武当山で感じたこと:”お腹”が空く

2017.10.06 Friday

(今までの校舎での、食事風景)

 

9月2日から20日まで、中国の武当山にお稽古に行っていました。1年振りです。ブログでも引き続き、滞在中に感じたことを、書いていきます。

 

今日は、「お腹が空くこと」です。

 

武当山での毎日は、とってもシンプルです。食事、お稽古、休息(遊ぶ、休む)、寝る、の繰り返しです。

 

わたしのような大人の場合、午前中ご午後に2時間半ずつ、合計5時間のお稽古が、週5.5日あります。あちらにずっといる中国人の子供たち(13歳から19歳)の場合、上記に早朝と夜の練習が加わります。

 

土曜日の午後と日曜日は、お休みです。

 

こんな毎日だと、お稽古日はお腹が空くし、お休みの日は空かないという、自分のお腹を、しっかり感じます。

 

日本で生活しているときは、

お腹はいっぱいなのに、つい食べたくて食べてしまうことや、

あれ食べたい、これ食べたい、と欲望が次々に出てきたり、

お腹は空いていないけれど、お昼の時間だからと食べること、

などなど、よくあります。

 

”頭”で食べているなぁ、と思うのですよ。

 

それに対して、武当山にいるときは、”お腹”で食べています。空いていたら、たくさん食べる、空かなければ少しで良い、という具合です。

 

途中、お腹を壊して寝込んだときは、食欲もなく、夕食、朝食と、友人に買ってきてもらったバナナとリンゴを食べていました。食事時間にみんな食べているところに行って、果物だけを食べていたら兄弟子が、「これ、おいしいから食べろ」と。ピーマンや芋の天ぷら風です。油......と思いつつも、手に取って食べてみたら、あら、おいしい。ピーマンの中にはベーコン風味のお肉が入っていました。凝っていますよね。

 

「食べないとお腹が空く」というので、「果物食べたよ」と答えても、「お腹が空く」と。どうやら、果物はお腹を満たすものにはカウントされないようです。少しではありますが、おいしく食べられたことを思うと、頭では”要らない”と思っても、”お腹”は食べたかったのかもしれません。

 

”お腹”と”頭”がバラバラで、なんだか変な感覚でした。

 

武当山にいるときは、毎日、学校で食べます。1日3食で50元です。1000円しない値段ですが、街中の食堂での値段を見ると、高いわけではありませんが、安いわけでもありません。

 

小さな学校なので、専用のコックさんがいるわけでもなく、先生のお弟子さんが作ってくれたり、子供の生徒たちが作ってくれたり、つまり、そこにいる人が作ります。ごはん担当の人は、午前と午後のお稽古を早目に切りあげて、ごはんを作りに行きます。食べること、大切ですものね。

 

作る人によって、味は違います。作り慣れていない生徒さんは、「どう?おいしい?」と聞いてきたり、「あー今日はちょっと塩っぽいかも.....」と苦笑しながら運んでくる様子も、楽しかったですよ。

 

おひると夜は、ごはんと、おかず4種類が定番です。お肉はあまりなく野菜中心で、ちょっと塩っぽいとか油っぽいとかありながらも、ほぼ毎日、おいしくいただいていました。

 

(ある日のおかず)

 

今回は学校の校舎がお引越しする時期にあたり、今までのところと新しいところと2か所に滞在しました。今までのところはホテル内に宿舎があり、普通のガス調理台でしたが、新しいところは”かまど”です。調理担当の人のほかに、かまどに薪をくべる担当の人もいます。

 

(新しい校舎の厨房。お引越ししたばかりで、まだお片付けが行き届いていませんね。)

 

(薪をくべながら)

 

かまど、こちらではそんなに珍しくもなく、他の学校に行ったときも、ありました。マンションではなく、一軒家の場合、今でもこんなところが多いのかもしれません。

 

滞在中「帰ったらお寿司食べたいな」と思ったことはありますが、やっぱりこれも”頭”が考えているようです。あちらで生魚はあり得ないので、食べたい気分にはなりませんし、帰国してもすぐに「お寿司!」とは、なりませんでした。(数日後、偶然に食べるチャンスがやってきたときは、もちろんおいしくいただきましたよ。)

 

なんでも手に入りやすい生活は、”頭”で「あれ食べたい」「これ食べたい」になりがちです。帰国後、そうなりつつある自分を自覚しつつ、できるだけ”お腹の声”を素直に聞ける感覚を、保ち続けたいと、思っています。

 

慣れた日本での生活から離れて、違う習慣で過ごしてみることで、こんな体験もできるのですよ。普段、どれだけ無意識に習慣に従って過ごしているかも、わかりやすくなります。特に理由は思い当たらなくても、ときには環境を変えてみることも、大切ですね。

(新しい校舎では、ここでごはんを食べます。飼いはじめた子犬、瓜皮(グアピー)が、くつろいでいます)

 

 

武当山での写真は、こちらから

武当山での日々を語った自由が丘FMTVの録画は、こちらから

 

☀「陽だまり」とは

ブログタイトル「みんみんの陽だまり太極道日記」の「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると素晴らしく居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、どことなくキリリとした印象もあります。太極拳を通して、こんな時間と空間を創っていきたい、陽だまりにつつまれて暮らす人、心身ともにゆとりある人を増やしたい、と思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

太極道家

体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

講座のご案内は、こちらからどうぞ

 


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