食べることは、自分に愛を注ぐこと

2024.03.12 Tuesday

(中国・武当山・琴人谷)

 

2月から、自由ヶ丘の土曜日クラスの後に、簡単なランチを出しています。みんみん食堂、ささやかに開店です。

 

みんみん食堂とは、店舗も実態もない頃から、食の投稿をするときに付けている名称です。わたしが作るのは、おうちごはんなので、「食堂」という名称がしっくりきます。季節にあった食材を使い、簡単に、でも必要ならひと手間をかけて、食べると笑顔になって元気が出るごはんを作りたいと思っています。

 

お稽古の後にお出しするため、調理に時間はかけられません。基本、自宅で調理したものを持ちこみ、お稽古後に温めてすぐに出せるスープにしています。

 

「ここで食べるようになって、家のごはんが変わって、家族が喜んでいる」という方もいらっしゃいました。参考にして、おうちで作ってくれて、ホント嬉しいです。

 

先日の寒い日は、簡単サムゲタンでした。本場のサムゲタンは丸鶏まるごと調理しますが、簡単バージョンは、手羽元やもも肉で作ります。鶏肉ホロホロ、味もしっかり、なんちゃってだけど立派なサムゲタンです。

 

「帰り、北風がすごかったのですが、胃袋から心まで満足ホカホカで、ちっとも寒くなかったです。食べるものって、ホント大事ですね」

 

人は、先天の気を持って生まれてきます。

 

気は、生きるエネルギーのようなものです。それは例えるなら、お腹にアルコールランプを持って、燃やして生きているようなものです。

 

先天の気は、一生持たせることが大事なのですが、大きくないために、アルコールランプの芯を出しすぎると一気に燃えて、すぐに枯渇してしまいます。

 

小さなともしびを、守って生きていくのです。

 

先天の気だけでは足りないので、生まれた後は、飲食と呼吸で後天の気を足していきます。だから、食事は大切です。

 

つつましい普通のごはんで良いけれど、季節にあった食材を使うことは大事です。例えば寒い季節なら、体を冷やす夏野菜(トマトやキュウリ)は、避けます。

 

わたしは基本、中医学に基づく薬膳の考えから、食材を選んでいます。

 

簡単です。5色(赤、白、黄、青、黒)は、毎日食べるようにして、さらに季節ごとに弱くなる部分を補う色を、多めに採ります。

 

春は肝臓が弱るため、補完する青(緑)を多めにとって、さらに弱った肝臓の修復に必要なタンパク質(お肉、お魚、豆)も採るように心がけます。

 

太極拳は体を心を整えますが、健康に生きるためには、後天の気を作る、食べることも大切です。

 

さて、その食材ですが、新鮮で良い食材が簡単に入手できるなら、それに越したことはありませんが、そんなにこだわっていません。買いやすさを優先させます。季節にあったものを、バランスよく5色を食べて、自分に合った食べ方をする方が大事です。

 

自分に合った食べ方は、どうやってわかるのかというと、たとえば明日の体調の様子で、今日食べたものを検証していきます。ここは、個体差がありますからね。

 

コンビニおにぎりや、ファストフードを食べることもあります。お腹が空きすぎて、とにかくエネルギー補給が必要なときもあるからです。「添加物が」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、体がしっかりしていたら、それなりに解毒もしてくれます。

 

人は、そんなに弱くないです。

 

ちょっと気楽になってきませんか?

 

生きる限り、食べますよね。

食べることは、自分を大切にして、愛することだと感じます。

たとえそれが、ファストフードだったとしても、です。どんな状況で食べるかにもよりますよね。

 

食べることが愛なら、わたしたちはずっと、自分に愛を注いて生きています。

 

それに気づいているかしらね?

 

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    みんみん食堂のレシピ:チョコカヌレ

    2024.02.20 Tuesday

     

    お好きな方も多いカヌレ。フランスの伝統菓子です。難しそうに思う方もいらっしゃるようですが、コツを押さえれば上手に焼けます。

     

    カヌレはフランス語で「溝が付いた」という意味で、なるほどカヌレには溝がありますね。

     

    発祥は、16世紀ごろ、フランス・ボルドーにある女子修道院で生まれたお菓子だといわれています。正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー(Cannele de Bordeaux)」。ボルドーは、ワインで有名ですね。醸造中のワインの澱(オリ)を取るための作業に卵白を使い、そのときに余った卵黄を利用して、修道女たちが作りだしたのが始まりなのだとか。

     

    いろいろなカヌレがありますが、このレシピは外が硬すぎず、ほどよくカリっ、中はもっちりです。

     

     

    チョコカヌレ5個分

     

    材料 

    ・牛乳 250g

    ・チョコレート 25g※

    ・無塩バター 8g

    ・全卵 50g(足りない場合は、卵黄を足して50g)

    ・きび砂糖 80g(グラニュー糖でも)

    ・薄力粉45g

    ・ココアパウダー8g

    ・ラム酒10g

    ※クーベルチュールチョコを使います。わたしはスイートかミルクチョコ(好きなので)ですが、もちろんダークでも

     

    準備

    ・カヌレ型にバター(分量外)を塗ります

    ・薄力粉、ココアパウダーをふるいます

    ・(焼く日に)オーブンを210℃に余熱します

     

    作り方

      1.鍋に牛乳、チョコレート、バタ―を入れて火にかけます

      2.チョコレートとバターを溶かして沸騰直前まで温め、60℃まで冷ましておきます

      3.ボウルに卵を入れて、お砂糖を入れて擦り混ぜます

      4.薄力粉、ココアパウダーをふるい入れます

      5.泡立て器でゆっくり混ぜ、ある程度混ざって手ごたえが重くなるタイミングで60℃に冷ました2を少しずつ加えて、ときのばし、なめらかな生地にします

      6.濾し器で濾して、ボウルに移します

      7.冷めたらラップをして冷蔵庫で1日、おきます ☚これがポイント!

      8.焼く1時間から数時間前に冷蔵庫から出して、常温にもどします(17℃目安)

      9.ラム酒を入れて優しく混ぜ、生地の状態を均一にします

    10.カヌレ型に8分目まで注ぎます

    12.210℃に余熱したオーブンで50−55分焼きます

       (50分だと中がとろーり、55分は中がもっちり)

       様子を見て、焦げそうなら途中でアルミホイルをかぶせます

    13.型から外して冷まして、外がカリカリの状態で、いただきます💘

     

     

    コツ

    ・生地を1日、寝かせることです。寝かせることで、気泡が落ち着いて、きれいな形に焼けます。生地を作ってすぐに焼くと、気泡で爆発気味になるので、ここは必ず寝かせてください。

    ・型は、テフロン加工してあるものを使うと、型離れが良く、失敗しにくいと思います。

     

    保存

    ・保存料が入っていないため、当日または翌日に食べましょう。保存は冷暗所で。

    ・夏場は冷蔵庫のほうが安心ですが、食感は変わってしまいます。食べる30分前には冷蔵庫から出します。

     

     

    ≪カヌレの思い出≫

    数年前に、友人たちと「みんなをお菓子に例えたら何になる?」という話になったことがあります。そのとき、わたしに言われたのはカヌレ。

     

    なぜかよくわかりませんが、素朴で人気者なので、良しとしています(笑)。

     

     

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      みんみん食堂、ささやかにオープンしました

      2024.02.10 Saturday

      みんみん食堂、ささやかにオープンしました。

       

      毎月第2・3土曜日の午前中、自由ヶ丘のシェア奥沢で開催している”体と心が目覚める太極拳”。2月から、お稽古の後に軽いランチをお出しします。

       

      きっかけは先月の出来事でした。お稽古の後オーナーさんの奥様が、「昨日のイベントで作ったものだけど、よかったらどうぞ」と、お雑煮を出してくださいました。

       

      「おいしいね」「あったまるね」と、みんなニコニコ。ほっこりした場の雰囲気に、わたしの心があたたかくなりました。そして、こんな時間を創っていきたいな、と感じました。

       

      お稽古は10時から11時半で、その後に中国茶をお出ししていたのですが、お昼時ですし、お腹空きますよね。

       

      準備しておいて、お稽古の後にさっとお出しできるものに限られますが、季節ごとの薬膳の智慧なども入れながら、みんなの体も心も満たすようなものをご提供していこうと思います。

       

      何を食べるかは、大事です。わたしの体が整ってきたのは、太極拳もありますが、薬膳を習って食べ方を覚えたことも大きいです。それもあって、食には思いがあります。

       

      みんみん食堂は、いつの頃からか、SNSに食べ物の投稿をするときに入れたり、リクエストに応じて出張ごはん?を作ったときや、お菓子をプレゼントするときに、入れていました。

       

      わたしのごはんは、ひと口めにインパクトがあるより、ずーっと食べていられる味、おうちごはんです。濃い味が苦手なのもありますし、プロの料理人ではないこともあると思います。

       

      食堂という名称は、おうちごはんが出てくる感じじゃないですか?そしてこの響きが、なんとなく好きなのです。

       

       

      2月10日、旧暦元旦、新月の日に、ささやかにオープンしました。

       

      今日のメニューはボルシチです。ウクライナの食べるスープです。ボルシチというとロシア料理と思われがちですが、もともとはウクライナのお料理のようです。

       

      ビーツを入れた赤いスープ。味も色も、独特です。

       

      材料は、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、トマト、トマトペースト、じゃがいも、牛肉、ビーツとレモン汁。ブイヨンなどは足さず、牛肉のゆで汁を入れて、塩コショウだけで味付けしました。

       

      お野菜たくさん、最後にサワークリームをのせるのがポイントです。あるとないとでは大違いです。

       

      「パン、どうしようかな......」と思っていたら、生徒さんが「みんなで食べられるように、バゲット持って行きます!」と申し出てくださいました。

       

      ありがたいです。全部自分でやらなくても、いいですよね。

       

      「みんなで食べると、おいしいね」

       

      ちゃんとお稽古の振り返りもしながら、体も心も満たされるような時間になりました。その雰囲気が好きだし、喜んで食べてもらえて、嬉しかったです。

       

      最近思うことは、体と心を満たすことをしていきたいな、です。

       

      太極拳はもちろんですし、食を提供することも、そしてお守りbonbon(インドミラー刺繍のヘアゴム)のオーダーを受け始めたのも、その思いにつながることです。

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      みんなも、わたしも、体と心が満たされること、もっともっとやっていこうと思います。

       

      そして今日、食べてくださった生徒さんが「先生、無理しないように」とひとこと。無理すると続かないですしね。そうなる前に、ヘルプを出そうと思います。今日のお片付けも、生徒さんが大活躍でした。みなさん、頼りにしています。

       

      シェア奥沢でのみんみん食堂は、第2・3土曜日のお稽古の後です。おひとり600円で、何か(笑)お出しします。お稽古とセットで予約してくださいね(お稽古だけの予約も、もちろんありです。)

      🌸お稽古の予定は、こちらから

       

      2月の第3土曜日は、黒ゴマたっぷり薬膳スープにしようかな、と思っています。腎が弱る季節、黒い食べ物が補ってくれます。

       

      そして、わたしのごはんが食べたい方、ささやかにリクエストをお待ちしています。

       

       

       

       

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        食べることは、うっとりすること

        2021.09.08 Wednesday

        (写真は本文とは無関係の、那智の滝)

         

        先日、とてもおいしいお寿司をいただきました。

         

        小さなお店で、予約を取れるのが半年先と、大人気です。ありがたく、お友達の予約に混ぜていただきました。

        誘ってもらえて、一緒においしくいただけることは、文字通り、本当に”有難い”です。

         

        おまかせコースのみで、お寿司9貫と、巻物。

         

        1貫ずつ、ゆっくり提供されます。

         

        口に運ぶと、お魚がとろけます。ごはんも絶妙。ほどよく味もつけてあり、そのままパクリといただけます。

         

        もぐもぐしながら、しばし無言。口いっぱいに広がるおいしさ。うっとり。「ほっぺが落ちる」とは、まさにこのことですね。

         

        おいしいものには、余韻があります。1貫を食べ終わった後、うっとりしながら、ちょっとおしゃべり。しばらくすると、次がやってきます。

         

        このタイミングも絶妙で、また無言でもぐもぐ、うっとり。それがひたすら繰り返されます。

         

        このお店、すべてがちょうどよい加減です。凝っている感じはなく、シンプルなのですが、お魚の状態を見て、いい頃合いを見極めているのか、本当に美味しいのです。微妙な焼き加減、味付けも絶妙で、出される間合いもよかったり。

         

        職人さんの心が感じられます。こういうお店に行くと、しあわせな気分になりますね。

         

        食べ終わった後も、「次はデザート!」とはならず、しばらく残っている余韻を楽しみたくなります。

         

        人は鏡写しと言いますが、この場合は、職人さんの心が伝わって、こちらもそうなってくるのかしらね。

         

         

        以前、禅の食事法を教わったとき、一口食べるごとに、お箸を置いて、ゆっくり味わって食べる、と習いました。食べている間は、無言です。食感や味の深さ、体の中を通っていく様子など、じっくり感じられます。

         

        「食べる」ことは、栄養やエネルギーの補給という面も大事ですが、それだけではなく、感覚が花開いて、空間や時間を豊かに味わうような機会にもなり得ます。

         

        小学1年生の頃は、好き嫌いがはげしく、学校で出る給食も嫌いだったのですが、ある日先生が「今日のパン、30回噛んで食べてみて。すごくおいしいよ。」と話してくださったことは、今でもよく覚えています。

         

        先生の服装や、わたしとの位置関係、先生の声の様子まで、ぼんやり覚えています(記憶違いもあるかもしれませんけど。)それくらい、心に残るお話でした。

         

        禅の食事法や、30回噛んでから食べる、というような「方法」から入るのもいいですが、

         

        今回のお寿司屋さんのように、自然と”そうなる”のも、いいですよね。きっと本当は、人ってそういうもので、それを望んでいるのかもしれません。だから、そんな状況が来たら、そういう相手に対面したら、自然とそうなるのかもしれない、と思います。

         

         

        さて、お寿司屋さんの最後の巻物は、なんと数種類から選ぶことができます。ネギトロや鉄火、あれこれ魅力的な品ぞろえですが、わたしの〆は、かっぱ巻きと決まっています。

         

        子どもの頃から、体調がいまいちなときも、かっぱ巻きなら食べられます。ある意味、ソウルフード。

         

        食は、冒険もいいですが、安心の定番も、大切です。

         

        あぁ、おいしかった。大満足。ごちそうさまでした。

         

        ※うっとりしすぎて、写真はありません。ごめんなさい。

         

         

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                      第1式〜第10式です。詳しくは
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        ≪立ち方・グラウンディング編≫
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          みんみん食堂:ハイビスカスティー

          2018.07.23 Monday

           

          猛暑ですね。

           

          これだけ暑くて汗をかくと、水を飲んでも、体に吸収されにくい感じがあります。

           

          そこで試してみたのが、ハイビスカスのハーブティー。おいしく、スルスルと体に入りました。

           

          ハイビスカスティーは、天然のスポーツドリンクとしても使えます。

           

          その名を一躍世に広めたのは、東京オリンピックのとき。マラソン王者のアベベ選手や、ドイツの選手団がハイビスカスティーを天然のスポーツドリンクとして試合中に飲み、見事に金メダルを獲得したことによるのだそうです。

           

          クエン酸、ハイビスカス酸などの植物酸やミネラルが、体内のエネルギー代謝と新陳代謝を高め、スポーツによる肉体疲労を回復させるのだとか。

           

          おいしく飲めて、夏バテしそうな体も応援してくれます。

           

          ハイビスカスのハーブティー

           

          材料 (1人分)

          ・ハイビスカス 小さじ1/2

          ・ローズヒップ 小さじ1/2

          ・ローズ    小さじ1/2

           

          作り方

           

          ・ホットティーよりも2〜3倍、濃いハーブティーを作ります。ホットティーは1人分、この分量で150-180ccのお湯ですが、アイスの場合は、50-60ccで作ります。

          ・グラスに氷を入れ、ハーブティーを注ぎます。

          ※お好みで、氷砂糖を加えても。

          ※猛暑時の水分補給を考えるなら、わからないくらいの塩をちょっぴり加えても。

           

           

          ローズヒップは、レモンの20−40倍のビタミンCが含まれていると言われます。ビタミンCは、肌の弾力を保つコラーゲンの生成を助け、メラニン色素の合成を抑えます。強い日差しで肌にダメージを受けやすく、シミやそばかすも気になる夏には、しっかり取りたいですよね。

           

          ビタミンCは、熱をかけると壊れますが、ローズヒップは、含まれているビタミンPのおかげで、熱をかけてもビタミンCが壊れず、吸収も助けてくれます。

           

          ハイビスカスとローズヒップの1:1でも良いのですが、わたしはここにローズを加えるのが好きです。ローズの香りがふわっとすることで、なんとも優雅な気分になれます。ローズの香りは、脳と心が安らぎ、魂の渇きを満たすという話もあります。「そうそう!」とうなずきたくなりませんか?特に、女性に、おすすめです。

           

          ローズに含まれるタンニンには、収れん作用があり、口腔や咽頭粘膜の炎症、下痢などの消化器系の不調にも用いられます。

           

          通常、甘さは加えませんが、特に今の季節は、氷砂糖もおすすめです。氷砂糖は、体の熱を取る作用もありますので、好みで加えてみてくださいね。

           

          この他の夏バテ防止のおすすめブレンドは、こちら。

          ・ハイビスカス 小さじ1/3

          ・レモングラス 小さじ1/3

          ・ペパーミント 小さじ1/3

           

          レモングラスは、心を元気づけ、気分をリフレッシュさせてくれます。胃の働きを刺激して、消化も促してくれます。

           

          ペパーミントは、胃の不調や食欲不振にも。

           

           

          今年は猛暑のためか、例年より、スポーツドリンクを飲みましょうとか、経口水の作り方などを、ネットで見たり、聞いたりすることが多い気がします。

           

          スポーツドリンクや経口水には、塩と糖分が含まれています。汗が出るときに、水分と一緒に塩分も出てしまうため、塩分も補給する必要があるからだそうです。

           

          水分補給を考えるなら、味としてわからないくらいに、ちょこっと塩を足す方法もあります。

           

          自己判断や過信はいけませんが、自分の体に合うものが、いちばんです。するする飲めるか、その後の調子はどうかなど、自分の体と相談しながら、水分補給してくださいね。

           

           

          (出典:「メディカルハーブの事典」林真一郎編 東京堂出版)

           

           

          【特別クラスのお知らせ】

          7月25日(水)19:00-20:30は「タオを生きることば」です。詳しくはこちらの講座案内からご覧ください。

          7月29日(日)13:00-15:0は「立って、歩いて、太極拳」(千葉県香取市)です。詳細とご応募方法は、こちらから。

          8月5日(日) /11日(土)14:30-16:30は「太極扇を体験しよう」です。詳細とご応募方法はこちらから。

          8月19日(日)14:00-16:30は「みんなが知らない太極拳のひみつ」(5)です。詳細とご応募方法は、こちらから。

           

          ☀「陽だまり」とは

          「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

           

           

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          いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)

          太極道家

          体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)

          講座のご案内は、こちらからどうぞ

           


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