人間関係を好転させるために、できること(2)

2020.07.04 Saturday

 

(中国 武当山の山頂から)

 

先日の「人間関係を好転させるために、できること(1)」では、

 

「他人は変えられない」と言ういけれど、人が変わるきっかけを、自分がつくることはできるし、そうやって平和を取り戻していくのが太極拳の技だと、ひとつの例をご紹介しました。

 

結論としては、相手を変えようとしなくても、本来の柔らかい自分でいるだけで、相手が自分から鎧を脱ぐように、仕向けることができる、でした。

 

自分のことだけ整えておけば、いいわけです。

 

今回も、それは同じです。太極拳のお稽古は、その整え方を学ぶだめのものです。

 

太極拳の套路は、太極という宇宙の根源、ひとつの源から、陰と陽に分かれて、この世が生まれ、人が生まれ、陰と陽がくるくる転換しながら、人生が進み、最後は太極に合わさって、またひとつの源に還っていくという、一生のダイジェスト版みたいなものです。

 

この世では、争いや衝突もあります。太極拳の套路が攻防の連続なのは、攻撃を受けたり、争いに巻き込まれたりすることがある中で、自分がどうありたいかを、経験するためだと思ってます。

 

やられたらやり返すのではなく、根底にある調和(太極)を信じて、それを取り戻すために戦う(行動する)のが、太極拳です。戦うとは言っても、相手を倒すのではなく、どちらも生き残るために、技を使います。

 

では、どうするのでしょうか?お稽古で、よくやってもらうものをご紹介します。

 

ふたりで、こんな感じに対面します。

 

 

右の人が攻撃してきた、という想定です。左の人は、どうするでしょうか?

 

ここからイラストでの説明になります。申し訳ないことに、左右を逆転して描いてしまいましたので、ここからは、左の人が攻撃してきた想定で、見てください。

 

まず、イラスト 

 

 

左の人が攻撃してきたのを、右の人は攻撃し返しています。

 

次は、イラスト

 

左の人が攻撃してきたことは認識しつつ、右の人は自分の軸(縦に伸びる力)を保ち続けます。

 

実際に体験すると、どんな感じになると思いますか?

 

お稽古では、,鉢◆⇔省体験してもらって、自分がどういう気持ちになるかを、感じてもらいます。ここは、左の人がどう感じるかを見ていきます。

 

,両豺隋∈犬凌佑押してくると、右の人は押し返しますよね。すると、左の人はさらに押したくなってきます。どんどん闘争心が湧いてきます。「もっと攻撃したくなった」という過激な発言になったりします。

 

ここでちょっと試しに、左の人に押し返すのをやめてもらいます。すると右の人は、前につんのめったり、倒れたりします。

 

つまりお互いに争っているつもりでも、相手が押してくれているから、直立していられるのです。

それだと、争うことをやめられないですよね。これが、世間の対立やケンカとか、戦争の構図だと思います。

 

△両豺腓呂匹Δ任靴腓Δ?右の人の反応が、太極拳で身につける反応です。

 

左の人が押してきても、縦に伸びる軸を保ちます。具体的には、両足で地面を押すことで、頭が上に伸びます。押された力に対して押し返すのではなく、縦に伸びる力で吸収してしまうようなイメージです。

 

左の人はどんな気持ちになるでしょうか?

 

「押す気がなくなった」

 

と、やめてしまいます。押しても押しても、意味があるように思えないので、「もう、いいや」という気分になります。

 

攻撃してきた相手が、自分の意思で、攻撃をやめます。すごく平和な解決法じゃないですか?

 

この場合も、途中で左の人に押すのをやめてもらいます。右の人は自立したままで、倒れません。

 

右の人は常に、自分は天地とのつながりを保ちます。左の人が押してきた場合は、ちゃんとそれを認識して受け止めますが、その間も天地と自分との関係は保ったままです。左の人が押すのをやめたら、天地と自分とのつながりに戻るだけです。

 

自分の周りで何が起きても、自分を整えるだけでいいのですよ。

 

それならできそうでしょ。

 

これは、誰かが攻撃してきた場合、どう対応するか、です。でもそれよりもいいのは、争いを自分の周りに起こさないことです。

 

理想としては、赤ちゃんのようでいることです。想像しただけで、ちょっとニコッとしてしまうでしょ。

 

ニコニコ笑う赤ちゃんを見て、攻撃したくくなる人って、ふつうに考えてたら、ないですよね。

 

それに対して、こわーい顔をして体を硬くしたら、相手は恐怖を感じて、防衛本能で攻撃してくるかもしれません。体を硬くするのは、自分が弱くて怖いからなのですが、それが相手を怖がらせてしまうわけです。不幸な循環ですよね。

 

内側が弱いから、外側を鎧を着るように固くしないと、自分が存在できないと思ってしまうのかもしれません。仕方ないですよね。

 

太極拳を習って、わたしが一番やってきたのは、ここです。心身ともに、です。

 

自分の体の無駄な緊張に気づいて、ひとつずつそれを緩めていきます。でも、よりどころがない状態では、「緩めたら立っていられない」という恐怖心が働いて、緩められません。そのために、天地を結ぶ軸をしっかり立てることを、学びます。

 

すると不要な緊張を、手放していくことができます。

 

体が緩んでいっても、心がきゅっと固くなると、体の緊張として現れます。周りの人には「怖い人」に見えてしまうわけです。

 

体の反応で、心の状態に気づき、体の緊張を緩めて、心も緩めていきます。

 

いつもそうしなければならないのではなく、自分が嫌だったら、例えばどうしても怒りたかったら、そうすればいいと思います。でもそれは、相手の緊張も呼びますよね。平和な結果には、なりません。それも経験です。

 

そういうことを繰り返していくうちに、自分が望むような状態を、作れるようになってきます。

 

わたしのまわりは、10年前より、ずっと平和で穏やかになりました。

 

こういうことは、頭や理屈で考えるだけだと、難しいのではないでしょうか。それを体の反応で体験できるところが、太極拳のいいところです。

 

 

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    人間関係を好転させるために、できること(1)

    2020.06.29 Monday

     

    (Photo by Xie Okajima)

     

    太極拳を教えると言っても、おそらく目的はいろいろで、わたしの場合は、すこやかで しあわせに 生きていくための智慧として、これを選んでいます。

     

    そのためには、体の無駄な緊張をなくして、めぐりを良くすることも、心を静めていくことも(心の状態は、体に影響を与えます)大切ですが、

     

    人間関係も、大切ですよね。

     

    足がどんなに高く上がっても、低い姿勢をとれても、どんなにたくさんの套路(型)を覚えても、人間関係で傷ついていたら、すこやかで、しあわせな毎日にはならないでしょう。

     

    太極拳を学ぶことは、生き方を学ぶことでもあります。

     

    太極拳の套路は、太極という宇宙の根源、ひとつの源から、陰と陽に分かれて、この世が生まれ、人が生まれ、陰と陽がくるくる転換しながら、人生が進み、最後は太極に合わさって、またひとつの源に還っていくという、一生のダイジェスト版みたいなものです。

     

    この世では、争いや衝突もあります。太極拳の套路が攻防の連続なのは、攻撃を受けたり、争いに巻き込まれたりすることがある中で、自分がどうありたいかを、経験するためだと思ってます。

     

    やられたらやり返すのではなく、根底にある調和(太極)を信じて、それを取り戻すために戦う(行動する)のが、太極拳です。戦うとは言っても、相手を倒すのではなく、どちらも生き残るために、技を使います。

     

    調和とは、仲良くすることとは違います。たとえばクマと人のように、別の場所で、それぞれ生きることを尊重するのが、調和だと思います。

     

    衝突とか、不調和とか、なければいいよね、と思うかもしれませんし、前はわたしもそう思っていたのですが、最近は、あってもいいと思っています。

     

    不調和があるから、何かおかしいことにも、気づけます。太極拳のお稽古をしていても、「ここ、やりにくいなあ」と感じることで、無駄な緊張に気づいて、それを作らない方法を探ることができるわけですから。不調和は、大切なことにも気づかせてくれます。

     

    さて、人間関係に話を戻します。

     

    人の悩みって、大きく分けたら、人間関係、仕事、お金、になるかしらね。驚くほどバリエーションが少ないですよね。恋愛も人間関係に入りますし、仕事の悩みも、人間関係のことも多いですよね。

     

    そんな大きな悩みである人間関係ですが、よくあるアドバイスとして、「人は変えられない」と言いますよね。

     

    その通りだとは思いますが、人が変わるきっかけを、自分がつくることはできます。そうやって平和を取り戻していくのが、太極拳の技です。

     

     

    先日のお稽古で、小豆を入れた手のひらに乗るくらいの小さな袋を、投げてキャッチするゲームを入れました。

     

    これは、中国の武当山でもやっていたもので、普段のお稽古でも、ときどき取り入れています。みんなで円になって、一人が投げて、誰かがキャッチします。

     

    ルールは、片手で取ること。キャッチするとき、できるだけ音を立てないこと。投げるときも、力まず力を抜いて投げること、です。

     

    袋を自分から取りに行くと、キャッチするときに、大きくて乾いた音が出ます。袋とケンカしているような状態です。体が緊張して固まっていても、衝撃で大きな音が出ます。

     

    そうではなく、飛んでくる袋の動きに合わせて体や腕を動かして、それを吸収するように受けると、ほとんど音がしません。

     

    みんなでしばらくやっているうちに、あることに気づきました。

     

    目の使い方です。

     

    目の使い方には、トンネルビジョンという、一点をきゅっと見る見方と、ワイドアングルビジョンという、広く見る見方があります。

     

    野生動物は、ほぼワイドアングルビジョンで過ごすそうです。どこから敵がやってくるかわかりませんし、広く見ていた方が、獲物も見つけやすいですものね。

     

    トンネルビジョンになるときは、獲物を獲得するときと、発情したオスがメスを獲得(?)するときだけです。割合として、ごくわずかです。

     

    それに対して人の場合は、今はスマホの普及などもあり、都会ではビルが多すぎて視界が遮られることもあり、普段からトンネルビジョンになりがちです。

     

    気づいていない場合がほとんどですけれど、ずっと獲物を狙っている状態が続いていると思うと、くたびれそうですよね。

     

    投げ合いっこは、いったんお休みにして、みんなでワイドアングルビジョンで見る方法を試してみました。

     

    両手を肩の高さで前に伸ばして、黒目を指先にあわせ、指先をちらちらさせながら、横に開いていき、目を動かさずにどこまで見えるか、確認してもらいます。

     

    ほぼ真横に近いくらいまで、見えます。

     

    同じように、縦もやってみます。これも結構、広く見えます。

     

    横と縦とやったら、それをつないた円が、ワイドアングルビジョンの視界です。

     

    ゲームに戻り、ワイドアングルビジョンのまま、投げ合いっこしてもらいました。すると、さっきよりは投げる方も、受け取る方も、柔らかくていい感じです。

     

    試しにトンネルビジョンでもやってもらいました。これ、面白かったです。

     

    トンネルビジョンで相手をきゅっと見て投げると、相手がこわばります。こわばったまま受け取るので、ケンカするような大きな音が出ます。

     

    獲物を狙っている目で見られたら、当然、緊張しますよね。怖くて逃げだす人もいるでしょうし、逆に、怖いから攻撃してくる人も、いるでしょう。

     

    普段の人間関係、こういうことが起きているかもしれないのです。

     

    つまり、自分が悪気もなく、気づかずにトンネルビジョンできゅっと見ているだけで、自分の周りに災いを起こしているかもしれないのです。

     

    再度、ワイドアングルビジョンに戻して投げてもらうと、受け取る方も、緩みます。平穏が戻ってきました。

     

    相手の様子は、自分の状態を反映して、変わります。

     

    自分がトンネルビジョンをしながら、相手に「リラックスして」と言っても、変えることは無理でしょうが、自分が、ほんわかリラックスして、ワイドアングルビジョンで見ていたら、相手も同調してリラックスしやすくなります。

     

    人と人との関係には、いろいろな要因がありますので、ワイドアングルビジョンですべてが解決するわけではありませんが、

    自分のあり方を望ましいものにしておくだけで、相手が自然に変わるという、ひとつの例です。

     

    これのいいところは、相手を変えようとしなくても、自分が本来の柔らかい自分でいるだけで、相手が自分から鎧を脱ぐように、仕向けることができることです。

     

    つまり、自分のことだけ整えておけば、いいわけです。

     

    いいでしょ。それなら、できそうでしょ。

     

    自分の整え方も、太極拳で習いますしね。

     

    太極拳のお稽古で、こういう体験をしておくと、普段にも応用できるようになっていくと思っています。少なくとも、そう願って教えています。

     

    人間関係を好転させるコツは、他にもあるのですが、長くなってきたので、続きは、またの機会に書きますね。

     

     

     

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      ありがとう

      2020.06.23 Tuesday

       

      (Photo by Xie Okajima)

       

      6月に入って、徐々に対面クラスを再開しています。屋外クラスから始めて、中旬頃から室内クラスも再開しました。

       

      再開のご案内をすると、生徒さんから「待ってました!」と言っていただいたり、

       

      自粛中の5月、できるかどうかわからない中で予定を立てたときには、「中止する可能性もわかっているけれど、行く予定がある方が楽しいから」と申し込んでくださったり、

       

      自粛中、「不安な気持ちや閉塞感の中で、太極拳の教えを知っている事が、とても助けになります」と言ってくださったり、

       

      そんな一つひとつのやりとりを、しみじみうれしく感じました。

       

      ありがたいです。

       

      コロナと共に生きることになった日常では、マスクをして、消毒液を用意して、自分もお部屋も消毒するという、新しい習慣ができました。

       

      わたしは生徒さんに、よく触ります。力があるかどうか、実感してほしいからです。

       

      力があるというのは、筋力とか、踏ん張る力ではなく、風船が四方八方に膨らむような、押されてもつぶれない体になっていることです。

       

      そうなっていたら、体に無駄な緊張もなく、全身が連動してバランスを取っていて、結果、健康を促進する状態になっていると言えます。(さらっと書きましたが、これが実現できていたら、すごいです。)

       

      コロナ以前は、何も考えずにバシバシ触っていたのですが、この状況で、事前に確認を取ることになりました。個人差がありますので、「嫌だ」という人には、何か別の方法を考えようと思っています。まめに消毒した上で、「触ってもいいですか?」って、怪しいですけどね。

       

      触らずに進めていくと、カタチだけ追ってしまいがちになり、本当に感じてほしいところに届きにくくなる気がします。あくまでも、わたしのやり方では、ですが。

       

      わたし自身も、そこそこ「これは違う」「これはできている」と、生徒さんのカタチから見ることはできますが、微妙なところは、触って確認しないとわかりません。

       

      ましてや、習う側の生徒さんは、言葉を尽くして伝えても、なかなかその通りにできません。出来ているか、いないのか、それがわからなかったりします。

       

      太極拳を教えるときに、何を伝えたいのかにもよるかもしれませんけどね。わたしは、一つひとつ、実感しながら進んで欲しいのです。


      そうやって感覚が育つことが、ほかの誰でもない自分の人生を生きる助けになると、思っているからです。

       

      そんなこともあって、対面クラスを再開できたことは、とてもうれしいことでした。

       

      クラスは、みんなでつくるものだと思います。

       

      教える役割をしているのは、わたしですが、一方通行ではありません。

       

      内容は、大まかには決めていますが、実際には、その場で参加されている方の様子や反応を見て、変えたりします。

       

      生徒さんには、「この動作がやりにくい」とか、「これだと〇〇が痛い」とか、「わからない」とかあったら、遠慮しないで言ってね、といつも伝えていて、

       

      実際に、そういう声を聞いて、わたしが自分では無意識に調整している動作を、細かく分解して説明できるようになることも、あります。

       

      大切にしたいのは、太極拳の套路がいくつもできるようになることではなく、本来の優しく素直なままで、しあわせに生きていける人を増やすことです。

       

      人はもともと、誰でも優しい存在だと思っています。でも、優しいままではいられない状況では、体に鎧を着て武装したり(それが体の無駄な緊張です)、心を閉ざしかないこともあります(心を閉ざすと、体も硬くなります)。

       

      太極拳は、相手がいる武術ですが、相手を倒すためのものではなく、共に生きる生き方を学ぶためのものです。

       

      自分が優しいまま、生まれたての赤ちゃんのようであれば、そこに争いは起きにくく、攻撃されることも少ないでしょう。それも、太極拳を通して学べることです。

       

      太極拳は、攻防の技の連続ですが、それは何かの誤解で相手が攻撃してきたとしても、それに乗せられて攻撃し返すのではなく、相手が自分でやめていくように仕向けるためのものです。

       

      それには、まず自分を見失わないことが、大切です。


      どんな状況であっても、優しいままの存在でい続けることです。

       

      技や技術は、競争で上達することもありますが、純粋に切磋琢磨すること以上に、余計なものを持ちこんでしまうこともあります。それで好きで始めたことが、苦しくなってしまうこともあります、

       

      武当山でお稽古していても、先生を見ていても、お弟子さんや生徒さんを見ていていても、切磋琢磨することはあっても、ライバルのような競争心は、見えません。

       

      なんでも教え合いっこしますし、一人で練習していると、気づいた人が「そこはこうだよ」と、ちょこちょこアドバイスしてくれます。

       

      太極拳をすることは、今の自分をそのまま、表現することでもあります。

       

      自分の世界ではその時のベストであっても、もっと広い世界から見たら、「そうじゃないよ」ということも、あるわけです。

       

      そうやって、人に助けてもらいながら、世界を広げて、より自由になっていきます。

       

      お稽古しているとき、あまりにできなくて落ち込むこともありますが、基本的には、ずっとみんな、笑顔です。できていないことは「違うよ」と言いますが、みんな、わかるまで何度でも教えます。できないことで、優劣ができるわけではありません。

       

      そういう環境がいいな、と思っていて、自分のクラスでも、みんながそれぞれ、自分に素直に向き合って、気づいて、より自由になっていけるようにと、いつも願っています。

       

      前に生徒さんが、クラスに来たことのない人に、「他の人と自分を比べることもなくって、自分に集中できることがいい」と言っていたことがあって、それを聞いたときは、とても嬉しかったです。

       

      人は人、自分は自分ですから。

       

      そうやって、みんなが自分のことに一生懸命に取り組んでいる姿は、とても美しいのです。とっても可愛らしかったりします。

       

      先生っていい役だな、と思います。みんなのそういう姿を、いっぺんに見られるのですから、役得ですよね。

       

      そもそも、わたしが「人はみんな、優しい」と信じられるのは、生徒さんのおかげでもあります。

       

      お稽古中は、みんな、優しくて素直なのです。そういう姿を見ていて、無駄な競争とかに巻き込まれず、ストレスがかからなかったらみんなこんなに優しいのに、と思うようになりました。

       

      そんな姿を見せてくれて、そして一生懸命取り組んでくれて、もう本当に、ありがとうしかありません。

       

      みんなのおかげで、クラスを再開できて、しあわせです。

       

      本当に、ありがとう。

       

       

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        生きることと、気功と太極拳

        2020.06.16 Tuesday

        (Photo by Xie Okajima)

         

        武当太極拳の特徴のひとつは、武術的な要素と、気功の要素の両面を含んでいるところです。

         

        太極拳といっても、実は流派がたくさんあり、それぞれです。

         

        武当太極拳の場合、気功を全くせずに太極拳をすることはありませんが、他の流派では、気功はやったことがない、ということもあります。どれが正しいとかではなく、それぞれです。

         

        では、太極拳と気功の違いって、なんでしょうね。

         

        大きな違いは、相手がいるか、いないか、です。

         

        太極拳は、相手を想定した攻防の連続技です。套路(型)では、実際に相手に触れることはありませんが、「ここで腕を掴んで引っ張って」というように、それぞれの形には武術的な用法があります。

         

        それに対して気功は、ひとりでするものです。

         

        両方する良さがある、と思っています。

         

        大人になると、外に意識が行きがちになることもありますよね。「どう思われるだろう」と、人の反応や評価を気にしたり。

         

        わたしは比較的、自分がやりたいことをやる方でしたが、それでも、(もしかしたら、だからこそ)人の評価は気にしていました。人の評価=自分の価値、みたいに思っていたときもあります。

         

        好き勝手にやるくせに、最後は人の反応を気にするという、なんだか中途半端です。

         

        それでは心が休まりません。そして人の期待に応えているうちに、自分がしたいことがわからなくなります。

         

        すべてが麻痺すると、ブレーキのかけ時もわからなくなり、体に不調も起きやすくなります。わたしの場合は痒疹(ようしん)という湿疹が、首から下に出ました。これ名前のとおり、本当に痒いのですよ。

         

        相談したお医者さんに、「あなたは赤信号なのに渡ろうとしている」と言われて初めて、自分の心がどれだけ麻痺しているか、気づきました。

         

        そんなとき、まず役立つのは気功です。

         

        外は気にせず、自分の内に、深く深く、潜っていきます。

         

        体に意識を向けて、無駄な緊張に気づいては手放していきます。体に意識を向けると決めることで、あれこれ頭が考えすぎることもなく、集中しやすくなります。

         

        気功でも、太極拳でも、陰と陽が動きを作ります。陰が極まると陽になり、陽が極まると陰になり、そのふたつの要素が常にバランスを取りながら、動き続けます。

         

        それは自然の現象と同じで、日本が昼で陽しか見えなくても、地球の裏側のブラジルは夜で、陰がありますよね。全体で見れば、地球という円いバランスが成り立っています。

         

        昼と夜が常に変化していくように、陰と陽も常に変化します。つまり、バランスは1回取ればいいのではなく、瞬間ごとに取り続けます。

         

        これが「今にいる」ですよね。0.1秒前は、過去ですからね。

         

        こうやって調和を学びます。調和は、体の調和もありますが、心と体の調和もあります。体に意識を向けて頭がお休みすることで、心は静かに平和になっていきます。

         

        意識は覚醒していますが、ちょっと夢を見ている状態に似ています。本当に夢を見ているときのように、潜在意識の領域に入っているのだと思います。

         

        すると「こうしたい」とか、「これが好き」とか、心からの願いにつながりやすくなります。

         

        夢は、寝ている間に見る夢もありますが、「こんなことしたい」という夢もありますよね。夢の領域にいるときは、自分の夢が出てきやすいのだと思います。

         

        そうやって内なる平和を取り戻して、自分の夢が出てきたら、次は社会に出ていきます。

         

        相手がいる太極拳は、社会の疑似体験でもあります。社会では、人との争いや衝突もあります。

         

        そこで内なる平和を忘れて、対抗して相手を打ち負かそうとするのか、

        それとも内なる平和を守り続けて、調和を取り戻そうとするのか、

         

        自分の夢をあきらめるのか、

        それとも社会の中で、「わたしはこうしたい」と自分を表現して、夢をかなえていくのか、

         

        そこは、自分の選択で、チャレンジです。

         

        そして、気功のひとりの世界で自分を尊重することを知り、それを社会でも実践したいと思ったとき、同じように他人も尊重されるものだと気づきます。

         

        そうなると、以前は受け入れにくかった誰かの行動や考えも、「それもありだよね」と、受けいれやすくなると思います。

         

        みんな、それぞれだからです。

         

        すべてに賛成できるわけはなく、する必要もないと思いますが、それぞれを尊重することは大切だと思っています。

         

        そして、内なる平和がないときの自分を思い出すことで、内側が感じられないからこそ、外側に鎧を着て、自分を守ろうとして、キツイ言葉を口にしたり、行動する人もいることも、わかるようになります。

         

        裏に隠れている(かもしれない)事情を思いやれるようになると、見方が変わり、自分が傷つくことも、少なくなる気がします。

         

        それでも、何かのきっかけで、自分に攻撃が向けられることもあります。言葉だけとか、気持ちだけのものも含めて。

         

        人って、自分が存在していることを確認するために、外の刺激を求めるところがあると思うのです。

        人との衝突やケンカも、ぶつかることで、自分がここに存在していると、感じたいからなのかもしれません。

         

        でも、内なる平和を取り戻して、内側が充実している人は、外に刺激を求めることで確認しなくても、「わたしはここにいる」と、感じられます。

         

        そうしたら、自分からはぶつかりに行かないですよね。

         

        でもぶつかってこられたら、びっくりして、どうしていいかわからなくなるかもしれません。そんなときにどうするかを教えてくれるのは、太極拳の技です。

         

        読んでいるだけだと「はて?」かもしれませんが、それを体で体験できるのが、太極拳のいいところです。気になったら、クラスにいらしてみてくださいね(たまには、宣伝してみます)。

         

        「太極拳に気功の要素が入っているなら、太極拳だけでもいいでしょ」と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

         

        相手がいると、やはり気になります。まずはひとりで、シンプルな動作の気功を繰り返すことは、自分に立ち返るために、とても役立ちます。

         

        わたしの師匠が、いろいろと大変な状況にあったとき、ひとりで気功を繰り返している姿を見たことがあります。「この人は、こうやって自分を落ち着かせようとしている」という気がしました。

         

        わたしも、ぐずぐずなときは、気功をします。すると、体も心も落ち着いてきます。

         

        人と一緒に生きるためにも、まずは自分からです。

         

        自分自身の心身の調和を取り戻し、内なる平和を感じてから、社会でそれを実践していくほうが、迷わずにすみます。

         

        社会には、自分を助けてくれる力もありますが、雑音もあります。どれを味方にして、どれはスルーするのか、自分自身がしっかりしているほうが、振り回されずにすむのではないでしょうか。

         

        気功も、太極拳も、生き方を教えてくれます。

         

        しあわせに生きることや、夢を見つけて、かなえていくことにも、つながっていくと感じています。

         

        そういう面を知ってくれて、感じてくれる人が増えたら、いいな、と思っています。

         

        そうしたら、世界はもうちょっと、優しく平和になるのではないかしらね。

         

         

         

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          大きな心を受け止める 強い体

          2020.06.13 Saturday

          (形意拳) Photo by Xie Okajima

           

          おとといの「一期一会」という記事で、「またね」は二度と来ないこともある、と書いた後も、「またね」と言う機会がたくさんありました。

           

          予定していた屋外のお稽古が雨でなくなったとき、誘ってもらった会に参加できないとき、メールでのやりとりでも、そうです。

           

          これまで、その先の機会はあると思って、軽く「またね」と言ってきたのですが、二度と来ないと実感したばかりだと、その言葉を口にするたびに、心がきゅっとなります。

           

          「こんな調子では、体がもたない」と思いました。

           

          もたないから、感覚を麻痺させていることもあるのかもしれません。

           

          麻痺させることで、たくさんのことができる面もありますが、そこは自分がどんな生き方をしたいか、だと思います。

           

          わたしは、器用貧乏に見えるときもあるかもしれませんが、実際は不器用です。ひとつのことをするのに時間がかかりますし、同時にたくさんのことは、できません。

           

          旅行に行っても、1日のメインイベントは1つで充分ですし、景色がいいところなら、1日中ぼーっとしているだけで満足です。

           

          ルーティーンを決めて、毎日同じようにこなすことも、苦手です。站椿功のように、毎日やると決めているものもありますが、それは、その体験が毎日違うからできるだけです。

           

          その瞬間を感じながら進みたいのでしょう。たくさんではなく、少しでいいから、そのときの感覚を受け止めながら生きたいのだと思います。

           

          それならば、いちいち震える心を受け止められるだけ、体がしっかりしていなければなりません。

           

          だからわたしは、太極拳をしているところもあるのかな、と思いました。

           

          おかしな話かもしれませんが、どうして太極拳をしたいのか、よくわかっていないところもあるのです。

           

          もちろん、やりたいからやっているわけですし、続けているうちにわかってきたこともたくさんあるのですが、

          今だに、なぜやりたいのか、「はて?」と思うのは、まだ、ぼんやりしているところもあるのだと思います。

           

          「やりたい」を優先させることが大事で、理由なんてどうでもいいと思っています。大事なことは、タイミングが来たときに、わかるからです。

           

          たとえば、剣などの武器を使うとき、「はて?なんでこれが好きなんだろう?」と不思議に感じていたこともあるのですが、あるとき、それなりに腑に落ちました。(詳しくは「アメリカン・インディアンの教えと、タオと、カンフーとわたし(2020年1月26日)」

           

          こういうときは、カンみたいな感覚が先で、頭がついてきていないのかもしれません。

           

           

          体は正直なので、指針になります。

           

          訓練は必要ですが、誰でも体の無駄な緊張に気づいて、それを手放していくことができます。

           

          天地の間に自分の軸を立てて、楽に、やさしく立って動くことができるようになれば、まわりに翻弄されて自分を見失うことも少なくなり、心もやさしく、まわりの世界もやさしくなります。

           

          心が硬くなったとき、そのこわばりは体の緊張として現れます。そこから心の課題に気づけることもあります。

           

          無駄な緊張に気づいて手放すことも大事ですが、しっかり立つために鍛えるべきところもあります。たとえば、上半身と下半身をつなぐ大腰筋とか、ハムストリングスは、育てる必要があります。内側にあるので、外は、柔らかいですけどね。

           

          どうやら内側がしっかりすると、外側は柔らかくなる、ということも、あるようです。

           

          全く緊張がなければ、人は、ぺしゃんとつぶれてしまいます。太極拳でいう「放松(ファンソン)」という状態が、適度にリラックスして、適度に緊張しているのは、そのためです。

           

          この「適度に」は、頭では絶対に理解できないところで、体を使って感覚でつかんでいくしかありません。その過程で感覚も育ち、自分の体や心の状態を把握する力も、あがります。

           

          体を育てながら、心を受け止める力もつけている、ということなのかしらね。

           

           

          「健全な精神は、健全な肉体に宿る」と言いますよね。

           

          わたしなりの解釈では、大きな心を受け止めるためには、器が大きく、しっかり、すこやかでないと、ということかな、と感じています。

           

           

          今年の初めに書いた、「強くなりたい(2020年1月10日)」の中で、器が大きくすこやかで、心が大きな師匠たちの話を書きました。

           

          その目標は、まだまだ続行中です。生きている限りは、続くような気がします。

           

          これから先、今よりも、大きな心を受け止められるような強さが持てたら、いいな。

           

          そうしたら、どんな風になっていくのかしらね。

           

           

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