5本指ソックスを履くか、履かないか?

2017.01.13 Friday

(Photo by Xie Okajima)

 

5本指ソックス、履いていますか?わたしは、2年くらい前から毎日履くようになり、半年前にやめて普通の靴下になりました。

 

最初に言うと、どちらが良いかと言う話をしたいわけではなく、「これだ」という思い込みにとらわれず、今の状態を見て柔軟に対応するほうが良い、と思っているのです。

 

さて、2年ほど前に履きはじめたきっかけは、立つこと、歩くことを教えていただいた先生から勧められたことです。その頃のわたしの足は、今よりサイズも1cm以上小さく、薄い形をしていました。靴の中に押し込められて、関節の隙間は狭く硬くなり、骨がバラバラに動きにくい状態でした。バラバラに動かす、という意識もなかったように思います。

 

そんなわたしに「骨は全部バラバラに動くんですよ」と、手足をブラブラ振る体操でほぐし、関節の隙間をあけていくことを教えてくださいました。指がそれぞれ動くという意識を育て、実際に使えるようにしていくには、5本指ソックスは役に立ったと思っています。今でもこのバラバラに動くというのは、ひとつの大事なポイントです。バラバラに動ける状態にしておくことで、体全体がそれぞれ、呼応して必要な動きを取ってくれると感じるからです。

 

そんなこともあり「靴下は絶対5本指!」と、ずっと信じてきました。

 

が、ある日のこと、お洗濯の関係で、数少ない普通の靴下の出番がまわってきました。履いてランニングをしはじめたとき、「あれ?」なんだか、この方が足裏が柔かく使えている感覚があるのです。「もしかしたら5本指ソックスの方が窮屈なのかも......」と、初めて感じたのです。

 

履き方にもよると思うのですが、5本指ソックスをぴんっと履くと、足指が反ってしまい、足が地面に接地するときに足指が使えず、足裏の筋肉(足底筋)が張ってしまうらしいのです。それで酷使すると、足底筋膜炎になってしまうこともあるそうです。ぴったり履くと、足指の1本1本が独立して、過緊張を起こすとか。(参考:「「筋肉」よりも「骨」を使え!」甲野善紀 松村卓 著 ディスカヴァー携書 2014年)。

 

なるほど、確かに普通の靴下を履いて走ったときの方が、足が柔かく、楽に使えました。(緩めに履いたら、良いのかもしれませんが。)

 

わたしの場合、最初はよかったのかもしれません。でもそこで覚えた「5本指ソックスは良い」という頭の声が、「きつくて緊張する」という身体の声を無視していた時期もあったようです。それは普通の靴下を履いてみるまで、気づきませんでした。

 

身体全体が動くことは、あまりに当たり前すぎて、知らない間に余計な思い込みを持ってしまうこともあります。例えば、「腕はどこからが腕か?」と聞かれた場合......

 

「肩から」と答えると、腕を動かすとき、肩から先しか動きません。

 

でも本当の腕の始点は、鎖骨です。鎖骨から腕だと理解してから腕を左右に開いて上げていくと、鎖骨も回転することがわかります。この方が、腕はずっと楽に上がります。(なお肩甲骨は、腕の始点ではなく、腕の可動域に影響を与えます。)

 

経験は大事ですが、それは過去の自分でもあります。それも参考にしつつ、今の自分の感覚を大切にして、今、居心地良いものを選んでいきたいです。

 

こんなこと、あるある。思いこみには注意しよう、という自戒を込めて。

 

(武当山)

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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