歯をくいしばって生きなくても、よい

2016.02.13 Saturday



最近、歯医者さんの治療に通っていました。
歯石取りも終わったころに、先生から
「歯ぎしりしますか?」と聞かれました。

言われたことないし...と思ってそう答えると、
「奥歯が、ちょっと削れているんですよ。歯ぎしりでなければ、相当強い力で
噛まないと、こんなふうには削れないんですよね。」

えっ???と思って、それから気にしてみたら...
寝ているときではありません。
昼間、ちょっとしたときに、奥歯をギュッとかみしめているのです。

涙が出るのをこらえるときに噛むのは、理解できなくはありません。
でも何も関係ないときに、ぐっと噛みしめるときがあるのです。驚きです。

「なぜこんなに歯をくいしばって生きているかしら。そんな状況ではないのに。
逆に、自分で自分の人生を苦しくしているのじゃないのかしら。」

そう思って、わたしの人生の師匠に会ったときに、話してみました。

そうしたら、
「そうそう。前は、歩くお稽古をするとき、すごく奥歯をかみしめてた。
今は、ほとんどなくなったけどね。」という答えが返ってきました。

自分では、まったく気づいていませんでした。

「あなたの場合は、口角は下がらないのよね。その代りに、我慢するときに
奥歯をかみしめたり、眉間にしわを寄せたりしてたの。」

奥歯が削れるほど、歯をくいしばっていたとは...わたしったらなんてことを。

「舌をうわあごにつけて口を閉じるとき、奥歯は隙間が開くくらい、ゆるゆるにしておくの。
そうでないと、体に変な力が入ってしまうから。」

プールに体を浮かせて奥歯をかみしめると、体が曲がっていくそうなのです。

そんな、本当に無駄な意味のないことをしていたとは。しかも自ら、です。

この重要な課題に気づいたときから、噛みしめたら緩める、を繰り返してみたら、
1−2日後には、ほぼ、噛みしめなくなりました。

師匠の話からすると、1年半前には、もっと歯をくいしばっていたことになります。
当時は全く気づいていませんでした。
しなくてもよい我慢をしていた、ということなのだと思いますが、
そのときはそのクセに気づきたくなかったのだと思います。
気づいてしまったら、その我慢を吸収する手段を失ってしまうからです。

しなくてもよい我慢をしなくなってきたら、噛みしめるクセも自然に治ってくる、
というのは、おもしろいです。
さらに、その我慢を吸収する手段が不要になったころに、”噛みしめている”事実に
気づくのも、おもしろいと思うのです。
これはわたしのパターンなので、逆に、形から直す、つまり、噛みしめていることから直して
根本の問題を解決していく、という方法も、もちろんあると思います。

さて、奥歯をゆるゆるにして生活してみたらの感想ですが、
これが、とても気持ち良いのです。頭の中がゆるゆるしています。
頭の中には蝶形骨とう蝶の形をした骨があるのですが、緊張して硬くなっていると、
これが窮屈に押しこめられてしまいます。
すると、蝶形骨は内臓を包む筋膜にもつながっているので、胃なども緊張してしまうのです。

奥歯をゆるゆるにしておくと、蝶形骨もふわふわ、頭の中にスペースができる感じです。
ふわーんとして気持ち良いのです。

もう、歯をくいしばって生きていかなくてもよいですものね。
(自分で勝手にくいしばっていただけですが。今となっては笑い話です)












(中国、武当山の南岩。2か月後には、またここでお稽古です)

 


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