ちょこっとワーク(7)足首をやわらかく
2017.07.13 Thursday
すき間時間にできるちょこっとワーク。今回は、「足首をやわらかく」です。
わたしの足首は、今はとってもやわらかいのですが、その昔はとってもカタかったのです。
何かのボディワークを受けている最中、施術師さんから衝撃の一言が飛んできました。「足首が硬すぎる!これでは大地をしっかり踏みしめて歩けないでしょっ!」
びっくりしました。怒られたわけではないのですが、そんな口調だったのです。
「ふくらはぎがカタイから、毎日、階段の端につま先をのせて、踵を上げ下ろししてね。」とアドバイスしていただきました。
やりました。「これでは大地を踏みしめて歩けない」という言葉が、妙に腑に落ちて、「それは大変!」と思ったのです。
1か月後、同じ施術師さんにお会いしたときに、「あっ!足首がやわらかくなっている!やったでしょ。偉い、偉い!」とほめられました。「実際にやるのは、すごいことなのよ。」と。
足首は、バネの役割もしていて、歩くときなどに、地面から受けるショックを吸収してくれています。硬くてバネが効かないと、衝撃がダイレクトに体に響いてくるわけです。
さらに、これには精神面への影響もあると言われています。足首がカタイと、次の一歩を前に踏み出しにくく、新たなチャレンジをなかなかできない、躊躇してしまうように、なりやすいそうです(もちろん個人差はありますから、絶対にそうとは言えませんが)。
膝を痛めないように、とは良く聞きますが、足首はそれほど話題に上らないような気がします。でもわたしの経験では、足首はとっても弱いのです。
カンフーのお稽古を始めて、中国に行って毎日練習するようなとき、一番心配していたのは、実は足首です。お稽古の後は、冷やしたり、サポーターで保護したり、最初の数年間は本当に気を使いました。
だんだん強くなり、いつの間にかそんな心配もしなくなりました。そこそこ”しなやかで強い”足首に育ったと感じます。一度、武当山でサッカーの試合を遊びで(でもお稽古時間に)やっていたとき、わたしの足首が曲がって横になり、上から他の人に踏まれたことがあります。踏んだ兄弟子は焦っていましていましたが、なんともなかったのです。体重がガッツリ乗ったのではないとか、運も良かったのこともあるでしょうが、足首が柔かくバネが効いているおかげもあるような気がしました。
カタイよりは、やわらかい方が、よさそうです。
☀やり方
1.階段につま先だけ乗せて立つ。
※危ないので、必ず手すりを持ってください。安全のために、階段の上よりも下の方が良いです。さらに、滑りすぎる靴下(綿ではない合成は、すべりやすかったりします)もありますので、注意して、脱いでやってみたりしてください。
2.踵をゆっくり下ろす。(ふくらはぎが伸びます)
3.踵をゆっくり上げる。(つま先立ちする必要はありません。階段の高さと平行くらいまで戻すだけで大丈夫です)
4.2と3を、何回か繰り返す。
回数は、お好きなだけどうぞ。あまり根をつめるよりは、毎日ちょっとずつ、コツコツと続ける方がおすすめです。お試しくださいね。体は、やった分だけ必ず答えてくれます。
注:足首がカタイのにも、どうやらいろいろあり、ふくらはぎの硬さからきているのではない場合もあるようです。ご自分の様子をみながら、やってみてくださいね。
☀「陽だまり」とは
ブログタイトル「みんみんの陽だまり太極道日記」の「陽だまり」のイメージは、縁側にのんびり座り、暖かいお日様の光が射しこみ、ぬくぬく、まどろむような時間と空間です。縁側は、なくても生活できますが、あると素晴らしく居心地が良く、今、とても失われている”あそび”や”ゆとり”だと思うのです。モノも置かれておらず、いつもキレイで、どことなくキリリとした印象もあります。太極拳を通して、こんな時間と空間を創っていきたい、陽だまりにつつまれて暮らす人、心身ともにゆとりある人を増やしたい、と思っています。
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いしい まゆみ(道号:静慧 / みんみん)
太極道家
体と心が目覚める太極拳(http://minminkung-fu.com/)
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- by 静慧(Jing Hui)/ いしい まゆみ