと聞いた」という話題を出してきました。

 

”養生”とは、生命を養って長生をはかることで、中国語でも同じ言葉があります。狭い意味では、上の健康のためが、該当しそうですよね。

 

”究極の”については、世の中すべてを比較できるわけもなく、わかりませんし、興味もありません。でもあえて、その表現を使った思いをくんでみるならば、それを自分を守るため、人を守るためと、広い範囲でとらえるならば、”究極”と言っても良いのかな、と感じます。

 

そして太極拳が目指すものが和(調和)であるならば、円満ならすべてよし、じゃないかしらね。

 

他のものと比較して秀でている、と言いたいわけではありません。つまり、究極の養生は、別にもあっていいと思います。

 

言葉は便利ですが、落とし穴もあります。

 

「太極拳って、究極の養生なんだって」「へえ、そうなんだ」で会話が終わり、理解できたと思ってしまうことも、あるでしょう。

 

もしくは「究極のって、何?」「他のものと、どうやって比べるわけ?」という議論や批判に発展していったり。

 

それよりは、その表現に対して、自分なりに感じてきたことを、一生懸命に言葉にして伝えるほうが、ずっと健全です。わたしはそうしたいですし、そもそも、それしかできませんしね。

 

脳は五感をフル活用して理解する、と聞いたことがあります。見る、聞く、触る、味、香り、全部がそろって初めて「理解した」と安心するのだそうです。

 

でも今のようなインターネットの時代では、「見る」と、せいぜい「聞く」で「理解した」と思ってしまいがちです。でもこの状態では、脳は本当には理解していないため、それがストレスになるそうです。わかっているつもりで、本当はわかっていないという、自分の表層意識とのギャップは、苦しいかもしれませんよね。

 

だからこそ、ちゃんと体験して、それを言葉にすることを、大切にしたいと思っています。

 

それはそうと......え?太極拳の味と香り?と思われたかもしれませんね。思い出は、味や香りとともにあります。先生が、この話をしてくださったときの雨の香り、お稽古の途中で食べたスイカの味も、理解を深めるために、役だっているはずです。たぶん。

 

※次回の「立って、歩いて、太極拳」(千葉葉県香取市)は、7月29日(日)13−15時です。詳しくはこちらから。

 

 

【特別クラスのお知らせ】

7月8日(日)14:30-16:30は「太極扇を体験しよう(第9回)」です。詳細とご応募方法はこちらから。

7月11日/25日(水)19:00-20:30は「タオを生きることば」です。詳しくはこちらの講座案内からご覧ください。

7月15日(日)14:00-16:30は「みんなが知らない太極拳のひみつ」(4)です。詳細とご応募方法は、こちらから。

7月29日(日)13:00-15:0は「立って、歩いて、太極拳」(千葉県香取市)です。詳細とご応募方法は、こちらから。

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 


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