体は自然にバランスを取る

2019.07.04 Thursday

 

太極拳をやっている人の、よくある悩みとして、

 

「『ここを緩めて』と、よく言われる」があります。

 

「言われる」ということは、緩んでいないことになりますが、「よく言われる」ということは、緩め方がわかっていない可能性があります。

 

そのために、「『緩めて』と言われるたびに、苦しくなる」と言う方もいらっしゃいました。

 

人は誰でも、ベストを尽くしています。ただし、そのときの自分が知っている範囲でのベストなので、その中には解決の糸口がないこともあります。

 

ベストをつくしてなお指摘されたら、それは辛いですよね。

 

肩が緩んでいない場合、たとえば、

 

ひざを固めてしまっている場合もありますし、

あごが上がって、首が縮んでいることもあります。

 

この場合、ひざも、首も、緊張している、と言います。

 

原因は人によって違うので、本来は、それぞれの様子を見てアドバイスするものですので、これはほんの一例です。肩が緩まない原因は、肩にはないこともあります。

 

「よく言われる」という方の場合、肩だけに注目しすぎかもしれません。もちろん、肩をどうにかするだけで改善することもありますが、原因が他にある場合は、それだけでは緩みません。

 

人の体は、よくも悪くもバランスを取ろうとします。

 

首が縮んでいると(たいていの人の首は、本来の長さよりも短いです)、相対して肩も上がります。両方が中心に向かって縮むような感じです。

 

あごを引いて、首の後ろ側が伸びるようにすると、自然に肩は、しゅーっと下がります。

 

自分だと「伸びているよ」としらっと思ってしまいがちですので(これもベストを尽くしているからです)、人にやってもらう方がおすすめです。耳の後ろの骨のあたりを、にゅーっと上に向けて押すのです。

 

ひざと肩の組み合わせも、ひざが固まるとバランスを取るように肩も緊張して固まります。

 

わたしが実践している、ひざを緩ませる方法は、上下の骨(大腿骨と脛骨)が合わさる部分の真ん中をイメージして、それがお互いに押し合えるところを探ります。これが、足がまっすぐな状態です。このとき、ひざ裏には緩みがあるはずです。

 

これ、ひざ裏を緩ませる方からアプローチしても、特に慣れていない人の場合は、同じ結果にはなりにくいと思います。注意してくださいね。

 

もちろん、この組み合わせが全てなのではなく、たとえば肩の緊張の原因は、いろいろあります。ひとつ解決しても、他の要因がまだあるかもしれません。

 

でも少なくともひとつ、別の場所からアプローチすることで、何か気づくことがあるかもしれません。

 

そうやって少しずつ、つなげて意識できる範囲を広げて、全身、さらにはその先の空間まで広げていけば、だんだんと緩みやすい体になっていくのではないでしょうか。

 

自然にバランスを取るのは、人に備わったすごい機能だと思っています。でもそれが、上手く働く場合と、上記のように、緊張が緊張を呼ぶように働く場合と、両方あります。

 

良くも悪くも、ですが、それでも、このバランスを取る機能は、人の不思議というか、すごさのひとつです。もともとは調和している(太極)と思えば、当然と言えば当然なのですが、その当然が何か、わからなくなっていますものね。

 

もうひとつ、緩まない原因として、「まだ緩めたくない」と無意識に思っている場合もあります。心から来る緊張ですね。そういう場合に、無理やりほぐそうとすると、体が危機感を感じて、さらに固めにかかる場合もあります。

 

鼻息荒く、一気にすべてをなんとかしようとするのではなく、タイミングが来るまで待つというおおらかさも、大切だと思っています。

 

ちょっとずつで、いいのです。人生、長いですしね。

 

そして、「まだ緩めたくない」と思っている場合も、何かに対してバランスを取って固めているかもしれません。怖いから、とか、自分がしっかりしないといけないから、とか。

 

この場合も、無理は禁物です。タイミングが来たら、自分で気づいてほぐれていくものだと思っています。

 

ただし何もしないままだと、いつまでたってもタイミングが来ないこともあります。わたしにとっての太極拳は、タイミングが来たら、起きるべきことが起きるようにするための、ベースにもなっている気がします。

 

最初から、そんなこと期待して始めたわけではなく、やってきた感想として、感じていることですけれどもね。

 

 

 

 

【7月の特別クラス】

7月6日(土)13:00-15:00  「麗屋 弘鈴庵の 立って、歩いて、太極拳」 詳細とお申込み方法はこちら

 

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☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

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背中は語る

2019.04.25 Thursday

 

(東寺の帝釈天騎象像。立体仏像曼荼羅のうちの1体。東京国立博物館の「東寺 空海と仏像曼荼羅」より)

 

「自分」というとき、皮膚が境界線だと感じている方は、多いのではないでしょうか?

 

皮膚より内側が自分、それより外側が外、という認識です。

 

太極拳をしていると、この境界線が曖昧になってきて、どこまでが内でどこからが外か、わからなくなってきます。それとともに、意識が拡大していきます。個を超えて、全てはひとつの源である「太極」に触れに行く感じがします。

 

パーソナルスペース(この中に他人が入ると居心地悪いと感じる空間)の境界線もなくなっていき、視野も拡大していく感じです。

 

個を超えてつながりに向かうとき、「意識」と「体」という物体の2つの側面があると思いますが、

 

わたしにとっては、体からのアプローチが大事です。

 

体を持ってこの世に生まれ、それゆえ「個」という認識や自我が育っていくと思うからです。体が解放されていくと、意識も解放されていく気がしています。(人によって、違うアプローチもあると、思います。)

 

体の解放のきっかけのひとつは、皮膚の柔かさです。

 

さて、そこで背中です。自分の背中がどんな感じか、普段気にする方は少ないのではないでしょうか?

 

「背中で人生を語る」と言いますよね。

 

後ろと前はつながっているため、前だっても語っているでしょうが、後ろ姿から受ける印象の方が、正直のような気がします。前は、自分で見えますから、気も使いやすいですしね。(もちろん、気を使うことが悪いわけではありません。)

 

「やさしい站椿功」のクラスでは、ときどき、はじめる前と後で、後ろ姿の印象を見比べてみます。

 

ふたりペアになり、一人は後ろ向きに立ち。もうひとりが印象をメモします。形、〇〇に似ている、硬さ柔かさ、重さや軽さ、雰囲気、擬態語など、なんでも自由です。無責任に(これが大切です)、何かを気にすることなく、感じたままを書いてもらいます。

 

最初に書いたものは、そのまま回収して、終わった後あらためて印象を書いてもらい、両方を本人にお渡しします。

 

結構、わかりやすく変わります。

 

人それぞれですが、大まかな全体の傾向を言うなら、硬くてゆがんでいたものが、バランスが良くなり、スッとする感じでしょうか。痩せたように、すっきり見える方もいらっしゃいます。

 

背中は、ここ数年、とても気になってきた部位です。中国の師匠や兄弟子たちの背中は、とても柔かく、龍のようにしなります。必然的に、全身もしなやかに動きます。

 

でも、日本でいろんな人を見ていると、背中は一枚板のように硬く、まっすぐな方が多いのです。

 

背骨が柔かく使えていないこともありますが、背骨の関節をひとつずつ曲げられたとしても、背中に緊張が残っていることもあります。その緊張は、なくてもいいのだと気づいたことを書いたブログが、「背負ってきたものを、もう手放してもいい」です。

 

背中で語っているものは、個とか自我の現れでもあるような気がします。「がんばらないと」とか、何者かになろうとして努力しているものが、現れているのかもしれません。

 

努力は、すばらしいです。でも、しなくてもいい努力をしていること、ありませんか?一生懸命なだけに、自分ではわかりにくいでしょう。

 

自分がよかれと思ってやっていたことが、実は誰も望んでいなかったという、なんとも悲しい経験は、わたしにもあります。

 

そもそも、そんなに「自分」が頑張らないといけないのでしょうか?

 

例えば、立つことでも、自分ひとりでは立てません。

 

「なぜ立てると思う?」と聞くと、よく返ってくる答は、「立つ意志があるから」とか、「骨と筋肉で立つ」というもので、もちろんその通りです。

 

でもそれ以前に、地面がなければ、立つことはできません。当たり前にあるもののありがたさは、忘れがちになるものですが、ここでもそうです。

 

見方を変えれば、いつも大地は、人を助けてくれています。

 

それを体感していくことで、「立たなきゃ」という力みや荷を、降ろすこともできます。

 

人が緩むには、拠り所がないと緩めません。立つときには、まず地面が支えてくれること、足の骨の構造をしっかり土台にすること、そして上半身の重心ラインの位置(背骨の前側です)を認識することで、背中の緊張は緩めることができます。

 

すると、体はもっと軽く楽に動けるようになります。

 

頼りにするところを認識して、必要ないところを緩めながら太極拳をすると、「やっていない感覚」がさらに増します。動きの早い形意拳も、息が上がらず、楽に動けます。

 

こうして背中が緩んでくると、またひとつ、個からつながりを思い出していくきっかけのような気がします。

 

視野が広がれば、自分ひとりの思い込みで、良かれと思って突っ走ってしまうことも、減るかもしれませんよね。

 

 

「やさしい站椿功」の終わりに、こんな感想を言っていた人がいました。「本人の後ろ姿が変わったこともあるのだろうけど、自分の見方が変わったことも、あるような気がする。」

 

そうだと思います。世界は、自分のフィルターで見ているわけですから、自分が緩めば、フィルターは透明になるでしょう。前は見えなかった「ありのまま」が見えることも、十分にあり得ます。

 

つながりを取り戻した背中は、ありのまま、素のままです。この背中も語りますが、わたしの印象では、「おおらか」とか、「居心地よさそうで近寄りたくなる」という感じで、強烈な個性は感じません。

 

「太極拳には、個性が出る」という話もあり、わたしも昔はそう思っていました。でもあるとき、中国で田理陽師父(武当玄武派第十五代伝人)の太極拳を見たとき、

 

「この人は誰?」という衝撃を受けました。

 

それまで1か月以上直接教えていただいて、それなりに「知っている」と思っていた人とは、全然違う存在が、そこにいたのです。

 

そのときから、これが太極拳なのだと思うようになりました。個を超えたもの、すべてがつながるひとつのもの、それが太極ですからね。(そのときのお話を書いたブログは、「武術と才能」(2015年1月))

 

 

中国には、「武術に長じた者は打たれて亡くなる。水泳に長じたものはおぼれて亡くなる」という言葉があるそうです(出典:「老子と太極拳」清水豊著 BNP出版)

 

得意なところに、心の執着や滞りが生まれやすいから、とか。

 

聖人は、市井の人にまぎれている、とも言いますよね。

 

やればやるほど、個が際立つよりも、つながりを取り戻していくと、そうなっていくのかもしれません。

 

個を超えているけれども、それは誰でも根本に持っているもの(もしくは、それにつながるもの)でもあるためか、誰にとっても居心地よく、安らげてくれるような気がします。

 

皮膚や柔かく、お背中は、ふんわりと、ですよ。理想は、上の写真の仏さまみたいな感じです。たいそう美しく、楽そうです。

 

 

【特別クラスのご案内】

4月28日(日)13:00-15:00は、千葉県香取市(小見川)の「立って、歩いて、太極拳」です。詳細とご応募はこちら

 

4月29日(月・祝)14:00-16:30は「−20歳のカラダほんとにはじめての武当太極拳」です。全くの初心者、もしくは太極拳のお稽古に悩んでいる方に。太極拳とは?というお話から、基本的な体の使い方を体験できます。詳細とご応募はこちら

 

5月5日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇」です。詳細とご応募方法はこちら

 

5月11日(土)14:00-16:30は「やさしい站椿功」です。詳細とご応募はこちら

 

5月12日(日)14:00-16:30「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」第4回 より速く:草原を走る四つ足動物チーター です。詳細とご応募方法はこちら

 

 

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背負ってきたものを、もう手放してもいい

2019.04.17 Wednesday

 

太極拳のお稽古を続けていると、ときどき、今まで無意識だったことに気づいて、びっくりすることがあります。

 

最近、気づいたのは、背中の緊張です。

 

背骨には、頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、そして仙骨と尾骨と、たくさん関節があります。これだけあるのは、必要だからですよね。

 

実際、中国の先生や兄弟子の背中は、龍のように柔かく動きます。背骨が柔かく動くことは、体全体が柔かく動くことでもあります。背骨の動力がしっかりしていて、背骨だけで海を泳ぎつづけた魚のような力を、しっかり使えているとも言えます。

 

でも、日本でたくさんの人を見ていると、どうも背中が1枚板のように硬くなりがちです。

 

背骨を柔かく使えるようにしたいと、通常クラスでも、特別クラス「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう」でも、いろいろと取り組んでみています。

 

ひとつ例を挙げてみます。背骨を上からくるくる曲げていく動作、ロールダウンと言えばわかるでしょうか。

 

背骨の関節をひとつずつ数えるくらい、ゆっくり曲げていきます。構造上、胸のあたりは曲がりにくいのですが、それでも曲げられます。

 

最初は上手くいかなくても、背中を上から触ってもらったり、何度かやっているうちに、だんだんと曲げられるようになってきます。

 

でもあるとき、生徒さんの背中を見ていて、気になったことがありました。形としては上手くできているのですが、なんだか大変そうなのです。背中が緊張しているようです。

 

そして、自分でやってみて気づきました。「背中はもっと、緩められるのだ」と。

 

立つときの軸である重心ラインは、下半身は後ろ側に、上半身は背骨の前側にあります。太極拳をしているときは、この背骨の前側の重心ラインに、もっと圧がかかります。(実際には、関節の間にある椎間板の前側に、圧がかかります。)

 

この重心ラインがしっかりすれば、逆側、つまり背中は、ふんわり柔かくていいわけです。前側と言っても、背骨の前側ですから、体の前、つまりお腹とか胸も、柔かいままでいられます。

 

ロールダウンの場合も、やり方にもよるかもしれませんが、背骨の前側に圧がかかっていきます。そう考えると、背中はふわっとできるはずです。

 

でも実際には、背中が硬いまま、背骨を曲げてきれいにロールダウンしていくこともできてしまいます。ただ、これでは苦しいです。

 

頼りにするところ(背骨の前側)があれば、背中はふんわり柔かくできるはず、と思って、ロールダウンしたり、太極拳の動きを試してみたら、ふわっと、とても軽いのです。「何もやっていない感じ」がさらに増した感覚です。

 

「背負ってきたものを、手放せるときがきたのかもしれない」と感じました。

 

背負わなくてもいいもの、でも、背負わないといけないと思っていたものです。体の無駄な緊張の他に、それが何かは、わかりませんが。何かしら、これからもっと楽になれる気がします。

 

 

同時にもうひとつ、気づいたことがあります。

 

この方法でロールダウンすると、腕や頭の重さで、ぐーっと体が引っ張られます。すごくひっぱられるので、背中や腰が硬い人は、痛みを感じるかもしれません。

 

試しに、背中を緊張させたままロールダウンしてみると、軽くて楽なのです。重さで引っ張られないため、痛みは出ません。

 

ということは、自分を守るために硬くしている可能性もありますよね。”痛いからから緊張させる”→”緊張で硬くなる”という、悪のサイクルが回ってしまう可能性もあります。

 

人の体は、長期的に負担がかかることであっても、”今”をしのぐことを選んでしまうことは、よくある気がします。それが今の自分の精一杯なのですよね。

 

これがわかると、また変わることがあるかもしれませんね。

 

 

ロールダウンをするときは、一気に丸くならず、少しずつ曲げては止めて、背中の様子を確認しながら進めます。背中が硬いと、痛みが出ることもあるでしょうから、無理せず、ほどほどにしておきます。次は、痛みが減るかもしれません。すぐにではなくても、少しずつ変わっていくかもしれません。

 

 

緩むためには、コツがあります。頼りにできるところをしっかりすることです。それがわかったら、みんな、もっと楽に生きていけますよね。

 

そんなヒントを、たくさん見つけて、たくさん伝えていこうと思っています。

 

 

 

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自分の声に癒される

2019.02.28 Thursday

 

昨日、面白い体験をしました。

 

3タイプの歩き方を試して、どんな印象を受けるかを聞いてみていました。

 

タイプA:胸をはって堂々と、足はみぞおちのあたりからと認識して歩く。

タイプB:胸をはらず、足は股下(そけい部から)と認識して歩く。

タイプC:胸をはらず、足はみぞおちのあたりからと認識して歩く。

 

足は、先日のブログでも書いたように、みぞおちのあたりからです。このあたりから、足を上げるために使われるインナーマッスル、大腰筋があるからです。(詳しくは「足はどこから?」

 

胸については、むかし学校で習った”きょうつけ”(と、ずっと思っていましたが、正しくは”気を付け”、だそうです)の姿勢をとると、胸は張りますよね。これだと腰(ウェストの後ろ側)は緊張して反り腰になり、腰椎の1点に上半身の体重がかかってしまいます。上半身の体重は、全体の2/3もあります。腰痛になるのも、無理ないですよね。

 

腰を緊張させないためには、胸を張らないことが大切です。習慣的に胸を張っている方は、「胸は含めます」とアドバイスすると、「こんな猫背で...」と困惑される方が多いのですが、そんなときは横から写真に撮ってお見せすると、「まっすぐだ...」と驚かれます。自分の感覚と、現実のギャップですよね。

 

イメージは、大仏様のお背中です。なだらかに丸いですよね。

 

さて、3タイプに話を戻すと、AとBは、体に緊張があります(もしくは、起きやすい条件です)。

 

Aは、胸を張るために、腰が反ります。

 

Bは、足が股下からだと認識すると、お腹まわりと腰のあたりが、緊張します。本来使うところを「使う」と認識していないと、体は無意識にその部分を固めるため、緊張するのです。

 

Cは、リラックスして歩きやすい条件です。

 

実際には、緊張を起こす原因は他にもありますが、今回はABCの比較をしたいだけですので、ここまでにしておきます。

 

結果は、本人がリラックスしているCが、見ている人もリラックスできます。

 

 

このとき、自分でも驚いたことがあります。

 

「タイプ〇です」と言ってから歩いていたのですが、「タイプCです」と言ったときの声が、AとBとは全然違いました。

 

落ち着いていて、倍音のある、なんとも奥深い声です。

 

「体の緊張は声に現れる」というお話は、何度もしていますがが、こんなに顕著に出るとは、びっくりです。

 

 

体が緊張すると、呼吸が早くなります。呼吸が早くなると、話すスピードが早くなります。

スピーチするとき、練習より本番の方が早く終わるのは、緊張のためです。

 

今回は呼吸も変わっていたと思いますが、なにより音の深さやトーンが、全然ちがいました。

 

リラックスしているときの自分の声は、自分を癒してくれます。それは周りにも広がり、周りの人も癒します。

 

お稽古のとき、それを実感することもあります。

 

体の緊張をとるために、スワイショウ(腕振り)を取り入れており、その間、意識を向けるところを声でリードしていきます。このときの声が、生徒さんには心地よいらしく、「録音したい」と言われたこともあります。

 

声の力って、すごいですよね。

 

 

他にこんな体験もあります。瞑想をしながら生徒さんをお待ちしていて、最初の生徒さんがいらしたときに「おはようございます」と発した自分の声が、とっても心地よかったのです。

 

体も心も、リラックスしていたからでしょうか。こんな感じで始められると、その後はとってもいいのですよ。

 

 

なお、体がリラックスするだけでも変化はありますが、心の緊張が残っていると、それはまた体の緊張にかえってきます。たとえば、あれこれ悩みすぎたり、過去の後悔や将来への心配で押しつぶされそうなときなどです。こういうときは体を整えても、心から来る緊張が残ってしまいます。

 

体と心は、両輪ですね。

 

ここ2年ほど、話すことをやってみたり、歌う機会があったり、”声”というキーワードがムクムクと湧いてきています。「自分の声に癒される」ようなワークショップも、やってみようかと思い始めています。興味のある方は、お知らせくださいね。

 

毎日、いつも、自分の声に癒されたら、すてきだと思いませんか?

 

 

≪3月の特別クラスのご案内≫

3月3日(土)14:00-16:30は「やさしい站椿功:しあわせを呼ぶ7つのステップ第5回)」です。詳細とご応募方法はこちら

 

3月10日(日)14:00-16:30「内なる自然に還る旅:魚からの進化をたどって若返ろう!」 第2回 人体の中にある魚 です。詳細とご応募方法はこちら

 

3月17日(日)14:00-16:00は「ー5歳のハッピーウォーク」です。詳細とご応募方法はこちら

 

3月24日(日)13:00-15:00は、千葉県香取市(小見川)の「立って、歩いて、太極拳」です。詳細とご応募はこちら

 

3月 31日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇(第19回)」です。詳細とご応募方法はこちら

 

☀「陽だまり」とは

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足はどこから?

2019.02.14 Thursday

 

この写真は2015年の春、中国の武当山にお稽古に行ったときのものです。隣にいるのは、武当太極剣と形意八卦掌を教えてもらった兄弟子です。

 

あの頃、ずっと気になっていたことがあります。

 

わたしの腰のあたり、もっさりしていませんか?

 

お隣の方、すっきり伸びていませんか?

 

何かが違う気がして、立つ角度を変えてみたり、いろいろやってみたのです。でも、これという策はなく、いつも「うーん...」と思っていました。

 

最近、ようやく気づきました。これ、お腹や腰のあたりが緊張しているのです。

 

 

足はどこからだと思っていますか?

 

股下と言いますから、鼠蹊部の下あたりでしょうか?骨盤のあたりからという方も、いらっしゃるかもしれません。

 

解剖学的に足(もしくは脚)がどこかはさておき、意識としては「みぞおちの下あたりから」とすると、いろいろ、いい感じになります。

 

下図を見てください。

 

 

大腰筋というインナーマッスルがありますよね。上半身と下半身をつないでいる唯一の筋肉です。直立歩行するときに重要な役割を果たしていて、歩くとき、この大腰筋で足を引き上げたり、踏み出したりします。

 

年齢が上がってくると、足が上がらず転びやすくなったりしませんか?それは、大腰筋の衰えと関係しているようです。

 

大腰筋は、背骨のうち、腰椎5つと胸椎の12番(胸椎の一番下)から出て、大腿骨につながります。ですから、位置としてはだいたい、みぞおちの下あたりからです。

 

ここから足だと認識すると、お腹のあたりで左右に割れて、足がながーくなったようなイメージになります。これで歩いてみてください。(腰をわざと振らないように。緊張してしまいますから。)

 

歩幅が広くなり、ぐんぐん歩けるようになりませんか?

 

この意識を試してもらうと、膝に不安があって普段はできるだけ歩きたくない方々でも、「歩くの、楽しい!」と、嬉々として歩き続けたりします。

 

では、最初の認識にもどって、股下からが足だと思って歩いてみてください。

 

足は上がらず、ちょこちょこ、ちまちまとした歩き方になりませんか?いかにも転びそうです。意識ひとつで、ずいぶん変ります。

 

 

もうひとつ、わかりやすい動作があります。冒頭の写真のように、片足を上げてみてください。

 

,澆召ちの下あたりから足だと認識しているときと、股下から足だと認識しているときと、比べてみます。,諒が、はるかに楽に、上がります。わたしは10センチくらい違いましたし、どなたでも試してみると、違いが出るのです。筋力も何も変わっていないのに、です。

 

△両豺隋足は股下からだと認識すると、お腹や腰のあたりは無意識に固めてしまいます。緊張させてしまっています。これが、昔わたしが「腰のあたりが、もっさりしている」と感じたものの、正体です。

 

わたしなりのイメージは、こんな感じです。

 

 

,両豺隋丙検法△弔泙蠡膵筋を使って足を上げる場合は、体が縦に伸びています。足裏からは地中深くに伸び、頭は天に向かって伸びています。背骨の関節の隙間も、開いていますし、体の中にはスペースが生まれます。

 

△両豺隋扮Α法△腹や腰のあたりを緊張させて固めてしまっています。すると丸いふんわりしたボールを上下に押しつぶしたようになり、お腹まわりがもっさりします。腰は要(かなめ)というように、この上下をつなぐところを緊張させてしまうと、縦に伸びる力は生まれず、背骨の関節の隙間は詰まりますし、体の中は窮屈になります。

 

 

歩く姿を観察してみると、他にも大きな違いがあります。

 

大腰筋を使って足を引き上げて歩くと、背中(背骨)がゆるゆる動きます。大腰筋は6つの背骨にひとつずつついているので、当然ですよね。

 

股下から歩くと、背中は板のように固まります。使っていなければ、動きませんよね。

 

背骨には、たくさん関節があります。骨や筋肉は、バラバラに動くものなのですが、いろいろな理由で、ひとかたまりになっていることが、よくあります。

 

歩くときに「足はどこから」を意識するだけで、お腹や腰のあたりはほぐれ、大腰筋というインナーマッスルも日々、鍛えられます。年齢がいっても、しっかり自分の足ですこやかに歩ける可能性は、大きく上がるのではないでしょうか。

 

しかも、ぐんぐん歩けて、楽しいです。

 

もちろん、それまでに硬くしてしまったお腹や腰まわりの筋肉は、一瞬にしてほぐれるわけではありませんから、別途ほぐしていく必要はあります。でも少なくとも、これ以上の緊張を強いることは、なくなるはずです。

 

 

人の面白いところは、「こうだ」と認識すると、使えるようになることです。

 

この「足はどこから?」も、最近たくさんの生徒さんに体験してもらっていますが、みなさん、あっという間に変ります。

 

ヒトが直立して二足歩行になったとき、バランスがとりにくいために頭が発達した、と聞いたことがあります。二足歩行によって、体が上手く使えずに、あちこちコリや痛みが出たりもしているのでしょうが、一方では、発達した頭を使うことで、解消できることもあるわけです。

 

面白いですよね。

 

日々の生活の中、歩く間にほぐれていくか、常に緊張しているかは、大きく違ってくると思います。お試しくださいませ。

 

 

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2月16日(土)14:00-16:00 は「しあわせひきよせ ハッピーウォーク」は、足の使い方や、立つときの関節の緩み方、体のほぐし方などなど、歩くだけでしあわせ感が上がるような内容です。詳細とご応募はこちらからどうぞ。

 

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【特別クラスのご案内】

2月17日(日)14:00-16:30は「たのしい太極扇(第18回)」です。詳細とご応募方法はこちら

3月  3日(日)14:00-16:30は「やさしい站椿功第5回)」です。詳細とご応募方法はこちら

 

 

☀「陽だまり」とは

「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、りん、とした印象もあります。太極拳を通して、陽だまりのような場を創っていきたいと思っています。

 

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いしい まゆみ(道号:静慧)/ みんみん)

太極道家

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