21日間続けること

2017.11.03 Friday

(今日の代々木公園)

 

何かをはじめるとき、21日間続けると良い、と聞いたことはありませんか?

 

21日参り、という話もあります。

 

先日「站椿功を21日続けようとしていて、今日で20日目なのです」というタイミングで、クラスに来てくださった生徒さんがいらして、この話を思い出しました。

 

わたしにも、21日間続けてみた体験があります。

 

「虹の戦士」というアメリカン・インディアンの本を紹介されたとき、「”あるアメリカ・インディアンの祈り”という文章を、声に出して21日間、声に出して読み続けたらよいよ」とアドバイスされたのです。

 

この「虹の戦士」というのは、アメリカ・インディアンに古くから伝わる言い伝えで、

 

地球が病んで  

動物たちが姿を  

消し始めるとき  

まさにそのとき  

みんなを救うために  

虹の戦士たちが  

あらわれる。

 

という、最後の再生への物語です。

 

日々、声に出して読み続け、終盤に差し掛かった18日目か19日目くらいのとき、

 

スパッと

 

忘れました。翌日になって「あれ?昨日、読まなかった?」と気づいたときには、時すでに遅し。1日でも忘れたら、1からやり直しです。

 

続けているうちに、慣れてきて油断したのか、自分に何が起きたのかわかりませんが、本当に微塵も思い出さなかったのです。そのときに、21日間というのは、定着させるためにはちょうど良い期間なのかもしれないな、と感じました。こんなふうにやってくる油断を超えていくことも含めてです。

 

昔から伝わっている習慣には、昔の人の智慧です。それなりに意味があったりします。

 

無事に21日間を終えることができ、その後ですが、もう毎日、読むことはしていません。

 

習慣化させるために21日間続ける、という話も聞きますが、わたしは習慣化だけが目的ではないと感じます。

 

あることを始めたとき、最初は新鮮でワクワクしますが、少したつと慣れもあるのか、停滞期が来ることもあります。そこで興味を失って、やめてしまうこともあるでしょう。

 

でも、ここでやめてしまうのは、かなりもったいないのです。そのことが自分に合っているかどうか、見極めるだけの体験をする以前の段階である気がするからです。

 

たとえば、わたしがアレクサンダー・テクニークの実習生レッスン(講師希望者が資格を得るために、実習として生徒さんにレッスンをすること)を受けたときは、10回セットだったのですが、たしか3-4回目くらいで停滞期が来ました。1回ごとに予約する形式だったら、途中でやめていたかもしれません。10回セットという縛りがあったおかげで、最後まで続けることになったのですが、途中でやめなくて、本当に良かったです。(このときの体験については、こちらからご覧いただけます「からだのつながりと、人のつながり」)

 

10回というのは、もしかしたら、それなりの体験をする前にやめてしまう人がいるという体験をもとに、作られた構造なのかもしれません。もしそうであれば、素人であるからこそわからずに途中でやめてしまうことを防ぐ、賢い方法だと思います。

 

21日という日数は、あることが自分に合っているかどうかを見極めるための、必要な体験の量だと思います。最初の一歩、ですね。そのあと、続けてもやめても、どちらでも良いような気がします。続けなかったとしても、それは途中で投げ出すこととは違うと思うからです。

 

何をするにせよ、自分の体験というのは、自分の中に蓄積されて、それが何かに役立つことは間違いないからです。それは必ずしも、わかりやすく実質的に役に立つことばかりではないと思っています。

 

何よりも、21日続けたことで、何かの変化を感じるのは自分ですしね。それは何がくるのか、やってみた人にしかわかりません。思いがけず、嬉しいことがやってきたりするのですよ。

 

最後に、わたしが読み続けた文章をご紹介しておきますね。

 

 

あるアメリカ・インディアンの祈り

おお父よ、わたしはあなたの声を風のなかに聞き、あなたの息はこの世界中のすべてのものに生命を与えています。

 

お聞きください。わたしはあなたの前に、あなたのたくさんいる子供たちのひとりとして、今、立っています。わたしは小さくて弱く、あなたの力と知恵を必要としています。

 

どうかわたしを、美のなかに歩ませ、なにとぞこの眼に、赤と紫の夕陽をお見せください。この両手が、あなたの創られたものを、尊敬させるようにしてください。この耳を、あなたの声が聞こえるように、鋭くしてください。

 

そうすればきっと、あなたがわたしの一族に与えられた教えを、一枚一枚の木の葉や、ひとつひとつの岩のなかにあなたが隠された教訓を、このわたしも理解するかもしれません。

 

父よ、わたしは力を求めています。偉大なる敵と戦うための力ではなく、その力で、汚れのない手と、濁りのない眼をもって、わたし自身があなたのもとを訪れる準備をさせてください。

 

もしそれがかなうのなら、日地没の太陽が姿を消すように、わたしの生命が終わりを迎えたとき、いささかも恥じいることなく、わたしのスピリットはあなたのもとを訪れることができるでしょう。

(「虹の戦士(Warriors of the Rainbow)」翻案 北山耕平 太田出版)

 

(代々木公園。色づいてきましたね)

 

☀「陽だまり」とは

ブログタイトル「みんみんの陽だまり太極道日記」の「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると素晴らしく居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、どことなくキリリとした印象もあります。太極拳を通して、こんな時間と空間を創っていきたい、陽だまりにつつまれて暮らす人、心身ともにゆとりある人を増やしたい、と思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 


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